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Accelerator 仮想マシンの注意および要件

ドキュメント内 Veritas NetBackup™ for VMware 管理者ガイド (ページ 145-152)

Accelerator 仮想マシンについて次のことに注意してください。

仮想マシン内で行われた変更を識別するために Accelerator 仮想マシンは VMware の Changed Block Tracking (CBT) を使用します。

VMware CBT は停電や強制シャットダウンの後などで、ファイルの変更の追跡をリ セットすることもあります。その場合、次回のバックアップのために NetBackup が vmdk ファイルからすべてのデータを読み込むので、バックアップは予測よりも時間がかかり ます。重複排除が有効になれば、重複排除率は予想以上に低くなります。

CBT について詳しくは、VMware の次の記事を参照してください。

Changed Block Tracking (CBT) on virtual machines (1020128)

次のストレージ先のディスクストレージ単位をサポートします。

第 9 章 アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ 145 NetBackupのアクセラレータが仮想マシンとどのように連携して働くか

クラウドストレージ。サポート対象のクラウドストレージベンダーが提供するストレー ジ。

NetBackup メディアサーバー重複排除プール (NetBackup Media Server Deduplication Pool)。NetBackup メディアサーバーに加え、NetBackup 5200 シリーズアプライアンスではメディアサーバー重複排除プールストレージをサポー トします。

認定されたサードパーティ OpenStorage デバイス。

ストレージユニットが Accelerator をサポートしているか確認するには、現在サポート されている OST 製造元の NetBackup ハードウェア互換性リストを参照してください。

NetBackup Master Compatibility List

アクセラレータと組み合わせてストレージライフサイクルポリシー (SLP) と使用するあ らゆるストレージユニットで[コピー後に期限切れにする (Expire after copy)]の保持 を有効化しないことをお勧めします。[コピー後に期限切れにする (Expire after copy)]

の保持を指定することにより、バックアップの実行中にイメージが期限切れになること があります。新しい完全バックアップを合成するには、SLP バックアップで以前のバッ クアップイメージが必要になります。以前のイメージがバックアップの間に期限切れに なった場合、バックアップは失敗します。

必要に応じ、NetBackup デバイスマッピングファイルを更新してください。

NetBackup のデバイスマッピングファイルには、NetBackup が使うことができるすべ てのストレージデバイス装置タイプが含まれています。アクセラレータに対応する新規 デバイスまたはアップグレードされたデバイスのサポートを加えるには、ベリタスサポー トサイトから最新のデバイスマッピングファイルをダウンロードします。

デバイスマップファイルに関する情報とそのダウンロード方法については 『NetBackup の管理者ガイド Vol. I』 を参照してください。

ストレージユニットグループは、グループでのストレージユニットの選択がフェールオー バーの場合にのみサポートされます。

完全バックアップと増分バックアップをサポートします。あらゆる Accelerator バック アップでは (完全スケジュールまたは増分スケジュールにより) 仮想マシンの完全なイ メージを作成します。

増分バックアップ (累積または差動) は、次のために使用できます。ファイルマップの オーバーヘッドを減らし、NetBackup カタログに記録されるファイル数を減らすため。

累積バックアップでは、どのファイルが変更したか判断するために、ランダムなインデッ クス付け方法を使わないので多くのファイルマップを含むことがあります。差分バック アップは累積バックアップより速いことがあります。

仮想マシンのバックアップが存在しなければ、NetBackup は完全バックアップを実行 します。バックアップホストでは、VMware CBT 情報にもアクセスします。この初回バッ クアップは、通常の (加速なし) 完全バックアップ速度で実行されます。以降の仮想マ シン Accelerator バックアップでは、バックアップを加速するために VMware の Changed Block Tracking を使用します。

第 9 章 アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ 146 Accelerator 仮想マシンの注意および要件

メモ: 最初に VMware ポリシーを有効化し Accelerator を使用すると、次回バックアッ プ (完全または増分) は実質的に完全バックアップとなります。この場合、ポリシーで 選択されたすべての仮想マシンがバックアップされます。そのバックアップが増分とし てスケジュールされていると、バックアップウィンドウ内で完了しない場合があります。

NetBackup 7.6 にポリシーをアップグレードし、Accelerator を有効にしたとき、次の 完全バックアップが必要時間内に完了することを確認してください。

ポリシーを作成するとき、ポリシーに関連付けられるストレージユニットを検証できない 場合は、後でバックアップジョブが始まるときストレージユニットが検証されることに留 意してください。アクセラレータがストレージユニットをサポートしない場合、バックアッ プは失敗します。bpbrm ログに、以下のいずれかのようなメッセージが表示されます。

Storage server %s, type %s, doesn't support image include.

Storage server type %s, doesn't support accelerator backup.

