6. 設定確認コマンド
6.3. jc_ping 指定したサイトに対する通信確認
■URL
▪ 送信元サイトがローカルサイトの場合
/jc_ping?dhost=<送信先サイト>&af=<アドレスファミリ>&ctw=<タイムアウト時間>
▪ 送信元サイトがクラスタサイトの場合
/sites/<送信元サイト>/jc_ping?dhost=<送信先サイト>&af=<アドレスファミリ>&ctw=<タイムアウト時間>
■パラメータ
▪ 送信元サイト
送信元サイト名です。
送信元サイトがクラスタサイトの場合に指定します。JobCenterで登録している正式なサイト名を指定し てください。
▪ dhost=<送信先サイト>
送信先サイト名です。jc_pingコマンドの$destination_hostに相当します。
JobCenterで登録している正式なサイト名を指定してください。
▪ af=<アドレスファミリ>
疎通確認を行うアドレスファミリです。jc_pingコマンドの-pオプションに相当します。
IPv4アドレスの場合は"ipv4"、IPv6アドレスの場合は"ipv6"を指定してください。省略した場合はIPv4ア ドレスで疎通確認を行います。
▪ ctw=<タイムアウト時間>
各デーモンごとのconnect確認のタイムアウト時間(秒)です。jc_pingコマンドの-wオプションに相当しま す。
0~600の整数を指定してください。省略した場合は30秒となります。
■HTTPメソッド GET
3.30.7. 戻り値
戻り値 内容
0 正常終了です。
1 異常終了です。
3.30.8. 主要メッセージ
メッセージ 内容
error: Only root user can execute this command. UNIX版ではrootユーザで実行してください。
error: Only JobCenter admin can execute this
command. Windows版ではJobCenter管理者で実行してくださ
い。
failed to bind. (エラーの詳細情報) バインドに失敗しました。
failed to stop server. (エラーの詳細情報) jcresの停止に失敗しました。
3.30.9. 注意事項
■本コマンドは、UNIX版ではrootユーザ、Windows版ではJobCenter管理者で実行してください。
■IPv6アドレスはサポートしていません。
■jcresを複数起動しないでください。
■HP-UX、AIXの環境では、jcresのhttps通信はサポートしていません。
3.31. jnwqctrl 起動トリガ機能が管理するJNW投入予約リストの
-u, --user
JNW投入予約リスト内のJNW投入データにおいて、$userで指定したユーザ名と一致するJNW投入データを操 作対象とします。
本オプションは-aオプションと同時に指定できません。
-t, --target
JNW投入予約リスト内のJNW投入データにおいて、$trgで指定した起動トリガ名と一致するJNW投入データ を操作対象とします。
本オプションは-aオプションと同時に指定できません。
-l, --line
JNW投入予約リスト内の投入予約の追加が古い順から$line件のJNW投入データを操作対象とします。
-uオプション、-tオプションを指定している場合、-uオプションと-tオプションによる操作対象の絞込み後に 適用されます。
$lineは、最大1000件まで指定可能です。
-r, --reverse
-lオプションを指定した場合、操作対象とする順番を投入予約の追加が新しい順(直近で投入予約された順)に 変更します。
-h, --help
コマンドのヘルプメッセージが表示されます。
3.31.4. 戻り値
戻り値 内容
0 正常終了です。
1 異常終了です。
3.31.5. 実行結果例
■JNW投入予約リストの参照
▪ テキストログ監視の出力形式
• 出力形式は、以下の通りです。
ユーザ名,起動トリガ名,JNW名,環境変数1,環境変数2,...
環境変数1,環境変数2,...に対応する環境変数は、以下の環境変数の順番で出力されます。
以下の環境変数については、<基本操作ガイド>の「7.2.1.4 起動条件を設定する」を参照してくださ い。
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_LINE
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_0
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_1
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_2
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_3
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_4
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_5
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_6
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_7
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_8
• NSJNW_TRG_LOG_MATCH_9
環境変数が未設定の場合は、空文字列となります。
• 出力例は、以下の通りです。
testuser,ログ監視1,エラー対応JNW,2017/03/28 10:00:00 (error) error message.,2017/03/28 10:00:00,error,,,,,,,,
testuser,ログ監視2,警告対応JNW,2017/03/28 10:00:00 (warn) warning message.,2017/03/28 10:00:00,warn,,,,,,,,
■JNW投入予約リストの削除
指定したオプションに応じた削除条件を表示した後、削除を実行するか確認を行います。
表示を一部加工してあります。また、「/* */」内は内容説明のためのコメントです。
Remove the records matching the following conditions:
User = testuser /* -uオプション指定時のみ表示 */
Target = trgname /* -tオプション指定時のみ表示 */
All records /* -aオプション指定時のみ表示 */
remove?(y/n)
削除確認に対してyで応答後、処理の経過、および結果概要が表示されます。
結果概要は、ユーザごとに起動トリガ定義別に削除したJNW投入データの件数を表示します。
process: 1000 records, delete: 1000 records process: 2000 records, delete: 2000 records process: 3000 records, delete: 3000 records