妀の らし を取り すため、 市内各地で 絗へ けての が続く。 震災から学んだ教 を今 のまち くりに、 どう生かすか。市民の、行政の力が試される。
未来 へ
向 け て
since 2011.3.11
【第4段階】 見えない敵 放射能との闘い
平成24年度は、放射能対策の最重要課題である除染
に本腰を入れて取り組んだ。
住宅生活圏の除染は、放射線量の高さによってA・
B・Cというエリアに区分けして、それぞれの実情に
合った迅速で効率的な方法で進めた。しかし、放射性
廃棄物を仮置きする仮置き場の確保、市全体の7割を
占めるCエリアの除染のあり方など大きな課題が立ち
はだかった。除染は、まさしく、行政と地域、市民が
一体となって取り組む市民協働の事業となった。
これまでまったく経験のなかった放射能被害に対し
て、ただひたすらにがむしゃらに対策に取り組んでい
く中で、私たちの心に芽生えた「私たちは負けない…」
という気持ち。震災から2年が経過した平成25年3月
10日、伊達市は、「子どもたちの元気な声が飛びかう
伊達市へ」を復興の誓いとし、『放射能に負けない』
宣言を行った。
「復興の灯」プロジェクトで放射能に負けな い宣言をする仁志田市長(平成25年3月10日)3 1 2 4
平成24年4月1日~平成25年3月31日
汚染の実情に合った
迅速・効率的な除染を
行政は行うぞ!
仮置き場の確保、Cエリ
アの除染…。地域、市民
の理解と協力が不可欠だ
除染事業は、
私たち行政・地域・
市民の力を問うている
私たちは
『放射能に
負けない』!!!
ポ イ ン ト
見えない敵放射能との闘い [第
除 染 元 年
4段階]平成24
4/1㊐
◦市民の協力を得ながら市が主体となって取り組むことを表すため、「除染支 援センター」の名称を「除染推進センター」に改める4/13㊎
◦県は、本市を含む1市2 町のフキノトウ、3市1 町のタケノコから食品衛 生法上の基準値(100Bq/㎏)を超える放射性セシ ウムが検出されたため、 出荷自粛を要請する
4/16㊊
◦自家消費用の農産物及び 加工品のモニタリング会 場 を 増 設( 市 内15カ 所 ) する4/18㊌
◦福島市の農家が生産したホウレンソウから食品衛生法上の基準値を超える放射性セシウムが検出され た問題で、県は、今月から県内全農家を対象に、原発事故発生当時の3月か ら4月にかけて畑で使用していた農業用被覆資材の再利用状況を調べるとと もに、資材を再利用した生産者には、農産物の出荷自粛や資材の一時保管を 要請する
4/24㊋ 第125回災害対策本部会議
・平成24年産米の稲の作付け及び試験栽培について報告がされる
・本市から避難している市民の実態を把握するとともに、本市への帰還を促進 するため、避難者支援事業を行うこととした
4/28㊏
◦震災の影響により、屋外で遊ぶ機会が減少している子どもたちの運動不足の 解消やストレス発散のために、霊山地域の旧泉原小学校体育館に屋内遊び場(ちびっこ広場)が仮オープンする(7月5日グランドオープン)
「屋内子ども遊び場整備」➡256頁へ
5/1㊋
◦政府の原子力災害対策本部は、食品衛生法上の基準値を超える放射性セシウ ムが検出された、本市を含む4市町村のクサソテツ(コゴミ)と、タラノメ(野 生に限る)の出荷停止を県に指示する5/2㊌
◦県と関係機関・団体等で構成する「ふくしまの恵み安全対策協議会」を設立し、『ふくしまの恵み安全・安心推進事業』として、産地が主体となった綿密な放 射性物質の検査をするための検査機器の整備を進める。また、検査結果や安 全な農産物を生産するための産地の取り組みに関する生産履歴等の情報につい て、消費者等に提供する安全管理システムを構築し(主要な野菜・果樹36品目、 米・穀類5品目)、県産農産物の安全性の確保と、消費者の信頼回復を図る
5/8㊋
◦市は、NPO法人放射線安全フォーラム会員の半谷輝己氏を講師に、乳幼児の 保護者及び妊婦を対象とした、放射能と食品の安全性についての講演会を月 舘保健センターで開催する※10日・霊山保健センター、15日・保原保健センター、17日・伊達ふれあい センター、21日・梁川農村環境改善センター
H24.4.14「集まれ!伊達っ子吹奏楽の仲間達~伊達ジュ ニアウインドオーケストラ2012フェスタ」(保原小学校)
平成24年 4 月 1 日㊐ → 5 月 8 日㊋
since 2011.3.11
平成24
5/9㊌
◦県は、本市を含む8市町 村のコシアブラ等から食 品衛生法上の基準値を超 える放射性セシウムが検 出されたため、出荷自粛 を要請する5/13㊐
◦富成小学校で、学校関係 者(PTA・教員40人)と、 全国からのボランティア(70人)の協働による校庭 わきの法面、プール等の 除染作業を実施する
5/18㊎
◦特定避難勧奨地点を含む 比較的放射線量の高い地 域 の 住 宅 約2,500世 帯、 公 共 施 設40施 設、 市 道 180㎞に係る除染業務について、大手ゼネコン4社に発注する
5/22㊋ 第127回災害対策本部会議
◦宅地等の生活圏除染について、市内を放射線量の高い 順に、A・B・Cの3つのエリアに分け、放射線量に応 じた作業手法により除染を進める方針を示す
◦市は、放射能に対する健康管理対策について、内部・ 外部被ばくの測定を継続しながら、放射能による健康 被害リスクへの不安を取り除くための、今年度の取り 組みについて報告する
5/24㊍
◦除染推進センターだより(月2回発行)を 創刊する5/29㊋
◦市は、NPO法人放射線安全フォーラム 会員の半谷輝己氏を相談員に、放射能健 康相談窓口を設置する。保原保健センタ ーを会場に毎週火・木曜日に開設する6/1㊎
◦県は、妊産婦や乳幼児を持つ保護者等 の健康や育児に関する不安や悩みを解 消するため、「ふくしまの赤ちゃん電話 健康相談窓口」を開設し、各種相談の 受付及び母乳検査を行う6/12㊋ 第128回災害対策本部会議
◦積算線量計(ガラスバッジ)測定事業について、今年度は全市民(約65,000人) を対象に、7月から測定を実施する
6/21㊍
◦約3,700世帯、公共施設70カ所、市道200㎞を対象にしたBエリアの事前モニ タリング業務を発注する平成
24年 月5 18日
県北版
H面8
24・ 6・ 2花域地川梁会(大火願東祈興復災震大本日)
見えない敵放射能との闘い [第
除 染 元 年
4段階]7/2㊊
