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第16回 交通事故・調査分析研究発表会 交通事故総合分析センター

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1

高齢運転者 死亡要因 分析

交通 故総合分析セン 研究部 主任研究員 石井 義純

1. 概要

近年 人口当 交通 故死者数 全 年齢層 減少傾向 あ 交通手段 年 齢層 減少量を比較 自動車乗車中 高齢者 減少量 け 歳以 減少量 比 いこ 分 こ 自動車乗車中 高齢者 中 死者 特 多い運転者 死亡要 因 い 高齢者 他 年齢層 運転環境 車種 年式 安全装備 装備状況 違い 着目 分析を行 結果 高齢者 運転環境 起因 死亡 故 繋 幾 要因 を検出 出来 内容 い 述 共 今後 高齢運転者 死亡 故 減 向け 対策 い 提言を行う

2. 背 目的

2.1. 交通 故死者数 年齢層別 年次推移

交通 故 死者数 年次推移 毎年減少を続け い 年齢層 分析 歳以 以後高齢者 いう 歳以 年齢層 対 減少量 少 い 図 交通 故

死者数を各年齢層 人口当 分析 直 高齢者 死者数 方 逆 減少量 多く 図 2 こ 年齢層 高齢者 人口 け 増加 い 起因 い 図 3 高齢者 人口 今後 増加 続く 予想さ い こ 高齢者 死者数 現状 減少 い 将来的 増加 転 恐 あ

更 人口当 死者数 高齢 多く 歳以 年 人口 万人

当 死者数 人弱 他 年齢層 大幅 多い状況 続い い こ 図 高 齢者 着目 安全対策 今後 交通 故死者数 減 非常 重要 課題 あ 言え

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年

死者数

図1. 交通 故死者数 年次推移 年齢別 45~64歳

0~17歳 18~44歳

75歳以

65~74歳

(2)

2 2.2. 交通 故死者数 交通手段別 年次推移

次 人口当 交通 故死者数を交通手段 分析 歳以 自動車乗車中を除

死者数 人口 万人当 以 推移 年 死者数 多 自動車乗車中

死者数 い 毎年減少を続け 年 他 交通手段 様 以 い 図

一方 高齢者 全 交通手段 い 死者数 減少 い 死者数 多く 年 輪車乗車中以外 歳以 対 ~ 倍程 多く い 図

更 高齢者 人口当 交通手段 死者数 特徴を分析 高齢者 死者数 図 歳以 死者数 図 を引 算 結果を図 示 輪車乗車中を除 い 交通 手段 い 高齢者 死者数 歳以 多く 中 歩行中 死者数 差 最 多

く い 減少量 高齢者 方 多い 差 縮小 い 自動車乗車中

け 高齢者 方 死者数 減少量 少 い 差 拡大を続け い

以 高齢者 着目 安全対策 中 自動車乗車中 高齢者対策 特 重要 あ 言 え

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年

人口10万人当た死者数

図2. 人口10万人当た 交通 故死者数 年次推移 年齢別 45~64歳

0~17歳

18~44歳

75歳以

65~74歳

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年

人口単:10万人)

図3. 人口 年次推移 年齢別 45~64歳 0~17歳 18~44歳

75歳以 65~74歳

(3)

3 -1

0 1 2 3 4 5 6 7

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 人口10万人当た死者数差 (高齢者64歳以

輪車乗車中 原付乗車中

自転車乗車中 自動車乗車中

歩行中

図6. 人口10万人当た 交通 故死者数 年次推移 交通手段別死者数 年齢差 比較 高齢者 64歳以 0

1 2 3 4 5 6 7

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 人口10万人当た死者数 (64歳以

輪車乗車中

原付乗車中 自転車乗車中

自動車乗車中 歩行中

図4. 人口10万人当た 交通 故死者数 推移 交通手段別 64歳以

0 1 2 3 4 5 6 7

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 人口10万人当た死者数 (高齢者

輪車乗車中 原付乗車中

自転車乗車中 自動車乗車中

歩行中

図5. 人口10万人当た 交通 故死者数 推移 交通手段別 高齢者

(4)

4

更 自動車乗車中乗員 人口当 死者数を 席 置 分析 図 あ

運転席 年齢 関わ 死者数 減少量 顕著 あ 助手席や後席 比 死者数 非常 多 く 2012 年 約 4~7 倍 差 あ こ 本研究 自動車乗車中 高齢者 中 特 運 転者 着目 分析を行 いく

3. 分析対象

分析 イ 交通 故統合 を使用 中 年次推移 分析 い 年

~ 年 年間を対象 他 分析 い 年~ 年 年間 合算値を対象

分析を行

4. 言葉 定義

本文中 使用 言葉 定義 い 記 示

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年

人口10万人当た死者数

運転席 助手席 後席 高齢者

64歳以

後席 助手席 運転席

図7. 人口10万人当た 自動車乗車中死者数 年次推移 年齢 座席 置別

. 本研究 使用 言葉 定義

言 葉 定 義

高齢者 歳以

死者割合 死者数/死傷者数× %

死傷者割合 死傷者数/人身 故者数* × %

シ ベ 着用割合*

シ ベ 着用者数/。シ ベ 着用者数 +シ ベ 非着用者数)× %

エア ッ 装備割合*

運転席

エア ッ 装備車両数//。エア ッ 装備車両数 +エア ッ 非装備車両数)× %

車両使用割合* 対象車両使用数/全車両使用数 %

旧規格車使用割合* 旧規格車両数/。旧規格車両数+新規格車両数

× %

*1:人身 故者数:傷害 無 関わ 人身 故 あ 人数

*2:集計対象:人身 故を起こ 1当運転者あ い 乗車車両

(5)

5 5. 高齢運転者 死亡 故 特徴

高齢運転者 死亡 故 実態を把握 高齢運転者 死者数 死者割合を当 者 分析 結果を図 示 死者割合 記計算式 算出さ 傷害を受け 時 死亡

割合 あ 数値 大 い程死亡 割合 高い を表 い 死者割合 死者数/死傷者数× %

高齢運転者 死者数 第 当 者 大半を占 死者割合 い 突出

第 当 者 傾向 異 こ 以後 分析 当 運転者 絞 行うこ

次 当運転者 い 死者数 年次推移を年齢 分析 死者数 い 分析対

象 運転者 限定さ 免許保 者当 死者数 図

免許保 者当 死者数 年齢層 い 減少傾向 あ 減少量 等 死

者数 高齢 多く い 特 歳以 死者数 非常 多く 他 年齢層

比 約 倍 差 あ

0% 1% 2% 3% 4% 5%

1当 者2当 者3当 者 0

500 1000 1500 2000 2500

死者割合死者数

死者数 死者割合

死者割合 死者数景死傷者数サ100 % 死者数 死者割合共に

第1当事者が突出

08年~12年 8. 当 者別 死者数 死者割合 高齢者 全運転者

0 2 4 6 8 10 12

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 免許保者10万人当た 1当運転者死者数

75歳以

65~74歳 45~64歳

18~44歳

死者数差 約5倍

図9. 免許保 者10万人当た 死者数 年次推移 年齢別 1当運転者

(6)

