第1節
緑の基本計画改訂の背景
宮崎市では、里山の保全や街なかの緑の創出など、生活のなかに緑を感じ、緑との共生を通じて市 民一人一人が真に豊かさを実感できるような緑のまちづくりの実現のため、平成 13 年 9 月に「太陽と 緑と大地のガーデンシティー みやざき」をテーマとした「宮崎市緑の基本計画」を策定しました。 この計画は、公園や道路、学校等の公共施設のほか、民有地の緑も含めた宮崎市全体の緑について、 その保全と整備の方針、都市緑化を進めるための仕組み等を総合的にまとめたものです。
その後、平成 18 年 1 月の佐土原町、田野町、高岡町との合併に伴い、平成 20 年 3 月に「宮崎市緑 の基本計画」を改訂しました。
今回、平成 22 年 3 月に清武町と合併したことや、上位計画である「第四次宮崎市総合計画」が平成 24 年 度に改訂されたこと、また、本計画の目標の中間年度になったことから、「宮崎市緑の基本計画」の改訂を 行うものです。
なお本計画は、上位計画である「第四次宮崎市総合計画」を踏まえるとともに、「宮崎市都市計画マ スタープラン」、「宮崎市景観計画」、「宮崎市環境基本計画」などと整合を図り、本市の緑のまちづく りの基本となる計画として位置づけます。
第1章
緑の基本計画について
第四次宮崎市総合計画
宮崎市景観計画
宮崎市環境基本計画
宮崎市緑の基本計画
その他関連計画
■宮崎市緑の基本計画の位置づけ
第2節
緑の基本計画の概要
1.緑の基本計画で取り扱う項目
緑の基本計画で取り扱う項目は、都市緑地法第4条2項により以下のように定められています。
2.緑の基本計画の特徴
緑の基本計画には、以下のような特徴があります。
3.緑の基本計画の対象区域・目標年度
緑の基本計画の対象区域は、宮崎市全域(行政区域:約 64,461ha)とします。
また、計画の目標年度は、「第四次宮崎市総合計画」との整合を図り、平成 29 年度とします。 1 必ず定める計画事項
(1)緑地の保全及び緑化の目標
緑地の保全、緑化の推進に関する一定の目標を定めます。
(例:住民一人当たりの都市公園面積、市街化区域内の緑地の面積割合等)
(2)緑地の保全及び緑化の推進のための施策に関する事項
緑地の保全及び緑化の目標を実現するための施策を定めます。
(例:都市公園の整備や特別緑地保全地区の決定等の施策、公共公益施設や民有地の緑化の方針
等)
2 市町村の実情に応じて定める計画事項
独自性のある計画を策定するために、必要に応じて以下の事項を定めることができます。
(1)都市公園の整備の方針その他保全すべき緑地の確保及び緑化の推進の方針に関する事項
(2)特別緑地保全地区内の緑地の保全に関する事項
(3)緑地保全地域及び特別緑地保全地区以外の区域であって重点的に緑地の保全に配慮を加える
べき地区及び当該地区における緑地の保全に関する事項
(4)緑化地域における緑化の推進に関する事項
(5)緑化地域以外の区域であって重点的に緑化の推進に配慮を加えるべき地区及び当該地区にお
ける緑化の推進に関する事項
◆都市緑地法第4条に規定された計画制度であること
4.緑の基本計画の対象となる「緑地」
緑の基本計画の対象となる「緑地」は、以下に示すとおりです。
出典:新編 緑の基本計画ハンドブック(一般社団法人 日本公園緑地協会) 都市公園(都市公園法で規定するもの)
緑地保全地域、特別緑地保全地区(都市緑地法) 風致地区(都市計画法)
生産緑地地区(生産緑地法)
近郊緑地保全区域(首都圏近郊緑地保全法他) 近郊緑地特別保全地区(首都圏近郊緑地保全法他) 歴史的風土保全区域(古都保存法)
歴史的風土特別保存地区(古都保存法)
景観地区で緑地に係わる事項を定めているもの(景観法) 自然公園(自然公園法)
自然環境保全地域(自然環境保全法)
