VBS は、Microsoft Failover Clustering で 1 つ以上の層を管理する、多層型のアプリ ケーションを管理することができます。Microsoft Failover Clustering 層、VCS および Application HA 層、またはこれらの異なる種類を組み合わせて VBS を作成することが できます。
VBS 操作では、Microsoft Failover Clustering 層が VCS および ApplicationHA 層と 同様に処理されます。 Microsoft Failover Clustering 層は、VCS または ApplicationHA 層と同様にオンラインになり、オフラインになります。 ただし、Microsoft Failover Clustering 層は、soft 依存関係にのみ関与することが可能です。 そのため、Microsoft Failover Clustering 層のエラーまたはリカバリにより親層の処理はトリガされません。 VBS では、
Microsoft Failover Clustering 層を越えるエラーまたはリカバリの処理は伝播されませ ん。
子で生じた障害やリカバリに対する親の動作方法についての依存関係のタイプ別の詳 細については、「障害管理の概要」のセクションを参照してください。 またセクションの表
第 2 章 Virtual Business Services のインストールと設定 33 VBS からの Microsoft Failover Clustering の管理
では、子で生じた障害またはリカバリに対して、層がどのように障害をその親に伝播する かが示されています。
p.66 の 「障害管理の概要」 を参照してください。
前提条件:
Windows 2012 では、cluster.exe(デフォルトではインストールされていません)をインス トールする必要があります。
フェールオーバークラスタロールがサーバーに対してすでに有効である場合、Add WindowsFeature RSAT -Clustering -CmdInterface コマンドを使用して Powershell コンソールから cluster.exe をインストールすることができます。
VBS の一部であるアプリケーションを管理する各 Microsoft Failover Clustering で、
VOM は vbsapp と呼ばれる単一の汎用アプリケーションリソースとともに、VBSHAService と呼ばれる Microsoft Failover Clustering ロールを作成します。 vbsapp リソースにより Microsoft Failover Clustering で動作する VBS デーモンが監視され、これが高度に利 用可能になり、クラスタのその他のノードにフェールオーバー可能になります。
以下の表で示すように、VOM はデフォルト値に設定された次のようなプロパティを持つ vbsapp リソースを作成します。
表 2-10 割り当てられたプロパティ値 値
プロパティ 3 RestartThreshold
900000 RestartPeriod
ClusterResourceRestartNotify RestartAction
VBS デーモンを適切に開始できなかった場合、Microsoft Failover Clustering では 15 分(900000 ミリ秒)の間隔(RestartPeriod)以内に最大 3 回(RestartThreshold)、vbsapp リソースの再開が試行されます。 その後、別のノードへの VBSHAService のフェール オーバーが試行されます(RestartAction)。
Microsoft Failover Clustering ノードへの VBS のインストールについて
ApplicationHA DVD または Storage and Application Availability Management Solutions 6.1 for Windows DVD に同梱されているVeritas InfoScale製品のインストー ラを使って、複数の Microsoft Failover Clustering ノードにサードパーティサポート用の Virtual Business Service をインストールできます。 setup.exe プログラムを起動してイ ンストーラを開始するときは、インストールを実行するすべてのノードに、管理者権限を持 つユーザーとしてログオンする必要があります。 所有するユーザークレデンシャルと管理 者権限がシステムにローカルなものである場合は、類似のローカル管理者権限と同じパ
スワードを持つ、同じクレデンシャルのローカルユーザーがすべてのターゲットノード上に 存在するはずです。
Microsoft Failover Clustering ノードに VBS をインストールす るための前提条件
コンポーネントをインストールする Microsoft Failover Clustering ノードのそれぞれに ApplicationHA ライセンスが 1 つ必要です。
Microsoft Failover Clustering ノードへの VBS のインストール
Microsoft Failover Clustering ノードに VBS をインストールするには
1 VBS パッケージをインストールする Microsoft Failover Clustering ノードに、管理 者権限を持つユーザーとしてログオンします。
2 DVD から setup.exe プログラムを実行してインストーラを起動します。
3 パッケージ一覧から[Virtual Business Service のサードパーティサポート(Virtual Business Services Third Party Support)]を選択し、その下にある[Virtual Business Service のインストール(Install Virtual Business Services)]リンクをクリックします。
ポップアップウィンドウからインストーラを実行します。
4 インストーラウィンドウで、パッケージをインストールする各ノードのシステム名または IP アドレスを入力します。 ローカルシステムにインストールするには、テキストボック スに「LOCALHOST」と入力し、[追加(Add)]をクリックします。
5 シマンテック社からカスタムキーが発行されないかぎり、ライセンスオプションは[キー レス(Keyless)]のままにしてください。 カスタムキーがある場合は、[ユーザーが入 力したライセンスキー(User entered license key)]を選択して、ポップアップウィン ドウに必要な詳細情報を入力します。
6 をクリックしてインストールを開始します。
Microsoft Failover Clustering ノードの VBS のアップグレード
インストーラを使って、SFW 6.1 からと Veritas InfoScale Operations Manager(ホスト コンポーネント)のスタンドアロンインストールからのクロスアップグレードを実行できます。
また、SFW 6.1 のインストーラを使って、VBS のサードパーティサポートがインストールさ れたノードでクロスアップグレードを実行することもできます。
アップグレード手順は、「Microsoft Failover Clustering ノードへの VBS のインストール」
で説明したインストール方法と同じです。
p.35 の 「Microsoft Failover Clustering ノードへの VBS のインストール」 を参照してく ださい。