◦第3回国際放射線防護委員会(ICRP)の対話集会「ダイアログセミナー」が 伊達市役所で開催され(3日まで)、食品の汚染について、生産者・販売者・ 消費者それぞれの視点から現状の複雑さ、状況改善の道について議論が交わ された◦工業製品への風評被害払 拭等を目的に、保原工業 団地の除染業務(企業20 社、民家10戸、道路・側溝、 グラウンド)を発注する
7/5㊍
◦県は、保原町で生産され たブルーベリーから食品 衛生法上の基準値を超え る放射性セシウムが検出 されたため、収穫自粛を 要請する7/10㊋ 第130回災害対策本部会議
◦平成23年9月より、0歳~15歳の子ども、妊婦、特定避難勧奨地点のある地 区の約9,000人を対象に測定した6カ月間の外部被ばく積算線量の結果に基 づいて、1年間の推定線
量の解析結果を発表し、 半数が年間1mSv以下で あることが報告される
7/11㊌
◦県は、野菜や果物から基 準値を超える放射性セシ ウムが検出された場合、 現在の市町村単位で要請 している出荷自粛を旧市 町村単位に改めることを 決める7/24㊋ 第131回災害対策本部会議
◦「伊達市地域農業再生協 議会」を設立し、コメの 全袋検査を実施するため のベルトコンベア式検査 機器等の整備を行うこと とした
◦平成23年10月より、子ど もや妊婦など約9,300人 を対象に実施した、ホー ルボディカウンターによ る内部被ばく検査結果が 発表され、受検者全員が
健康に影響が及ぶ数値ではない(1mSv未満)ことが報告される
7/26㊍
◦4回目の伊達市詳細環境放射線量測定(744カ所)を行う(29日まで)H24.7.15 ちびっこ広場グランドオープン
(旧泉原小学校体育館)
H24.7.10 2年ぶりのプール開き(掛田小学校)
H24.7.24−25 長岡天王祭(伊達・長岡地区)
平成24年 5 月 9 日㊌ → 7 月 26 日㊍
since 2011.3.11
平成24
8/7㊋ 第132回災害対策本部会議
◦今年度中に、全市民を対象 とした内部被ばく検査を実 施するため、検査機器のホ ールボディカウンターを2 台購入し、市内二つの医療 機関(医療法人 敬仁会 中野 病院、公益財団法人 仁泉会 梁川病院)に設置して、検 査を委託することとした
8/26㊐
◦ももの里マラソン大会物産 展に伊達市の復興を願い長 野県南牧村が特別協賛。大 会を側面から支援を受ける8/27㊊
◦県の「ふくしまの恵み安全・ 安心推進事業」を活用して、 市内の販売農家を対象に、 出荷(販売)用農作物の放射 性物質モニタリング自主検 査の予約受付が、保原総合 公園管理棟で始まる8/31㊎
◦震災により被災した家屋の 被害調査の受付を終了する9/2㊐
◦放射線計測協会が主催して、 放射線量測定における問題 点や測定機器の正しい知識 について理解していただくた めの、「放射線計測セミナー」 が保原中央公民館で開催さ れる9/3㊊
◦コメの全量全袋検査に関する 各地区説明会が市内12カ所で 始まる(12日まで)9/11㊋ 第134回災害対策本部会議
◦伊達市除染実施計画(第2版) の策定について報告される
◦10月より、市内の町内会集会所など約250カ所について、1週間に1回程度 の放射線量測定を始める
9/19㊌
◦原子力規制委員会が発足し、委員長に市政アドバイザーである田中俊一氏が 選任される。これにより田中俊一氏は市政アドバイザーを退任9/27㊍
◦農産物等のモニタリング情報と農業情報を広報する農業情報誌「耕」を創刊H24.8.4 復 興 支 援 写 真 展「SIDE A 菅 野 秀 夫 J-POP&J-ROCKPHOTO EXHIBITION、SIDE B
♯空でつながる Dear Fukushima」(梁川美術館)
H24.8.18 小手姫の里夏まつり(月舘小学校) H24.8.5 霊山太鼓まつり(霊山中央公民館)
見えない敵放射能との闘い [第
除 染 元 年
4段階]9/29㊏
◦市は、ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部インターフェロン・ 生体防御研究室長の宇野賀津子氏を講師に迎え、子どもを持つ家族を対象に、 放射線について正しい理解のための放射線学習会を市役所シルクホールで開 催する10/1㊊
◦NPO法人放射線安全フォーラム理事の多田順一郎氏を、市政アドバイザー(放射能対策)に委嘱する
◦放射線量の低いCエリアの除染(ホットスポット除染)を推進するため、各総 合支所に、総合支所長を本部長とした地域除染推進本部を設置する
◦保原町工業団地内の㈱大崎の倉庫を会場に、24年伊達市産米の全量全袋検査 が始まる
◦事実上前倒しで適用されて いたコメと牛肉に含まれる 放射性セシウムの新基準値
(100Bq/㎏)が正式に適用さ れる
◦東京電力福島第一原発事故を 受けて、県の18歳以下の医療 費無料化が始まる
10/5㊎
◦県は、本市を含む県北6市町 で生産される「あんぽ柿(干 し柿)」について、試験的に加 工した検体の放射性物質検査 で食品衛生法の基準値を超え たため、加工自粛を要請する10/9㊋ 第136回災害対策本部会議
◦Cエリアでの住宅周辺のホッ トスポット除染において出る 廃棄物を保管するため、プラ スチック製ドラム缶(除染太 助)の貸与を決定する
10/20㊏
◦北海道松前町と大規模災 害時相互応援協定を締結 し、大規模災害時におけ る被災住民の一時的な受 け入れ、食料・生活必需 品や復旧に必要な資機材 の提供、災害復興のため に必要な職員の派遣など の応援体制を構築する「災害時相互応援協定 の締結」➡270頁へ
10/26㊎
◦Bエリアの全ての地区で事前モニタリング(線量測定)が完了し、仮置き場が 確保された霊山町中川地区の除染業務を地元業者に発注する平成
24年 10月 日6 28面
H24.10.20 だてな復魂祭(保原中央公民館)
平成24年 8 月 7 日㊋ → 10 月 26 日㊎
since 2011.3.11
平成24
10/27㊏
◦合併後初めてとなる市総合防災訓練を保原地区で実施する。防災関係機関や 地域住民等約700人が参加した「総合防災訓練」➡281頁へ
11/5㊊
◦県は、県内自主避難者への 借り上げ住宅支援を実施す ると発表。震災発生から今 月1日までに、県内に自主 避難した世帯のうち18歳以 下の子ども、または妊婦の いる世帯を対象に、従前の 居住地の市町村を越えて避 難した場合で、放射線量の 高い場所から低い場所への 転居を対象とする11/7㊌
