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○瀧田史子1),吉田隆一1),倉知正和2),岡 俊男1),横山貴紀1),大橋静江1),田邊俊一郎1),山田尚子1),長谷川信乃1),○

近藤亜子1),瀧谷佳晃1),北後光信1),松岡正登1),安田順一1),松原 誠1)

1)朝日大学歯学部附属病院臨床研修委員会,2)朝日大学歯科医学教育推進センター

Release of Information on Collaborating Facilities for New Dental Residents at Asa-hi University Hospital

○Takita○Fumiko○1),○Yoshida○Takakazu○1),○Kurachi○Masakazu○2),○Oka○Toshio○1),○Yokoyama○Takanori○1),○Ohashi○Shizue○1),○○

Tanabe○Toshiichiro○1),○Yamada○Naoko○1),○Hasegawa○Shinobu○1),○Kondo○Tsuguko○1),○Takitani○Yoshiaki○1),○Kitago○○Mitsunobu○1),○○

Matsuoka○Masato○1),○Yasuda○Jun-ichi○1),○Matsubara○Makoto○1)

1)Committee○of○Postgraduate○Dental○Training○Program,○Asahi○University○Hospital,○2)Center○for○Advancement○of○Dental○Education,○

Asahi○University○School○of○Dentistry

【目 的】

臨床研修施設群方式に参加する研修歯科医の多くが病院作成の 施設概要冊子や,出向を終えた研修歯科医からの情報により 出向先を選択している.しかしながら, 2006 年度以降のアン ケート調査では,協力型施設に対する不信感や不満を訴えた研 修歯科医が少数ではあるがみられる.そこで,今回,この調査 に基づく施設の情報を次年度研修歯科医に開示することにし,

その情報の記載方法や開示方法を検討したので報告する.

【方 法】

アンケート調査は臨床研修施設群方式に参加した 38 名につい て実施した.アンケートには,『アンケート内容については,

本院のみで管理し,協力型施設の指導医に開示することはあり ませんので,現状をありのままに記載して下さい』と付記し,

研修内容,研修環境以外に『現状,悩みなどを自由に記載して 下さい』など項目ごとに自由記載させた.

提出されたアンケート内容をさらに詳細に確認する目的で,全

研修歯科医に対して各 2 名の副プログラム責任者が再度聞き取 り調査を行った.情報の収載に当たっては,研修医の一方的な 評価にならないよう配慮した表現での記載を心がけた.また,

研修歯科医には,次年度研修予定者に聞き取りによる情報を開 示すること,さらに次年度研修予定者には情報を求める場合は 個人で本院管理者に申し出ることや,得た情報の厳重な管理に 努める様に伝えた.

【結果と考察】

聞き取り調査では,アンケートには記載されない詳細を聴取す ることができた.改善点や要望事項があるにもかかわらず,研 修内容,研修環境とも良好であったと記載しているケースもあ り,研修歯科医のアンケートに対する取り組みが希薄で,聞き 取りによる確認の必要性が示唆された.開示を求めた次年度研 修予定者は65 名中5 名と少数であったが,適正な協力型施設選 択のためには情報開示は必要であると考えている.

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P-123 臨床研修歯科医師に対する多面観察評価(360 度評価)の検討

○後藤田宏也1),葛西一貴2),五関たけみ2),黒木俊一3),牧村英樹4),長濱文雄4),伊藤孝訓5),和田守康4),牧村正治6)

1)日本大学松戸歯学部○公衆予防歯科学講座,2)日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座,3)日本大学松戸歯学部顎口腔機能治療学講座

4)日本大学松戸歯学部再生歯科治療学講座,5)日本大学松戸歯学部歯科総合診療学講座,6)日本大学松戸歯学部社会歯科学(歯科医学 教育学)講座

Evaluation of Multi-observer (360-degree) assessment for trainee dentists

○Gotouda○Hiroya○1),○Kasai○Kazutaka○2),○Goseki○Takemi○2),○Kuroki○Toshikazu○3),○Makimura○Hideki○4),○Nagahama○Fumio○4),○○

Ito○Takanori○5),○Wada○Moriyasu○4),○Makimura○Masaharu○6)

1)Department○of○Preventive○and○Public○Oral○Health,○Nihon○University○School○of○Dentistry○at○Matsudo,○2)Department○of○Orthodontics,○

Nihon○University○School○of○Dentistry○at○Matsudo,○3)Department○of○Oral○Function○and○Rehabilitation,○Nihon○University○School○of○

Dentistry○at○Matsudo,○4)Department○of○Renascent○Dentistry,○Nihon○University○School○of○Dentistry○at○Matsudo,○5)Department○of○Oral○

Diagnosis,○Nihon○University○School○of○Dentistry○at○Matsudo,○6)Department○of○Social○Dentistry(Dental○Education),○Nihon○University○

School○of○Dentistry○at○Matsudo

【目 的】

多面観察評価(360 度評価)は職場の関係者の複数名が人材育 成やの能力向上を目的として日常の職務行動を評価する方法 で,欧米を中心に普及し,近年日本でも取り入れられてきてい る.医療の現場においても,研修医が医師としてのコンピテン ス(能力と意欲の総体)を高めていくための形成的フィードバッ クとして,研修医との定期的な教育面談などに利用されている が,歯科領域での利用は少ない.本研究では協力型施設におけ る研修歯科医の多面観察評価による検討を行ったので報告す る.