農業振興地域・農用地区域(農業振興地域整備法) 河川区域(河川法)、保安林区域(森林法)
地域森林計画対象民有林(森林法)、保存樹・保存樹林(樹木保存法) 景観重要樹木(景観法)
史跡・名勝・天然記念物の文化財で緑地として扱えるもの (文化財保護法)等
緑
地
公共施設緑地
都市公園以外で公園緑地に準じる機能を持つ施設 都市公園を除く公共空地、国民公園、
自転車歩行者専用道路、歩行者専用道路、 地方自治法設置又は市町村条例設置の公園、 公共団体が設置している市民農園、 公開している教育施設(国公立)、 河川緑地、港湾緑地、農業公園、児童遊園、 公共団体が設置している運動場やグラウンド、 こどもの国、等
公共公益施設における植栽地等
学校の植栽地、下水処理場などの付属緑地、 道路環境施設帯及び植樹帯、
その他の公共公益施設における植栽地、等
都市公園以外
地域制緑地等
民間施設緑地
市民緑地、公開空地、市民農園(上記以外)、 一時開放広場、公開している教育施設(私立)、 市町村と協定等を結び開放している企業グラウンド、 寺社境内地、民間の屋上緑化空間、民間の動植物園、等 施設緑地
法による地域
協定
緑地協定(都市緑地法)、景観協定で緑地に係わる事項を定めているもの(景観 法)
条例等に よるもの
緑は人々の生活のなかでかけがえのないもので、いろいろな役割を有しています。宮崎市の緑のま ちづくりを進めていくうえで、特に下記の6つに着目し、緑の保全、創出、育成に関する施策を推進 します。
緑
の
役
割
人間の五感を通じて市民生 活のなかに、安らぎや潤いの 空間を生み出します。
安らぎや潤い機能
市街地を包み込む山なみや街 路樹、水辺空間や魅力ある街な みは、美しい景観をつくります。
修景機能 山や川や池などの緑は、生き
ものに生息場所を提供するだけ でなく、空気を きれいにしたり、 温度の調節に役立ちます。
環境保全機能 地域活性化機能
農業は生産活動を通じて緑をつく りだしており、花や緑を地域づくりに 取り入れることにより、地域の交流 や活性化に役立ちます。
自然学習機能
緑の減少にともない自然と交 流する機会が喪失し、河川敷や 里山等においては、自然と親し むふれあいの場や自然学習の 場を提供してくれます。
安全・安心機能
第1節
宮崎市の概要
1.都市の特色
宮崎市は、宮崎県のほぼ中央に位置する県内最大の都市です。平成 18 年1月に近隣の佐土原、田野、 高岡の 3 町との合併、また、平成 22 年 3 月の清武町との合併により、人口約 40 万人、面積約 64,461ha の県都として、新たなスタートを切りました。
本市は温暖な気候に恵まれ、「太陽と緑」に象徴される国際観光リゾート都市として発展しており、 日向神話の舞台としても数多くの神話伝承地を抱え、高岡町の武家門跡や清武町の安井息軒旧宅など の名所旧跡、寺社仏閣も多数残っています。
また、市街地は大淀川の河口部両岸に広がり、主として左岸側に商業・業務施設や官公庁施設が集 中するコンパクトな都市構造となっています。さらに、宮崎自動車道・東九州自動車道などの広域交 通基盤が整備され、地域産業や交流等の発展に寄与しています。
2.自然の特色
宮崎市の自然特性は、温暖な気候風土に恵まれ、南北に続く海岸線によってもたらされる南国的色 彩の豊富さが特徴です。
地形は、北部から西部にかけて丘陵地が連なり、南部は鰐塚山系、双石山系の山地で占められます。 東部には日向灘が広がり、市内の北端には一ツ瀬川が、中央部には大淀川、南部には清武川、加江田 川等が東流し、広大な宮崎平野を形成しています。東部の海岸は白砂青松の砂浜が続きますが、市南 部に位置する青島以南は、山地が海岸まで迫り、複雑な海岸線を呈しています。
