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Soft 依存関係に対してカスタムスクリプトを実行する場合の設定

事項

Soft 依存関係に対してカスタムスクリプトを実行する場合は、次の制限事項があります。

1. スクリプト実行は、非デフォルトの VRTSvbs パッケージパスではサポートされていま せん。 この機能は、VRTSvbs パッケージが %ProgramFiles%¥Veritas¥VRTSvbs でインストールされていることを前提とします。

2. 二重引用符は、カスタムスクリプトへのカスタムスクリプトパス名または引数でサポー トされていません。代わりに一重引用符を使用します。

3. Windows 層の場合、クラスタノードで短いファイル名を有効にする必要があり、スク

リプトの実行は Microsoft Failover Clustering によって管理される親層ではサポー トされていません。

4. UNIX では、パス名にスペースを含めることはサポートされていません。 回避策は、

絶対パスへのソフトリンクを作成し、スクリプト名でそのソフトリンクを指定することで す。

Soft 依存関係に対してカスタムスクリプトを実行する場合の設定

スクリプトの実行を設定するには

1 前提条件として、親層で VCS HacliUserLevel 属性を設定します。

カスタムスクリプト実行機能では、VCS クラスタレベル属性 HacliUserLevel が COMMANDROOT に設定されることが必要です。これは、層が単一ノードクラスタ または ApplicationHA ノードであっても必要になります。 次の手順を実行して、親 層で HacliUserLevel 属性を設定します。

書き込み可能でない場合は、VCS 設定を書き込み可能にします。

# haconf -makerw

HacliUserLevel 属性値を設定します。

# haclus -modify HacliUserLevel COMMANDROOT

VCS 設定を再度読み取り専用にします。

# haconf -dump -makero

2 親層のすべてのノードにカスタムスクリプトをコピーします。

3 親層に対しスクリプト実行を設定します。

管理サーバーコンソールで、[可用性(Availability)]パースペクティブに移動し、

左ペインの[管理(Manage)]を展開します。

ナビゲーションツリーから[データセンター(Data Center)]を選択します。

[Virtual Business Services]ノードを選択します。

Virtual Business Services リストで、必要な Virtual Business Service を右ク リックし、[依存関係の設定(Configure dependencies)]を選択します。[次へ]

をクリックします。

[スクリプト実行詳細の指定(Specify Script Execution details)]ウィザードパネ ルで、カスタムスクリプト名 (絶対パスを使用) と引数を指定します。

Windows 層では、インタープリタ名の後にスクリプト名の指定が必要な場合があ

ります。

UNIX 層または Linux 層の場合、コンテキストに応じたスクリプトを親層で実行す

る必要がある場合は、そのコンテキストを持つシステムユーザーを指定すること ができます。

p.26 の 「Virtual Business Service の依存関係の設定」 を参照してください。

第 5 章 Virtual Business Services の障害管理 71 障害管理の概要

Virtual Business Services のディザスタリカバリ

この章では以下の項目について説明しています。

Virtual Business Service のディザスタリカバリについて

前提条件

サンプルディザスタリカバリの設定例

ディザスタリカバリの警告

ディザスタリカバリの制限事項

ディザスタリカバリ計画について

DR サイトで Virtual Business Service を開始する

virtual business service の計画された移行の実行

同時性違反

ApplicationHA ノードの再設定

Virtual Business Service のディザスタリカバリについ て

ディザスタリカバリ(DR)は、元のクラスタから任意の間隔にある遠隔クラスタにアプリケー ションを移行またはフェールオーバーすることによって、アプリケーションの自動回復を保 証します。

6

Virtual Business Service は Cluster Server の既存の DR 機能を拡張し、2 つのサイト 間の複数のクラスタで動作する多層型アプリケーションの移行またはフェールオーバー を可能にします。

前提条件

次の前提条件が適用されます。

Virtual Business Service の 1 つ以上の層が VCS ディザスタリカバリ用に設定され ている必要があります。

グローバルサービスグループを別のクラスタに自動的にフェールオーバーするように 設定しないでください。ClusterFailOverPolicy 属性を設定する方法については、

『Cluster Server 管理者ガイド』を参照してください。

グローバルサービスグループおよびその DR のカウンタパートは同じ Virtual Business Service の一部にしないでください。

サンプルディザスタリカバリの設定例

図 6-1 は実働サイトおよび DR サイトを示します。

2 つの Virtual Business Service が対称であると表示されますが、これらは対称である 必要はありません。同じ Management Server で実働サイトと DR サイトを管理すること が推奨されますが、別々の Management Server を 2 台使用することもできます。

図 6-1 サンプルディザスタリカバリの設定例

第 6 章 Virtual Business Services のディザスタリカバリ 73 前提条件

Oracle データベース用のディザスタリカバリを有効にするために、グローバルクラスタオ プション(GCO)がデータベース層で設定されます。従来の VCS グローバルサービスグ ループのフェールオーバーは、データベースが一度に 1 つのサイトでのみオンラインに なることを保証します。実働クラスタのデータベース層に障害がある場合、ディザスタリカ バリの警告は VCS GCO によってトリガされます。

