■ タグ関連付けは仮想マシンのメタデータの一部です。NetBackup は、仮想マシンの タグ関連付けの保護をベストエフォートのバックアップと見なしています。すべてのタ グ収集エラーは、仮想マシンのスナップショットジョブのアクティビティモニターに表示 されます。
何らかの理由で NetBackup がタグ関連付けをバックアップできない場合も、ジョブは
NetBackup 状態コード 0 で正常に終了します。ただし、バックアップでタグ関連付け
を取得できない場合は、アクティビティモニターのジョブ詳細に報告されます。
■ vCenter Server 6.0 以降が必要です。
■ VMware タグ関連付けは、VMware インテリジェントポリシーを使う場合のみバック
アップされます。
■ NetBackup は、タグと仮想マシンとの関連付けをバックアップします。NetBackup
は、データストア、フォルダなどの他の vCenter Server オブジェクトとのタグ関連付 けはバックアップしません。
■ すべての仮想マシンに対するタグの関連付けは、検出ジョブ中に取得されます。 た だし、タグの関連付けは、各仮想マシンのバックアップイメージ内に格納されます。
検出ジョブ時間とバックアップジョブとの間に時間のずれが発生することに注意してく ださい。 タグの関連付けがこの時間の間に変更された場合、この変更はバックアップ されません。
■ タグのバックアップを正しく実行するには、リストする次のサーバーを NetBackup バー ジョン 7.7.3 以降にする必要があります。
マスターサーバー、メディアサーバー、検出ホスト、およびバックアップホスト。
■ タグ関連付けを正しくリストアするには、マスターサーバーとリカバリホストを NetBackup 7.7.3 以降にする必要があります。
■ タグ関連付けをバックアップおよびリストアするには、検出ホストとリカバリホストに NetBackup Java Runtime Environment (JRE) をインストールする必要があります。
■ 仮想マシンのタグ関連付けが正常にバックアップされると、NetBackup はリストアされ た仮想マシンとのタグ関連付けの再作成を試みます。リカバリホストのバージョンに互 換性がない場合、NetBackup は仮想マシンのリカバリを完了してジョブ状態を 0 に
第 3 章 注意事項および前提条件 45 VMware タグ関連付けのバックアップとリストアのための注意事項と制限事項
設定します。ただし、リカバリジョブの詳細には、タグ関連付けの再作成の失敗に関 する情報が表示されます。
■ 仮想マシンのタグ関連付けが正常にバックアップされなかった場合、NetBackup は リストアされた仮想マシンとのタグ関連付けの再作成を試みません。NetBackup は仮 想マシンのリカバリを完了してジョブ状態を 0 に設定します。リカバリジョブの詳細に は、バックアップ時に発生したタグ関連付けの収集の失敗に関する情報が表示され ます。
■ Replication Director for VMware を使って仮想マシンを保護する場合、タグ関連付 けはアプリケーションの整合性保護が有効になっている場合のみバックアップされま す。アプリケーションの整合性保護が無効になっていると、NetBackup はタグ関連付 けを保護しません。
第 3 章 注意事項および前提条件 46 VMware タグ関連付けのバックアップとリストアのための注意事項と制限事項
NetBackup と VMware の 通信の構成
この章では以下の項目について説明しています。
■ NetBackup への VMware バックアップホストの追加
■ VMware の NetBackup クレデンシャルの追加
■ NetBackup の VMware サーバーのホスト名の変更
■ vCenter にイベントをホストする権限の設定
■ NetBackup vSphere Web Client プラグインのための認証トークン
■ VMware リソースの使用に関するグローバル制限の設定
NetBackup への VMware バックアップホストの追加
NetBackup クライアントをバックアップホストとして有効にするには次の手順を使います。
メモ: この手順は、ポリシーで[バックアップメディアサーバー (Backup Media Server)]
オプションが指定されたバックアップホストとして機能するメディアサーバーには必要あり ません。 そのオプションが指定されていれば、NetBackup はバックアップホストとしてメ ディアサーバーを自動的に有効にします。
NetBackup 管理コンソールで、次の手順を実行します。
4
VMware バックアップホストを追加する方法
1 [ホストプロパティ (Host Properties)]>[マスターサーバー (Master Servers)]をク リックし、NetBackup マスターサーバーをダブルクリックして[VMware アクセスホス ト (VMware Access Hosts)]をクリックします。
2 [追加 (Add)]をクリックします。
3 VMware バックアップホストの完全修飾ドメイン名を入力し、[追加 (Add)]をクリック
します。
4 ホストの追加が完了したら、[閉じる (Close)]をクリックします。
5 [適用 (Apply)]をクリックして、[OK]をクリックします。
6 NetBackup マスターサーバーがフェールオーバー環境でクラスタ化されている場
合: クラスタの各マスターサーバーノードにバックアップホストを追加するために、こ の手順を繰り返します。
VMware の NetBackup クレデンシャルの追加
仮想マシンのバックアップまたはリストアでは、NetBackup サーバーは VMware ESX サーバー、VMware vCenter Server または VMware vCloud サーバーへのログオンク レデンシャルを要求します。NetBackup 管理コンソールで、次の手順を実行します。
NetBackup クレデンシャルを追加する方法
1 [メディアおよびデバイスの管理 (Media and Device Management)]>[クレデンシャ ル (Credentials)]>[仮想マシンサーバー (Virtual Machine Servers)]をクリックし ます。
2 [処理 (Actions)]>[新規 (New)]>[新しい仮想マシンサーバー (New Virtual Machine Server)]をクリックします。
3 [新しい仮想マシンサーバー (New Virtual Machine Server)]ダイアログボックスで、
仮想マシンサーバー (ESX Server、vCenter Sertver か vCloud Server) の名前を 入力します。