6

こ 何故高齢 死者数 多く 分析を行 要因 一 年齢差

故 起こ や さ 違い 考え わ 高齢 程 視力や聴力 能力 や 注意力や集中力 衰え 認知 断力 人身 故を起こ や く

死者数 多く 可能性 考え こ 故 起こ や さを分析 免許保

者当 人身 故を起こ 人数 年次推移を年齢 分析を行 図

人身 故を起こ 人数 減少量 高齢 少 く 傾向 見 年齢

人身 故を起こ 人数 明確 差 無く 高齢運転者 程 故を起こ や い いう 実 無い 言え

他 要因 運転者 故 傷害を受け 際 死亡 割合 年齢差 あ こ 考

え こ 年齢 死者割合 分析を行 図

死者割合 高齢 増加 図 年齢 死者数 年次推移 傾向 一 こ

高齢運転者 死者数 多い 死者割合 高いこ 起因 い 言え 年次推 移 各年齢 死者割合 減少傾向 あ 中 歳以 高齢者 け 近年増加傾向 あ

以 高齢運転者 死亡 故 特徴 死者 大半 1当運転者 あ 要因 死者割 合 他 年齢層 高いこ 起因 い こ 分 こ 高齢 当運転者 死者割合 減対策 い 分析を進 行く

0 200 400 600 800 1000 1200 1400

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 免許保者10万人当た 人身故を起こした人数

75歳以

65~74歳

45~64歳 18~44歳

図10. 交通 故 生件数 推移 年齢別 1当運転者

~免許保 者10万人当た 人身 故を起こした人数~

0% 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7%

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年

死者割合

死者割合 (死者数景死傷者数)サ100 %

75歳以

65~74歳

45~64歳 18~44歳

図11. 死者割合 年次推移 年齢別 1当運転者

近年 増加傾向

高齢 程 高い

(7)

7 6. 高齢運転者 死亡要因分析手法

ここ 分析 高齢運転者 死者数 多い 死者割合 高い 起因 い こ 分 こ 高齢運転者 死者割合 高い要因 分析手法 い 検討を行 一般的 知 い 実 身体的 要因 あ 高齢者 骨格や筋肉 強

故時 衝撃 身体 耐え 死亡 ス 多い さ い こ こ

恐 く 実 あ こ 要因 対策 こ 非常 困 こ あ こ 本研究 高齢運転者本人や周辺 他者 実践可能 対策 要因 検討 高齢運転者 他 年齢層 運転環境 違い 着目 死者割合 影響を及 運転環境 い 分析を行 具体的 分析内容 高齢運転者 使用 い 車両 特徴やシ ベ 代表さ 安 全装置 装備 装着状況 あ

分析内容

検討 目

使用車両 車両種類 車両年式

安全装置 装備状況 シ エア ッ 調査対象

当運転者 年齢層: 区分

普通乗用車 軽乗用車 軽貨物車 ッ :軽貨物車 内数 調査対象 車両種類を 記 車種 絞 全 当運転者 死者数 %を占

い あ 図 軽貨物車 い 高齢運転者 死者数 大半を軽 ッ

占 い こ 軽貨物 内数 軽 ッ 分析対象 図

18~44歳45~64歳 65~74歳75歳以 2000

600400 1000800

乗用 貨物

乗用 貨物

乗用 貨物

乗用 貨物 通車 軽自動車

大型車 中型車

死者数

全死者数の 93 を占める

図12. 自動車乗車中乗員 死者数比較 車両種類 年齢別 1当運転者 08年~12年

18~44歳45~64歳 65~74歳75歳以 0

100 200 300 400

ラ ク 1BOX

ラ ハ

軽貨物車

死者数

高齢運転者の 大半を占める

13. 軽貨物車 車両 イ 別死者数 比較 年齢別 1当運転者 08年~12年

(8)

8 7. 運転者 死亡要因抽出

7.1. 車両種類別 死者割合 比較

使用車両 分析 車両種類 死者割合 影響 い 分析を行 図

分析 調査対象 車種 い 年齢層を 区分 行

死者割合 年齢層 関 無く 普通乗用 軽乗用 軽貨物 軽 ッ 高く 75歳以 軽 ッ 高齢運転者 死者割合 最 高い

7.2. 車両年式 新旧差 死者割合 比較

車両年式 死者割合 影響 い 分析を行 図

本研究 車両年式 差を分析 車両区分方法 軽自動車 い 1998 年 施行さ 車両規格 変更を用い 新旧車両 区分を行 わ 1998年 10 以前 発売 さ 旧規格車を旧型車両 定義 以降発売さ 新規格車を新型車両 定義 分析を行

旧規格車 車両種類や年齢 関 無く死者割合 高く 差 車種や年齢層 異 .

~ . 倍旧規格 高い

18~44歳 45~64歳65~74歳

75歳以 0%

2% 4% 6% 8%

乗用

乗用

貨物

ラ ク

死者割合

死者割合 死者数景死傷者数サ100 % 08年~12年デ タ

75歳以 軽ト ッ 運転者 最大

14. 車両種類別 死者割合 比較 年齢別 1当運転者

18~44歳45~64歳 65~74歳75歳以 2%0%

4% 6% 8% 10%

乗用 貨物

ラ ク 乗用

貨物 ラ ク

死者割合

旧規格車

新規格車

1.3 ~2.4倍

全体 高い

新規格車

'98年10 以降 軽自 (新型車) 車両

規格拡大 伴い 衝突安全基準 強化

録車 同基準

死者割合 死者数景死傷者数サ100 % 08年~12年 ゙ータ

図15. 車両年式 新旧差 死者割合 比較 年齢 車種別 1当運転者

~軽自動車 け 新旧規格車 比較~

(9)

9 7.3. シ ト ト着用 無 死者割合 比較

シ ベ 着用 無 死者割合 影響 い 分析を行 図 16

シ ベ 非着用者 死者割合 車両種類や年齢 関 無く シ ベ 着用者 比 非常 大 く 7~30 倍 差 あ 車両種類 死者割合 差 無く ベ あ

7.4. 安全装置 装備 無 死者割合 比較

安全装置 装備 無 影響 エア ッ い 分析を行 図 17

分析対象 エア ッ 前面衝突用 あ エア ッ シ ベ 補助装置 あ こ 分析対象 前面衝突 故 且 シ ベ を着用 い 運転者 エア ッ 故時 展開 う 関 無く運転席 装備 無 分析を行

