この項では、Red Hat Linux Advanced Server 2.1 オペレーティング システムに関する サポート状況、インストールの方法、既知の問題について記述しています。
サポート状況
このオペレーティング システムは、下記の VMware 製品でゲスト OS としてサポート されています。
VMware Workstation 4.0、4.0.1、4.0.2、4.0.5、4.5、4.5.1、4.5.2、4.5.3、5.0、
5.5、5.5.1、5.5.2、5.5.3、5.5.4、6.0、6.0.1
Workstation 5.0、5.5、5.5.1、 5.5.2、5.5.3、5.5.4、6.0、6.0.1 では Update 6 がサ ポートされています。
Workstation 5.5、5.5.1、 5.5.2、5.5.3、5.5.4、6.0、6.0.1 では Update 7 がサポート されています。
Workstation 5.5、5.5.1、 5.5.2、5.5.3、5.5.4、6.0、6.0.1 では、2 Way Virtual SMP が試 験的にサポートされています。
VMware ACE 1.0、1.0.1、1.0.2、1.0.3、2.0、2.0.1
VMware GSX Server 3.0、3.1、3.2、3.2.1
VMware Server 1.0、1.0.1、1.0.2、1.0.3
VMware Server 1.0、1.0.1、1.0.2、1.0.3 では、2 Way Virtual SMP が試験的にサポー トされています。
VMware ESX Server 2.0、2.0.1、 2.1、2.1.1、2.1.2、2.5、2.5.1、2.5.2、2.5.3、
2.5.4、3.0、3.0.1、3.0.2
ESX Server 2.5、2.5.1、2.5.2、2.5.3、2.5.4、3.0、3.0.1、3.0.2 では Update 6 がサ ポートされています。
ESX Server 2.5.2、2.5.3、2.5.4、3.0、3.0.1、3.0.2 では Update 7 がサポートされて います。
Virtual SMP 対応
注意 VMware VirtualCenter を使ってゲスト OS をインストールする場合、その仮想マシンを実 行する VMware 製品(ESX Server または VMware Server)で、該当するゲスト OS がサ ポートされていることを確認しておいてください。
インストール上の注意点
特定ゲスト OS のインストールを扱った本セクションのガイドだけでなく、「VMware 製品すべてに共通する一般的な注意事項(P.39)」にも必ず目を通してください。
Red Hat Linux Advanced Server 2.1 は、標準の Red Hat ディストリビューション CD を 使って仮想マシンにインストールするのが最も簡単な方法です。 ここでは、標準の ディストリビューション CD を使ったインストールの手順を説明します。ただし、
ブートフロッピーやネットワークからのインストールも可能です。ご使用の VMware 製品でサポートされている場合は、PXE サーバを使ってインストールすることも可能 です。
ゲスト OS をインストールする前に、新しく仮想マシンを作成し、構成を済ませてお いてください。
インストールの手順
1 Red Hat Linux Advanced Server 2.1 CD を CD-ROM ドライブに挿入します。
2 仮想マシンを起動して、Red Hat Linux Advanced Server 2.1 のインストールを開 始します。
Red Hat Linux Advanced Server 2.1 のインストールには、テキストモードのイン ストーラを使用してください。これは、インストーラの最初の起動時に選択する ことができます。Red Hat Linux Advanced Server 2.1 CD ブートプロンプトに、次 のような選択肢が表示されます。
To install or upgrade Red Hat Linux ... in graphical mode ...
To install or upgrade ... in text mode, type: text <ENTER>...
...
Use the function keys listed below ...