◦5回目の伊達市詳細環境放 射線量測定(744カ所)を行う(9日まで)
11/8㊍
◦富成小学校で、NPO法人市 民科学研究室の上田昌文代 表を講師に、全学年を対象 にしたワークショップ形式 の放射能を学ぶための特別 授業を行う11/10㊏
◦第4回国際放射線防護委員 会(ICRP)の対話集会「ダイ アログセミナー」が伊達市 役所で開催され(11日まで)、 地域の次世代を担う子どもと 若者に対する教育の在り方に ついて議論が交わされる11/13㊋
◦島根県出雲市と大規模災害 時相互応援協定を締結する11/20㊋
◦政府の原子力災害現地対策 本部は、本市に設定した特 定避難勧奨地点について、空間放射線量が減少したことを確認した ため、今後、市と協議して、地点の設定 解除を検討すると発表した
第139回災害対策本部会議
◦東日本大震災復興支援財団の支援を受け て、市内の私立・認可外保育園を含む23 園の幼稚園・保育園の砂場の砂の入れ替 えと、遊具のサビ落とし、塗装が行われ
平成24年11月11日2面
見えない敵放射能との闘い [第
除 染 元 年
4段階]12/1㊏
◦稲の試験栽培報告会が、保原市民センターで開催され、市政アドバイザー(水 田対策)の根本圭介氏の研究成果をはじめ、各種の成果報告等が行われる「稲の試験栽培」➡230頁へ
12/5㊌
◦東京電力は、福島第一原子力発電所事故に伴う避難区域外の精神的損害など の賠償について、今年1月~8月分の追加賠償基準を発表するとともに、9 月以降分については同様の一律賠償は行わず、個別に対応する方針を示す。 追加賠償では、本市を含む中通りと浜通りの計32市町村の住民に一律4万円 を支払うとし、さらに妊婦と18歳以下の子どもには、県北・県中など23市町 村で8万円、県南9市町村で4万円を賠償する12/10㊊
◦市は、県内自主避難者への借り上げ住宅支援に関する要望書を県に提出する。 要望内容は、支援の対象となる世帯を限定しないこと、同一市内での避難も 支援の対象とすること、家賃補助の対象を借り上げを始めたときまで遡及し て請求できるようにすること12/11㊋ 第140回災害対策本部会議
◦7月から実施している全市民を対象にしたガラスバッジによる外部被ばく検 査について、9月末までの3カ月間の測定結果を基にした年間推定追加被ば く線量が報告される
平成24年11月21日24面
平成24年12月2日23面
平成24年 10 月 27 日㊏ → 12 月 11 日㊋
since 2011.3.11
平成24
12/14㊎
◦政府の原子力災害現地対策本部は、本市に設定していた「特定避難勧奨地点」〈117地点(128世帯)〉を解除する。12月1日から12日にかけて行った各地点の環 境放射線モニタリング調査において、全ての地点で解除から1年間の積算放射 線量が、解除の目安となる20mSv(毎時3.8μSv)を下回ることを確認したため
モニタリング調査結果
単位:μSv/h測定高1m地区名 調査地点数 測定結果
霊山町石田地区 20 0.24〜1.9
霊山町小国地区 83 0.26〜2.4
月舘町相葭地区 6 0.46〜0.79
保原町富成地区 8 0.46〜1.1
12/16㊐
◦市は、梁川町堰本地区の浅間 町内会で、除染モデル事業の 実証作業を行う12/19㊌
◦環境省は、子どもの生活環 境の改善に向けた除染の補 助範囲を拡大し、公園や学 校に設置されている遊具の 塗り直しなどを対象に加え る平成25
1/4㊎
◦県は、平成25年産米の稲の作付け前までに、汚染状況重点調査地域指定の40平成24年12月15日28面
H24・12・25 会津高原スノーキャンプ
見えない敵放射能との闘い [第
除 染 元 年
4段階]平成25年1月15日1面
1/14㊊
◦農林水産省は、平成24年産米の稲の作付けを制限した本市の一部地域の25年 産米の稲の作付けを認める方針を固める1/22㊋
◦平成25年産あんぽ柿の生産・出荷を目指して、農林水産省を事務局に、県、 伊達、桑折、国見の3市町、JA伊達みらい、伊達果実農協などでつくる「あ んぽ柿復興協議会」が設立され、安全な原料柿の確保、製品検査体制の確立 などの課題について検討していく◦梁川地域の旧富野村、旧堰本村で生産さ れたダイズが、食品衛生法上の基準値を 超える放射性セシウムが検出されたため 出荷制限を受けている問題で、基準値を 超えていないダイズが出荷できるように、 生産されたダイズの全袋を検査し、販売 用・自家消費用全てのダイズについて生 産状況を把握して、生産管理台帳を作成 する
◦市は、放射能に関するパンフレット「ご 存知ですか放射能?健康生活Q&A 食品 と食生活編」を発行する
1/25㊎
◦農林水産省と県は、コメの放射性セシウムが食 品衛生法上の基準値を上回ることについて、土 壌中のカリウム不足が原因と断定する1/28㊊
◦新潟県三条市、新潟県見附市と大規模災害時相 互応援協定を締結する平成25年1月23日19面
平成24年 12 月 14 日㊎ → 平成25年 1 月 28 日㊊
since 2011.3.11
平成25
1/29㊋
◦農林水産省は、避難指示解除準備区域など避難区域の一部や、平成23年産米 で500Bq/㎏を超える放射性セシウムが検出された地域などについて、出荷前 の全袋検査などを条件に25年産米の稲の作付けを容認すると発表1/31㊍
◦滋賀県草津市と大規模災害時相互応援協定を締結する2/2㊏
◦市は、ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部インターフェロン・ 生体防御研究室長の宇野賀津子氏を講師に迎え、「体と心を元気に!免疫力ア ップ!」講演会を伊達ふるさと会館で開催する2/19㊋
◦山形県米沢市と大規模災害時相互応援協定を締結する2/20㊌
◦伊達市地域農業再生協議会は、平成25年産米における吸収抑制対策事業につ いて、JA伊達みらいが事業主体となり、塩化カリウム(50㎏/10a)及びゼオ ライト(200㎏/10a)の散布と耕うんを、農家の協力を得ながら実施すること を決定する2/27㊌
◦市は、地元農産物の消費拡大、地産 地消の推進を目的に、TRATTORIA La Wasabiの末永俊一朗料理長によ る「伊達の恵み 旬の食材で楽しむ イタリアン料理教室」を伊達ふれあ いセンターで開催する3/1㊎
◦長野県南牧村と大規模災害時相互応 援協定を締結する3/2㊏