Accelerator では、ストレージの[OptimizedImage]属性が有効になっている必要が あります。

p.148 の 「アクセラレータには OptimizedImage 属性が必要」 を参照してください。

VMware の制限により、BLIB は VMware テンプレートでサポートされません。 この

ため、NetBackup アクセラレータは VMware 仮想マシンテンプレートのバックアップ

に使用できません。

仮想マシンのアクセラレータ強制再スキャン (スケジュー ルの属性)

仮想マシンのアクセラレータは、変更されたブロックの識別に VMware の Changed Block Tracking (CBT) 技術を使用します。NetBackup では、仮想マシンのフルイメージ (合 成) を作成するときに変更されたブロックを必要とします。そのため、NetBackup は、変 更されたブロックを正しく識別するのに VMware CBT に依存します。タイムスタンプを使 用する VMware CBT で発生する可能性のある抜けを防ぐために、[アクセラレータ強制 再スキャン (Accelerator forced rescan)]オプションでは VMware CBT で報告される使 用中のブロックをすべて収集して、バックアップを実行します。

このオプションは、次回のアクセラレータバックアップに新しい基準を確立することで、セー フティネットの役割を果たします。

[アクセラレータ強制再スキャン (Accelerator forced rescan)]を使うと、仮想マシンのす べてのデータがバックアップされます。このバックアップは、ポリシーの最初のアクセラレー タバックアップに似ています。強制再スキャンを実行する場合、アクセラレータ最適化の 割合は 0 です。バックアップの所要時間は、アクセラレータを使わない場合のフルバック アップの所要時間とほぼ同様です。

第 9 章 アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ 147 仮想マシンのアクセラレータ強制再スキャン (スケジュールの属性)

その一例として、 [アクセラレータを使用する (Use accelerator)]オプションを使用して、

週単位のフルバックアップスケジュールを設定することができます。このポリシーを[アク セラレータ強制再スキャン (Accelerator forced rescan)]オプションを有効にして、毎月 実行する第 2 のスケジュールで補足できます。

メモ: [アクセラレータ強制再スキャン (Accelerator forced rescan)]は、[属性 (Attributes)]

タブの[アクセラレータを使用する (Use Accelerator)]オプションが選択されていない場 合は利用できません。

アクセラレータには OptimizedImage 属性が必要

アクセラレータでは、ストレージの OptimizedImage 属性が有効になっている必要があ ります。

ストレージが適切に構成されているかを確認するには、次のストレージオプションの文書 を参照してください。

NetBackup メディアサーバー重複排除プール (NetBackup Media Server Deduplication Pool)。

NetBackup 7.1 リリース以降、OptimizedImage属性はデフォルトで有効になってい ます。 以前のリリースでストレージサーバーとプールを作成した場合は、

OptimizedImage の構成を行う必要があります。

『NetBackup 重複排除ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。

サードパーティディスクアプライアンスへのバックアップ。

ストレージデバイスは、OptimizedImage 属性をサポートしている必要があります。

『NetBackup OpenStorage Solutions ガイド for Disk』を参照してください。

NetBackup がサポートするクラウドストレージ。

『NetBackup クラウド管理者ガイド』を参照してください。

アクセラレータバックアップおよび NetBackup カタログ

アクセラレータを使用しても、NetBackup カタログのサイズに影響はありません。アクセラ レータを使用する完全バックアップでは、アクセラレータなしで同じデータを完全バック アップする場合と同じカタログサイズになります。 これは、増分バックアップでも同様です。

アクセラレータを使用するとき、アクセラレータなしの同じバックアップより大きいカタログ 領域を必要としません。

カタログの影響が生じる可能性は、完全バックアップにアクセラレータをどのくらい頻繁に 使用するかに応じます。アクセラレータを使用する完全バックアップは、通常の完全バッ クアップより高速に完了します。このため、増分バックアップの代わりにアクセラレータによ る完全バックアップを使いたいと考える場合もあるでしょう。 ただし、 完全バックアップで

第 9 章 アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ 148 アクセラレータには OptimizedImage 属性が必要

は増分バックアップより大きなカタログ領域が必要なので、増分バックアップを完全バック アップに入れ替えるとカタログサイズが増します。増分バックアップを完全バックアップに 変更する場合、増分バックアップに比べて完全バックアップに必要なカタログ領域の大き さに対して、アクセラレータによる完全バックアップがどの程度有利かを評価する必要が あります。

バックアップジョブ詳細ログのアクセラレータメッセージ

仮想マシンを最初にバックアップするときは、そのバックアップにアクセラレータは使用さ れません。[ジョブの詳細 (Job Details)]ログには次のメッセージが表示されます。

7/25/2012 4:45:35 PM - Info bpbrm(pid=6192) There is no complete backup image match with track journal, a regular full backup will be performed

...

7/25/2012 4:53:22 PM - Info bpbkar32(pid=5624) accelerator sent 5844728320 bytes out of 5844726784 bytes to server, optimization 0.0%

それ以降の仮想マシンのバックアップでアクセラレータを使う場合は、次のメッセージが

[ジョブ詳細のログ (job details)]に表示されます。

7/27/2012 4:40:01 AM - Info bpbrm(pid=412) accelerator enabled ...

7/27/2012 4:43:07 AM - Info bpbkar32(pid=4636) accelerator sent 74764288 bytes out of 5953504256 bytes to server, optimization 98.7%

このメッセージはアクセラレータの主要トレースです。この例では、アクセラレータはバック アップデータの 98.7 % 削減に成功しました。

仮想マシンでのアクセラレータの NetBackup ログ

アクセラレータは、それ自体のログディレクトリを必要としません。アクセラレータに関する ログメッセージについては、次の NetBackup の標準ログディレクトリを参照してください。

第 9 章 アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ 149 バックアップジョブ詳細ログのアクセラレータメッセージ

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