注意 Red Hat Linux Advanced Server 2.1 のセットアップ時に X サーバがインストールされ ますが、これは実行しないでください。代わりに、Red Hat Linux Advanced Server 2.1 のインストール完了後、直ちに VMware Tools パッケージをインストールすると、仮 想マシン内でアクセラレータ機能付 SVGA X サーバが実行されます。
注意 BusLogic 仮想 SCSI アダプタを VMware 仮想マシンで使用する際、Linux ゲスト OS の 多くで様々な問題が発生しています。このゲスト OS では、LSI Logic 仮想 SCSI アダ プタの使用をお勧めします。
注意 下記のステップ 6 の注記によく目を通して、不適合なカーネルをインストールしないよ うに注意してください。
テキストモードのインストーラを選択するには、textと入力してから <Enter>
キーを押します。
3 実際のマシンの場合と同じように、画面の指示に従ってインストールプロセスを 実行します。次のステップでは、必ず指示どおりの選択を行ってください。
4 言語とキーボードを選択します。次に、Installation Type 画面で、インストール の種類として [Advanced Server ] か [Custom] のどちらかを選択します。
5 Mouse Selection 画面で、[Generic - 3 Button Mouse (PS/2)] を選択してから [Emulate 3 Buttons] オプションを指定すれば、仮想マシンが 3 ボタンマウスをサ ポートするようになります。ホイールマウスを使用している場合は、[Generic Wheel Mouse (PS/2)] を選択することもできます。
6 VMware GSX Server のみ:Package Group Selection 画面で [Software
Development] と [Select individual packages] を選択します。Individual Package Selection 画面ではカーソルキーを使って [System Environment/Kernel] に移動 し、<Enter> キーを押します。[kernel-smp] の選択が解除されていることを確認 してください(角括弧の中にアスタリスクが表示されないようにしてください)。 GSX Server 仮想マシンでは、SMP カーネルはサポートされていません。他の選 択を変更する必要はありません。
VMware ESX Server または VirtualCenter(Virtual SMP が構成されていない ESX Server マシンにインストールする場合): Individual Package Selection 画面で カーソルキーを使って [System Environment/Kernel] まで移動し、<Enter> キー を押します。次のカーネルの選択が解除されていることを確認してください(角 括弧の中に星印が表示されないようにしてください)。
kernel-enterprise
kernel-smp
kernel-summit
VMware ESX Server または VirtualCenter(Virtual SMP が構成されている ESX Server マシンにインストールする場合):Individual Package Selection 画面で カーソルキーを使って [System Environment/Kernel] まで移動し、<Enter> キー を押します。
マルチプロセッサ仮想マシンをインストールする場合は、[kernel-smp] を選 択する必要があります。
ユニプロセッサ仮想マシンをインストールする場合は、必ず
[kernel-enterprise]、[kernel-smp]及び [kernel-summit] の選択を解除しておいて ください。
VMware ESX Server を使って Red Hat Linux Advanced Server 2.1 仮想マシンでユニ プロセッサとマルチプロセッサのカーネルを使用する際の詳しい情報は、
www.vmware.com/support/esx21/doc/releasenotes_esx213.html#vmpkernelのリリース 注記を参照してください。
7 Automatic Partitioning 画面で、ディスクの自動パーティショニングを許可しま す。あるいは Red Hat のデフォルトを使用したくない場合は、手作業で仮想ディ スクのパーティションを行うことも可能です。
8 次のような警告が表示されることがあります。
The partition table on device sda was unreadable. To create new partitions, it must be initialized, causing the loss of ALL DATA on the drive.
Would you like to initialize this drive?
