第9章 ハードウェア保守
D.3 イメージファイルの復元
注意
・ マネージャに登録されていない管理対象サーバのシステムイメージは、復元しないでください。
・ 以下のハードウェア条件を満たしていない管理対象サーバのイメージファイルは、復元しないでください。
- 管理対象サーバの機種・モデル・マザーボード・CPUが同じであること。
- オプションカードとその搭載位置など、ハードウェア構成が同じであること。
- 「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「3.5 サーバ環境の設定」の「管理対象サーバのBIOS設定」に従って同じ BIOS設定がされていること。
- LAN、SANの接続が同じ冗長化方式、冗長パス数で、同一のネットワーク装置やストレージ装置にアクセスできること。
・ マネージャが管理するイメージファイルの世代数は、最大3世代です。最大世代数以上のイメージファイルを復元しないでくださ い。
1. 事前確認
RCコンソールのイメージ一覧に表示されるシステムイメージとクローニングマスタを確認します。
2. イメージファイルの削除
必要に応じてシステムイメージとクローニングマスタを削除します。
復元によって、管理対象サーバごとに保持できる最大世代数を超えないように、事前にRCコンソールから不要なシステムイメー ジとクローニングマスタを削除してください。
3. マネージャの停止 マネージャを停止します。
マネージャの停止については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」を参照してください。
注意
「マネージャ本体」、「イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御」の両方のサービスが停止しているか確認してください。
4. イメージファイルの復元
退避していたリソースフォルダを、フォルダごとイメージファイル格納フォルダの配下にコピーします。
注意
退避した時点のリソースフォルダ名のままでイメージファイル格納フォルダの配下にコピーしてください。
ただし、同一世代のリソースフォルダが存在する場合は、リソースフォルダの世代部分を"1~最も大きい世代+1"の範囲で重複 しない整数に変更してください。
5. マネージャの起動 マネージャを起動します。
マネージャの起動については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」を参照してください。
注意
「マネージャ本体」、「イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御」の両方のサービスが起動しているか確認してください。
6. 事後確認
a. RCコンソールで[イメージ一覧]タブを選択します。
b. 復元したシステムイメージとクローニングマスタが表示されているか確認してください。
用語集
アクセスパス access path
サーバからストレージボリュームにアクセスするために設定される論理パス。
アフィニティグループ affinity group
サーバに割り当てるストレージボリュームをまとめたもの。ETERNUSの機能。
EMCのLUNマッピングに相当。
一括設定
pre-configuration
本製品の環境定義を、実際に使用するサーバ以外の別システム上で作成すること。
イメージファイル image file
システムイメージまたはクローニングマスタのこと。または両方の総称。
運用サーバ primary server
サーバ切替え時に切替え元になる物理サーバ。
運用モード active mode
管理対象サーバ上で業務が動作している状態。
自動リカバリを行うには、本状態となっている必要があります。
また、システムイメージのバックアップ、リストアや、クローニングマスタの採取、配付を行うには、管理対象サーバの状態を、本状態 から保守モードに変更してください。
エージェント agent
管理対象サーバ上で動作する本製品のプログラム。
拡張システムボード
XSB (eXtended System Board)
物理的なコンポーネントから構成され、ドメインの構築や表示などの単位。
仮想サーバ virtual server
仮想マシンを利用して、VMホスト上で動作する仮想的なサーバ。
仮想スイッチ virtual switch
VMゲストのネットワークを仮想的なLANスイッチとして管理するための、サーバ仮想化ソフトウェアが提供する機能。
VMゲストの仮想的なNIC間や、VMホストの動作する物理サーバのNICとの関係を、通常のLANスイッチの結線と似た操作で管理 できます。
仮想マシン
VM (Virtual Machine)
VMホスト上で動作する仮想的なコンピュータ。
稼動サーバ active server
現在動作している物理サーバ。
環境データ
environmental data
本製品が取り扱う、サーバの外部環境の測定データ。
測定データには、電力採取対象装置から採取した電力データがあります。
管理クライアント admin client
管理サーバに接続してGUIを操作するための端末(PC)。
管理サーバ admin server
本製品のマネージャソフトウェアが動作するサーバ。
管理対象サーバ managed server
管理下にあるシステムを構成しているサーバの総称。
管理LAN admin LAN
リソースを管理サーバから管理するためのLAN。
管理対象サーバ、ストレージ機器およびネットワーク機器が接続されます。
業務LAN public LAN
管理対象サーバが使用する業務用のLAN。
管理LANと別に設置します。
クローニング cloning
システムディスクの複製を作ること。
クローニングマスタ cloning image