エア ッ 未装備車両 死者割合 シ ベ 様 車両種類や年齢 関 く装備車両 比 高い 差 1~4 倍程 あ 装備 効果 シ ベ 着用 無 い

車種 軽貨物や軽 ッ 効果 顕著 あ

18~44歳45~64歳 65~74歳75歳以 0%

2% 4% 6%

乗用乗用

貨物 ラ ク 乗用

乗用

貨物

ラ ク

死者割合

装備無

装備

1~4倍

差 顕著

死者割合 死者数景死傷者数サ100 % 08年~12年

図17. 安全装置 装備 無 死者割合 比較 年齢 車種別 1当運転者

~前面衝突 故 け シ ト ト着用時 エアバッ 効果~ 18~44歳45~64歳

65~74歳75歳以 0%

10% 20% 30%

乗用乗用

貨物 ラ ク 乗用

乗用

貨物

ラ ク

死者割合

非着用

着用

7~30倍

ベ 差

死者割合 死者数景死傷者数サ100 % 08年~12年 16. シ ト ト着用 無 死者割合 比較 年齢 車種別 1当運転者

(10)

10 7.5. 1 当運転者 死亡要因

分析 結果 死者割合 高く 運転環境 年齢 関 無く 記 あ こ 分

車両種類:軽 ッ 軽貨物 軽乗用 普通乗用

車両年式:旧規格車 旧型車両 新規格車 新型車両 . ~ . 倍 安全装備:シ ベ 非着用 着用 ~ 倍

エア ッ 装備無 装備 ~ 倍 但 シ ベ 着用 前提

こ 分析結果を踏 え 高齢運転者 運転環境 実態 い 検証を行う

8. 高齢運転者 死亡 故 実態検証 8.1. 車両種類 車両種類別 車両使用状況

車両使用割合を車両種類 年齢 分析を行 図 18 車両使用割合 記計算式 算出

車両使用割合:対象車両使用者数/全車両使用者数× %

車両使用割合 年齢 関 無く普通自動車 使用割合 非常 高い 死者割合 高い軽貨物

や軽 ッ 使用割合 高齢 程高く 軽 ッ 歳以 高齢運転者 使用

割合 . % あ ~ 歳 . % 対 倍以 あ

8.2. 車両年式 旧規格車 使用状況

旧規格車両 使用割合を車両種類 年齢 分析を行 図 19 旧規格車使用割合 記計算式 算出

旧規格車使用割合:旧規格車両数/ 旧規格車両数+新規格車両数 × % 旧規格車使用割合 車両種類 様 高齢者 程死者割合 高い旧規格車 使用割合 高く

車両種類 死者割合 高い軽 ッ 旧規格車使用割合 高い 18~44歳

45~64歳65~74歳 75歳以 0%

10% 20% 30% 40% 50% 60%

乗用 乗用

貨物

ラ ク 1普7%

14普9%

車両使用割合

高い

車両使用割合 対象車両使用者数景全車両使用者数サ100 % 08年~12年 図18. 車両種類 年齢別 使用割合 比較 1当運転者

(11)

11 8.3. 安全装備 シ ト 着用状況

シ ベ 着用割合を車両種類 年齢 分析を行 図 シ ベ 着用割合 記計算式 算出

シ ベ 着用割合:ベル 着用者数/ ベル 着用者数+ベル 非着用者数 × % シ ベ 着用割合 高齢 程 く 死者割合 高い軽貨物や軽 ッ 運 転者 シ ベ 着用割合 い

シ ベ 着用割合 毎年向 1当運転者 車両種類や年齢 関 無く 96% 以 高く 今後シ ベ 着用割合 向 死者数 減 期待 い う 考え

こ シ ベ 着用割合 向 死者数 減効果 い 試算を行 図 21 試算 2012年 故 を用いシ ベ 着用割合 最 い軽 ッ 高齢 1 当運転 者を対象 軽 ッ シ ベ 着用割合 96.5% あ 最 高い普通乗用車 99.4% 差 2.9% 僅 あ こ 軽 ッ シ ベ 着用割合 2.9%向 場合 死 者数を試算 94人 あ 死者数 53人 死者数 41人 大幅 減( 減率 44%)

18~44歳 45~64歳65~74歳

75歳以 94%

96% 98% 100%

乗用

乗用

貨物

ラ ク 99.1%

97.8% 96普1%

着用割合

ト着用割合 着用者数/( 着用者数 非着用者数)サ100 % 08年~12年

図20. 安全装備 シ ト ト着用割合 年齢 車種別 比較 1当運転者 18~44歳

45~64歳 65~74歳75歳以 0%

10% 20% 30% 40%

乗用

貨物

ラ ク 11普2% 25普3%

33普0%

旧規格車使用割合

旧規格車使用割合 旧規格車両数景(旧規格車両数 新規格車両数)サ100 % 08年~12年 図19. 車両年式 旧規格車両 年齢 車種別 使用状況 1当運転者

~軽自動車 け 旧規格車 使用割合 比較~

(12)

12

こ シ ベ 着用 無 死者割合や死傷者割合 差 非常 大 い あ シ ベ を着用 こ わ 着用率 向 死者数 減 非常 効 あ こ 分

8.4. 安全装備 エアバッ 装備状況

エア ッ 装備割合を 車両種類 年齢 分析を行 図 22 エア ッ 装備割合 記計算式 算出

エア ッ 装備割合 運転席 :エア ッ 装備車両数/。装備車両数+非装備車両数)× % エア ッ 装備割合 シ ベ 様 高齢者 程 く 死者割合 高い軽貨物や軽

ッ 方 エア ッ 装備割合 い 特 軽 ッ 高齢運転者 装備割合 52.7% 全 体 半数 あ 最 装備割合 高い普通乗用 18~44 歳 運転者 車両 91.0% 比

差 非常 大 い

18~44歳 45~64歳65~74歳

75歳以 40%

60% 80% 100%

乗用

乗用

貨物

ラ ク 91普0%

64普9%

52普7%

エハク装備車割合

エ バ グ装備割合(運転席):エ バ グ装備車両数/(エ バ グ装備車両数 エ バ グ非装備車両数)×100 % 08年~12年

図22. 安全装備 エアバッ 装備割合 年齢 車種別 比較 1当運転者 50

8 44

45

0 20 40 60 80 100

死者数

%

50

8

非着用 ト 着用

21. シ ト ト着用割合向 死者数 減効果 試算

~軽ト ッ 高齢 1 当運転者 場合~

2012 年

*1 通乗用 45~64 歳 ト着用割合 死者割合

死者数景死傷者数×100 % 死傷者割合

死傷者数景人 故者数×100 %

現状

シ ト ト着用割合 . . *1

非着用者

死者割合 .