◦第5回国際放射線防護委員会(ICRP) の対話集会「ダイアログセミナー」 が保原市民センターで開催され(3日 まで)、避難が長期化している現状を 踏まえ、「帰還」をテーマにした議論 が交わされる3/4㊊
◦平成25年産米の稲の作付け方針、及 び水田放射線吸収抑制対策の説明会 が24年産米の稲の作付制限5地域を 対象に始まる(3月8日まで※小国地 区は2月21日に開催)3/5㊋
◦営業再開支援事業を活用して、平成25 年産米の放射性物質吸収抑制対策が、 JA伊達みらいに作業を委託して市内 全域で実施する見えない敵放射能との闘い [第
除 染 元 年
4段階]3/10㊐
◦「復興の灯(あかり)」プ ロジェクトを開催し、『放 射能に負けない宣言』を 発表する◦甲状腺についての基礎知 識と検査の目的、検査結 果に関する「甲状腺検査 説明会」を、保原市民セ ンターで開催する
3/12㊋
◦町内会等の測定によるC エリア地域の一次モニタ リングが終了した梁川町 白根・五十沢・東大枝地 区で、ホットスポット除 染を先行して始める(22 日まで)第145回災害対策本部会議
◦平成25年度の自家消費用 農産物モニタリング検査 について、これまでの市 内15カ所の検査会場から 7カ所(各総合支所と保
原町富成地区、霊山町石戸地区)に統合し、残りの検査器は新たに各中学校 に配置し、放射線教育の一環として利用することとした
◦1月14日に出された県の方針により農業用用排水路の土砂上げが除染業務と して実施可能になったため、平成25年産米の稲の作付け前に、24年産米の稲 の作付制限区域に指定され、今年から作付けを再開する地域から先行して除 染作業を実施することを決定する
3/13㊌
◦6回目の伊達市詳細環境放射線量測定(744カ所)を行う(15日まで)3/22㊎
◦東京電力に対して、平成23年度に市が独自で実施した健康管理や、子どもケ アなどの放射能対策に関する費用、約2億6,300万円の損害賠償を請求する「東京電力への損害賠償請求」➡292頁へ
3/26㊋ 第146回災害対策本部会議
◦今会議をもって定期的な災害対策本部会議の開催は終了とし、必要に応じて 開催することを確認した
H25.3.10「復興の灯」プロジェクト
(旧保原町役場駐車場)
平成25年 1 月 29 日㊋ → 3 月 26 日㊋
since 2011.3.11
平成25
4/2㊋
◦平成25年度の市政アドバイザーとし て、多田順一郎氏(放射能対策)、宍 戸文男氏(健康管理)、根本圭介氏(水 田対策)へ委嘱状が交付される4/26㊎
◦自主避難により二重生活となった母 子等(妊婦を含む)と避難元に残る父 親(妊婦の夫を含む)を対象に、高速 道路の無料化が実施される◦世界中の各都市が抱える課題の解決 に向けた提言を行う「IBMスマーター・ シティーズチャレンジ」の報告会が市 役所保原本庁舎で開かれた。IBMか ら派遣された6人の専門チームは、4 月8日から約3週間、市に常駐して市 内の農家や農業関係者と対話を重ね、 風評被害を払拭するための方法や持 続可能な農業についての提言を行っ た
5/8㊌
◦全市民を対象に実施したホールボディカウンターによる内部被ばく検査の結 果を公表する5/14㊋
◦市政アドバイザーの多田順一郎氏を講師に、富成小学校で「放射線の影響と 健康な生活」をテーマとして、6年生を対象に特別授業を開催する5/19㊐
◦東京藝術大学生と市内の中学 生の吹奏楽部による合同演奏 会を開催。古屋圭司国務相が 合同演奏会に参加した5/29㊌
◦保原高校が震災直後から実施 している「がれきに花を咲か せようプロジェクト」の一環 として、同校美術部が東京電 力福島第一原子力発電所で働 く作業員を激励する絵手紙を 福島市の東京電力福島地域支 援室に届ける6/6㊍
◦市民の検診・医療データを一元化し、健康づくりに活用するため、全国健康 保険協会福島支部との事業連携に関する基本協定式が伊達市役所で行われる since 2011.3.11H25.4.2 市政アドバイザー委嘱状交付式
(保原本庁舎)
H25.4.26 IBMスマーター・シティーズチャレンジ
H25.5.19 伊達ジュニアウィンドオーケストラ× 東京藝術大学ウィンドオーケストラ(保原体育館)
【第5段階】 見えない敵 放射能との闘い
平成25年4月1日~
平成26年3月31日
見えない敵放射能との闘い [第
復 興 ・ 再 生
5段階]6/27㊍
◦町内会によるCエリアの一次モニ タリングが終了する7/4㊍
◦あんぽ柿の加工・出荷再開に向け「福島県あんぽ柿産地振興協会」
(構成:県、伊達市、桑折町、国 見町、JA伊達みらい、伊達果実 農協等)が設立される
7/10㊌
◦千葉県白井市と大規模災害時相互 応援協定を締結する8/7㊌
◦全市民を対象に実施した平成24年 7月から1年間のガラスバッジに よる外部被ばく線量の検査結果を 公表する。市民全体の平均は、年 間0.9mSvで、国が除染の長期的 な目標としている年間1mSvを 下回る9/2㊊
◦コメの全量全袋検査各地区説明会 を12カ所で始める9/15㊐
◦園内の除染を完了した保原総合公 園が新装オープンし、「元気はつ らつプロジェクト」と題した、サ ンドクラフト製作や名球会による 野球教室等のイベントを開催する9/24㊋
◦平成25年産米全量全袋検査を開始 する10/12㊏
◦「だてな復魂祭2013」を保原中央公民館で開催する(10月13日まで)11/1㊎
◦三笠宮家の寛仁親王妃信子さまが、東日本大震災の被災地支援のため伊達市 を訪問されるH25.8.3 横浜市鶴見区児童と桃狩り体験で交流
(保原町大立目地区) H25.7.1 3年ぶりのプール開き(小国小学校) 写真提供:福島民報社 H25.6.1 東北六魂祭2013福島で披露された霊山太鼓
(福島市) H25.5.29 チャレンジデー2013
平成25年 4 月 2 日㊋ → 11 月 1 日㊎
since 2011.3.11
平成25
11/21㊍
◦全市民を対象に実施した外部被ばく検査で、詳細な分析結果を公表する12/2㊊
◦「除染推進センター」の名称を「放射能相談センター」に改める◦「伊達地方あんぽ柿復興・再生出荷再開式」がJA伊達みらい梁川共選場で行 われる
「あんぽ柿、出荷再開式」➡236頁へ
12/19㊍
