EMC AutoStart for UNIX のインストール
タスク 2 :サーバを高可用性アプリケーションとして定義
NetWorkerサーバを高可用性アプリケーションとして定義して構成するには、次の手順で行
います。
1. rootとしてログインします。
2. 各クラスタ・ノード上の/etc/hostsファイルに仮想ホスト名が含まれていることを確認 します。DNSまたはNISの仮想ホスト名は公開可能です。
3. NetWorkerサーバ・プロセスを実行するクラスタの各ノードからのオペレーションは以
下のとおりです。
a. /usr/bin/ディレクトリにあるクラスタ構成スクリプトnetworker.clusterを実行し
ます。
b. 次の情報を入力します。
– インストール時に与えられるローカルNetWorkerデータベースのディレクトリの 場所:
/nsr
– 公開仮想ホスト名:
clus_vir1
– 共有nsrマウント・ディレクトリ:
/nsr_shared_mnt_pt
注:networker.cluster -rを実行すると、構成をすべて元に戻すことができます。
4. 次の値が設定されていることを確認します。
NSR_SERVERHOST = 仮想ホスト名(clus_vir1)
NSR_SHARED_DISK_DIR = 共有nsrマウント・ディレクトリ(/nsr_shared_mnt_pt)
タスク
3:
HACMP for AIX NetWorkerサーバの定義
HACMP for AIX NetWorkerサーバを定義するには。
1. 共有ファイル・システムを作成します。
2. サービスIPラベルを定義します。
3. NetWorkerアプリケーション・サービスを定義します。
a. rootとして次のコマンドを入力します。
smit hacmp
b. メイン・ウィンドウで、次のオプションを選択します。
[クラスタ構成]>[クラスタ リソース]>[アプリケーション サーバの定義]>
[プリケーション サーバの追加]
c. 次の値を入力します。
サーバ名:networker
起動スクリプト:/usr/bin/nw_hacmp.lc start 停止スクリプト:/usr/bin/nw_hacmp.lc stop
このアプリケーション・サーバはNetWorkerリソース・グループによって使用され ます。
4. NetWorkerリソース・グループを構成します。
HACMP for AIXのマニュアルに、HACMP for AIX環境でリソース・グループを定
義し監視する方法が記載されています。
タスク
4:
NetWorker仮想サーバにアクセスを許可
NetWorkerサーバがクライアントをバックアップする前に、サーバにアクセスを許
可する必要があります。サーバへのアクセスの許可は、/nsr/res/serversファイル を編集して制御します。
/nsr/res/serversファイルが空か存在しない場合は、どのNetWorkerサーバでもク
ライアントをバックアップできます。/nsr/res/serversファイルに記載されたサー バだけがクライアントをバックアップできます。
NetWorker仮想サーバにアクセスを許可するには、次の手順で行います。
1. クラスタ内のそれぞれのノードに対して次の操作を実行します。
a. NetWorkerプロセスを終了して、すべてのNetWorkerデーモンが停止して
いることを確認します。
b. /nsr.NetWorker.local/res/serversファイルを編集または作成します。
– このクライアントへのアクセスを必要とするNetWorkerサーバを1行に 1つずつ追加します。
– 仮想NetWorkerサーバごとに、それぞれの物理ホストおよびNetWorker
仮想サーバのエントリーを追加します。例:
clus_vir1 clus_phys1 clus_phys2
c. NetWorkerブート時起動ファイルをチェックして、nsrexecdが-sオプショ
ンで実行されていることを確認します。-sオプションが存在する場合は、
ファイル内の次の記述をすべて削除します。
-s server_name
2. クラスタ内の1つのノードで次の操作を実行し、クラスタ管理ソフトウェアを
使用してNetWorkerサービスを開始します。
a. HACMP for AIXソフトウェアを使用して、NetWorkerリソース・グループ
をオンラインにします。
b. /nsr/res/serversファイルを編集または作成します。
– クライアントへのアクセスを必要とするNetWorkerサーバを1行に1つ ずつ追加します。
– 仮想NetWorkerサーバごとに、それぞれの物理ホストおよびNetWorker
仮想サーバのエントリーを追加します。例:
clus_vir1 clus_phys1 clus_phys2
NetWorker仮想サーバのインストール 61 3. 必要に応じて、クラスタ外の各NetWorkerクライアントへのアクセスを許可し
ます。
a. NetWorkerプロセスを終了して、NetWorkerデーモンが停止していることを
確認します。
nsr_shutdown ps -ef | grep nsr
b. /nsr/res/serversファイルを編集または作成します。
– クライアントへのアクセスを必要とするNetWorkerサーバを1行に1つ ずつ追加します。
– 仮想NetWorkerサーバごとに、それぞれの物理ホストおよびNetWorker
仮想サーバのエントリーを追加します。例:
clus_vir1 clus_phys1 clus_phys2
タスク
5:
NetWorkerクラスタ・サーバの構成
NetWorkerサーバを構成するには、次の手順で行います。
1. NetWorker仮想サーバを実行しているクラスタ・ノードにrootとしてログイン
します。
2. NetWorker Consoleソフトウェアを起動します。
a.[コンソール]ウィンドウで、[エンタープライズ]をクリックします。
b. 左側のペインで、[エンタープライズ]アイコンを選択します。