死傷者割合 .

着用者

死者割合 . %

死傷者割合 .

(13)

13 9.

高齢者 運転環境 着目 高齢運転者 死亡要因 影響 大 い死者割合 い 分析を進 研究 得 高齢者 死亡 故 特徴や 死者割合を高く 高齢運転者特 運転

環境 い 記

9.1. 高齢者 交通 故 特徴

イ 高齢者 交通 故死者数 減少量 64歳以 年齢層 比 少 い

人口当 交通 故死者数 高齢者 減少量 方 64 歳以 逆 多く 死者数 い 高齢 程多く

人口当 交通手段 死者数 輪車乗車中を除 64歳以 対 高齢者 方 多い 高齢者 減少量 多い 死者数 差 減少 い 自動車乗車中 け 減少量 64歳以 少 く 死者数 差 増加 い

ニ 自動車乗車中 死者数 大半 運転者 あ 助手席や後席 乗員 4~7倍死者数 多い

9.2. 高齢運転者 交通 故 特徴

イ 高齢運転者 死者数 大半 第1当 者 あ 死者割合 共 突出 い

1 当運転者 免許保 者当 死者数 年齢 関わ 減少傾向 あ 死者数 い

高齢 多く

高齢運転者 死者数 多い要因 高齢化 う 故 起こ や さ 昇 無く 死者割合 高く こ 起因

9.3. 高齢運転者 死者割合 高い要因 1 当高齢運転者 使用車両

イ 車両種類 軽 ッ 軽貨物 軽乗用 普通乗用 死者割合 高く 高齢運転者 程軽 ッ 使用割合 高い 軽 ッ 死者割合 高い シ ベ や エア ッ 着用 装備割合 いこ 起因

旧規格車 旧型車両 新規格車 新型車両 比 死者割合 高い 1.3~2.4 倍 高齢運転者程 旧型車両 使用割合 高い

安全装備

イ シ ベ 非着用者 着用者 対 死者割合 高い ~ 倍 高齢運転者 シ ベ 着用割合 い

シ ベ 着用割合 向 死者数 減効果を軽 ッ 当高齢運転者 試 算 ベ 着用割合 2.9%向 こ 死者数 44% 減 可能

エア ッ 非装備車 装備車 対 死者割合 高い 1~4 倍 高齢運転者 エア ッ 装備割合 い

(14)

14 10. 提言

10.1.高齢運転者 期待す こ

年齢 身体的 不利 要因を少 カ 運転時 安全 対 意識を 高

自 行動 実践

イ シ ベ を確実 着用

車両購入時 車種選定 際 安全性を 意識 年式や安全装備 選択 軽 ッ 運転者 特 死者割合 高い え僅 距 確実 シ ベ 着用を心掛け こ 必要 あ

参考 シ ベ 着用 無 死者割合 年次推移を図 23 示

シ ベ 着用時 死者割合 水準 推移 い 対 シ ベ 非着用時 死者 割合 増加傾向 あ 中 75 歳以 高齢者 死者割合 最 高く 昨年 死者割合

33% 特 高く 人身 故を起こ 高齢1当運転者 3人 1人 死亡 いう結果 い

10.2. 自動車メ カ 期待す

イ 貨物車 シ ト ト マイン シ ト ト非着用時警報装置 採用 図24

シ ベ 着用割合を向 運転者 意識 向 重要 あ 車両側

安全装備 向 重要 あ 現在 貨物車 法規的 警告灯 シ ベ 着用を 装置 義務付け あ 警報音を伴う再警報装置 い 義務付けさ い 一部 乗用車 け あ 貨物車 義務付け 無い 乗用車 比 設 定さ い 車 少 く 貨物車 シ ベ 着用割合 い要因 一 考え

こ 自動車メ カ 法規 義務付け 無 関わ シ ベ 着

用割合向 シ ベ マイン 貨物車 採用拡大を期待

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35%

01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年

死者割合

ト着用 ト非着用

死者割合 死者数景死傷者数サ100 %

23. シ ト ト着用 無 死者割合 年次推移 1当運転者 75歳以 人身 故 3人中1人 死亡

(15)

15 ロ 新た 安全機能 開

現在 車両安全 被害軽減ブ キ 代表さ 予防安全機能 注目を集 い 今 後 更 開発を進 シ ベ 代わ 新 安全機能を搭載 車両 増え こ

を期待

11. 参考文献

国土交通省H.P 抜粋 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha / / _.html シ ト ト非着用警告灯

初期警報装置

規制開始:H6 1994 義務付 適用車両 通乗用車

軽自動車、小型自動車 対象座席 運転席

シ ト ト マイン 再警報装置

規制開始 H17 2005 義務付 適用車両 左記車両 乗用車 対象座席 運転席

シ ト ト 非着用警告灯

24 シ ト ト マイン シ ト ト非着用時警報装置

(16)

後席同乗中の高齢死者の傷害状況の分析

交通事故総合分析センター研究部研究員 田仲 元樹

概要

交通事故による死者数は毎年減少傾向にあるが、自動車乗車中の高齢者の死者数は、非高齢者と 比べて減少割合が低い。中でも、後席同乗中の高齢死者数は、10 年間ほぼ横ばいであることから、 本研究でその傷害状況を分析し、死者数低減に向けた車両安全対策の基礎資料とする。

分析の結果、後席同乗中の高齢者についても、シートベルト着用者の死者割合は非着用者よりも 低く、シートベルト着用効果があることが分かった。

しかし、車両の衝突部位別に傷害状況を分析した結果、後席同乗中の高齢死者では、車両前面が 衝突した事故においてシートベルト着用効果が低いことが明らかになった。特に、非高齢者と比べ て胸部の骨折・内臓破裂、腹部の内臓破裂を起こしやすく、死者割合も高いことが分かった。

さらに、後席同乗中の高齢者では、衝突速度が低速の場合でも腹部受傷による死者割合が高いこ とも分かった。

これらの分析結果をもとに、事故死者数低減に向けた課題と車両安全対策の案をまとめた。

1. 背景・目的

自動車乗車中の死者数推移を図1 に示す。高齢死者(65 歳以上)は、2002 年の 632 人から 2012 年の532 人に 16%程減少しているが、非高齢者(18~64 歳以下)は同じ期間に 70%以上減少してお り、高齢死者の減少割合が低いことがわかる。

後席同乗中の死者数推移を図2 に示す。高齢死者は多少の増減があるが、2002 年以降の 10 年間 ほぼ横ばいの80 人前後で推移しており、非高齢者が 65%以上減少している状況とは傾向が異なる。 また、後席同乗中の高齢者については従前の分析も少ないため、本研究では後席同乗中の高齢死者 に着目して分析を行う。

