第 4 章 : 保守・運用機能
4.9 SYSLOG
SWX2310P(config)#service terminal-length 100 SWX2310P(config)#
[設定例]
SYSLOGサーバーのIPv4アドレスを、192.168.100.1に設定する。
SWX2310P(config)#logging host 192.168.100.1
SYSLOGサーバーのIPv6アドレスを、fe80::2a0:deff:fe11:2233に設定する。
SWX2310P(config)#logging host fe80::2a0:deff:fe11:2233%vlan1 4.9.2 ログの出力レベル(debug)の設定
[書式]
logging trap debug no logging trap debug [初期設定]
no logging trap debug [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
debugレベルのログをSYSLOGに出力する。no形式で実行した場合は出力しない。
debugレベルを有効にすると大量のログが出力されるため、必要な場合のみ有効にする。
logging hostコマンドでSYSYLOGサーバーに通知する場合、ホスト側には十分なディスク領域を確保しておくこと
が望ましい。デフォルト設定は出力しない。
[設定例]
debugレベルのログをSYSLOGに出力する。
SWX2310P(config)#logging trap debug 4.9.3 ログの出力レベル(informational)の設定
[書式]
logging trap informational no logging trap informational [初期設定]
logging trap informational [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
informationalレベルのログをSYSLOGに出力する。
no形式で実行した場合は出力しない。
[ノート]
logging stdout infoコマンドでコンソールに出力させることが可能である。
[設定例]
informationalレベルのログをSYSLOGに出力する。
SWX2310P(config)#logging trap informational 4.9.4 ログの出力レベル(error)の設定
[書式]
logging trap error no logging trap error [初期設定]
logging trap error
[入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
errorレベルのログをSYSLOGに出力する。
no形式で実行した場合は出力しない。
[設定例]
errorレベルのログをSYSLOGに出力する。
SWX2310P(config)#logging trap error 4.9.5 ログのコンソール出力設定
[書式]
logging stdout info no logging stdout info [初期設定]
no logging stdout info [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
informationalレベルのSYSLOGをコンソールに出力する。
no形式で実行した場合は出力しない。
[設定例]
informationalレベルのSYSLOGをコンソールに出力する。
SWX2310P(config)#logging stdout info 4.9.6 イベント単位のログ出力の設定
[書式]
logging event type no logging type [パラメーター]
type : ログ出力を設定するイベント種別
設定値 説明
lan-map LANマップ
[初期設定]
no logging event lan-map [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
指定したイベント種別のログ出力を有効にする。
no形式で実行した場合はログ出力を行なわない。
[設定例]
LANマップのログ出力を有効にする。
SWX2310P(config)#logging event lan-map
4.9.7 ログのバックアップ [書式]
save logging [入力モード]
非特権EXECモード, 特権EXECモード [説明]
RAM上に蓄積されたログを全てFlash ROMに保存する。
ログの蓄積はRAM上で行われ、定期的に自動でFlash ROMにバックアップしているが、本コマンドにより、手動 でバックアップすることができる。
logging backup sd enableコマンドが設定されており、かつSDカードが挿入されている場合、Flash ROMに保存する
と同時に、SDカード内にも以下のファイル名で保存される。
\swx2310p\log\YYYYMMDD_syslog.txt
YYYYMMDD … save loggingコマンド実行時の年月日 [設定例]
ログのバックアップを行う。
SWX2310P#save logging
4.9.8 ログのSDカードバックアップの設定
[書式]
logging bakcup sd enable logging bakcup sd disable no logging bakcup sd [キーワード]
enable : ログのSDカードバックアップを有効にする
disable : ログのSDカードバックアップを無効にする
[初期設定]
logging backup sd disable [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
ログのSDカードバックアップの有効化・無効化を設定する。
有効化した場合、save loggingコマンドを実行したときにSDカードにログを保存する。
no形式で実行した場合は初期設定に戻る。
SDカード内には以下のファイル名で保存される。
\swx2310p\log\YYYYMMDD_syslog.txt
YYYYMMDD … save loggingコマンド実行時の年月日 [設定例]
ログのSDカードバックアップを有効にする。
SWX2310P(config)#logging backup sd enable 4.9.9 ログの削除
[書式]
clear logging
[入力モード] 特権EXECモード [説明]
ログを削除する。
[設定例]
ログを削除する。
SWX2310P#clear logging 4.9.10 ログの参照
[書式]
show logging [reverse]
[キーワード]
reverse : ログを逆順に表示する
[入力モード]
非特権EXECモード, 特権EXECモード [説明]
本機器の動作状況を記録したログを表示する。通常は発生時刻の古いものからログを順に表示するが、reverseが指 定された場合は逆順に表示する。
ログの最大保持件数は10,000件である。最大数を越えた場合には、発生時刻の古いものから消去されていく。最大 数以上のログを保存する場合には、logging hostコマンドでログをSYSLOGサーバーに転送して、ホスト側で保存す る必要がある。
出力するログのレベルはlogging trapコマンドで設定可能である。
[ノート]
ログの蓄積はRAM上で行われ、定期的に自動でFlash ROMにバックアップしている。電源を切るとバックアップ されていないログは保存されないので、ログを保存したい場合は手動でバックアップする必要がある。
reloadコマンドやファームウェアのバージョンアップなどによる再起動を行った場合は、ログを保持している。
[設定例]
ログを表示する。
SWX2310P#show logging