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シミュレーション自己学習支援ソフトの開発

E- learning system for the recording and health education of school dental health examination

○

○Sugihara○Naoki○1),○Ishizuka○Yoichi○1),○Matsukubo○Takashi○1),○Nakanoda○Shinichi○2),○Yamamoto○Hitoshi○3),○Kawada○Eiji○3)

1)Department○ of○ Epidemiology○ and○ Public○ Health,○ Tokyo○ Dental○ College,○2)insidefield○ Co.○ Ltd.,○3)Dental○ Education○ Development○

Center,○Tokyo○Dental○College○

【目 的】

個人の疾患リスクを評価し,適切な事後処置の選択や的確な保 健指導を行うことは,地域歯科保健活動に参画する歯科医師と しての基本である.従来の本講座の基礎実習においては,口腔 疾患やそのリスクのほとんどない学生の相互実習での記録のみ で終了しており,地域歯科保健に必須の口腔状態の記載や事後 処置について学生が十分に理解するまでには至っていない.そ こで,口腔状態のデータベースを用いて個人の口腔状態の記載 を模擬的にWeb上で体験ができる自己学習システムを構築し,

実際に学生実習で応用したので報告する.

【方 法】

Web上で約 70 症例の口腔写真を参照しながら,学校における 定期歯科健康診断票への歯の状態の記載ならびに保護者へのお 知らせへの記入ができるソフトを開発した.画像は,インサイ ドフィールド社のサーバーで管理され,使用者が実習を行う場 合は,あらかじめ使用者のメールアドレスとパスワードを登録

するようになっている.歯式への記載はマウスを使用して簡単 にできるように工夫されている.平成 23 年度に本ソフトを使 用した 4 年生に対して実習直後にアンケート調査を行った.

【結果と考察】

「学校歯科保健を理解する上で効果的であったか」の質問に対し ては,非常にそう思うが28%,そう思うが69%であり,症例写 真の適切性については,非常に適切であるが28%,適切である が69%であり,操作性については,非常に良いが28%,良いが 57%であった.自由回答では,「実際に健診しているようで,

知識のステージが机上から臨床に近づける」との意見があった.

このシステムは学内のみならず自宅で行うこともできるのが特 徴である.また,臨床研修医,学校歯科医,その他の歯科健診 に携わる際の研修に十分活用できると考えられた.

以上の結果より,本システムは,画像情報の理解が極めて重要 である歯学部学生の臨床前基礎実習として,有効であることが 示唆された.

P-102 留学生をチューターとしたグループ学習による英語教育

○

○森尾郁子1),鶴田 潤1),川口陽子2)

1)東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯学教育開発学分野,2)東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科健康推進歯学分野○

Group-based English language education as facilitated by international students

○

○Morio○Ikuko○1),○Tsuruta○Jun○1),○Kawaguchi○Yoko○2)

1)Tokyo○Medical○and○Dental○University,○Graduate○School○of○Medical○and○Dental○Sciences,○Dental○Education○Development,○2)Tokyo○

Medical○and○Dental○University,○Graduate○School○of○Medical○and○Dental○Sciences,○Oral○Health○Promotion

○

【目 的】

本学の教育の基本理念である国際的視野を有する人材の育成に は,学生の英語能力の向上を図るための継続的な学習支援体制 が必要である. 2005 年度に導入されたカリキュラムでは,教 養教育との連携で行わる「科学英語」と,学年混合選択セミナー という必修選択科目の中で,目的別英語コースを複数提供して きた. 2012 年度導入カリキュラムでは,医学科生と共に英語 による討論を通して医学英語を学ぶ予定である.こうした状況 を踏まえ,平成 23 年度に歯学科 3 年生を対象とした英語のグ ループ学習を実施したので,その効果と課題について検討す る.

【方 法】

TOEFLスコアを参考に,歯学科3 年生51 名を7 班に班分けし,

本学大学院在籍の外国人留学生 1 名を各班にチューターとして 配置した.グループ学習の第1 部(50 分間)では,予め各班で決 定したテーマについて準備してきた 3 分間の英語口頭発表を行 い,チューターの司会で質疑を行った後,自己評価と同僚評価

を行った.第2 部(50 分間)では,チューターが自国の歯科事情 等について英語による発表を行い,質疑を行った.

【結 果】

英語による口頭発表について,明瞭さ(聞きやすさ),構成(わ かりやすさ),総合評価の3 項目について5 段階で自己評価,同 僚評価を行ったところ,自己評価に大きな変化はみられなかっ たが,同僚評価の平均スコアは上昇している学生が半数以上を 占めた.

【考 察】

入学してくる歯科学生の半数以上は,海外旅行,英会話学校通 学,英語母語話者による英語の授業などの経験があるが,英語 能力に関する自己評価は低い状況にある.将来英語を使うため の基礎力をつける必要性を感じている学生が多数いる一方で,

現時点での英語学習における明確な目標がなく,また将来も必 要性を感じない学生も存在する.今回実施した英語発表演習 や,留学生との交流を活用することで,学習への動機づけに繋 げることが重要であると考えられた.