この警告が表示されても、物理コンピュータのハードドライブに問題が生じてい る訳ではありません。仮想マシンの仮想ハードドライブに対してパーティション の作成とフォーマットを行う必要があると警告しているだけです。 [Yes] ボタンを クリックしてから <Enter> キーを押してください。該当する仮想ディスクが SCSI ディスクの場合、警告メッセージ文にはデバイス名としてsdaが使用され ます。仮想ディスクが IDE ドライブの場合は、代わりにデバイス名hdaが使わ れます。
9 ホストコンピュータが DHCP に対応した LAN に接続されている場合は、
Network Configuration 画面から [Use bootp/dhcp] オプションを選択することが できます。また、ネットワークパラメータを手作業で設定することも可能です。
10 Video Card Configuration 画面では、 [Generic SVGA] を選択します。
これでゲスト OS としての Red Hat Linux Advanced Server 2.1 の基本インストールが完 了です。
VMware Tools
ゲスト OS には必ず VMware Tools をインストールしてください。詳しくは、各 VMware 製品のマニュアルを参照するか、ナレッジベースの該当する項目
(kb.vmware.com/kb/340)に従ってください。
VMware Tools をインストールするまでは、X サーバをスタートさせないでください。
多くの Linux ディストリビューションでは、VMware Tools のインストール後に IPv6 が有効になっていると、VMware Tools をvmware-config-tools.plで構成すること ができません。この場合、VMware Tools は該当仮想マシン向けにネットワーク デバ イスを正しく設定することができず、以下のようなメッセージが表示されます。
Unloading pcnet32 module
unregister_netdevice: waiting for eth0 to become free
このメッセージは、仮想マシンを再起動するまで連続して繰り返されます。Linux を 実行する仮想マシンでこの問題を防ぐには、VMware Tools のインストールに先立ち、
IPv6 を無効にしておいてください。
Linux を実行する仮想マシンで IPv6 を無効にする
1 /etc/sysconfig/networkファイルにNETWORKING_IPV6=yesという行が含ま れている場合は、この行を以下のように変更してください。
NETWORKING_IPV6=no
2 /etc/modules.confファイルに次の行を追加します。
alias ipv6 off alias net-pf-10 off
IPv6 を無効にすれば、VMware Tools を正常にインストール、構成できます。
既知の問題
自動パーティショニング
ESX Server、GSX Server、Workstation、VMware Server: Red Hat Linux Advanced Server 2.1 ゲストのインストール中に、ディスクパーティションの設定の所で、仮想 ディスクの自動パーティショニングを選択しても、仮想ディスクが 3GB 以上でなけ れば自動パーティショニング中にエラーが発生する可能性があります。仮想ディスク が 3GB 未満の場合、仮想ディスクのパーティションは手作業で行ってください。
ゲストのスクリーンセーバー
VMware Workstation: XFree86 3.x X サーバを持つ Linux ホストでは、ゲスト OS での スクリーンセーバーの使用を避けてください。ゲスト上のスクリーンセーバーは大量 の処理能力を必要とするため、ホストの X サーバがフリーズしてしまう可能性があ ります。
異なるプロセッサへの移行
Linux 仮想マシンを AMD プロセッサ上で稼働するホストと Intel プロセッサ上で稼働 するホストの間で移動することはお勧めしません。
Linux ディストリビューションの多くは、インストール時に、インストール先の特定 プロセッサに最も適したカーネルを選択します。また、一部ディストリビューション は、デフォルトで GENERIC カーネルをインストールしますが、ユーザーが選択して インストールできるアーキテクチャ固有のカーネルも提供しています。このような カーネルには、そのプロセッサでのみ利用できる命令が含まれている場合がありま す。そのような命令を異なるプロセッサを使用するホストで実行すると、悪影響が生 じる可能性があります。
このため、AMD プロセッサを使用するホストで作成された Linux 仮想マシンは、 Intel プロセッサを使用するホストに移動しても動作しないことがあります。逆に、Intel プロセッサを使用するホストで作成された Linux 仮想マシンを AMD プロセッサを使 用するホストに移動しても動作しない場合があります。
これは仮想マシンに限られたものではなく、物理コンピュータでも生じる問題です。
例えば、Linux がインストールされたハードドライブを AMD マシンから Intel マシン に移動した場合、そのドライブから起動しようとすると問題が生じます。
ESX Server 仮想マシンで PAE を無効化
ESX Server 2.5.x: ESX Server 2.5.x 仮想マシンは PAE(物理アドレス拡張)をサポート していますが、この機能に対してパフォーマンスが最適化されている訳ではありませ ん。このため、PAE 機能が有効になっているゲスト OS では、パフォーマンスが低下 する恐れがあります。最高のパフォーマンスを実現するには、ゲスト OS で PAE を無 効にすることをお勧めします。PAE の無効化に関する情報と手順は、ナレッジベース のkb.vmware.com/kb/2020の項を参照してください。
ESX Server 3.x: PAE を無効にすると、最近の AMD 及び Intel プロセッサが提供する NX (no execute) 機能及び ED (execute disabled) 機能も無効になります。これらの機能 は、ESX Server 3.x より前の ESX Server ではサポートされていません。