EMC AutoStart for UNIX のインストール
タスク 3 : .nsr_cluster ファイルの構成
NetWorkerクライアント・ソフトウェアは保存するパスをどのホストが所有して
いるか判断する必要があります。NetWorkerソフトウェアは、MC/ServiceGuard
またはMC/LockManagerパッケージが所有するマウント・ポイントを、
/etc/cmcluster/ディレクトリにある.nsr_clusterファイルのエントリーによって
判断します。.nsr_clusterファイルには、NetWorkerパッケージが所有する
NetWorker共有マウント・ポイント用のエントリーを記載する必要があります。
.nsr_clusterファイルを構成するには、次の手順で行います。
1. 各マウント・ポイントの名前とパスを次の形式でファイルに追加します。
pkgname:published_ip_address:owned_path [:...]
published_ip_addressは、共有ディスクを所有するパッケージに割り当てられ
たアドレスです。IPv6アドレスは、次の例に示すように角かっこで囲む必要が あります。
networker:[3ffe:80c0:22c:74:230:6eff:fe4c:2128]:/share/nw
注:IPv4アドレスも角括弧で囲むことはできますが、必須ではありません。
2. .nsr_clusterファイルの所有権とアクセス権が全員に対して「読み取り」である
ことを確認します。
3. 必要に応じて、コロンで区切って、パスを追加します。一般的な.nsr_cluster ファイルの例を次に示します。
/etc/cmcluster/.nsr_cluster file. networker:192.168.109.41:/vg011 oracle:192.168.109.10:/vg021:/ora_data1:/ora_data2
注:HP-UX MC/ServiceGuardパッケージにディスク・リソースが含まれない場合は、
.nsr_clusterファイルにエントリーを追加する必要はありません。ただし、このディスク
レスのパッケージがオンラインで、そのクラスタ・ノードの唯一のパッケージである場 合は、バックアップ時にvar/adminメッセージ・ファイルにcmgetconfのメッセージが 出力されることがあります。
このメッセージを回避するには、マウント・ポイントにマウントされるファイル・シス テムを割り当て、このマウント・ポイントをパッケージ名とIPアドレスを付けて、上記
の形式で.nsr_clusterファイルに追加します。このファイル・システムはバックアップさ
れませんが、ディスクレスなパッケージがフェイルオーバーする可能性のある各クラス タ・ノードにマウントできる必要があります。
高可用性NetWorkerクラスタ・アウェア・サーバのインストール 75
タスク
4:
NetWorkerソフトウェアを高可用性アプリケーションとして定義
注:LVMを使用して、NetWorkerソフトウェアが使用する論理ボリュームまたはボリュー ム・グループを定義します。この手順に関する詳細情報は、HP-UXのマニュアルに記載され ています。
NetWorkerソフトウェアを高可用性アプリケーションとして定義して構成するに
は、次の手順で行います。
1. NetWorkerソフトウェアがインストールされているノードの1つで、
networker.clusterスクリプト(/opt/networker/binディレクトリにある)を実 行します。
2. メッセージに従って、NetWorkerパッケージを構成します。
networker.clusterスクリプトによって、実行中の物理ホスト上にpkg.confファ イルとlegato.controlファイルが作成されます。
3. legato.control ファイルをクラスタ内のすべてのノードにコピーし、実行権限が 設定されていることを確認します。
4. legato.controlファイルをクラスタ内のすべてのノードにコピーしたあと、ク
ラスタ内の残りのノード上でnetworker.cluster スクリプトを実行します。
legato.controlファイルを生成するメッセージが表示されたら、「n」と入力し
ます。
5. nsrexecdデーモンが実行されているか、各ノードを確認します。
ps -ef | grep nsrexecd
6. legato.controlファイルが各ノードに正しくインストールされているかを確認し
ます。
cd /etc/cmcluster/networker more legato.control
7. networker.clusterスクリプトを最初に実行したノード上で次の操作を実行し
ます。
a. pkg.confファイルが正しくインストールされたかを確認します。
cd /etc/cmcluster/networker cmcheckconf -P pkg.conf cmapplyconf -P pkg.conf b. パッケージを実行します。
cmrunpkg networker cmmodpkg -e networker
タスク
5:信頼できる
NetWorkerサーバのリストを定義
信頼できるNetWorkerサーバのリストを定義するには、次の手順で行います。
1. クラスタ内の1つのノードで、クラスタ管理ソフトウェアを使用して
NetWorkerサービスをシャットダウンします。
2. クラスタ内の各ノードで、次の手順に従います。
a. /nsr/res/serversファイルを編集または作成し、このクライアントへのアク
セスを許可するNetWorkerサーバを1行に1つずつ追加します。
b. このファイルの最初のエントリーが、NetWorkerサービスの仮想ホスト名で あることを確認します。このエントリーが、デフォルトのNetWorkerサーバ になります。
注:/nsr/res/serversファイルが空か存在しない場合、どのNetWorkerサーバでも次 の操作を実行できます。
- クライアントへのアクセスおよびクライアントのバックアップ。
- クライアントにディレクテッド・リカバリを実行する。
c. NetWorkerブート時起動ファイルにnsrexecd -s引数があるかを確認し、あ
る場合は削除します。nsrexecd -s引数が実行されると、/nsr/res/serversファ イルが上書きされます。
たとえば、次のファイルからnsrexecd -sの引数を削除します。
vi /sbin/init.d/networker nsrexecd -s venus -s mars
ファイル内のnsrexecdデーモンは、単に次のように表示されます。
nsrexecd
d. NetWorkerブート時起動ファイルを使用して、次のようにNetWorkerソフ
トウェアを停止し、再起動します。
/sbin/init.d/networker stop /sbin/init.d/networker start
3. クラスタ内の1つのノードで、クラスタ管理ソフトウェアを使用して
NetWorkerサービスを開始します。
4. NetWorkerサーバを実行するクラスタ・ノードで、次の操作を行います。
a. /nsr/res/serversファイルを編集または作成し、このクライアントへのアク
セスを許可するNetWorkerサーバを1行に1つずつ追加します。
b. このファイルの最初のエントリーが、NetWorkerサービスの仮想ホスト名で あることを確認します。このエントリーが、デフォルトのNetWorkerサーバ になります。
c. クラスタ管理ソフトウェアを使用して、NetWorkerサービスをシャットダウ ンし、再起動します。
高可用性NetWorkerクラスタ・アウェア・サーバのインストール 77