IPv6 環境で VMware 仮想マシンのバックアップとリストアを行う場合は、次の NetBackup ホストで IPv6 サポートを設定する必要があります。
■ マスターサーバー
■ バックアップホスト
[IP アドレスファミリーのサポート (IP Address Family Support)]ホストのプロパティの
[IPv4 と IPv6 の両方 (Both IPv4 and IPv6)]オプションで、IPv6 サポートを設定します。
[IP アドレスファミリーのサポート (IP Address Family Support)]のホストプロパティは
[ネットワーク設定 (Network Settings)]のホストプロパティのダイアログボックスにありま す。
NetBackup マスターサーバーとバックアップホストが同じホストの場合は、そのホストのサ
ポートのみを設定します。 NetBackup マスターサーバーとバックアップホストが別のホス トの場合は、各ホストのサポートを設定します。
[IP アドレスファミリーのサポート (IP Address Family Support)]のホストプロパティにつ いて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
http://www.veritas.com/docs/DOC5332
NetBackup for VMware: Linux 仮想マシンの注意事 項
次の注意事項は Linux ゲストオペレーティングシステムの仮想マシンに適用されます。
■ 仮想マシンをソフトウェア RAID ボリュームで構成している場合には、NetBackup は バックアップから未使用または削除済みブロックを除外できません。 ポリシーの[削除 されたブロックのエクスクルード (Exclude deleted blocks)]オプションはサポートされ ません。
第 3 章 注意事項および前提条件 36 VMware IPv6 環境のバックアップに必要な NetBackup IPv6 パラメータ
■ Linux ゲスト OS でスナップショットの静止が有効になっている場合、NetBackup for VMware は、スナップショットを撮る前に、ゲスト OS ファイルシステムを同期します。
スナップショットの静止の有効化について詳しくは、オペレーティングシステムベンダー か VMware にお問い合わせください。注意: スナップショットの静止が有効になって いない場合、NetBackup は、スナップショットが行われるときにファイルシステムのデー タに一貫性があることを保証できません。
■ マウントされていない LVM2 ボリュームは /dev で始まる必要があります。
マウントされていない LVM2 ボリュームのパスが /dev で始まっていない場合、仮想 マシンのバックアップは失敗します。注: ボリュームのパスは LVM ボリューム構成ファ イルの dir パラメータで設定されます。 この構成ファイルの例は /etc/lvm/lvm.conf などです。
■ Linux のファイルとディレクトリに関して、NetBackup for VMware には Linux 物理ホ ストの NetBackup と同じパス名制限があります。パス名の長さが 1023 文字を超える ファイルまたはディレクトリは、個別にバックアップまたはリストアすることはできません。
このようなファイルは仮想マシン全体のバックアップから仮想マシン全体をリストアす るときにリストアできます。
■ Linux ext4 ファイルシステムには、割り当てられた領域に 0 を埋め込まずにファイル
のディスク領域を確保する、永続的事前割り当て機能が備わっています。NetBackup が事前に割り当てられたファイルを (サポート対象の ext ファイルシステムへ) リストア すると、ファイルは事前割り当てを失い、スパースファイルとしてリストアされます。リス トアされたファイルは、元のファイルに書き込まれた最後のバイトと同じ大きさしかあり ません。リストアされたファイルへのそれ以降の書き込みは不連続になることがありま す。
メモ: リストアされたファイルには、元のデータがすべて含まれます。
■ NetBackup ポリシーの[VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする (Enable file recovery from VM backup)]オプションは、次のように設定されている Linux ゲ スト OS 内のディスクではサポートされません。
■ ディスクが LVM (Linux Logical Volume Manager) を介して論理ボリュームに分 割されます。
■ LVM ボリュームがシンプロビジョニングで作成されました。
■ p.165 の 「Linux でのリストアの注意事項および制限事項」 を参照してください。
第 3 章 注意事項および前提条件 37 NetBackup for VMware: Linux 仮想マシンの注意事項
VMware バックアップホストとしての NetBackup アプラ イアンスに関する注意事項
アプライアンスをバックアップホストとして使用する場合は、次の必要条件と制限事項に 注意してください。
■ アプライアンスは、バージョン 2.5 以降である必要があります。
■ VMware ポリシー形式を使う必要があります。
■ アプライアンスは、iSCSI 接続をサポートします。詳しくは、『NetBackup アプライアン ス iSCSI ガイド』を参照してください。
NetBackup for VMware による SAN マルチパスのサ ポート
Windows の NetBackup for VMware は、vSphere ESXi ストレージと NetBackup for VMware エージェント (Windows のバックアップホスト) 間の dynamic multi-pathing (DMP) をサポートします。動的マルチパスにより、SAN I/O の高可用性とバックアップス ループットの向上を実現できます。
Linux バックアップホスト上の NetBackup for VMware に関して、次の項目で SAN 環 境での動的マルチパスのサポートについて説明しています。