この警告に応じて DR のサイトで Virtual Business Service を開始すると、財務アプリ ケーション全体が指定された順序で起動されます。実働サイトで、クラスタ間障害伝播メ カニズムにより、データベース層での障害が中間層等に伝播されます。設定された動作 に応じて、他の層のアプリケーションはダウン状態になるか、またはオンライン状態のまま になります。

エンドツーエンドの財務アプリケーションは DR サイトで完全に利用できるようになります が、実働サイトでは PARTIAL 状態または FAULTED 状態です。

ディザスタリカバリの警告

Virtual Business Service に適用されるディザスタリカバリの警告は次のとおりです。

CFAULT 警告は GCO が設定されているクラスタが障害状態になるとトリガされます。

リモートクラスタに通知が送信されます。 Cluster Server ログの警告を参照して、適 切な修正処置を適用できます。

GNOFAIL 警告はグローバルサービスグループがフェールオーバーできないときに

トリガされます。

これらの警告について詳しくは、『Cluster Server 管理者ガイド』を参照してください。

ディザスタリカバリの制限事項

次の制限事項が適用されます:

ディザスタリカバリのファイアドリル操作はサポートされません。

SRM (VMware Site Recovery Manager)を使って ApplicationHA でディザスタリ カバリを行う設定はサポートされません。

ディザスタリカバリ計画について

ディザスタリカバリ計画(DR 計画)は、災害発生時に DR サイトで実行される操作のシー ケンスを提供します。Virtual Business Services DR 計画を表示するには、vbssvc -showplan コマンドを使用します。実働サイトまたは DR サイトからのこのコマンドを実行 できます。

コマンド出力は次のようになることがあります。

# vbssvc -showplan FinanceVBS

Reason CanBeOnline

global Name

すでにオンライン はい

PuneWeb:FinanceApacheWeb いいえ

すでにオンライン はい

PuneWSphere:FinanceWebSphere いいえ

リモートクラスタ MtViewVBS でオンライ ン。 仮想ビジネスサービ スの少なくとも 1 つの サービスグループがグ ローバルではありません。

いいえ PuneDB:FinanceDB はい

VCS NOTICE V-16-25-40234 virtual business service FinanceVBS cannot be started.

メモ: この予測はサービスグループの前回検出された状態に基づきます。 基本となる高 可用性テクノロジが利用可能でない場合、またはネットワークの切断など外部要因のため に、実際の開始操作が失敗することがあります。

表 6-1 はいくつかのシナリオおよび考えられる DR 計画コマンド出力のリストです。

表 6-1 DR 計画の例

DR 計画の出力 シナリオ

この計画は実働サイトのグローバルサービスグループが FAULTED 状態であることを示します。-forceオプションが DR のサイトでグ ローバルサービスグループをオンラインにするために使用されます。

グローバルサービスグループ は障害状態です。

計画はグローバルサービスグループが実働サイトでオフラインであ ることを示します。DR サイトで Virtual Business Service を開始で きます。

グローバルサービスグループ はオフラインです。

計画はサービスグループがグローバルであることおよび実働クラス タが FAULTED または DOWN 状態であることを示します。DR サ イトで Virtual Business Service を開始する場合、DR サイトでグ ローバルサービスグループをオンラインにするために、-force オ プションが使用されます。

実働クラスタは障害状態で す。

第 6 章 Virtual Business Services のディザスタリカバリ 75 ディザスタリカバリ計画について

DR 計画の出力 シナリオ

計画は実働クラスタが稼動中で、実働クラスタでグローバルサービ スグループがオンラインであることを示します。DR サイトでVirtual Business Servicesを開始できません。

実働サイトでグローバルサー ビスグループがオンラインで あり、Virtual Business Service に 1 つ以上の非グ ローバルなサービスグループ があります。

計画は実働サイトの各サービスグループの状態を示します。実働サ イトでオンラインであるグローバルサービスグループの DR サイトで グローバルサービスグループをオンラインにするために、-switch オプションが使用されます。

実働サイトでグローバルサー ビスグループがオンラインで あり、すべてのサービスグ ループがグローバルです。

DR サイトで Virtual Business Service を開始する

災害発生後に Virtual Business Service を回復するには、次のタスクを実行します。

1. Cluster Server ログで CFAULT 警告を確認します。 CFAULT は実働サイトのクラ スタが失敗したことを示します。

2. vbssvc -showplan vbs_name コマンドを実行して、グローバルサービスグループ の DR 計画を表示します。

コマンド出力は実働サイトのグローバルクラスタが障害状態であることを示します。

3. vbssvc -start vbs_name コマンドを実行して、DR サイトで Virtual Business Service を開始します。

vbssvc -start コマンドは DR サイトで -force オプションを使用して、グローバ ルサービスグループをオンラインにします。