メモ: DNS と VMware サーバーで登録されているのと同じ形式 (短縮名または完 全修飾名のどちらか) でサーバー名を入力してください。
p.53 の 「VMware Managed Object Browser を使ったサーバー名の検証」 を参 照してください。
第 4 章 NetBackup と VMware の通信の構成 48 VMware の NetBackup クレデンシャルの追加
メモ: ここに入力する vCenter 名は、vCenter で VimApiUrl 名と Runtime 名に設 定されている名前と一致する必要があります。これらの名前の vCenter での設定方 法と、vSphere Web Client 用 NetBackup プラグインに関連した追加の vCenter 命名要件について詳しくは、『NetBackup Plug-in for VMware vSphere Web Client ガイド』の vCenter での一貫性のある命名に関するトピックを参照してください。
http://www.veritas.com/docs/000003214
メモ: ベリタスは完全修飾ドメイン名を使うことをお勧めします。 名前全体は空白や null 要素なしで正しく形成する必要があります。たとえば、完全修飾名はドメイン名 を含み、ピリオド(.)で終わらない必要があります。
メモ: ESX サーバー名は大文字と小文字を区別します。VMware 環境でのものと同 じ ESX サーバー名を正確に入力します。大文字と小文字が不適切な場合は、クレ デンシャルの検証は失敗し、次が表示されます「... <correct_name_of_server>を 想定しています」。
次のいずれかの理由で NetBackup はこのサーバーへアクセスする必要がありま す。
■ サーバーの仮想マシンを参照してバックアップするため。
■ サーバーを仮想マシンをリストアするための対象として使うため。
このサーバーの種類 (vCenter、ESX、またはリストア専用の ESX) を識別する には次のダイアログボックスを使います。
4 [新しい仮想マシンサーバー (New Virtual Machine Server)]ダイアログボックスの
[クレデンシャル (Credentials)]ペインで、次の項目を入力します。
仮想マシンサーバー形式 (Virtual machine server type)
NetBackup がアクセスする必要がある VMware サーバーの種類を選択します。
■ VMware VirtualCenter サーバー
ESX Server を管理する vCenter (VirtualCenter) Server を指定します。この サーバーの仮想マシンをバックアップするポリシーを作成すると、NetBackup は このサーバーを参照し、その仮想マシンをリストできます。クレデンシャルが vCenter Server にフルアクセス権限を提供している場合、このサーバーに仮想 マシンをリストアできます。
メモ: この vCenter Server が管理する個々の ESX Server のログオンクレデン シャルを入力しないでください。NetBackup は、vCenter のクレデンシャルのみ を必要とします。
第 4 章 NetBackup と VMware の通信の構成 49 VMware の NetBackup クレデンシャルの追加
■ VMware ESX Server
vCenter Server が管理しないスタンドアロン ESX Server を指定します。
NetBackup は ESX Server を参照してバックアップ対象の仮想マシンのリスト を表示できます。また、この ESX Server に仮想マシンをリストアすることもでき ます。リストアのターゲットとしてサーバーを使うためには、ESX Server にフルア クセス権限を提供するクレデンシャルを入力してください。
■ VMware Restore ESX Server
NetBackup が仮想マシンをリストアできる ESX Server を指定します。サーバー
にフルアクセス権限を提供するクレデンシャルを入力する必要があります。
メモ: NetBackup はリストアする場合にのみこの種類のサーバーにアクセスしま す。バックアップの場合はアクセスしません。
Restore ESX Server の種類には、次の利点があります。
■ 何百ものホストがある大規模環境では、NetBackup は vCenter Server へ のフルアクセスを必要としない場合があります。Restore ESX Server の種 類を使うと、リストア専用である単一 ESX Server へのフルアクセスを NetBackup に与えることができます。
■ Restore ESX Server に直接実行する SAN ベースのリストアは vCenter Server を通して実行するリストアよりも高速です。
■ vCenter 5.x 以降のサーバーが管理する ESX 5.x 以降のサーバーへのリ
ストアを可能にします。NetBackup は仮想マシンを作成するのに vCenter を使います。その後で、NetBackup はサーバーの Restore ESX Server ク レデンシャルを使って ESX Server に直接 .vmdk ファイルを書き込みます。
メモ: VMware 社では、vCenter が管理する ESX 5.x 以降のサーバーへの仮 想マシンの直接リストアをサポートしません。仮想マシンをリストアするには、宛先 として vCenter サーバーを選択します。代わりに、独立した ESX Server をリス トアに使用するように設定できます。[VMware Restore ESX Server]形式を 使って、ESX Server の NetBackup リストアクレデンシャルを追加する必要があ ります。
Restore ESX Server について詳しくは、次のベリタスの TechNote を参照して ください。
https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.000007351
■ VMware vCloud Director (VMware vCloud Director)
vCloud Director サーバーを指定します。NetBackup はこのサーバーの vCloud 環境を参照してバックアップ対象の仮想マシンのリストを表示できます。また、こ の Server に仮想マシンをリストアすることもできます。
第 4 章 NetBackup と VMware の通信の構成 50 VMware の NetBackup クレデンシャルの追加