第9章 ハードウェア保守
10.2 切替え
5. 復旧後の確認
復旧後、RCコンソールを確認し、異常を示す表示が消えているか確認してください。
第 6 章 電源操作
本章では、電源操作について説明します。
6.1 サーバの電源操作
ここでは、物理サーバ、VMホストおよびVMゲストの電源操作をリモートで行う方法について説明します。
1. RCコンソールのサーバリソースツリーで、サーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)またはVMゲストを右クリックし、表示され たメニューで[電源]から以下のどれか1つを選択します。
ON
停止しているリソースの電源を投入して、OSを起動します。
OFF
起動しているリソースのOSをシャットダウンしたあと、電源を切断します。
強制OFF
起動しているリソースのOSのシャットダウンを行わずに、強制的に電源を切断します。
リブート
起動しているリソースのOSをシャットダウンしたあと、再起動します。
強制リブート
起動しているリソースのOSのシャットダウンを行わずに、強制的に再起動します。
2. 表示された確認ダイアログで<OK>ボタンをクリックします。
指定した電源操作が行われます。
3. 指定した操作の処理状況が進捗状況エリアに表示されます。進捗状況が"完了"になり、サーバリソースツリーまたはリソース一 覧で、リソースの状態が指定した状態に変更されているか確認してください。
参考
物理サーバ、VMホストのリブートおよび強制リブートは、再起動ではなく、一度電源を切断したあと、再度起動します。
注意
・ VMゲストをシャットダウンするためには、設定が必要な場合があります。
設定されていないVMゲストに対してOFFやリブートを選択すると、シャットダウンされず、実行した処理がエラーになります。
詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.2 利用する製品別の設定」を参照してください。
・ VMゲストの電源操作を行った結果、VMゲストが他のVMホストに移動して実行した処理がエラーになる場合があります。
詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.3 利用する製品別の機能」を参照してください。
・ VMホストの起動や停止の際にVMゲストも自動的に起動・停止させたい場合は、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面から、仮想
マシンの起動とシャットダウンの設定を行います。
詳細については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
・ 電源操作を行う管理対象サーバがPRIMERGYパーティションモデルの場合は、以下に注意してください。
- ハードウェア保守モードがONの状態のサーバに対してリブート操作を行った場合、操作は失敗し、電源切断だけ実行されま す。
【Windows】
・ 電源操作を行う管理対象サーバがWindowsの際に、電源切断またはリブートの操作を行う場合は、以下に注意してください。
- コンピュータの電源ボタンを押したときのアクションが、シャットダウン以外に設定されている場合、電源操作が正常に動作しな いことがあります。
Windowsのコントロール パネルで"電源オプション"を開き、[詳細設定]タブで設定を確認してください。
- ログイン中のユーザがファイルを編集している場合、ファイルを保存するメッセージダイアログが表示され、すぐにシャットダウ ンされないことがあります。
このような場合、ユーザが適切な操作を行うか、一定時間(5分程度)が経過するまでシャットダウンが実行されません。
【VMホスト】
・ 電源操作を行う管理対象サーバがVMホストの際に、電源切断またはリブートの操作を行う場合は、以下に注意してください。
- サーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能を使用している場合、VM管理ソフトウェアのクライアントからVMメンテナンスモード になっているか確認してください。
- VM管理ソフトウェアのクライアントまたはリソース操作コマンドで、VMメンテナンスモードに設定したあと、電源操作を行ってく ださい。
詳細については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアル、または「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」
の「3.2 rcxadm server」を参照してください。
サーバ仮想化ソフトウェアの製品によって設定できる条件が異なります。サーバ仮想化ソフトウェアの製品ごとの注意事項につ いては、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.3 利用する製品別の機能」を参照してください。
6.2 シャーシの電源操作
ここでは、シャーシの電源操作をリモートで行う方法について説明します。
PRIMERGY BXシリーズのシャーシだけ電源操作ができます。
シャーシの電源操作は、rcxadm chassisコマンドを利用して行います。
詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「3.1 rcxadm chassis」を参照してください。
本章では、VMゲストとVMホスト特有の機能について説明します。
利用できる機能は、サーバ仮想化ソフトウェアによって異なります。「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.1 製品別 の提供機能」を参照してください。
他の機能の操作は、サーバ仮想化ソフトウェアを利用していない物理OSが動作しているサーバと共通です。