次に、後席同乗中の死者に占めるシートベルト着用割合を図3 に示す。年齢問わず 2008 年から死 者に占めるシートベルト着用割合は増加しているが、これは2008 年 6 月の後部座席のシートベルト 着用義務化により、後席乗車時のシートベルト着用率が増加している影響と考えられる。その中で も、高齢者は死者に占めるシートベルト着用割合が、2012 年には 50%を超えるなど、非高齢者と比 べ高いことが特徴である。

シートベルト着用中の死者数を確認すると、高齢者は2002 年の 4 人から 2012 年では 40 人と 10 倍に増加しているが、非高齢者は8 人から 14 人への増加に留まっている。また、その間のシートベ ルト着用中の高齢死傷者については、2394 人から 4707 人と 2 倍程度の増加であることから、シー トベルト着用の高齢死者の増加が際立っている。

そこで、本研究は、後席同乗中の高齢死者の傷害状況を明らかにして、今後の高齢者の死者数低 減に資する車両安全対策の基礎資料とすることを目的とする。

(17)

図1 自動車乗車中の死者数推移(普通乗用・軽乗用・軽貨物車の乗員)

図2 後席乗員の死者数推移

図3 後席乗員の死者に占めるシートベルト着用割合 0

500 1000 1500 2000 2500

02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 18-64歳 65歳以上

死者数(人)

(年)

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 18-64歳 65歳以上

(年) 2008年6月

後席ベルト着用義務化

死者数(人)

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 18-64歳 65歳以上

(年) 2008年6月

後席ベルト着用義務化

ベルト着用割合(%)

(18)

2. 後席同乗中の高齢死者の分析

分析対象データは、交通事故総合分析センター(ITARDA)の ・交通事故統合データ(以下 マクロデータ)

・交通事故例調査データ(以下 ミクロデータ)

とし、マクロデータの使用年は、推移については2002 年~2012 年まで、分析には後席シートベル トの着用が義務化され後席死者数に占めるシートベルト着用割合が増加した2008 年~2012 年まで の5 年間の累計値を用いる(シートベルト着用不明者は除く)。

分析対象者は、普通乗用・軽乗用・軽貨物車に乗車中の後席乗員とする。

年齢は、18 歳~64 歳以下(以下 非高齢者)と 65 歳以上(以下 高齢者)に分けて分析を行う。 このため、分析の対象となる死者・死傷者数は以下の通りである。

・累計死者数:非高齢者 286 人、高齢者 421 人

・累計死傷者数:非高齢者 141,163 人、高齢者 39,678 人 本研究中に使用する用語については、下記のように定義する。

死者割合(%)=各項目の死者数/各項目の死傷者数×100

(例)衝突部位別 前面の死者割合=前面の死者数/前面の死傷者数×100

2.1. シートベルト着用有無別の死者の分析

まず、後席同乗中の死者を年齢階層とシートベルト着用有無別に分けて、死者割合を図4 に示す。 高齢者の死者割合はシートベルト着用で0.81%、非着用で 1.41%である。シートベルト着用により 死者割合が0.6 倍程度に下がっており、後席同乗中の高齢者にもシートベルト着用の効果があるこ とが分かる。

図4 後席乗員のシートベルト着用有無別の死者割合

しかし、非高齢者の死者割合を同様に比較すると、シートベルト非着用の0.37%から着用の 0.07% と0.2 倍程度にまで下がっており、シートベルト着用同士で比較すると、高齢者の死者割合は非高 齢者より11.4 倍も高い。ベルト非着用時の差は 3.8 倍であることから、高齢者はシートベルト着用 による改善効果が非高齢者と比べて少ないといえる。

0.81

1.41

0.07

0.37

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6

ベルト着用 ベルト非着用 65歳以上

ベルト着用 ベルト非着用 18-64歳

死者割合(%)

0.6倍

0.2倍 11.4倍

(死者数) ベルト着用 ベルト非着用 65歳以上 186人 235人

18-64歳 56人 230人

(19)

2.2. 車両の衝突部位別の死者の分析 2.2.1. 車両の衝突部位別の死者

車両の衝突部位別の後席死者数をシートベルト着用有無別に図5 に示す。以下の分析では、1,2 当車両の後席乗員の累計値を使用する(3 当以下の乗員を除く)。

高齢者の特徴として、シートベルト着用時に車両前面(正面、右前面、左前面の合計)が衝突し た事故における死者数が、非高齢者と比べて大変多いことが分かる。車両前面が衝突した事故全体 では、高齢者の死者数は153 人であり、後席同乗中の高齢死者の 37%を占めている(非高齢者は 12% である)。

シートベルト非着用については全体に死者数は多いものの、年齢による特徴はあまり見られない。 シートベルト着用有無による違いとしては、シートベルト非着用では車両側面が衝突した事故に よる死者も、年齢を問わず多いことが分かる。死者数は、車両側面が衝突した事故全体で、高齢者 では82 人(後席高齢死者の 20%)、非高齢者は 75 人(後席非高齢死者の 27%)である。

図5 車両の衝突部位別の後席死者数

次に、車両の衝突部位別の後席死者割合を図6 に示す。車両の前面が衝突した事故では、高齢者 はシートベルト着用で2.2%、非着用で 2%と死者割合に差が無く、シートベルト着用の効果が見ら れない。一方、非高齢者ではシートベルト着用で0.2%、非着用では 0.6%程度と、後席においても シートベルト着用の効果が明らかである。

しかし、車両前面が衝突した事故において、高齢者にシートベルト着用効果が無いわけではなく、 図7 に示すように重傷者割合を死者割合と同様に算出すると、シートベルト着用で 10%、非着用で は17%となり、シートベルト着用により 0.6 倍程度に減少している。

また図6 に示すように、車両の側面・後面が衝突している事故では、年齢を問わずシートベルト 着用の死者割合が、非着用よりも低い。例えば、車両側面が衝突した事故では、高齢者はシートベ ルト着用により死者割合が0.3 倍程度に減少していることからも、シートベルト着用の効果は明ら かである。

この他にも、従前の研究において、後席乗員のシートベルト着用には、衝突時の前席乗員への加 害性の減少や車外放出事故の減少に効果があることも報告されている1)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

正面 右前面 左前面 右側面 左側面 後面 正面 右前面 左前面 右側面 左側面 後面

ベルト着用 ベルト非着用

18-64歳 65歳以上

死者数(人)

(20)

図6 車両の衝突部位別の後席死者割合

図7 車両の衝突部位別の後席重傷者割合

2.2.2. 車両の衝突部位別損傷主部位別の死者

次に車両の衝突部位別に損傷主部位別の後席死者数を図8 に示す。損傷主部位については、高齢 死者の死亡要因の上位3 項目(頭部、胸部、腹部)を抽出した。

高齢死者の損傷主部位としては、シートベルト着用では車両前面が衝突した事故による胸部と腹 部への受傷が大部分を占めている。その死者数は、シートベルト着用の高齢死者183 人に対して、 胸部受傷が77 人(42%)、腹部受傷が 42 人(23%)である。