また、ビロウ、アコウ等の亜熱帯植物が繁茂する青島や自然性の高いタブやシイ・カシ類等の照葉 樹林等が分布する宮崎自然休養林、県立自然公園に指定されている鰐塚山があり、豊かな自然環境を 有しています。
日南海岸 中心市街地を流れる大淀川
佐土原町域市街地 清武川(清武町域)
昔ながらの町なみ(高岡町域)
鰐塚山を望む風景(田野町域)
安井息軒旧宅(清武町域)
3.宮崎市のまちづくり
「第四次宮崎市総合計画」や「宮崎市都市計画マスタープラン」では、以下のような基本的な考え 方を定めており、市民が主体となった「快適・安全・活力・誇り」を次世代へとつなぐまちづくりを 進めています。
◆第四次宮崎市総合計画
◆宮崎市都市計画マスタープラン
Ⅰ 安全・安心で災害に強い良好な居住環境の形成
Ⅱ 豊かな自然環境と調和した、景観を含めた良好な都市環境の形成
Ⅲ 活発で円滑な都市活動、経済活動を支える災害に強い良好な都市基盤の形成
【まちづくりの基本目標】
人と自然が輝く都市づくり
ま ち
本市の恵まれた豊かな自然と、それに囲まれて暮らす人々が、都市機能が集約した快適
な都市的環境と心癒される自然的環境の調和の中で、安全・安心にいきいきと暮らし、ま
た、活発に活動できる都市づくりを目指します。
第2節
緑の現況
1.緑地の現況
宮崎市の行政区域における現況の緑地の割合は、都市公園や公共施設緑地等の施設緑地が 1.5% (約 970ha)、農用地区域や河川区域、保安林区域等の地域制(自然系)緑地が 74.4%(約 47,950ha) であり、行政区域全体における緑地面積は 75.9%(約 48,920ha)を占めています。
区域別緑地の割合
※地域制緑地は施設緑地との重複部分を差し引いた数値
2.緑被地の変遷
宮崎広域都市計画区域(国富町を除く)の市街化区域における緑被地の変遷をみると、昭和 57 年頃 には大淀川右岸側や合併 3 町域の市街化区域の中心に多く残っていたことが確認できます。その後、 都市・住宅開発等によって市街化区域に占める緑被地の面積割合は、12 年後の平成 5 年には 12.1%、 27 年後の平成 20 年にはさらに 5.4%の減少となっています。昭和 57 年にはまとまった規模でみられ た樹林地や農地は、現在では点々と小規模のものが残る程度です。
※『12、13 ページ【市街化区域内の緑被地(宮崎広域都市計画区域・国富町を除く)】参照』
宮崎広域都市計画区域(国富町を除く)の市街化区域内緑被率の変遷
(宮崎県都市計画基礎調査をもとに作成) -12.1%
-5.4%
昭和 57 年度 平成 5 年度 平成 20 年度
農地(ha)
946.1 576.9 287.9
17.3% 9.5% 4.4%
樹林地(ha)
523.2 320.8 322.4
9.6% 5.3% 5.0%
3.天然記念物及び名木等の指定状況
宮崎市では、国、県及び市の天然記念物が指定されています。
表-主な天然記念物の指定状況
「宮崎市緑のまちづくり条例」に基づき、市指定の「郷土の名木」として172本、「緑の保全地区」 については、25地区(面積約34.75ha)が指定されています。(平成25年2月現在)
表-郷土の名木及び緑の保全地区の指定状況
主な指定天然記念物名称と種類
旧宮崎市域 瓜生野八幡神社のクスノキ群(国指定天然記念物)、宮崎神宮のオオシラフジ(国指 定天然記念物)、内海のアコウ(国指定天然記念物)、天林寺のオハツキイチョウ(県 指定天然記念物)
佐土原町域 はぜ馬場のはぜ並木(市指定天然記念物)
田野町域 名木いちょう(市指定天然記念物)、ヤマザクラ(天神)(市指定天然記念物)、 高岡町域 去川のイチョウ(国指定天然記念物)、高岡の月知梅(国指定天然記念物)、
島津忠国の誕生杉(市指定天然記念物)
