この章では、次のトピックについて説明します。
◆ クラスタ用語 ... 90
◆ インストールの要件 ... 90
◆ NetWorkerソフトウェアのアップデート ... 91
◆ NetWorkerサーバのインストール ... 92
◆ NetWorker仮想サーバのバックアップ・デバイスの構成 ... 99
◆ NetWorkerサーバの別のノードへの移動 ... 100
◆ クラスタ・フェイルオーバー用のNetWorkerライセンスの登録 ... 100
◆ NetWorkerサーバ・サービスの再起動 ... 101
◆ NetWorkerクライアント・ソフトウェアのみをクラスタにインストール ... 101
◆ NetWorkerソフトウェアのMSCSからのアンインストール ... 102
◆ MSCS環境でのNetWorkerソフトウェアのトラブルシューティング ... 103
Microsoft Cluster Server
( MSCS )のインストール
クラスタ用語
NetWorkerドキュメントでは、次のようなクラスタ関連用語を使用しています。
◆ ノード — クラスタのメンバーである物理コンピュータ。
◆ プライベート・ディスク — クラスタ・ノード上のローカル・ディスク。クラス タ内の別のノードではプライベート・ディスクを使用できません。
◆ 共有ディスク — クラスタ・ノードが共有するディスク。
◆ フェイルオーバー機能 — ハードウェアまたはソフトウェアに問題が発生した際 に、リソースを移動してアプリケーションの可用性を確保する手段。2つのノー ドから構成されるフェイルオーバー機能では、一方のクラスタ・ノードで問題 が発生した際に、サーバ・オペレーションをもう一方のクラスタ・ノードに切 り替えて実行することができます。フェイルオーバー機能は、リソース管理 ツールとしても使用できます。
◆ 高可用性アプリケーション — クラスタ環境にインストールされ、フェイルオー バー機能が構成されたアプリケーション。
◆ クラスタ・アウェアNetWorkerサーバ — クラスタ・クライアントを認識できる NetWorkerサーバ。
◆ クラスタ・クライアント — クラスタ内のNetWorkerクライアント。仮想クラ イアント・リソース、または物理ノードの1つに属しているプライベート・
データをバックアップするNetWorkerクライアント・リソースのいずれかが 可能です。
◆ 仮想クライアント — クラスタ内の高可用性のサービスまたはアプリケーション に属しているデータをバックアップするNetWorkerクライアント・リソース。
仮想クライアントは1つのクラスタ・ノードから別のクラスタ・ノードにフェ イルオーバーできます。
◆ スタンドアロン・サーバ — クラスタ内で実行し、高可用性アプリケーションと しては構成されていないNetWorkerサーバ。スタンドアロン・サーバはフェイ ルオーバー機能を持ちません。
◆ 仮想サーバ — 高可用性アプリケーションとして実行するように構成された
NetWorkerサーバ。仮想サーバは1つのクラスタ・ノードから別のクラスタ・
ノードにフェイルオーバーできます。
インストールの要件
ここでは、NetWorkerサーバまたはNetWorkerクライアント・ソフトウェアを MSCS環境にインストールおよび構成するのに必要なソフトウェアとハードウェア について説明します。MSCSソフトウェアをインストールする際は、Microsoft社が 認定するハードウェア設定に従います。
すべてのノードには、次のいずれかがインストールされている必要があります。
◆ Microsoft Windows Server 2003、Standard、Enterprise、およびDatacenterの各 エディション、32ビット・バージョン、2つおよび4つのノード対応、
NetWorkerサーバ・サポート
◆ Microsoft Windows Server 2003、Enterprise、またはDatacenterの各エディショ ン、32ビット・バージョン、2つおよび4つのノード対応、NetWorkerクライ アント・サポート
NetWorkerソフトウェアのアップデート 91
◆ 最新のサービス パックをインストールしたMicrosoft Windows 2000(Advanced
ServerまたはDatacenter)、2つのノード対応、NetWorkerサーバおよびクライ
アント・サポート
注: SP3より前のサービス・パックしかインストールされていないWindows 2000の場合 は、Microsoft Gethostbyaddr( )パッチを適用してください(Microsoft Product Support Servicesから入手可能)。
◆ Microsoft Windows NT 4.0 ServerおよびEnterpriseエディション(MSCSおよ び最新のサービス パックをインストール済み)、NetWorkerクライアント・
サポート
◆ NetWorkerソフトウェアは、常にノードのプライベート・ディスクにインス
トールする必要があります
NetWorker ソフトウェアのアップデート
注:MSCSの詳細と、Microsoft管理コンソール(MMC)Cluster Administratorスナップイ ンの詳しい使用方法については、Microsoftのドキュメントを参照してください。
MSCS環境でNetWorkerサーバ・ソフトウェアをアップデートするには、クラスタ
内の1つのノードで次の操作を実行します。
1. Cluster Administratorプログラムで、NetWorkerサーバ・クラスタ・リソー ス・グループをオフラインにします。
2. NetWorker_install_path>\bin\NetWorker.clustersvrファイルの名前を、
NetWorker_install_path>\bin\NetWorker.noclusterに変更します。
3. NetWorkerソフトウェアをアップデートします。方法については、「NetWorker