第 2 章 Virtual Business Services のインストールと設定 35 VBS からの Microsoft Failover Clustering の管理
Microsoft Failover Cluster ノードからの VBS のアンインストール
Microsoft Failover Clustering ノードから、サードパーティサポート用の Virtual Business Services をアンインストールするには
1 コントロールパネルからプログラムと機能のウィザードを起動します。
2 リストに表示されたプログラムから[Virtual Business Service のサードパーティサ ポート(Virtual Business Services Third Party Support)]を右クリックし、[アンイン ストール(Uninstall)]を選択します。
メモ: VRTSvbs と Veritas InfoScale Operations Manager(ホストコンポーネント)
を個別にアンインストールしないでください。
3 インストーラのインターフェースが表示されます。このインターフェースに示される指 示に従ってパッケージをアンインストールできます。 この操作では、ノードにインス トールされている Veritas InfoScale Operations Manager(ホストコンポーネント)は アンインストールされません。
ApplicationHA 配備レポートの表示
ApplicationHA 配備レポートを表示するには
1 Veritas InfoScale Operations Manager のホームページで、[SFHA のライセンス
(SFHA Licensing)]を選択します。 ホストにインストールされているすべてのライセ ンス製品は、[配備の詳細(Deployment Detail)]タブに表示されます。
2 インストールされているライセンスを表示するには、[グループ化(Group By)]ドロッ プダウンリストからオプション[ホスト(Host)]を選択します。
3 Veritas InfoScale Operations Manager のホームページで、[SFHA のライセンス
(SFHA Licensing)]を選択します。 ApplicationHA ライセンスが配備されるノード のリストを表示するには、[配備(Deployments)]タブに移動し、[ApplicationHA 配 備レポート(ApplicationHA Deployments report)]を選択します。 このレポートに は、ApplicationHA がインストールされているノードと、VBS サードパーティサポート がインストールされているすべてのノードが含まれます。
VRTSvbs パッケージのアンインストール
VRTSvbs をアンインストールするには
1 VRTSvbs パッケージをアンインストールするクラスタのサービスグループが、いかな
る Virtual Business Service の一部分でもないこと確認してください。
たとえば、クラスタ C2 から VRTSvbs パッケージをアンインストールする場合、C2:g2 が Virtual Business Service v1 と v2 の一部であるときは、v1 と v2 から C2:g2 を 削除する必要があります。
2 VRTSvbs をアンインストールする必要のあるノードで、vbsapp リソースをオフライン
にします。
# hares -offline vbsapp -sys local_node
3 ClusterService グループから vbsapp リソースを削除します。
# hares -delete vbsapp
4 クラスタの各ノードで、VRTSvbs パッケージをアンインストールします。
UNIX システムの場合、管理対象ホストの VRTSvbs パッケージをアンインストール するには、ホストのコマンドラインインターフェースを使用する必要があります。
Windows システムでは、コントロールパネルから VRTSvbs をアンインストールする 必要があります。
# installp -u VRTSvbs AIX
# rpm -e VRTSvbs Linux
# pkgrm VRTSvbs Solaris
# pkg uninstall VRTSvbs Solaris 11
SFHA または VCS をアンインストールしても、VRTSvbs はアンインス トールされません。VRTSvbs を削除するには、Windows のコントロール パネルから[プログラムと機能(Programs and Features)](Windows Server 2008)または[プログラムの追加と削除(Add or Remove Programs)](Windows Server 2003)を使用する必要があります。
Windows
5 ClusterService グループが Virtual Business Service の設定の一部として構成さ れており、現在 GCO によって使われていない場合は、ClusterService グループを 削除します。
第 2 章 Virtual Business Services のインストールと設定 37 VRTSvbs パッケージのアンインストール
Microsoft Failover Cluster からの VBS のアンインス トール
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Microsoft Failover Cluster から VBS をアンインストールするには
◆ [プログラムの追加と削除(Add/Remove Programs)]リストから[Virtual Business Service のサードパーティサポート(Virtual Business Services Third Party Support)]をアンインストールします。
これにより、VRTSvbs パッケージと VRTSperl パッケージおよびそのライセンスキー が削除されますが、VRTSsfmh パッケージは残ります。
注意: VRTSvbs パッケージを手動でアンインストールしないでください。
Virtual Business Services の操作
この章では以下の項目について説明しています。
■ Virtual Business Service の開始と停止
■ Virtual Business Service の情報の表示
■ データセンターでの Virtual Business Service の表示
■ Virtual Business Service と関連付けられたサービスグループの表示
■ Virtual Business Service と関連付けられたクラスタの表示
■ コマンドラインからの Virtual Business Service の状態の表示
■ サーバーパースペクティブ内の Virtual Business Service に関する情報の表示
■ サーバーパースペクティブ内の Virtual Business Service と関連付けられた依存関 係の表示
■ Virtual Business Service と関連付けられた依存関係の表示
■ Virtual Business Service のプロパティの表示
■ VBS のアプリケーション回復ポイントおよび起動時間の表示
■ VBS 操作の追跡
■ Virtual Business Service のログ
■ Virtual Business Service に対する障害管理