クローニング時に、システムディスクの内容からサーバの固有情報(システムノード名やIPアドレス)を取り除いた状態で採取したも の。
クローニングマスタを他のサーバのシステムディスクに配付する際は、本製品がサーバの固有情報を再設定します。
高可用性
HA (High Availability)
リソースを冗長化することで、一点故障によるシステム停止障害を排除する概念。
サーバ server
(1つのOSが動作する)1つの計算機。
サーバOS OS
業務が動作するOS(物理OSまたはVMゲスト)。
サーバ仮想化ソフトウェア server virtualization software
仮想マシンを動作させるためにサーバ上で動作する基本ソフトウェア。PCサーバ上で動作する基本ソフトウェアのことを指す場合 に使用します。
サーバ管理装置
server management unit サーバを管理するための装置。
ブレードサーバではマネジメントブレード、他サーバではリモートマネジメントコントローラのこと。
サーバ切替え状態 switchover state
管理対象サーバ上でサーバ切替えを行い、サーバの切戻しまたは継続を行っていない状態。
サーバブレード server blade
サーバ機能を1枚のボードに集約したブレード型サーバ。
ブレードサーバに搭載されます。
サーバ名 server name
サーバに割り付けられた名前。
システムイメージ system image
バックアップのために、システムディスクの内容を採取したもの。
クローニングマスタと異なり、システムディスクの内容に対するサーバの固有情報の変更は行いません。
システムディスク system disk
OSなど、サーバの起動やサーバの基本機能に必要なプログラムやファイルがインストールされているディスク。
システムボード System Board
Xeon CPUを最大2個、DIMMを最大32枚搭載できるボード。
自動リカバリ Auto-Recovery
管理対象サーバが故障した場合に、故障したサーバのシステムイメージを予備サーバに切り替え、再起動することで、システムを 自動的に復旧させる機能。
本機能は管理対象サーバがローカルブート構成、SANブート構成またはiSCSIブート構成などネットワーク上のディスクからブート する構成の場合に使用できます。
ローカルブート構成の場合は、事前にバックアップしたシステムイメージを予備サーバにリストアすることでシステムを復旧させま す。
SANまたはLAN上のディスクからブートする構成の場合は、ストレージ上のシステムイメージを予備サーバが引き継ぐことでシステ ムを復旧させます。
なお、管理対象サーバの業務LANにVLANが設定されている場合は、隣接LANスイッチのVLAN設定も自動的に予備サーバに 切り替えます。
シャーシ chassis
サーバブレード、パーティションを収容するシャーシ。
エンクロージャ(enclosure)とも言います。
ストレージ装置 storage unit
1つの製品としての二次記憶装置全体。
ストレージブレード storage blade
ブレードサーバのシャーシに搭載可能なブレード型のストレージ装置。
スレーブスロット slave slot
複数のスロットを占有するサーバ搭載時に、サーバとして認識していないスロット。
ソフトウェア・イニシエータ software initiator
OSの機能を利用してソフトウェアが処理するイニシエータ。
ゾーニング zoning
ファイバチャネルスイッチ内に接続されているファイバチャネルポート群をゾーンという単位でグループ化し、ゾーン内のアクセスだ けを許可することで、ファイバチャネル上でのセキュリティを実現する機能。
タワー型サーバ tower server
縦長の筐体をもつ据え置き型サーバ。
電力監視デバイス
power monitoring devices
本製品が電力の消費量を監視するために使用する装置。
電流値表示機能付きのPDUやUPSが該当します。
電力採取対象装置 power monitoring targets
本製品が電力の消費量を採取できる装置。
ドメイン Domain
パーティショニングによって分割した個々のシステム。パーティションと表現することもある。
ネットワークビュー network view
ネットワークマップの結線の接続関係や状態を表示する画面。
ネットワークマップ network map
サーバとLANスイッチで構成されるネットワークの結線関係をグラフィカルに表示するGUIの機能。
ハードウェア・イニシエータ hardware initiator
SCSIコマンドを発行し、処理を要求するコントローラ。
iSCSI構成では、NICが該当します。
ハードウェア保守モード hardware maintenance mode
PRIMERGYパーティションモデルの保守モードのうち、Hot System Maintenance以外の状態。
ファイバチャネルスイッチ
FC Switch (Fibre Channel Switch)
ファイバチャネルインタフェースのストレージ装置を相互に接続するスイッチ。
ファイバチャネルスイッチブレード fibre channel switch blade
ブレードサーバのシャーシ内に搭載されたファイバチャネルスイッチ。
複数スロットサーバ multi-slot server
複数のスロットを占有するサーバ。
物理OS physical OS
サーバ仮想化ソフトウェアを利用せずに、物理サーバ上で直接動作しているOS。
物理サーバ physical server
サーバと同じ。仮想サーバと明確に区別が必要な場合に使用。
ブレードサーバ blade server
シャーシ内に複数のサーバブレードを搭載可能な、省スペース、低消費電力を実現したサーバ装置。
シャーシ内には、サーバブレードだけではなく、LANスイッチブレード、マネジメントブレードなど、複数のサーバブレード間で共通 の部品も搭載されます。