◦石原伸晃環境相らを伊達市に迎え「伊達市のこれからを考える座談会」が梁 川町の産業伝承館で開かれるH25.10.12 だてな復魂祭2013で北海道松 前町のマグロ解体実演(保原中央公民館) H25.10.6 国道115号相馬福島道路(霊山
~福島間)中心杭設置式(伊達・岡沼地区)
H25.12.2 放射能相談センター開所式(保原プール) H25.11.1 信子さまが伊達市を訪問
(保原小学校)
H25.12.19 福島大学学生による仮置き場アート
(保原町柱田・平地区) H25.12.19 伊達市のこれから
を考える座談会(やながわ希
見えない敵放射能との闘い [第
復 興 ・ 再 生
5段階]12/23㊊
◦東京国際フォーラム「ふくしま大交流フェア」で特産あんぽ柿を五十沢小学 校児童がPR平成26
1/9㊍
◦市は、比較的空間放射線量が低い地域(Cエリア)の放射線対策を見直し、住 民の要望に応じた対策の方針を示す1/10㊎
◦4歳未満を対象としたホールボディカウンター検査を開始する1/15㊌
◦根本匠復興相が伊達市を訪れ、東北中央自動車道(相馬~福島)の進捗や市内 の除染の実施状況を視察、仁志田市長から根本復興相に旧特定避難勧奨地点 の地域への支援に関する要望書を手渡す1/16㊍
◦小泉進次郎内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官が伊達市を訪れ、風評被害か らの脱却など復興に関する意見交換を行う1/30㊍
◦井上信治環境副大臣兼内閣府副大臣が伊達市を訪れ、除染の取り組みについ て意見交換を行う1/31㊎
◦農林水産省は「26年産米の作付けに関する方針」を決定する2/10㊊
◦保原高校美術部の制作による絵画の掲示セレモニーを保原町柱田・平地区の 仮置き場で行う2/18㊋
◦県立医科大学放射線健康管理学講座助手の宮崎真先生を相談員に、ホールボ ディカウンター検査結果相談会を保原保健センターで開催する18・19日→霊山、月舘、保原 3月17日→梁川、伊達
H26.2.10 保原高校美術部による仮置き場アート「未来に向かって」(保原町柱田・平地区)
平成25年 11 月 21 日㊍ → 平成26年 2 月 18 日㊋
Date City Report since 2011.3.11
平成26
2/21㊎
◦市長が、オーストリア・ ウィーンの国際原子力機 関(IAEA)本部で開かれ た「福島第一原発事故後 の放射線防護に関する国 際専門家会議」に出席し、 伊達市が実施した放射能 対策について報告する3/13㊍
◦震災時に中学校へ入学した生徒の卒業式を市内各中学校で行うH26.3.13 卒業式(伊達中学校)
卒業式実施の経緯
「揺れてる!長く続く大きな揺れ。 卒業式の練習の最中にそれは起こ りました。思った以上の被害で卒 業式が出来ないかもしれないとい う状況でした。でも、そんな中、予 定とは全く違う形になってしまい ましたが、温かい卒業式をして頂 くことが出来、私たちは小学校を 卒業しました。(中略)あれから三 度目の春が巡って来て、私たちは 中学校を卒業しようとしています。
あの震災で思いもしなかった特 別な卒業式を行ったあの時から、 私たちの挑戦は始まったのだと思 います」この答辞を聞いて、私は 本当に嬉しく思いました。そして、 大きな感動と共に、3年前のあの時 の判断は間違っていなかったことを 確信したのです。
(市長日誌 平成26年4月号『大震災後、 3年目の卒業式』より抜粋)
平成26年 2 月 21 日㊎ → 3 月 13 日㊍
H26.2.21 IAEA国際専門家会議(オーストリア・ウィーン)
見 え な い 敵 放 射 能 と の 闘 い
平成24年5月22日に開催された第127回災害 対策本部会議で、宅地等の生活圏除染について、 市内を放射線量の高い順に、A・B・Cの3つ のエリアに分け、放射線量に応じた作業手法に より除染を進める方針が示された。
24年8月7日には、伊達市除染実施計画の策 定案について、国に協議書を提出し、同30日、 放射性物質汚染対処特措法に基づき環境相から
「伊達市除染実施計画(第2版)」(「法定計画」) の承認を得た。
24年9月に、市政アドバ イザー(放射能対策)の田 中俊一氏が原子力規制委員 会委員長に就任したことを 受けて、10月から、NPO 法人放射線安全フォーラム
理事の多田順一郎氏を新たに市政アドバイザー に委嘱し、除染実施計画の実施にあたっての 様々な助言等をいただいている。
【期間】除染の計画期間について、平成23年8月から 28年3月までの5年間と明記する。
【目標】
①特定避難勧奨地点を含む放射線量の高い地 区については、除染の実施により当面の年間 積算線量5mSv(空間線量率1μSv/h)以下 を目標とする。②空間線量率が比較的低い地 区にあっては、子どもたちのことを考慮し、 被ばく線量はできるだけ下げることが必要で あり、放射線量を低減するよう除染していく。
③推定年間追加被ばく線量を、放射性物質汚 染対処特措法の基本方針に基づき年間積算
1mSv(空間線量率0.23μSv/h)以下にする ことを長期的な目標とする。
【方法】
市内を放射線量の高い順にA・B・Cという エリア(区域)に分けて、線量に応じた手法 により除染を行う。Aエリアは、宅地及び宅 地周辺林縁部20㍍程度を基本に、地域内の公 共施設、森林(林縁部)、道路などを含めた 面的除染を行う。Bエリアは、宅地周辺を中 心とした除染。Cエリアは、部分的に線量の 高い「ホットスポット」を中心とした除染を 行う。
「伊達市除染実施計画(第2版)」の特徴
平成24年=除染元年
実行ベースで本格化
伊達市除染実施計画(第2版)を策定
多田順一郎氏を
市政アドバイザーに委嘱
多田順一郎氏
since 2011.3.11
Aエリア Bエリア Cエリア
除 染 概 要
特定避難勧奨地点を含む
比較的線量の高い地域
地域全体の「面的除染」を前提に、モニタリ ング(線量測定)作業と除染作業(+仮置き場設 置)を一括して、作業能力、技術力、管理能力 の高い大手ゼネコンに発注した。
地 域 地 区 戸数
保 原 富 成 532
柱 沢 647
霊 山 掛 田 1,072
小 国 534
霊 山 石田東部
月 舘 東 部 170
計 2,955
※霊山町石田東部は、八木平、坂ノ上、月舘 町東部は、月舘7-1・7-2、布川5・6
※戸数は除染の実績
Aエリアに隣接し年間
積算線量が5mSv以上の地域
モニタリング作業と除染作業(仮置き場設置 を含む)を別々に発注した。事前モニタリング 終了後、仮置き場が決定した地域から順に、市 内業者へ除染作業を発注した。
