• 検索結果がありません。

XFS ディスククォータの管理

ドキュメント内 Red Hat Enterprise Linux 8 ファイルシステムの管理 (ページ 149-153)

第 9 章 永続的な命名属性の概要

15.2. XFS ディスククォータの管理

xfs_quota ツールを使用して XFS でクォータを管理し、プロジェクトで制御されるディレクトリーに

制限を設定できます。

汎用クォータ設定ツール (quota、repquotaedquota など) を使用して XFS クォータを操作すること もできます。ただし、このツールは XFS プロジェクトクォータでは使用できません。

重要 重要

Red Hat は、他の利用可能なすべてのツールで xfs_quota を使用することを推奨しま

す。

15.2.1. XFS でのファイルシステムクォータ管理

XFS クォータサブシステムは、ディスク領域 (ブロック) およびファイル (inode) の使用量の制限を管理 します。XFS クォータは、ユーザー、グループ、ディレクトリーレベル、またはプロジェクトレベルで これらの項目の使用を制御または報告します。グループおよびプロジェクトのクォータは、古いデフォ ルト以外の XFS ディスクフォーマットでのみ相互に排他的です。

ディレクトリーまたはプロジェクトごとに管理する場合、XFS は特定のプロジェクトに関連付けられた ディレクトリー階層のディスク使用量を管理します。

15.2.2. XFS のディスククォータの有効化

この手順では、XFS ファイルシステムのユーザー、グループ、およびプロジェクトのディスククォータ を有効にします。クォータを有効にすると、xfs_quota ツールを使用して制限を設定し、ディスク使用 量を報告できます。

手順 手順

1. ユーザーのクォータを有効にします。

# mount -o uquota /dev/xvdb1 /xfs

uquota を uqnoenforce に置き換えて、制限を強制適用せずに使用状況の報告を可能にしま す。

2. グループのクォータを有効にします。

# mount -o gquota /dev/xvdb1 /xfs

gquota を gqnoenforce に置き換えて、制限を強制適用せずに使用状況の報告を可能にしま す。

3. プロジェクトのクォータを有効にします。

# mount -o pquota /dev/xvdb1 /xfs

pquota を pqnoenforce に置き換え、制限を強制適用せずに使用状況の報告を可能にします。

4. または、/etc/fstab ファイルにクォータマウントオプションを追加します。以下の例は、XFS ファイルシステムでユーザー、グループ、およびプロジェクトのクォータを有効にする

/etc/fstab ファイルのエントリーを示しています。以下の例では、読み取り/書き込みパーミッ

ションでファイルシステムもマウントします。

# vim /etc/fstab

/dev/xvdb1 /xfs xfs rw,quota 0 0 /dev/xvdb1 /xfs xfs rw,gquota 0 0 /dev/xvdb1 /xfs xfs rw,prjquota 0 0

関連情報 関連情報

man ページの mount(8) xfs_quota(8) man ページ

15.2.3. XFS 使用量の報告

xfs_quota ツールを使用して制限を設定し、ディスク使用量を報告できます。xfs_quota は、デフォル トでは対話形式で基本モードで実行されます。基本モードのサブコマンドは使用量を報告するだけで、

すべてのユーザーが使用できます。

前提条件 前提条件

XFS ファイルシステムに対してクォータが有効になっている。「XFS のディスククォータの有 効化」を参照してください。

手順 手順

1. xfs_quota シェルを起動します。

# xfs_quota

2. 指定したユーザーの使用状況および制限を表示します。

# xfs_quota> quota username

3. ブロックおよび inode の空きおよび使用済みの数を表示します。

# xfs_quota> df

4. help コマンドを実行して、xfs_quota で利用可能な基本的なコマンドを表示します。

# xfs_quota> help

5. q を指定して xfs_quota を終了します。

# xfs_quota> q 関連情報

関連情報

xfs_quota(8) man ページ

15.2.4. XFS クォータ制限の変更

-x オプションを指定して xfs_quota ツールを起動し、エキスパートモードを有効にして、クォータシ ステムを変更できる管理者コマンドを実行します。このモードのサブコマンドは、制限を実際に設定す ることができるため、昇格した特権を持つユーザーのみが利用できます。

前提条件 前提条件

XFS ファイルシステムに対してクォータが有効になっている。「XFS のディスククォータの有 効化」を参照してください。

手順 手順

1. エキスパートモードを有効にするには、-x オプションを指定して xfs_quota シェルを起動しま す。

# xfs_quota -x

2. 特定のファイルシステムのクォータ情報を表示します。

# xfs_quota> report /path

たとえば、(/dev/blockdevice の) /home のクォータレポートのサンプルを表示するに

は、report -h /home コマンドを使用します。これにより、以下のような出力が表示されます。

User quota on /home (/dev/blockdevice) Blocks

User ID Used Soft Hard Warn/Grace ---

---root 0 0 0 00 [---]

testuser 103.4G 0 0 00 [---]

3. クォータの制限を変更します。

# xfs_quota> limit isoft=500m ihard=700m user /path

たとえば、ホームディレクトリーが /home/john のユーザー johnに対して、inode 数のソフト 制限およびハード制限をそれぞれ 500 と 700 に設定するには、次のコマンドを使用します。

# xfs_quota -x -c 'limit isoft=500 ihard=700 john' /home/

この場合は、マウントされた xfs ファイルシステムである mount_point を渡します。

4. help コマンドを実行して、xfs_quota -x で利用可能なエキスパートコマンドを表示します。

# xfs_quota> help 関連情報

関連情報

xfs_quota(8) man ページ

15.2.5. XFS のプロジェクト制限の設定

以下の手順では、プロジェクトが制御するディレクトリーに制限を設定します。

手順 手順

1. プロジェクトが制御するディレクトリーを /etc/projects に追加します。たとえば、以下は一意 の ID が 11 の /var/log パスを /etc/projects に追加します。プロジェクト ID には、プロジェクト にマッピングされる任意の数値を指定できます。

# echo 11:/var/log >> /etc/projects

2. /etc/projid にプロジェクト名を追加して、プロジェクト ID をプロジェクト名にマップします。

たとえば、以下は、前のステップで定義されたように Logs というプロジェクトをプロジェク ト ID 11 に関連付けます。

# echo Logs:11 >> /etc/projid

3. プロジェクトのディレクトリーを初期化します。たとえば、以下はプロジェクトディレクト

リー /var を初期化します。

# xfs_quota -x -c 'project -s logfiles' /var

4. 初期化したディレクトリーでプロジェクトのクォータを設定します。

# xfs_quota -x -c 'limit -p bhard=lg logfiles' /var 関連情報

関連情報

xfs_quota(8) man ページ projid(5) man ページ projects(5) man ページ

ドキュメント内 Red Hat Enterprise Linux 8 ファイルシステムの管理 (ページ 149-153)