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ecoDB エコシステムデータベース kenkyujohodb hyoka eco

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Academic year: 2018

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「エコシステムデータベース」事後評価結果

1.課題名

エコシステムデータベース

2.開発(運用)責任者

農業環境技術研究所

開 発 責 任 者 原薗 芳信 運 用 責 任 者 原薗 芳信

3.課題概要

地球環境変化の理解と将来予測のために、多様な植生と大気との物質交換過程を明らかにす

ることが重要であり、モデル研究などの推進のためには観測データが不可欠である。エコシス

テムデータベース( 以後、Eco-DBと略称) は、植生における微気象およびフラックスの観測デ ータを整備し、インターネットを通して研究者や教育現場に提供するものである。本データベ

ースの内容は気象現象の変化に対する生態系の応答であり、地球環境変化のモデル研究や生態

学、気象学における解析や教育などに用いることができる。主要な数値データはエラーチェッ

クなど品質制御された後30分毎の値として登録されている。ユーザはインターネット経由でデ ータを閲覧でき、希望の数値データをダウンロードできる。

〈データ項目とデータ量〉

● 観測地域

自然植生 サイト数 画像データ数

極域ツンドラ(アラスカ、米国) 11 2,100

半乾燥地域(内モンゴル自治区、中国) 11 468

釧路湿原(北海道、日本) 5 1,650

地中海性気候帯植生(南カリフォルニア、米国) 4 424

地中海性気候帯植生(サルディニア、イタリア) 1 94

合計 32 4,736

● 観測データ項目

微気象データ

気温

乾・湿球温度

群落表面温度

地温

水温

絶対湿度

日射量

反射日射量

アルベド

純放射量

光合成有効放射量

風速

風向

祖度長

摩擦速度

地面修正量

リチャードソン数

モニン・オブコフ長

大気圧

降水量

水位

ボーエン比

拡散速度

フラックス

潜熱

顕熱

地中熱流

貯熱量

CO2

CH4

O3

濃度

CO2 CH4 O3

(データ件数は平成12年11月現在)

4.アクセス状況

(2)

2 -5.外部発表

*開発中

年 度 件 数 備 考

平成10年度 4件 Pro-proceeding(APAN)IWS’ 99Internet

Workshop’ 99他

平成11年度 3件 農業環境研究成果情報他

*開発終了後

年 度 件 数 備 考

平成11年度 3件 日本気象学会1999年度秋季大会他

平成12年度 7件 Proc. of the Second Asian Conference for Information Technology in Agriculture他

6.特許出願

データベースシステムについて米国にて特許を1件出願。

7.事後評価結果

7−1.当初計画の達成度

当初計画はほぼ達成されたものと認められる。一部、若干の遅れはみられるが、全体とし

て内容は充分満足できる。

運用支援終了後の体制には一部支障が考えられるが、これに対しての努力もみられる。

7−2.データベース自体の評価

エコシステムはニーズが高く、かつまた広範なデータである。国際的にもインターネット

への公開として十分な評価を与えられる。分散型データベースとして他のDB相互の連携を

可能にし、また表示機能を内蔵する検索利用システムなどの努力をしており、この点では優

良である。

米国特許への取得申請なども有意義である。今後のデータベースメンテナンスへの努力を

期待したい。

7−3.データベース化終了後の公開運用体制及び運用状況

公開運用体制については積極的な努力が認められ、今後数年間は充分機能できよう。アク

セス数の向上から察するにこの分野での研究者の期待もあり、標準的なDBと目されるもの

と考えられる。

今後の課題としては、予算措置、メンテナンスも重要な問題である。技術的には、Oracle のバージョンアップに対応できないため、OSをLinuxとしたシステムへの変更が必要ではな いか。

7−4.運用の今後の展開

DBとしての評価は高いが、今後の展開について、英語版の充実、OSをLinuxとしたシス テム変更、画像処理技術への対応、データ追加の予算獲得等について検討が望まれる。

8.総合評価

利用度も高く、全体として良好であり、特許申請や海外機関へのシステム移植などの取り

組みもよい。

このDBは世界的に通用するもので積極的な連携が望まれる。計画の達成度も高く今後の

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