地 域 地 区 戸数
保 原 上保原、八幡台、村岡 1,834
霊 山 山野川、山戸田、中川、石田(※) 804
月 舘 御代田、糠田、上手渡、下手渡、月舘(※)、
布川(※) 1,274
計 3,912
※八木平、坂ノ上、月舘7-1・7-2、布川5・6はAエリ アで発注済
※戸数は除染の実績
A・Bエリアを除く年間積算線量が
1mSvを超える地域
国が除染実施区域としている年間1mSv(0.23μSv/ h)以上の約15,000世帯(市全世帯の7割)について、住 宅周辺の部分的に放射線量の高いホットスポット(地表 から1㎝の高さで3.0μSv/h以上)を、除染推進センター が中心となり、市民の協力を得ながら除染を進めた。高 所や危険を伴う場所等で除染が必要な場合は業者に委託 した。
地 域 地 区 世帯数
伊 達 伊達、 箱崎、 伏黒 3,232
梁 川 梁川、 粟野、 堰本、 白根、 山舟生、 富野、
五十沢、 東大枝 5,100
保 原 大田、 保原 3,941
霊 山 大石、 泉原 518
計 12,791
※世帯数は発注時のもの
除 染 実 施 状 況
除染委託業務費 149 億円
平成24年5月18日、特定避難勧奨地点を含む 比較的放射線量の高い地域の住宅約2,500世帯、 公共施設40施設、市道180㎞に係る除染業務につ いて、大手ゼネコン4社に発注し、本格的な面 的除染に着手した。
「除染」作業そのものが、誰も経験したことの ないものであったため、作業が始まってからも、 多種多様な要望・苦情が寄せられたが、指摘さ れた問題点等を一つひとつ解決しながら作業を 軌道に乗せていった。
25年1・2月の寒さと雪の影響で、当初予定 していた3月の完了を延長することになったが、 8月28日にはエリア内全ての除染を完了した。
除染委託業務費 90 億円
平成24年6月21日、エリア内の約3,700世帯、 公共施設70カ所、市道200㎞を対象にした事前モ ニタリング業務を発注した。
10月26日には、Bエリアの全ての地区で事前 モニタリングが完了し、仮置き場が確保された 霊山町中川地区について除染作業(宅地を中心 とした区域除染)を地元業者に発注した。その 後も、仮置き場が確保された地区から順次除染 作業を発注し、24年度末時点で、93町内会のう ち48町内会について発注した。
25年6月に保原町上保原地区を最後に全地区 の発注を完了し、エリア内の除染作業を25年度 末までに完了した。
除染委託業務費 10 億円
放射線量の低いCエリアは、住宅や通学路などの生活 圏でありながら、市街地が中心となるため、適地が少な いなど町内会等単位での仮置き場の確保が困難になるこ とが予想された。そのため、除染の取り組み体制や仮置 き場の設置推進を目的に、総合支所ごとに町内会長など で構成する地域除染推進本部を設置した。また、仮置き 場が確保されるまでの間、自宅敷地内での一時仮置き用 資材として「除染太助(仮置き容器)」を希望世帯へ貸与 し、可能なところから自宅周辺のホットスポット除染を 進めていった。
対象全地域で町内会等による一次モニタリングが進 み、平成24年度末時点で230町内会のうち166町内会で終 了し、70%の進捗となった。25年度も引き続き2次モニ タリング・ホットスポット除染を進めた。
見 え な い 敵 放 射 能 と の 闘 い
除染作業手順
Aエリア
作業への同意の確認 ❶
建物・土地等の線量測定のための立ち入 り、除染作業の実施について所有者から 同意をもらう
作業前のモニタリング ❷
除染箇所、除染手法を決定するため、各 家庭の詳細なモニタリングを行う
詳細は206頁へ
作業計画書の提示 ❸
モニタリング結果に基づき決定した、除 染箇所、除染手法を定めた作業計画書を 所有者へ提示する
除染作業の実施 ❹
作業計画書に定めた方法により除染作業 を行う
詳細は207〜210頁へ
除去物の搬出 ❺
作業で出た放射性廃棄物の袋詰めと仮置 き場までの搬出を行う
詳細は211頁へ
作業後のモニタリング ❻
事前モニタリングと同じ地点の線量を測
定する
❼
作業後の説明
除染作業後の空間放射線量等について所 有者が確認する
Aエリア Bエリア Cエリア
除 染 概 要
特定避難勧奨地点を含む
比較的線量の高い地域
地域全体の「面的除染」を前提に、モニタリ ング(線量測定)作業と除染作業(+仮置き場設 置)を一括して、作業能力、技術力、管理能力 の高い大手ゼネコンに発注した。
地 域 地 区 戸数
保 原 富 成 532
柱 沢 647
霊 山 掛 田 1,072
小 国 534
霊 山 石田東部
月 舘 東 部 170
計 2,955
※霊山町石田東部は、八木平、坂ノ上、月舘 町東部は、月舘7-1・7-2、布川5・6
※戸数は除染の実績
Aエリアに隣接し年間
積算線量が5mSv以上の地域
モニタリング作業と除染作業(仮置き場設置 を含む)を別々に発注した。事前モニタリング 終了後、仮置き場が決定した地域から順に、市 内業者へ除染作業を発注した。
地 域 地 区 戸数
保 原 上保原、八幡台、村岡 1,834
霊 山 山野川、山戸田、中川、石田(※) 804
月 舘 御代田、糠田、上手渡、下手渡、月舘(※)、
布川(※) 1,274
計 3,912
※八木平、坂ノ上、月舘7-1・7-2、布川5・6はAエリ アで発注済
※戸数は除染の実績
A・Bエリアを除く年間積算線量が
1mSvを超える地域
国が除染実施区域としている年間1mSv(0.23μSv/ h)以上の約15,000世帯(市全世帯の7割)について、住 宅周辺の部分的に放射線量の高いホットスポット(地表 から1㎝の高さで3.0μSv/h以上)を、除染推進センター が中心となり、市民の協力を得ながら除染を進めた。高 所や危険を伴う場所等で除染が必要な場合は業者に委託 した。
地 域 地 区 世帯数
伊 達 伊達、 箱崎、 伏黒 3,232
梁 川 梁川、 粟野、 堰本、 白根、 山舟生、 富野、
五十沢、 東大枝 5,100
保 原 大田、 保原 3,941
霊 山 大石、 泉原 518
計 12,791
※世帯数は発注時のもの
除 染 実 施 状 況
除染委託業務費 149 億円
平成24年5月18日、特定避難勧奨地点を含む 比較的放射線量の高い地域の住宅約2,500世帯、 公共施設40施設、市道180㎞に係る除染業務につ いて、大手ゼネコン4社に発注し、本格的な面 的除染に着手した。