清武町域 清武の大クス(国指定天然記念物)、船引神社のヤッコソウ(市指定天然記念物)、 紅梅(市指定天然記念物)
旧宮崎市域 佐土原町域 田野町域 高岡町域 清武町域 宮崎市
郷土の名木 162 本 5 本 2 本 1 本 2 本 172 本 緑の保全地区 24 地区
(34.63ha)
1 地区 (0.12ha)
- -
-25 地区 (34.75ha)
緑の保全地区「吉村八幡神社」
■ 市街化区域内の緑被地(宮崎広域都市計画区域・国富町を除く)
(宮崎県都市計画基礎調査をもとに作成)
佐土原町域
旧宮崎市域
高岡町域
清武町域
樹林地 農 地
田野町域
■ 市街化区域内の緑被地(宮崎広域都市計画区域・国富町を除く)
(宮崎県都市計画基礎調査をもとに作成)
佐土原町域
旧宮崎市域
高岡町域
清武町域
樹林地 農 地
田野町域
4.都市公園の現況
1)都市公園の整備水準
宮崎市の都市公園整備状況(H25.7.1 現在)は、下表のとおりです。市民一人当たり 22.3 ㎡の都 市公園が整備されています。また、平成 23 年度においては、宮崎市の市民一人当たりの公園面積は、 22.0 ㎡/人で、宮崎県の 21.2 ㎡/人、全国平均の 9.9 ㎡/人を上回っています。
表-市民一人当たりの公園面積
表-都市公園の整備状況
平成 25 年度 平成 23 年度
2)都市公園の配置状況
総合公園などの都市基幹公園等や、徒歩圏内で利用される身近な住区基幹公園(街区公園、近隣 公園、地区公園)は、平成 23 年度において、宮崎県平均と同程度、全国平均の2倍以上と十分な規 模で整備が行われています。しかしながら、市街化区域内における配置状況をみると、徒歩での誘 致圏の空白地域がみられます。
このため、公園整備が十分でない地域への整備を進めるとともに、小規模な公園や空地等の活用 による整備をはじめ、不足する公園の機能を既存公園で補完する再整備など、既存ストックを活用 した都市公園の充実が必要となっています。
平和台公園
久峰総合公園 田野運動公園
天ヶ城公園 橘公園
3)主な都市公園の利用状況
宮崎市の郊外では、大淀川の河川敷や一ツ葉海岸の松林等のオープンスペースを大淀川市民緑地 や市民の森として整備を行い、スポーツ・レクリエーションの場として多くの市民に利用されてい ます。
また、市内には宮崎県総合運動公園や生目の杜運動公園、清武総合運動公園、久峰総合公園、天 ケ城公園、田野運動公園等、大規模な公園が整備されており、多くの利用者で賑わいをみせていま す。
表-主な都市公園の利用状況
※年間利用人数は公園施設利用申請書など利用人数を把握できたものを集計
公園名称
年間利用人数 (平成 24 年度)
宮崎県総合運動公園 約 1,350,000 人
生目の杜運動公園 約 543,600 人
フローランテ宮崎(阿波岐原森林公園内) 約 357,800 人
大淀川市民緑地 約 320,200 人
市民の森(阿波岐原森林公園内) 約 231,000 人
久峰総合公園 約 170,600 人
清武総合運動公園 約 86,500 人
田野運動公園 約 73,800 人
天ケ城公園 約 68,300 人
国際海浜エントランスプラザ(阿波岐原森林公園内) 約 25,000 人
萩の台公園 約 23,500 人
5.公共施設の緑化現況
宮崎市の主な公共施設や道路の緑化状況は、下表のとおりで、緑化率は公園が 80%、道路が 69%、 官公庁が 24%、教育施設等が 21%となっています。
街路樹の代表的なものとしては、県庁前通りをはじめとする幹線道路に数多く植栽されている「ク スノキ」や、南国宮崎を代表する「ワシントニアパーム」等があげられます。
また、旧宮崎市域ではこれまで緑化事業の一環として、市の木「クスノキ」や市の花「ハナショウ ブ」、市の花木「ツバキ」を指定しているほか、合併4町域においても地域の木や花を定めています。