NetBackup アプライアンス (2.6.0.2 リリース以降) では、VMware バックアッ プのための SAN の動的マルチパスがサポートされます。 I/O は、ボリュー ムマネージャの動的マルチパスノードを経由してリダイレクトされます。
詳しくは、バージョン 2.6.0.2 以降の『NetBackup アプライアンス管理者ガ イド』を参照してください。
http://www.veritas.com/docs/DOC2792 NetBackup アプライ
アンス
第 3 章 注意事項および前提条件 38 VMware バックアップホストとしての NetBackup アプライアンスに関する注意事項
NetBackup は、次の条件においてマルチパスのバックアップおよびリストア をサポートします。
■ 仮想ディスク SAN トランスポートのホワイトリストには、マルチパスで使用 するデバイスノードパスが指定されます。仮想ディスクの
vixDiskLib.transport.san.whitelist API 関数によってホ ワイトリストが定義されます。NetBackup の場合、Veritas はホワイトリス トに DMP ノードを含めることを推奨します。次に例を示します。
vixDiskLib.transport.san.whitelist = /dev/vx/dmp/
hitachi_usp-v0_00a0,/dev/vx/dmp/hitachi_usp-v0_00 a0s1,/dev/vx/dmp/hitachi_usp-v0_00a0s2,/dev/vx/dm p/hitachi_usp-v0_00a0s3,/dev/vx/dmp/hitachi_usp-v 0_00a0s4,/dev/vx/dmp/hitachi_usp-v0_00a0s5
■ 仮想ディスク SAN トランスポートのブラックリストには、マルチパスから除 外するデバイスノードパスが指定されます。仮想ディスクの
vixDiskLib.transport.san.blacklist API 関数によってブ ラックリストが定義されます。NetBackup の場合、Veritas はブラックリス トを all に設定することを推奨します。次に例を示します。
vixDiskLib.transport.san.blacklist = all
バックアップホストで次のファイルにあるホワイトリストおよびブラックリストを指 定します。
/usr/openv/lib/shared/vddk/lib64/vixDiskLib.ini ホワイトリストおよびブラックリストについて詳しくは、該当する VMware のマ ニュアルを参照してください。たとえば、Virtual Disk Development Kit 6.0 の場合、ホワイトリストおよびブラックリストの機能は VMware の『仮想ディス クプログラミングガイド』に説明されています。
非アプライアンス Linux ホスト
メモ: このサポートまたは制限事項は、ESXi ホストとストレージ間のマルチパスである、
VMware のネイティブマルチパスに対する NetBackup サポートには影響しません。
このサポートまたは制限事項は、Windows バックアップホストの NetBackup for VMware には影響しません。 Windows オペレーティングシステムには、マルチパスサポートが統 合されています。 詳しくは、次の Microsoft 社のマニュアルを参照してください。
https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.DOC2792
耐障害性 VM に対する NetBackup for VMware のサ ポート
NetBackup は、vSphere 6.0 以降で耐障害性のプライマリ仮想マシンのバックアップと リストアをサポートします。(NetBackup はセカンダリ VM をバックアップまたはリストアしま
第 3 章 注意事項および前提条件 39 耐障害性 VM に対する NetBackup for VMware のサポート
せん。)リストア中に VM を上書きする選択を行った場合、NetBackup はリストアプロセス 中にプライマリとセカンダリの両方の VM を削除します。次に、NetBackup はプライマリ VM をリストアします。
リストアした VM では耐障害性が有効化されません。リストアが完了した後に、耐障害性 を有効にできます。
耐障害性を有効にする方法について詳しくは、お使いの vSphere バージョンの VMware マニュアルを参照してください。
プライマリ VM 識別子に対する NetBackup の文字制 限
NetBackup ポリシーの VMware 仮想マシンでは、特定の文字が仮想マシンの表示名 に使用できません。バックアップポリシー[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]
フィールドは、VM の選択に NetBackup が使用する名前の形式を識別します。
p.67 の 「[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプション (VMware)」 を参 照してください。
名前に許可されない文字が含まれている場合、バックアップまたはリストアは失敗するこ とがあります。
次の表は、注記されている場合を除き、[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]
でバックアップまたはリストアが NetBackup によって許可されない文字および文字列に ついて説明します。
表 3-1 プライマリ VM 識別子で許可されない文字および文字列 注意事項
説明 文字または文字列
引用符、Unicode x22。
」
ドル記号、Unicode x24。
$
アポストロフィ、Unicode x27。
'
アスタリスク、Unicode x2A。
*
カンマ、Unicode x2C。
,
コロン、Unicode x3A。
:
セミコロン、Unicode x3B。
;
疑問符、Unicode x3F。
?
アットマーク、Unicode x40。
@
第 3 章 注意事項および前提条件 40 プライマリ VM 識別子に対する NetBackup の文字制限