「除染」作業そのものが、誰も経験したことの ないものであったため、作業が始まってからも、 多種多様な要望・苦情が寄せられたが、指摘さ れた問題点等を一つひとつ解決しながら作業を 軌道に乗せていった。
25年1・2月の寒さと雪の影響で、当初予定 していた3月の完了を延長することになったが、 8月28日にはエリア内全ての除染を完了した。
除染委託業務費 90 億円
平成24年6月21日、エリア内の約3,700世帯、 公共施設70カ所、市道200㎞を対象にした事前モ ニタリング業務を発注した。
10月26日には、Bエリアの全ての地区で事前 モニタリングが完了し、仮置き場が確保された 霊山町中川地区について除染作業(宅地を中心 とした区域除染)を地元業者に発注した。その 後も、仮置き場が確保された地区から順次除染 作業を発注し、24年度末時点で、93町内会のう ち48町内会について発注した。
25年6月に保原町上保原地区を最後に全地区 の発注を完了し、エリア内の除染作業を25年度 末までに完了した。
除染委託業務費 10 億円
放射線量の低いCエリアは、住宅や通学路などの生活 圏でありながら、市街地が中心となるため、適地が少な いなど町内会等単位での仮置き場の確保が困難になるこ とが予想された。そのため、除染の取り組み体制や仮置 き場の設置推進を目的に、総合支所ごとに町内会長など で構成する地域除染推進本部を設置した。また、仮置き 場が確保されるまでの間、自宅敷地内での一時仮置き用 資材として「除染太助(仮置き容器)」を希望世帯へ貸与 し、可能なところから自宅周辺のホットスポット除染を 進めていった。
対象全地域で町内会等による一次モニタリングが進 み、平成24年度末時点で230町内会のうち166町内会で終 了し、70%の進捗となった。25年度も引き続き2次モニ タリング・ホットスポット除染を進めた。
since 2011.3.11
生活圏除染業務の進捗
国は、除染の基本方針として、長期的には個 人の年間追加被ばく線量について1mSv以下 を目指すとしたが、長期的目標である1mSv に相当する「毎時0.23μSv」が安全安心の目 標のようになってしまい、「毎時0.23μSv以上 の空間放射線量は危険。目標放射線量までの除 染が必要」という大きな誤解と苦しみを住民に 与えてしまった。
市では、年間追加被ばく線量1mSv(毎時 0.23μSv)の意味について、年限が定まってい ない長期的な目標であり、除染後直ちに達成す べき数値ではないことを住民へ説明してきた。 また、被ばく管理にあたっての基準とすべきも のは、空間線量率ではなくガラスバッジ等によ り、個人ごとに実測した積算被ばく線量である ことも繰り返し説明した。ガラスバッジの実測 値では、年間1mSv未満が66%と最も多く、 次いで1mSv~2mSvが28%となり、ほとん どの市民が年間2mSv以下となっており、今 回の除染で市が目標とした年間5mSvは、ほ とんどが達成できた。
ガラスバッジの実測結果から、国が定めてい る年間追加被ばく線量(年間1mSv)と1時間 あたりの空間線量率(0.23μSv)が一致しない ことがわかった。
一方、これまで行ってきた生活圏の除染作業 を通して、除染の効果と限界についてわかって きたことがあった。それは、空間線量率が高い ほど低減効果はあるが、毎時0.3μSvという空 間線量率をさらに毎時0.23μSv以下にするこ とは困難である。年間空間線量率1mSvにこ だわり、低いところを除染しても空間線量率は ほとんど下がらないとともに、膨大な除去土壌 の発生による新たな課題が発生することとな る。
放射線に対する化学的根拠を示しながら、除 染の手法をはじめ、放射能、市の現在の空間線 量率について、正しく理解し、正しく対処すれ ば安全であることを市民に訴えた。
巨大な壁となった「1ミリ」
Aエリア
地域 地区 対象戸数(戸) 公共施設(施設) (㎞)市道 完了日除染
保 原 富 成 532 6 52 H25.8.28 柱 沢 647 5 47 H25.6.28 霊 山 掛 田 1,072 30 32 H25.6.28 小 国 534 8 34 H25.6.28 霊 山 石田東部
170 5 11 H25.8.28 月 舘 東 部
計 2,955 54 176
Bエリア
地域 地 区 対象戸数(戸) 公共施設(施設) (㎞)市道 完了日除染
保 原
上保原(1工区) 181 5 18 H26.3.26 上保原(2工区) 567 24 19 H26.3.27 上保原(3工区) 501 25 24 H26.3.18 上保原(4工区) 509 13 10 H26.3.18 村岡・八幡台 76 1 9 H25.8.30
霊 山
中 川 162 9 14 H25.4.26 山戸田(1工区) 84 17 10 H25.7.25 山戸田(2工区) 52 1 3 H25.12.7 山野川 130 13 7 H25.8.8 石田(1工区) 131 8 13 H25.12.2 石田(2工区) 142 27 7 H26.1.16 石田(3工区) 103 2 6 H26.1.27
月 舘
月舘(1工区) 103 5 3 H25.7.5 月舘(2工区) 128 19 1 H25.8.20 月舘(3工区) 74 6 8 H25.8.30 御代田(1工区) 112 24 10 H25.8.30 御代田(2工区) 137 7 7 H25.8.23 御代田(3工区) 99 5 5 H25.11.8 御代田(4工区) 69 1 4 H26.1.26 糠田(1工区) 86 9 7 H25.8.5 糠田(2工区) 123 15 10 H25.7.26 布川(1工区) 103 15 6 H25.7.31 布川(2工区) 76 11 4 H26.1.6 上手渡 66 2 10 H25.6.28 下手渡 98 5 8 H25.7.19
計 3,912 269 223
見 え な い 敵 放 射 能 と の 闘 い
放射能(放射線)は、目に見えず臭いもしな いため、その存在をイメージしにくい面が ある。また、耳馴染みがない専門用語や単 位も多く、除染に関して説明を受けても、 市民には理解し難いものであった。
そこで、見えない放射能(放射線)を見える ように工夫して説明することとした。それ が「ビーズ」と「猛獣」である(写真参照)。 除染のイメージがつかみやすくなり、除染 の加速化につながった。