公共の建築物については、「宮崎市緑のまちづくり条例」に基づき、緑化計画による緑化の推進や指 導等を行っているほか、市の施設については「公共建築物緑化マニュアル」による緑化の推進を図っ ています。
表-主な公共施設・道路の緑化状況(平成 24 年度)
※緑化率は航空写真(平成 24 年度撮影)の図上計測によるもの。ただし道路については一部現地調査を含む
公園、官公庁施設、教育施設の緑化率=緑化面積(樹木、芝、花等で植栽された面積)/敷地面積
道路緑化率=都市計画道路の道路緑化総延長/都市計画道路改良済総延長(平成24年度現在)
※道路の緑化延長は、何らかの植栽が施されている部分の道路延長とする
※主な街路樹はワシントニアパーム、クスノキ、クロガネモチ、サクラ類等
表-市の木・花・花木
表-地域の木・花
旧宮崎市域 佐土原町域 田野町域 高岡町域 清武町域 宮崎市 公園(住区基幹公園) 81% 71% 85% 67% 84% 80% 道路 74% 56% 14% 45% 39% 69% 官公庁施設等 20% 37% 11% 36% 10% 24% 教育施設(小中学校) 19% 31% 14% 24% 20% 21%
宮崎市
市の木 クスノキ
市の花 ハナショウブ
市の花木 ツバキ
佐土原町域 田野町域 高岡町域 清武町域 地域の木 ヤマザクラ 田野杉、サクラ イチョウ ウメ
地域の花 アジサイ サザンカ ウメ -
市の木「クスノキ」
6.緑のまちづくり活動の現状
1)市民活動の状況
宮崎市では、市民運動の一つである「まちに緑と花をふやす運動」を根幹とした、花をテーマに したまちづくりを行っており、道路、河川、公園、公共施設の花と緑による修景を積極的に推進す ると同時に、「宮崎市緑の基本計画 花のまちづくり編」により、花のまちづくりを市民運動として 定着させていくための推進組織体制の充実に努めています。
自治会連合会単位での「花のまちづくり地区推進協議会」の設立(平成5年)や、市内全域に「花 のまちづくり推進員」を配置し、運動の輪を広げる地域のリーダーとして育成を図るなど、各家庭 や地域において市民による花のまちづくりを推進しています。
また、「自分たちの公園は自分たちできれいにしよう」を合言葉にボランティア精神に基づき、地 域住民が身近な公園の自主的な管理を行う「公園愛護会」活動の普及、啓発にも取り組んでいます。 その成果として、市内 226 団体、281 公園(平成 24 年度現在)において活動が行われています。
表-緑に関する主な市民活動の状況(平成 24 年度現在)
また、小中学校においては、各学校で様々な緑に関する取り組みが行われています。
実施状況
花のまちづくりのための推進組織 ・花のまちづくり地区推進協議会:17 自治会連合会 ・花のまちづくり推進員 :125 人
ボランティア活動など参加 人数等
公園愛護会 ・団体数:226 団体 ・公園数:281 箇所
その他 ・フローランテ宮崎:805 人(年間延べ)
※登録人数 43 名月 1 回作業の他寄せ植え体験指導、自主活動等 ・花いっぱい推進事業:681 団体(年間延べ)
市民植栽(花いっぱい推進事業) 花のまちづくり推進員委嘱式
各小中学校での緑に関する主な取り組み
●学級園、学校園における花壇作り、野菜作り、水やりなどの管理 ●道路脇の花壇へ植栽
●公園等の清掃
●一人一鉢運動…一人一鉢の管理を行い、卒業式での修景や他校との交換交流等に使う ●農業体験学習(田植え、稲刈り等)
●緑の少年団としての緑化活動
2)市民活動の支援や制度の現況
■花いっぱい推進事業及び花のまちづくり地区推進協議会