【方 法】

平成 23 度日本大学松戸歯学部付属病院の研修歯科医を対象と して,出向先の協力型施設の指導医,歯科衛生士および受付事 務員に対し,患者ケア,プロフェッショナリズム,臨床の実践 およびコミュニケーションに関する4 尺度で計20 項目で構成さ れており,評価は北海道プライマリケアネットワーク(ニポポ)

の評価表を基に一部改編したものを用い,評定形式は 5 段階(1

〜 5)にて評価した.

【結果および考察】

指導医(歯科医師)と歯科衛生士のそれぞれの全項目(4 尺度で 計 20 項目)の平均(Mean±SD)は 4.21 ± 0.59, 4.22 ± 0.63 であった.受付事務員では 2 尺度(10 項目), 4.30 ± 0.81 で あった.指導医(歯科医師)と歯科衛生士用のそれぞれの研修歯 科医 20 項目の平均値には正の相関関係が認められ(p<0.001),

指導医(歯科医師)と歯科衛生士ともにプロフェッショナリズ ムとコミュニケーションの尺度項目の平均値が他の項目より有 意に高かった(p<0.001).受付事務員にはプロフェッショナリ ズムとコミュニケーションの計 10 項目のみの評価であったが,

それぞれの尺度項目の平均値が他の評価者と同等を示した.ま た本評価の特徴である評価者の立場による評価や見解の相違が 認められる項目の検討が重要であり,その差異の分析に基づく フィードバックなどの指導と改善が必要であることが示唆され た.

P-124 東北大学大学院歯学研究科における歯学研究者育成プログラムの概要

○佐々木啓一,福本 敏 東北大学大学院歯学研究科

Overview of dental scientist promotion program for postgraduate students in Tohoku University Graduate School of Dentistry

○Sasaki○Keiichi,○Fukumoto○Satoshi

Tohoku○University○Graduate○School○of○Dentistry

東北大学大学院歯学研究科では,修士課程および博士課程大学 院生を対象とした「歯学研究者育成プログラム」を実施してい る.このプログラムは,大学院生の研究力と国際性を涵養する ための研究活動と国際学会発表の支援を目的に開始されたプロ グラムであり,科学研究費補助金(科研費)の申請書に類似した 申請書を作成し,厳格な審査の上,採択者には上記活動の為に 年間 30 万(年間 10 名)の給付するものである.平成 22 年度か らは成果を明確化するため,国際学会での英語での発表を義務 づけた.審査員は本研究科研究企画推進室の 6 名の教授で担当 し, 1)これまでの研究実績(目的,方法の妥当性), 2)研究の 新規性・独創性, 3)歯学研究への貢献度や医学および工学分 野への波及効果, 4)将来の発展性などの項目に対して審査を 行っている.

本プログラムは,申請や審査方式を科研費と類似させているた め,このようなグラント申請経験を経験させることで,大学院 修了後の科研費や学振の申請に対して容易に取り組むことがで きる.また各分野での大学院生の国際学会発表を促進させるこ とで,大学院生を指導する教員に対しても,英語発表に対する 教育能力の向上も期待できた.本プログラムは,採択の有無に かかわらず,申請者のグラント申請書の作成能力を向上させ,

自分が現在行なっている研究を客観的に評価する点で大きなメ リットがあると考えられる.このような機会を増やすため現在 では年 2 回の応募を行なっている.

今回,この歯学研究者育成プログラムの詳細と,採択者の大学 院修了後の動向調査,科研費等の採択結果をまとめ報告する.

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P-125 鶴見大学東日本大震災学生ボランティア活動における歯科関連プログラム

○大蔵眞太郎1),太田杏奈2),今泉直也3),丸尾○亮太3),山根 明4),前田伸子5)

1)鶴見大学歯学部総合歯科 2,2)鶴見大学歯学部短期大学部歯科衛生科第 1 学年,3)鶴見大学歯学部第 5 学年,4)鶴見大学歯学部物理 学教室,5)鶴見大学歯学部口腔微生物学講座○

Dental program in the volunteer activity of Tsurumi University student for Great East Japan Earthquate

○Okura○Shintaro○1),○Ota○Anna○2),○Imaizumi○Naoya○3),○Maruo○Ryouta○3),○Yamane○Akira○4),○Maeda○Nobuko○5)

1)Department○of○General○Dentistry,Tsurumi○University○Dental○Hospital,○2) First○Year○Student,○Tsurumi○University○Junior○College,○De-parment○of○Dental○Hygiene,○3)Fifth○Year○Dental○Student,Tsurumi○University○School○of○Dental○Medicine,○4)Department○of○Biophysics,○

Tsurumi○University○School○of○Dental○Medicine,○5)Department○of○Oral○Bacteriology,○Tsurumi○University○School○of○Dental○Medicine