家の近くで放射線を出しているセシウ ムを「ビーズ」にみたて、取り除き(= 除染)遠ざけることで被ばくを低減す る。放射性物質を取り除くイメージを 可視化した。
でも、猛獣(セシウム)をオリ に入れてしまえば安心。このオ リこそが「仮置き場」である! どこで被ばくする(猛獣に出く わす)かわからないのは恐い。
1
2
イメージ 除染の
猛獣(セシウム)も、きちんと捕らえ
て家の近くから遠ざけ管理すること
が大切!それが「除染」と「仮置き場」
である。
Cエリア
地域 地区 世帯数
2次モニタリング・ ホットスポット除染作業
同意書提出世帯数(※1) 伊 達
伊 達 2,641 2,235
箱 崎 421 411
伏 黒 599 586
梁 川
梁 川 2,794 2,284
粟 野 666 617
堰 本 906 876
白 根 242 221
山舟生 274 262
富 野 404 377
五十沢 295 273
東大枝 200 190
保 原
大 田 1,033 975
保 原 4,123 2,966 霊 山
大 石 376 369
泉 原 151 149
計 15,125 12,791
※1 同意書提出世帯とは、作業を申込むまたは辞退する旨 の同意書が提出された世帯
since 2011.3.11
仮置き場設置の基本イメージ図
住宅等の生活圏除染の実施が決定してから、 大きな問題として立ちはだかったのが汚染土壌 等の放射性廃棄物を保管する仮置き場の設置で ある。
県外での最終処分場、県内での中間貯蔵施設 の設置場所が決まらない中で、住民の健康被害 を低減させるための除染作業を一刻も早く急ぐ 必要があったため、市独自の除染作業と仮置き 場設置を目指したが思うように進まなかった。 放射能と同じく仮置き場についても、当初は 専門的知識を持っている市民などおらず、単に
「恐ろしいものであり、そんなものが近くにあっ ては困る」というイメージや思いしかなかった。 明確な放射能対策を示さない国、「除染も仮置 き場設置も、そもそもの原因者である国と東京 電力で行うべきだ」という、理に適った住民感
情、そのような感情論を理解しながらも、市民 の安全を守る立場として、一刻も早い独自の除 染と仮置き場の必要性を説く市は、根気強く住 民に対して理解と協力を求めた。
除染業務を所轄した放射能対策課職員は、総 出で昼夜を問わず各地区の説明会はもとより、 個別の住民説明にも対応した。平成24年度に開 催した地区説明会だけでもその回数は380回を
フレキシブルコンテナ 耐水性・耐候性・耐久性の 高い容器で除去土壌の放射 性物質の飛散及び流出防止 仮囲い又は立入防止柵
立ち入りの防止による安全対策 コンクリート製蓋 遮水シートを押える
ガス抜き管
除去土壌が有機物を含む場合の ガスの蓄積を防止
遮水シート
●雨水等の浸入の防止
●紫外線等による容器の劣化の防止
●除去土壌及び放射性物質の流出防止
管理用桝 放射性物質の検出確認 集水管
管理用桝に集める管 砕石層・山砂等
機械の搬入出、コン テナ等の設置の基礎 雨水排水溝
浸出防水遮水シート
●粘土性物質を挟み込んだシート
●除去土壌及び放射性物質の浸出防止
困難を極めた
「仮置き場」の確保
仮置き場の設置に関する地区説明会(霊山町中川地区)
見 え な い 敵 放 射 能 と の 闘 い
数えた。「行政主導」ではなく、あくまでも「市 民協働」による仮置き場の設置を追求していっ た。
仮置き場設置の必要性と合わせて、科学的根 拠に基づく仮置き場の安全性についても、何度 も何度も丁寧に説明を続けた結果、23年10月に 市内第1号の仮置き場の設置・造成が霊山町下 小国地区で始まった。そして、これまでの説明 会に加えて造成された仮置き場の現地視察も実 施するなどして、徐々に各地区で土地の所有者 を含む関係住民の理解・協力をいただくことが でき、仮置き場の設置が進んでいった。 市が想定した除染に必要な仮置き場の総面積 は確保できたが、地区ごとにみると、想定以上 に用地が確保できた地区、不足している地区、 確保できない地区と様々であり、除染作業の進 捗にも地区単位で差が出てしまった。市内全域 の除染を行うにあたって、一律に仮置き場の設
置を地区単位でお願いしたが、それぞれの地域 事情を背景に、市民協働で進めた。
現在、市内にはAエリアに50カ所、Bエリア に32カ所、Cエリアに7カ所、合わせて89カ所 の仮置き場が設置されている。
仮置き場での遮断の必要性
写真:除染廃棄物の表面放射線量が20μSv/hでも、約4m離れると1.6μSv/h程度になります。
(一般的に距離の2乗に反比例すると言われますが、除染されていない周辺からの影響を受ける ので、計算どおりにはなりません)
●仮置き場造成前放射線量 約毎時4.0μSv
●仮置き場造成後放射線量 約毎時1.6μSv
●造成と除染で周囲より放射線量が低下
●除染廃棄物から離れると放射線量は低くなる
この場所の 表面線量が 20μSv/hでも 仮置き場敷地内の
放射線量とほぼ同 じ数値
約4m離れると
奥に見える民家玄関前の放射線量 除染前1m空間3.20μSv/h 除染後1m空間0.41μSv/h 民家玄関前の放射線量の推移
搬入開始後の後半より週2回程度の測定 1m空間0.47μSv/h程度で推移 仮置き場と民家の
玄関前の距離 仮置き場より約40m
科学的根拠に基づき安全性を説明
地区説明会に加え、造成された仮置き場の視察を実施し、 仮置き場についてご理解をいただいた(霊山町下小国地区)
since 2011.3.11
市民の皆さんにご理解いただき、
仮置き場用地を決定します
❶雑木等伐採
❷根取り、除草
放射性物質を含んだ除去物が流出
しないよう対策します
❼浸出防止遮水シート敷き
❽集水管設置・管理用桝設置
仮置き場自体を除染し、
整地します
❸表土削り取り
❹整地
❶
ポイント
❷
ポイント
遮水シートには遮水性に加え、優れた耐久 性と、放射性物質の吸着性を有します。 仮 置き場への雨水などの浸入を防ぎます
万が一、仮置き場内部のフレキシブルコン テナが破れた場合、集水桝に放射性物質が 流れ込むようにします
浸出防止遮水シート
集水管
❸
ポイント
耐久性が高く、5~7年程度屋外で使用す ることができます。通常3段重にします
フレキシブルコンテナ
❹
ポイント
さらに、遮水シートを覆い雨水の浸水を防 ぐ二重対策をします