市民団体やグループが、地域の道路沿いや空き地、農地などに植栽を行う場合、花の種子、球根、 苗を供給して、市民参加による花のまちづくり活動の推進拡大を図っています。また、市内の自治 会連合会単位で、花のまちづくり地区推進協議会を設置し、地域ごとの特色ある花のまちづくりの 推進を図っています。
■民間緑化支援事業
本計画及び宮崎市緑のまちづくり条例を踏まえ、良好な都市環境や都市景観の創出を目的とし、 個人住宅や店舗、駐車場などの民有地の緑化を推進するために費用の一部を助成しています。
■出前講座
「まちに緑と花をふやす運動」を市民総参加で進めるとともに、市民協働による宮崎らしい花のあ ふれる美しいまちづくりの推進を図るため、寄植を作る際の手法や工夫の他、草花の育て方や管理 方法などを紹介しています。
■花と緑の情報発信
阿波岐原森林公園内の施設のひとつであるフローラ ンテ宮崎には、世界に誇れる「花のまちづくりの推進 拠点」として、花や緑に関する見本園や情報センター、 緑の相談所等が設置されています。また、園内では花 と緑の講座、各種展示・催し物やイベント、緑に関す る情報発信等が行われており、「憩いとレクリエーショ ンの場」としてだけでなく、「鑑賞と体験の場」「情報 収集の場」「交流の場」として機能しています。
フローランテ宮崎
情報センター
花と緑の講座
7.沿道修景や観光地緑地の現状
宮崎市では、昭和 30 年代から民間企業が取り組んだフェニックスやワシントニアパームの植栽によ る観光地づくりをきっかけに、「宮崎県沿道修景美化条例(昭和 44 年施行)」によるロードパークづく りが進められ、市内の主要道路沿いや企業所有地等において、花による修景が行われるなど、「花と緑 の宮崎」のイメージが定着し高い評価を得ています。
平成3年度から始まった「全国花のまちづくりコンクール」では、毎年のように宮崎市内から入賞 者が出るなど、ガーデニング等についても高い評価を得ており、オープンガーデンに取り組む市民の 輪が広がっています。
また、市内には「垂水公園(サクラ)」「市民の森(ウメ)(ハナショウブ)」「久峰総合公園(サクラ)」 「月知梅(ウメ)」など、多くの花のビューポイントがあります。
沿道修景(堀切峠)
花の名所「月知梅(ウメ)」 オープンガーデン
所在 No. 名称 主な花の種類
旧宮崎市域
1 垂水公園 サクラ
2 平和台公園 サクラ、四季の草花
3 宮崎みたま園 サクラ、ツツジ、ヒガンバナ
4 一ツ葉有料道路 ツツジ、四季の草花
5 大島通線 四季の草花、ナノハナ、コスモス
6 市民の森 ハナショウブ、アジサイ、ツバキ、ウメ
7 フローランテ宮崎 四季の草花
8 国際海浜エントランスプラザ サクラ、四季の草花
9 パークウェイ 四季の草花
10 大淀川さくら堤 サクラ
11 宮崎公立大学 サクラ、ツバキ、四季の草花
12 橘公園、橘通り、国道 10 号 ツバキ、四季の草花、ブーゲンビレア、イペー
13 錦町通線 四季の草花
14 一ツ葉通線 四季の草花
15 一ツ葉有料道路 ツツジ
16 宮崎中央公園 サクラ、四季の草花
17 旭通線 四季の草花
18 宮崎港 四季の草花
19 天神山公園 サクラ、アジサイ
20 清武通線 四季の草花
21 宮崎空港 カンナ、ブーゲンビレア、四季の草花
22 南バイパス(国道 220 号) カンナ、ツツジ、サンゴシドウ、キョウチクトウ、四季の草花
23 宮崎県総合運動公園 四季の草花、
24 こどものくに ツバキ、バラ、カンナ、その他
25 青島自然休養村 ウメ
26 折生迫(国道 220 号) ヤマザクラ
27 道の駅「フェニックス」 ハマユウ、ポインセチア、サンゴシドウ、コバノセンナ
28 椿山森林公園 ツバキ
29 いるか岬(国道 220 号) コバノセンナ
30 県立青島亜熱帯植物園 ハイビスカス、ジャカランダ、ビロウ、パラボラチョ