NetWorkerサーバが左右のペインに表示されます。
c. 左側のペインで、NetWorkerサーバを選択します。
d. 右側のペインで、NetWorkerアプリケーションを選択します。
e.[エンタープライズ]メニューの[アプリケーションの起動]を選択します。
[管理]ウィンドウが開きます。
3. [管理]ウィンドウで、[構成]をクリックします。
a. 左側のペインで、NetWorkerサーバを選択します。
b.[ファイル]メニューで[プロパティ]を選択します。[プロパティ]ダイア ログ・ボックスが表示されます。
– [管理者]属性に、登録していないクラスタ・ノードのエントリーを追加 します。例:
root@hostname
– [OK]をクリックします。
タスク
6:
NetWorkerクラスタ・サーバ下のクライアントの構成
networker.clusterスクリプトを実行すると、ローカル・ディスクを指すシンボリッ
ク・リンクが/nsrという名前で作成されます。また、ローカルのNetWorkerディ レクトリを指すnsr.NetWorker.localという名前のリンクも作成されます。たとえ ば、/var/nsrにローカルNetWorkerディレクトリを作成した場合、各クライアン ト・メンバーに次のリンクが作成されます。
◆ /nsr->/nsr.NetWorker.local
◆ /nsr.NetWorker.local->/var/nsr
NetWorkerクラスタ・サーバ下のクライアントを構成するには、次の手順で行い
ます。
1. (オプション)セーブグループを定義します。
注: 仮想クライアントまたはNetWorkerサーバのフェイルオーバー後にセーブセットを
再開させるには、セーブ・グループの[自動再開]属性を有効にし、[手動再開]オプ ションを無効にする必要があります。
2. 次の手順で、クラスタ内の各物理クライアントをNetWorkerサーバのクライア ントにします。クラスタ内の物理クライアントについて次の操作を行います。
a. 新しいNetWorkerクライアントを作成します。
b.[名前]属性に、物理クライアントの名前を入力します。
c.[エイリアス]リストにブート・アダプタ名を追加します。
3. クラスタ内の各仮想クライアントを仮想NetWorkerサーバのクライアントにし ます。クラスタ内の仮想クライアントについて、次の操作を行います。
a. 新しいクライアントを作成します。
b.[名前]属性にサービス・アドレスの名前を入力します。
c.[リモート・アクセス]属性の場合、ユーザーはブート・アドレスのroot ユーザーである必要があります。
d. クラスタ内で定義された各サービス・アドレス、ブート・アドレス、物理ア ドレスのエントリーを追加します。例:
root@clus_phys1
e.[グループ]属性で、グループを選択します。
4. 検証テストを実行して、クライアント・リソースとグループ・リソースが正し く構成されていることを検証します。
NetWorkerサーバが常駐するノード上で、次のように入力します。
savegrp -pv -c client_name group_name
5. 検証テストの結果、スケジュール・バックアップやインデックスが表示されな い場合は、67ページの「スケジュール・セーブの追跡」を参照してください。
NetWorkerクライアント・ソフトウェアのみをクラスタにインストール 63
タスク
7:仮想サーバのフェイルオーバー用に
NetWorkerライセンスを登録
NetWorkerサーバをクラスタ環境で登録するには、次の手順で行います。
1. NetWorker仮想サーバがクラスタの一部として定義されていることを確認し
ます。
2. NetWorkerサービスが実行中であることを確認します。
3. クラスタ内の各ノードで、次の手順に従います。
a. NetWorkerサーバをこのノードに順次移動します。
b.[NetWorker管理]ウィンドウで、適切なクラスタ・ライセンスのホストID 番号を確認します。
4. NetWorker仮想サーバを実行しているシステムにログインし、/nsr/res/hostids
ファイルを作成します。このファイルには、すべてのクラスタ・ノードのホス トIDが含まれます。
次の構文を使用します。
hostid1:hostid2:hostid3:...
例:
12345678:87654321
5. NetWorker仮想サーバをオフラインにした後、再度オンラインにして、サーバ
を再起動します。
6. [NetWorker管理]ウィンドウで、適切なクラスタ・ライセンスのホストID番 号を確認します。
7. NetWorkerソフトウェアを登録します。
NetWorker クライアント・ソフトウェアのみをクラスタにインストール
次の手順に従って、NetWorkerクラスタ・クライアントをインストールします。
◆ 63ページの「タスク1:NetWorkerクラスタ・クライアント・ソフトウェアのイ ンストール」
◆ 64ページの「タスク2:NetWorkerクライアント・ソフトウェアを高可用性アプ リケーションとして構成」
◆ 64ページの「タスク3:信頼できるNetWorkerサーバのリストを定義」
◆ 65ページの「タスク4:NetWorkerサーバ下のクライアントの構成」
注:バックアップする必要のあるクラスタ内の各ノードにNetWorkerクライアント・ソフト ウェアがインストールされていることを確認してください。
タスク
1:
NetWorkerクラスタ・クライアント・ソフトウェアのインストール
クラスタ内の各ノードにNetWorkerクライアント・ソフトウェアをインストールす るには、次の手順で行います。
1. 最新のHACMP for AIXパッチがインストールされていることを確認します。
2. バックアップするクラスタの各ノード上に、NetWorkerクライアント・ソフト ウェアをインストールします。
インストール方法の詳細については、「NetWorkerインストール・ガイド」を参照 してください。