インストール・ガイド」を参照してください。
4. NetWorker Back/Recovery Serverサービスを停止します。
5. NetWorker Back/Recovery Serverの[プロパティ]ダイアログ・ボックスを開
き、起動タイプを[自動]から[手動]に変更します。
6. NetWorker.noclusterファイルの名前をNetWorker.clustersvrに変更します。
7. クラスタ内の2番目のノードについて、次の操作を実行します。
a. NetWorker_install_path>\bin\NetWorker.clustersvrファイルの名前を、
NetWorker_install_path>\bin\NetWorker.noclusterに変更します。
b. NetWorker ソフトウェアをアップデートします。
c. NetWorker Back/Recovery Serverサービスを停止します。
d. NetWorker Back/Recovery Serverの[プロパティ]ダイアログ・ボックスを
開き、起動タイプを[自動]から[手動]に変更します。
e. NetWorker.noclusterファイルの名前をNetWorker.clustersvrに戻します。
8. NetWorkerサーバのクラスタ・リソース・グループをオンラインに戻します。
NetWorker サーバのインストール
MSCSの詳細と、MMC Cluster Administratorスナップインの詳しい使用方法は、
Microsoftのドキュメントに記載されています。
NetWorker
サーバの非クラスタ・モードでのインストール
NetWorkerサーバをクラスタ内で非クラスタ・モードで実行するには、NetWorker
サーバ・ソフトウェアがスタンドアロン・アプリケーションとしてインストールさ れている必要があります。インストール方法の詳細については、「NetWorkerイン ストール・ガイド」を参照してください。
注:コンピュータを再起動しないでNetWorkerソフトウェアをインストールした場合、
Cluster Administratorを最初に実行したときに、Cluster Administrator拡張DLLがリロード されないためにエラーが発生することがあります。このエラーが発生した場合は、Cluster
Administratorインタフェースを閉じて、コマンド・ラインで次のコマンドを実行して、DLL
をリロードします。
regsvr32 /u nsrdresex.dll
この設定では、NetWorkerサーバ・ソフトウェアは通常、クラスタ内の1つのノー ドだけにインストールされ、NetWorkerクライアント・ソフトウェアはクラスタ内 の各ノードにインストールされます。
次の規則が適用されます。
◆ NetWorkerサーバのフェイルオーバーは実行されません。
◆ NetWorkerサーバは、クラスタによって管理されるリソースとして設定する
必要はありません。
◆ クラスタ・サービスは実行されていても、実行されていなくても問題ありま せん。
NetWorker
サーバのクラスタ・モードでのインストール
次のセクションでは、NetWorkerサーバをMSCSで高可用性アプリケーションとし てインストールする手順を説明します。
◆ 93ページの「タスク1:NetWorkerソフトウェアのインストール」
◆ 93ページの「タスク2:クラスタ・リソース・タイプの作成と登録」
◆ 94ページの「タスク3:NetWorkerサーバ・リソース・タイプの確認」
◆ 94ページの「タスク4:MSCSグループ・リソースおよび必要なコンポーネン ト・リソースの作成」
◆ 96ページの「タスク5:NetWorkerサーバ・リソースのオンライン化」
◆ 96ページの「タスク6:NetWorker仮想サーバの構成」
◆ 97ページの「タスク7:NetWorkerクラスタ・サーバ上でのクライアントの 構成」
NetWorkerサーバのインストール 93 タスク1:NetWorkerソフトウェアのインストール
プライベート・ディスク上で、クラスタ内の各ノード上の同じ場所にNetWorkerソ フトウェアをインストールします。
ソフトウェアをインストールするには。
1. NetWorkerソフトウェアをインストールするノードに管理者としてログインし
ます。
2. クラスタ内の1つのノードで、次の手順に従ってインストールを完了します。
[NetWorker管理]ウィンドウで、適切なクラスタ・ライセンスのホストID番 号を確認します。
3. クラスタ内の2番目のノードについて、次の操作を実行します。
a. インストールを完了します。
b.[NetWorker管理]ウィンドウで、適切なクラスタ・ライセンスのホストID 番号を確認します。
インストール方法の詳細については、「NetWorkerインストール・ガイド」を参照 してください。
注:ホストIDは、100ページの「クラスタ・フェイルオーバー用のNetWorkerライセンスの 登録」の手順で必要になります。
タスク2:クラスタ・リソース・タイプの作成と登録
クラスタ・リソース・タイプを作成して登録するには、次の手順で行います。
1. NetWorkerサーバのソフトウェアが、クラスタの各ノードと同じ場所にインス
トールされていることを確認します。
2. クラスタ・ノードの1つで、次のコマンドを実行します。
regcnsrd -c
これで、NetWorkerサーバのクラスタ・リソース・タイプが作成されます。ま た、NetWorkerサーバ・リソース・タイプをこのノードから管理できるように、
リソース拡張モジュールが登録されます。
3. 2つめのクラスタ・ノードで、次のコマンドを実行します。
regcnsrd -r
次のメッセージが表示されたら、「Y」と入力します。
このマシンがNetWorkerサーバ・ソースのリソース拡張を登録するクラスタのメンバー ですか?
これで、NetWorkerサーバ・リソース・タイプをこのノードから管理できるよ うに、リソース拡張モジュールが登録されます。