シートベルト非着用では、車両前面もしくは側面が衝突した事故で頭部と胸部への受傷による死 者が多く、腹部受傷による死者は少なく、シートベルト着用時とは、車両の衝突部位別の受傷部位 が大きく異なっている。

また、高齢者と非高齢者を比べると、非高齢者の場合は、大半がシートベルト非着用で車両前面 もしくは側面が衝突した事故の頭部受傷による死者であり、高齢者と傾向が異なることが分かる。

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0

正面 右前面 左前面 右側面 左側面 後面 正面 右前面 左前面 右側面 左側面 後面

ベルト着用 ベルト非着用

18-64歳 65歳以上

死者割合(%)

0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0

正面 右前面 左前面 右側面 左側面 後面 正面 右前面 左前面 右側面 左側面 後面

ベルト着用 ベルト非着用

18-64歳 65歳以上

重傷者割合(%)

(21)

図8 車両の衝突部位別の損傷主部位別の死者数

車両の衝突部位別に損傷主部位別の後席死者割合を図9 に示す。高齢者は、シートベルト着用で は、車両前面が衝突した事故の腹部受傷による死者割合が24%と特に高い。また、どの車両衝突部 位についても、腹部受傷の死者割合が他の受傷部位より高いことが特徴である。

シートベルト非着用でも、腹部受傷による死者割合が高いが、シートベルト着用時とは異なり車 両前面が衝突した事故よりも、側面が衝突した事故の死者割合が23%と高い。これは、ドアトリム など比較的硬い車室内部品と接触しやすいことが影響している。

また、シートベルト着用有無で比べると、車両前面が衝突した事故において、シートベルト着用 時の胸部と腹部受傷の死者割合が、非着用時よりも高いことが高齢死者の特徴である。

図9 車両の衝突部位別の損傷主部位別の死者割合 0

10 20 30 40 50 60 70 80 90

頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部

前面 側面 後面 前面 側面 後面

シートベルト着用 シートベルト非着用

18-64歳 65歳以上

死者数(人)

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0

頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部

前面 側面 後面 前面 側面 後面

シートベルト着用 シートベルト非着用

18-64歳 65歳以上

死者割合(%)

(22)

2.2.3. 車両前面が衝突した事故の損傷主部位の傷害状況別の死者

後席高齢死者の大部分を占める車両前面が衝突した事故の損傷主部位の傷害状況について、主な 項目の死者数を図10 に示す。シートベルト着用時は、高齢者は頭部受傷による死者が少なく、胸部 の骨折・内臓破裂や、腹部の内臓破裂による死者が突出して多いことが分かる。シートベルト着用 の高齢死者153 人に対して、胸部の骨折による死者が 32 人(21%)、内臓破裂が 23 人(15%)、腹 部の内臓破裂による死者が32 人(21%)と、これら 3 つの傷害の合計でおよそ 6 割を占めている。

シートベルト非着用では、頭部の骨折・裂傷等による死者が多くを占めている。

以上より、車両前面が衝突する事故において、高齢者の死者割合は、前述したようにシートベル ト着用の有無で差は見られないが、その受傷部位・傷害状況は大きく異なっていることが分かる。

図10 車両前面が衝突した事故の損傷主部位の傷害状況別死者数

また、高齢者の胸部受傷と腹部受傷の人身加害部位を図11 に示すが、胸部の骨折・内臓破裂、腹 部の内臓破裂によるいずれの死者でも、90%程度はシートと車内部位その他が人身加害部位となっ ている。現在の事故原票では、人身加害部位にシートベルトの項目がないため、これらの中にシー トベルトによる受傷が多く含まれていると推測される。

図11 高齢死者の胸部・腹部受傷の人身加害部位構成割合(シートベルト着用) 0

5 10 15 20 25 30 35 40

骨折 裂傷等 骨折 内臓破裂 裂傷等 内臓破裂 裂傷等 骨折 裂傷等 骨折 内臓破裂 裂傷等 内臓破裂 裂傷等

頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部

シートベルト着用 シートベルト非着用

18-64歳 65歳以上

死者数(人)

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0

骨折 内臓破裂 内臓破裂

胸部 腹部

その他 車内その他 座席

構成割合(%)

(23)

次に、車両前面が衝突した事故における損傷主部位の傷害状況別の死者割合を図12 に示す。 年齢やシートベルト着用の有無によらず、胸部・腹部とも内臓破裂が発生すると死者割合が高い。 また、高齢者のシートベルト着用時の胸部の骨折については、死者数は内臓破裂と同様に多いが、 死者割合は比較的低いことが分かる。

死者割合が高い項目の中でも、シートベルト着用時の腹部の内臓破裂による死者割合は、高齢者 で特に高く、非高齢者と比べると約3 倍になっている。このことから、高齢者は腹部に大きな入力 があった場合、致命傷を負いやすいといえる。

図12 車両前面が衝突した事故の損傷主部位の傷害状況別死者割合 0.0

20.0 40.0 60.0 80.0 100.0

骨折 裂傷等 骨折 内臓破裂 裂傷等 内臓破裂 裂傷等 骨折 裂傷等 骨折 内臓破裂 裂傷等 内臓破裂 裂傷等

頭部 胸部 腹部 頭部 胸部 腹部

シートベルト着用 シートベルト非着用

18-64歳 65歳以上

死者割合(%)

(24)

2.3. 衝突前後の車両速度差別の死者の分析

2.2.の結果を踏まえ、その傷害が発生した速度に注目して分析を進める。マクロデータでは、実際 の衝突速度を知ることができないため、代わりに擬似ΔV を使用する。これは、衝突車両の危険認 知速度と車両の空車重量から算出した、衝突前後の車両速度差の推定値である。参考に自車を(1)、 相手車を(2)とした場合の、正面衝突時の自車の擬似 ΔV の推定式を以下に示す。

ΔV1=M2/(M1+M2)×(V1+V2) (M:空車重量、V:危険認知速度)

シートベルト着用時における、擬似ΔV 別の損傷主部位別死者数と死傷者数を図 13 に示す。 後席高齢者の胸部・腹部受傷とも、擬似ΔV が 31km/h 以上から 60km/h 以下の範囲に 6 割強の死 者が集中している。しかし、胸部受傷は、死傷者数の擬似ΔV の分布の中で、比較的高い速度差の 領域に死者が分布しているのに対して、腹部受傷では、死者と死傷者の擬似ΔV の分布が似ており、 受傷部位によってその傾向が異なる。対象となった高齢死者は、胸部受傷が70 人、腹部受傷が 34 人、高齢死傷者は胸部受傷が713 人、腹部受傷が 110 人である。