2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災を受けて,鶴見大学 は学生主体のボランティア団体を立ち上げた.この団体の主 な活動は宮城県気仙沼市立大谷小学校の児童に対する学習支 援(通称:学びーば)であるが,今回はその学習支援と並行し て行った歯科関連プログラムについて紹介する.歯科関連プロ グラムは児童に歯の大切さを認識し,歯科に親しんでもらいた いという目的で, 2011 年の夏季にブラッシング指導および歯 のキーホルダー作り, 2011 年の冬季にブラッシング指導およ び歯科用石膏を用いた指の模型作り, 2012 年春季には口腔の ペーパークラフト(e-口模型,ニッシン)作りを行った.実施に あたっては児童が理解し易いように視聴覚的要素を多用し楽し みながら学べるように留意した.ブラッシング指導は紙芝居で 導入を行った後,模型や染出し液を活用して行った.歯のキー

ホルダーは歯科用シリコーンをもちいて歯の模型の印象採得 後,常温重合レジンにより作製した.指の石膏模型はフィルム ケースの中にアルジネート印象材を入れて指の印象採得後,歯 科用石膏により作製した.口腔のペーパークラフトは 1 枚の紙 を切り貼りして立体の口模型を作るものである.児童に対して 行ったアンケートの結果,冬季に実施したブラッシング指導,

歯科用石膏を用いた指の模型作り,春季に実施した口腔のペー パークラフト(e-口模型,ニッシン)作りなどはいずれも決して 好評とは言えなかった.今後の東日本大震災学生ボランティア 活動における歯科関連プログラムには,より一層の改善が必要 であると思われる.ご支援を頂いた多くの方々に深謝いたしま す.

P-126 東京医科歯科大学歯学部附属病院臨床研修歯科医の実践ケース数と稼働額について

○新田 浩1),鈴木允文2),梅森 幸2),礪波健一2),渕田慎也3),大山 篤4),俣木志朗1)

1)東京医科歯科大学大学院歯科医療行動科学分野,2)東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科総合診療部○,3)神奈川歯科大学社会歯科 学講座歯科医療社会学分野,4)(株)神戸製鋼所東京本社健康管理センター

Number of clinical cases and sum of earnings performed by postgraduate clinical trainee in Tokyo Medical and Dental University Hospital of Dentistry

○Nitta○Hiroshi○1),○Suzuki○Takafumi○2),○Umemori○Sachi○2),○Tonami○Kenichi○2),○Fuchida○Shinya○3),○Ohyama○Astushi○4),○Mataki○Shiro○1)

1)Behavioral○Dentistry,○Graduate○School,○Tokyo○Medical○and○Dental○University,○2)Oral○Diagnosis○and○General○Dentistry,○University○○

Hospital○of○Dentistry,○Tokyo○Medical○and○Dental○University,○3)Division○of○Sociological○Approach○in○Dentistry,○Department○of○Dental○

Sociology,○Kanagawa○Dental○College,○4)Healthcare○Center,○Tokyo○Head○Office,○Kobe○Steel,○Ltd.

【目 的】

臨床研修制度は研修歯科医が臨床研修施設と雇用契約を結ぶ On○the○Job○Training(OJT)の制度である.東京医科歯科大学歯 学部附属病院歯科臨床プログラムの総合診療研修はOJTに基 づき,歯科診療に必要な基本的な診療能力を身に付ける診療実 践型の研修を基本としている.研修歯科医は雇用されているこ とから,雇用主から労働力として働くことも期待されていると いう側面を持つ.そのような観点を含め,今回,平成 22 年度 の本院臨床研修プログラム 1 および 2 の診療内容別の実践ケー ス数および研修歯科医の稼働額について報告する.

【方 法】

平成 22 年度本院臨床研修プログラム 1A(10 月〜翌 3 月の 6 ヶ 月本院での総合診療研修)18 人,プログラム 1B(4 月〜 9 月の 6 ヶ月本院での総合診療研修)27 人,プログラム 2(12 ヶ月本院 での総合診療研修)14 人の研修歯科医を対象に,診療内容別の 実践ケース数,稼働額の調査を行った.

【結 果】

診療内容別実践ケース数についてそれぞれ,プログラム 1A・

プログラム 1B・プログラム 2 の順に列挙すると,修復処置(レ ジン充填とインレー):(27・28・67),ペリオ(歯周基本治療の 終了):(2・2・4),歯内治療(抜髄,感染根管治療):(8・8・

16),新製義歯:(3・3・6),Cr:(5・4・11),Br:(1・1・3),

普通抜歯:(8・8・21),埋伏抜歯:(2・1・3)であった. 1 ヶ 月平均の稼働額はプログラム 1Aで 199,330 円,プログラム 1B で 141,249 円,プログラム 2 で 206,238 円であった.

【考 察】

1 ヶ月あたりの実践ケース数はプログラム間での差はないが,

稼働額は研修期間の前半に総合診療研修するプログラム 1Bが プログラム 1A, 2 と比較して少なく,研修初期では,稼働額 があがらないことが考えられた.また,研修が進むにつれて,

診療能力が高くなることが推測されるが,ケースとならない診 療行為により,稼働額が高くなることも示唆された.