7.1 VMゲストのサーバ間の移動(マイグレーション)
ここでは、VMゲストを異なる物理サーバ上のVMホストへ移動させる方法について説明します。
本製品で利用できるVMゲストのサーバ間の移動には以下の2種類の方式があります。方式の名称は、サーバ仮想化ソフトウェアに よって異なりますが、本製品では統一した用語を利用しています。
サーバ間の移動を利用するための前提条件や用語については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.3 利用する 製品別の機能」を参照してください。
・ ライブマイグレーション
VMゲストの電源がONの状態で、VMゲストを稼動させたまま移動します。
・ コールドマイグレーション
VMゲストの電源がOFFの状態で移動します。移動後のVMゲストの電源状態は、移動前と同じ状態になります。
どの方式を利用できるかは、VMゲストの電源状態によって以下のように異なります。
表7.1 電源状態ごとの選択可否
VMゲストの電源状態 移動方式
コールドマイグレーション ライブマイグレーション
ON ○ ◎
OFF ◎ ×
◎: デフォルトで選択されています。
○: 選択できます。
×: 選択できません。
移動後のVMゲストの電源状態は、移動前と同じ状態になります。例えば、電源ONのVMゲストに対してコールドマイグレーションを指 定した場合、移動中は電源がOFFになりますが、移動完了後に自動的に電源をONにします。VMゲストの電源状態を、事前に移動後 に設定したい電源状態に合わせてから移動を行ってください。
以下の手順で、VMゲストのサーバ間の移動を行えます。
1. RCコンソールのリソースツリーで、VMゲストを右クリックし、表示されたメニューで[サーバ間の移動]を選択します。
2. [VMゲストのサーバ間の移動]ダイアログで以下の項目を設定します。
移動先VMホスト名
移動先のVMホストを指定します。
移動方式
移動方式を指定します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
VMゲストのサーバ間の移動が行われます。
コマンドによるVMゲストのサーバ間の移動は、rcxadm serverコマンドのmigrateサブコマンドを利用して行います。
詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「3.2 rcxadm server」を参照してください。
7.2 VMホストのVMメンテナンスモードの設定
ここでは、VMホストに対するVMメンテナンスモードの設定/解除について説明します。
VMメンテナンスモードについては、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.3 利用する製品別の機能」を参照してく ださい。
VMホストのVMメンテナンスモードの設定/解除は、rcxadm serverコマンドのsetサブコマンドを利用して行います。
詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「3.2 rcxadm server」を参照してください。
7.3 VM ホームポジション
ここでは、VMホームポジションについて説明します。
事前にVMホームポジションを設定しておくことで、運用、保守などでVMゲストが元いた場所とは異なるVMホスト上に移動してしまっ た際に、一度の操作で元のVMホストに戻すことができます。
これにより、多数のVMゲストの元の位置を覚えておかなくても、設計時のVMゲストの位置に簡単に戻すことができます。
7.3.1 VMホームポジションの設定
VMホームポジションを設定すると、登録しているすべてのVMホストに対して、現状動作しているVMゲストとの関連を保持します。
本設定は、VMゲストが1台以上存在している場合だけ設定できます。
参考
・ 新たにVMホストを登録した場合は、そのVMホストと動作しているVMゲストとの関連はまだ設定されていないため、VMホームポ ジションを再設定してください。
・ 新たにVMゲストを検出した場合に、そのVMゲストとVMホストの関連を設定するため、VMホームポジションを再設定してくださ い。
再設定した場合、すべてのVMゲストのVMホームポジションが現状の構成の設定になります。
以下の手順で、VMホームポジションを設定します。
1. RCコンソールのメニューで、[操作]-[VMホームポジション]-[設定]を選択します。
[VMホームポジションの設定]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
VMホームポジションが設定されます。
7.3.2 VMホームポジションへの移動
事前に設定したVMホスト、VMゲストの関連情報を元に、VMゲストを元のVMホストに移動します。
本操作は登録しているVMホストすべてにおいて一括で実行されます。
VMゲストを移動させる方法は、各VMゲストの電源状態を確認し、コールドマイグレーション、ライブマイグレーションを自動判別しま す。
以下の手順で、VMホームポジションへ移動します。
1. RCコンソールのメニューで、[操作]-[VMホームポジション]-[移動]を選択します。
[VMホームポジションへ移動]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
VMホームポジションへの移動が実行されます。
コマンドによるVMホームポジションへの移動は、rcxadm serverコマンドのmigrateサブコマンドを利用して行います。
rcxadm serverコマンドについては、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「3.2 rcxadm server」を参照してくだ さい。