図13 擬似 ΔV 別の損傷主部位別死者数と死傷者数(シートベルト着用)

シートベルト着用時における、擬似ΔV 別の損傷主部位別死者割合を図 14 に示す。

後席高齢者の胸部受傷では、擬似ΔV が 40km/h 以下から死者割合は上昇を始め、その後はほぼ擬 似ΔV に比例して上昇していくことが分かる。

一方、腹部受傷では、より低い30km/h 以下から急激に死者割合が上昇を始め、それ以上の擬似 ΔV では、死者割合は40~50%と高い値で推移しており、胸部受傷とは傾向が異なる。

また非高齢者では、腹部受傷により死者割合が上昇を始める擬似ΔV に、高齢者と 20km/h 程度の 差があることから、高齢者は低い速度・衝撃でも腹部に致命傷を負いやすいといえる。

(胸部受傷では、死者割合が上昇を始める擬似ΔV に、年齢による違いはない。) 0

2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

死者数(人)

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180

18-64歳 胸部 18-64歳 腹部 65歳以上 胸部 65歳以上 腹部

死傷者数(人)

(25)

図14 擬似 ΔV 別の損傷主部位別死者割合(シートベルト着用)

後席高齢者のシートベルト着用におけるこれらの特徴が、座席位置による影響か、年齢による影 響かを確認するため、図15 に助手席乗員の擬似 ΔV 別の損傷主部位別死者割合を示す。但し、助手 席には前面衝突用のエアバッグを装備している車両が多いため、このデータではシートベルト着用 でエアバッグ装備無し、もしくは装備有りでも非展開の事故のみを抽出した。対象となる高齢死者 は、胸部受傷が36 人、腹部受傷が 11 人である。

この結果を後席と比較すると、胸部・腹部受傷とも死者割合が上昇を始める擬似ΔV に違いはな いが、その死者割合は明らかに低くなっている。また、腹部受傷の死者割合が胸部受傷より高いの は、後席と同じ傾向である。

以上より、高齢者が低速でも腹部受傷による致命傷を負いやすいのは、年齢による衝撃耐性の低 下の影響が大きいと考えられるが、その死者割合に座席位置により大きな違いがあることが分かる。

図15 擬似 ΔV 別の損傷主部位別死者割合(助手席) 0.0

10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

18-64歳 胸部 18-64歳 腹部 65歳以上 胸部 65歳以上 腹部

死者割合(%)

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

60.0 18-64歳 胸部

18-64歳 腹部 65歳以上 胸部 65歳以上 腹部

死者割合(%)

(26)

2.4. ミクロデータによる分析

続いて、ミクロデータによる後席同乗中の乗員の傷害状況を図16 に示す。対象のミクロデータは、 2003 年から 2012 年までの車両前面が衝突した事故とした。その傷害状況の内訳は、死亡 3 人、重 傷7 人、軽傷 22 人である。ミクロデータでは、解析により衝突前後の速度差(ΔV)を推定してい るので、そのΔV と年齢による傷害状況の分布を分析する。

データ数は少ないものの、高齢者はΔV が 25km/h 以下と比較的低い場合でも死亡や重傷となって おり、死亡・重傷のΔV が比較的高い範囲に分布している非高齢者との傾向の違いが見て取れる。

図16 衝突前後の速度差別の傷害状況分布(ミクロデータ)

ミクロデータの事故事例を示す。事故内容は、交差点で相手車両の側面に自車両前面が衝突した 出会い頭事故である。解析により推定されたΔV は 20km/h で、車体破損程度は中破である。 乗員は2 名で、損傷程度は以下の通りである。

・運転者:19 歳女性 シートベルト着用、運転席エアバッグ展開 損傷程度:軽傷

損傷部位と傷害状況:顔・頸部・下肢擦過傷、脊椎捻挫、胸部挫傷(全てAIS1)

・後席左乗員:83 歳男性 シートベルト着用 損傷程度:死亡

損傷部位と傷害状況:胸部大動脈損傷(AIS5)、すい臓損傷、腰椎骨折(ともに AIS2) 室内には、乗員が接触した痕跡はなく、シートベルトが人身加害部位である。

図17 衝突車両の変形状況および車室内状況

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

0 10 20 30 40 50 60 70 80

死亡 ベルト非着用 重傷 ベルト非着用 軽傷 ベルト非着用 死亡 ベルト着用 重傷 ベルト着用 軽傷 ベルト着用

(km/h) 高齢死者・重傷者

非高齢死者・重傷者

年齢高齢者

AIS:

1971 年に米国自動車医 学振興協会(AAAM)か ら発表された外傷の種類 と解剖学的重症度を表す コードで、重症度を6 段 階で評価する。

AIS1 軽症~AIS6 即死。

(27)

3. 本研究のまとめ

3.1. 後席同乗中の高齢死者の分析まとめ

・ 後席同乗中の高齢者にもシートベルト着用の効果がある。

・ 但し、車両前面が衝突した事故において、高齢者はシートベルト着用時に胸部の骨折・内臓破裂、 腹部の内臓破裂で亡くなる割合が高い。

・ 衝突速度が比較的低速の場合でも、高齢者は腹部受傷により亡くなる割合が高い。

3.2. 今後の課題と提言

・ これまでは、安全法規やNCAP など、比較的高速域の衝突速度の乗員保護性能向上が車両開発 の中心であったが、今後は高齢乗員の増加に対応するため、中低速域での乗員保護性能にも注目 した研究・開発が必要である。

・ また、従前からシートベルト着用と前面衝突時の腹部受傷の関係についての研究が散見されるが、 本分析において後席同乗中の高齢者については、特に腹部を受傷する割合が高いことが判明した ため、その発生メカニズムや傷害状況について医学的な知見と合わせた更なる分析が必要である。

3.3. 後席の安全性向上のポイントと車両対策アイテムの提案

・ シートベルトの着用率の向上

→ 万一事故に遭ったときに、座席位置によらずシートベルトが最も効果的な安全装置であるこ とは、従前の多くの分析によって明らかにされているが、後席のシートベルト着用率は、平 成24 年の調査で一般道 33.2%、高速道路 65.4%と、前席(一般道で運転席 97.7%、助手席 93.2%) と比べて大変低い2)

この対策としては、交通安全教育や広報啓発活動などがあるが、車両側の対策としてはシー トベルトリマインダシステム(シートベルト非着用時警報装置)の普及促進が挙げられる。

・ 使用性の向上

→ 一部の車両には採用されているが、前席と同様にショルダーアジャスターや自立バックル等 の位置調整機構を追加して、窮屈・装着しづらいなどと言われてきた後席シートベルトを正 しい位置にかけやすくする必要がある。これは着用率の向上にもつながる内容であると考え る。