31 萩の台公園 アジサイ、ハギ
32 生目の杜運動公園 カロライナジャスミン、サクラ、ツツジ
佐土原町域
33 宝塔山公園 サクラ
34 久峰総合公園 サクラ
35 鶴松館 ハナショウブ、アジサイ
36 アジサイロード アジサイ
田野町域
37 田野運動公園 サクラ、サザンカ
38 前平森林公園 サクラ
39 道の駅田野 サクラ、紅葉
高岡町域
40 天ケ城公園 サクラ、ツツジ
41 月知梅 ウメ
42 一里山地区 シバザクラ
43 和石地区 コスモス、ヒマワリ、四季の花
清武町域
44 荒平山森林公園 アジサイ
45 安井息軒旧宅 ウメ
第3節
緑に関する市民の意識
身近な緑や宮崎市全体の緑に対して、今回追加する清武町域の住民がどのような意見や感想を持っ ているのかを把握し、緑の基本計画の改訂に反映させるためにアンケート調査を行いました。
調査内容については、旧宮崎市域、平成18年度の合併3町域(佐土原町域、田野町域、高岡町域) での調査結果との比較を行うため、同様の設問にて実施することとしました。アンケート調査の概要 は以下のとおりです。
1.アンケートの概要
■旧宮崎市域
調査時期:平成 10 年 11 月~12 月
■佐土原町域、田野町域、高岡町域
調査時期:平成 19 年 6 月 26 日~平成 19 年 7 月 15 日
※合併 3 町域:佐土原町域(117)、田野町域(35)、高岡町域(45)【( )内は各回収数】
■清武町域
調査時期:平成 25 年 6 月 20 日~平成 25 年 7 月 12 日
■調査内容
アンケートでは大きく下記の項目に関する質問を行いました。
2.アンケート結果
今回のアンケート結果と比較するため、平成 10 年に実施した旧宮崎市域、平成 19 年に実施した佐 土原町域、田野町域、高岡町域の住民に対する既往アンケート結果も示しています。
対象者 配布数 回収数 回収率 方法
旧宮崎市域在住者 2,000 701 35%
無作為抽出した 20 歳以上の市民に郵送配 布・回収
対象者 配布数 回収数 回収率 方法
合併 3 町域在住者 500 197 39%
無作為抽出した、合併 3 町域在住の 20 歳 以上の市民に郵送配布・回収
対象者 配布数 回収数 回収率 方法
清武町域在住者 300 84 28%
無作為抽出した、清武町域在住の 20 歳以 上の市民に郵送配布・回収
●宮崎市全体の緑に対する質問 ・市を代表する緑について
・市の自然環境や緑に関する現状の問題点について ・公共施設の緑に関する問題点について
・生活の中の緑の効用について
●在住する地域の緑や公園に対する質問 ・地域の緑や公園に関する満足度について ・公園の利用頻度や目的について ・公園の要望について
◇宮崎市を代表する緑
宮崎市を代表する緑では、旧宮崎市域、4町域ともに「一ツ葉海岸の松林」「日南海岸」「宮崎神宮 の森」「県庁前のクス並木」「ワシントニアパームの並木」等をあげる回答が多くみられ、これらは現 在の宮崎市においても代表的な緑として認識されているものと考えられます。また、佐土原町域では 「久峰総合運動公園」、田野町域では「鰐塚山」、高岡町域では「天ヶ城公園」、清武町域では「清武総 合運動公園」との回答が特に多く、それぞれの地域における代表的な緑として認識されているようで す。
◇宮崎市の緑の問題点
◇緑の活動への関心
緑の活動への関心度では、旧宮崎市域、4町域ともに「身近な緑を増やすこと」や「子供への環境 教育」を重要視する声が多くみられました。
◇今後推進すべき施策
今後推進していくべき施策では、旧宮崎市域、4町域ともに、「開発行為に対する規制や指導の強化」 や「市街地内や郊外の樹林や農地を保全する」等、現状の緑を保全していく施策をあげた人が多くみ られました。