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P-103 日本大学歯学部 1・2 年生の少人数教育における成績評価の課題

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○酒井秀嗣,三枝 禎,佐藤紀子,田嶋倫雄,中野善夫,宮崎洋一,佐藤 恵,鈴木直人,桑田文幸 日本大学歯学部

Evaluation issues in small group education

○

○Sakai○Hidetsugu,○Saigusa○Tadashi,○Sato○Noriko,○Tajima○Michio,○Nakano○Yoshio,○Miyazaki○Yoichi,○Sato○Megumi,○Suzuki○Naoto,○

Kuwata○Fumiyuki

Nihon○University○School○of○Dentistry○

【緒 言】

日本大学歯学部では 1 年次後期にテュートリアル方式の入門と して「教養演習」を配し,グループ学習による課題探求を行っ ている.この科目は設置されて既に 12 年が経過し,問題点が 指摘されるたびに改良を重ねてきた.ところが,成績評価点 がテューターによって異なることが以前から課題となってい たが,未だに改善されないまま現在に至っている.そこで,

2010 年の成績評価を元に,実態の解析を行った.

【方法と結果】

2010 年には18 人のテューターが20 グループを担当し,学年の 平均評価点は 81.2 点であった.一方,グループの平均評価点 は 90.7 点から 73.9 点の間にばらつき,Kruskal○Wallis○test○に よるとグループ間の差は高度に優位であった○(p<0.001).ま た,学年全体での評価点の標準偏差は 7.1 点であったが, 1 点 台のグループが 3 つあった.

この学生が 2 年生に進級すると,前期に同様のテュートリアル 方式の「生体基礎演習」を受講する.そこで,両者の成績を解析 すると相関係数は 0.09 で, 1・2 年のテュートリアル科目の成 績に相関は認められなかった.さらに, 2011 年度の教養演習 でもグループ間の差が高度に有意であった(p=0.002).

【考 察】

以上の結果から,グループごとの評価点の違いは,学生をラ ンダムに少人数グループに分けたことによるばらつきよりも,

テューターに依存することが示唆された.これまでも,成績 評価については細かな採点基準を設けて採点表を作成したり,

ワークショップによる申し合わせを行ってきた.しかし,それ だけでは事態が一向に改善されていないことから,より具体的 な評価モデルの策定を行い,それを用いたワークショップが必 要と考えられる.

P-104 鹿児島大学病院歯科医師臨床研修におけるe-learningシステム導入の試み

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○岩下洋一朗1),河野博史2),志野久美子2),諏訪素子2),松本祐子2),吉田礼子2),田口則宏1)2)

1)鹿児島大学大学院医歯学総合研究科歯科医学教育実践学分野,2)鹿児島大学医学部・歯学部附属病院歯科総合診療部

Trial introduction of e-learning system to postgraduate dental clinical training in Kagoshima University Hospital

○

○Iwashita○Yoichiro○1),○Kono○Hiroshi○2),○Shino○Kumiko○2),○Suwa○Motoko○2),○Matsumoto○Yuko○2),○Yoshida○Reiko○2),○Taguchi○Norihiro○1)2)

1)Department○of○Dental○Education,○Kagoshima○University○Graduate○School○of○Medical○and○Dental○Sciences,○2)Department○of○General○

Dentistry,○Kagoshima○University○Hospital

【目 的】

鹿児島大学に導入されつつあるe-learningシステム”e-Moodle”

は特徴として携帯電話からのアクセスが可能など,学外におけ る情報共有が容易になっている.鹿児島大学病院歯科医師臨床 研修において,毎日の研修上の連絡事項が,学外施設や他診療 科で臨床研修を行っている研修歯科医に伝わらないことが頻繁 に発生し,問題になっていた.そこで,本問題を解決すること を当初の目的として,e-Moodleの導入を試みたので報告する.

【方 法】

研修歯科医が学外においても連絡事項の通達・確認が可能にな るように連絡事項,お知らせ等の登録を行った.通常は歯科総 合診療部(歯科医学教育実践学)の指導歯科医(教員)が連絡事項 の登録を行うが,症例検討会等の研修歯科医の係からの連絡事 項については,係に連絡事項の登録のみが行える権限を与え研 修歯科医自身からも他の研修歯科医へ連絡が出来るように設定

した.

【結 果】

e-Moodleの特長を活かし,学外からも携帯電話等でアクセス できるようになった.また,アクセス状況が指導歯科医から確 認できるようになった.しかしながら患者情報を含むデータに ついては,学外からのアクセスが可能なシステムであることを 考慮して一切掲載しなかった.

【考 察】

本システムは平成 23 年度末より導入検討を開始したため,ま だ具体的な稼働は行っていないが,管理型研修プログラムによ り当大学の歯科総合診療部に不在の研修歯科医でも容易にアク セス可能なシステムにすることが出来た.今後は研修歯科医に 連絡すべき情報の整理を行うとともに,e-learning本来の教育 コンテンツの整備・構築も目指す.さらにe-Portfolioへの応用 を検討していきたい.