・ シートベルトのエネルギー吸収性能の改善

→ ノーマルベルトの採用が多い後席シートベルトであるが、前席と同様に事故に遭ったときの 衝撃エネルギーの吸収性能を向上させる、プリテンショナーやフォースリミッターの普及が 望まれる。

・ 衝突速度の低減

→ 座席位置を問わず効果が期待できるものとして、普及が進み始めた衝突被害軽減ブレーキシ ステムが挙げられる。

・ 新たな拘束装置の開発(エアベルト、後席エアバッグ等)

(28)

4. (参考)死者数削減予測

4.1. シートベルトのエネルギー吸収性能の改善による効果

対象となる全ての車両の後席シートベルトに、プリテンショナーとフォースリミッターが装備さ れた場合の死者数削減効果を分析に使用した5 年間の平均死者数を基に推計した。

前提条件:

・車両前面が衝突した事故の胸部受傷および腹部受傷への効果に限定。

・高齢者の胸部受傷と腹部受傷の改善の条件としては、以下の数値を用いた。

① 小柄女性を模擬したAF05 ダミーの後席スレッド試験結果より、プリテンショナーと フォースリミッター追加による胸部変位の低減は約35%(IRV 125→80%)とする3)

② 傷害リスクは、65 歳男性の AIS3+(重症)の胸部変位のリスクカーブを使用4) 胸部変位の値については初期を63mm とした。これは FMVSS208 や US-NCAP の閾値 であり、35 歳の AIS3+のリスクカーブを基にした値であるが、高齢者では衝撃への耐 性が低下していることから、この63mm から 35%改善して 48mm になるものとして、 傷害リスクを算出した。このとき傷害リスクは86%から 48%に減少する。

削減効果推計:

車両前面が衝突した事故の胸部および腹部受傷による死者数は、1 年間で 23 人から 13 人と なり、削減効果は△45%であった。

図18 前提条件で使用した後席スレッド試験結果と傷害リスクカーブ

4.2. 衝突速度低減の効果

対象となる全ての車両に衝突被害軽減ブレーキシステムが追加された場合の死者数削減効果を、 分析に使用した5 年間の平均死者数を基に推計した。

前提条件:

・車両前面が衝突した事故全てで作動すると仮定。

・50km/h 以下の衝突速度において、衝突の回避・軽減がなされるものとする。 0

10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

AIS3+ Thoracic Risk (%)

Chest Deflection (mm)

△35% 125%

80%

(29)

削減効果推計:

・衝突速度が10km/h 低減した場合は、1 年で 31 人から 20 人と△30%であるが、腹部受傷によ る死者には、あまり効果が無い結果となった。

・衝突速度が20km/h 低減した場合には、1 年で 31 人から 16 人と、およそ半分に削減できる可 能性がある。また、損傷部位に関わらず効果が望めると推測される。

現状 10km/h 低減 20km/h 低減 予測 削減数 予測 削減数 胸部受傷 15 人 11 人 4 人 8 人 7 人 腹部受傷 8 人 7 人 1 人 4 人 4 人 全 体 31 人 20 人 11 人 16 人 15 人

表1 衝突速度低減の効果

また、どちらの予測についてもシートベルトの着用率が向上すれば更なる上積みが可能と考えら れる(図4 の死者割合を基に算出すると、シートベルト着用率が助手席相当の 93%になると、高齢 者で約2 割、非高齢者では約 5 割の削減が望める)。このため、本研究では、車両の安全対策の提案 を行ったが、自動車に乗車する際には、まずは全ての乗員がシートベルトを正しい着用方法で装着 することを強く望む(シートベルトの正しい装着方法は、警察庁ホームページ等に掲載されている)。

5. 参考文献

1)「イタルダインフォメーション No.27 後席シートベルト~後席乗員のシートベルト非着用が 前席乗員に及ぼす影響」

「イタルダインフォメーション No.57 特集・車外放出事故」(公財)交通事故総合分析センター 2)「シートベルトの着用状況について」警察庁交通局、(一社)日本自動車連盟、平成 24 年発表 3)「STUDY OF SECOND ROW OCCUPANT PROTECTION IN FRONTAL VEHICLE CRASHES AND

POTENTIAL RESTRAINT SYSTEM COUNTERMEASURES」

第23回ESV会議、Paper No.13-0430、Ingo Mueller、Dr. Steffen Sohr(TAKATA AG, Berlin Germany) 4)NHTSA-2006-26555-0114 Federal Register

図 1  自動車乗車中の死者数推移(普通乗用・軽乗用・軽貨物車の乗員)  図 2  後席乗員の死者数推移  図 3  後席乗員の死者に占めるシートベルト着用割合 0 500 1000 1500 2000 2500 02 03 04 05 06 07 08 09 10  11  12 18-64歳  65歳以上 死者数(人) (年) 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 18-64歳 65歳以上 (年)20
図 6  車両の衝突部位別の後席死者割合  図 7  車両の衝突部位別の後席重傷者割合  2.2.2.  車両の衝突部位別損傷主部位別の死者  次に車両の衝突部位別に損傷主部位別の後席死者数を図 8 に示す。損傷主部位については、高齢 死者の死亡要因の上位 3 項目(頭部、胸部、腹部)を抽出した。  高齢死者の損傷主部位としては、シートベルト着用では車両前面が衝突した事故による胸部と腹 部への受傷が大部分を占めている。その死者数は、シートベルト着用の高齢死者 183 人に対して、 胸部受傷が 77 人(42
図 8  車両の衝突部位別の損傷主部位別の死者数  車両の衝突部位別に損傷主部位別の後席死者割合を図 9 に示す。高齢者は、シートベルト着用で は、車両前面が衝突した事故の腹部受傷による死者割合が 24%と特に高い。また、どの車両衝突部 位についても、腹部受傷の死者割合が他の受傷部位より高いことが特徴である。 シートベルト非着用でも、腹部受傷による死者割合が高いが、シートベルト着用時とは異なり車 両前面が衝突した事故よりも、側面が衝突した事故の死者割合が 23%と高い。これは、ドアトリム など比較的硬い車室
図 14  擬似 ΔV 別の損傷主部位別死者割合(シートベルト着用)  後席高齢者のシートベルト着用におけるこれらの特徴が、座席位置による影響か、年齢による影 響かを確認するため、図 15 に助手席乗員の擬似 ΔV 別の損傷主部位別死者割合を示す。但し、助手 席には前面衝突用のエアバッグを装備している車両が多いため、このデータではシートベルト着用 でエアバッグ装備無し、もしくは装備有りでも非展開の事故のみを抽出した。対象となる高齢死者 は、胸部受傷が 36 人、腹部受傷が 11 人である。  この結果を後席

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