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ポート認証

ドキュメント内 SWX2310P コマンドリファレンス (ページ 140-158)

第 4 章 : 保守・運用機能

5.3 ポート認証

5.3.1 システム全体でのIEEE 802.1X認証機能の設定 [書式]

aaa authentication dot1x no aaa authentication dot1x [初期設定]

no aaa authentication dot1x [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

システム全体でIEEE 802.1X認証を有効にする。

no形式で実行した場合は、システム全体でIEEE 802.1X認証を無効にする。

認証は、radius-server hostコマンドで設定したRADIUSサーバーを使用する。

[ノート]

実際にIEEE 802.1X認証を使用するためには、対象インターフェースでもIEEE 802.1X認証を有効にする必要があ

る。(dot1x port-controlコマンド) [設定例]

システム全体でIEEE 802.1X認証を有効化する。

SWX2310P(config)#aaa authentication dot1x

5.3.2 システム全体でのMAC認証機能の設定

[書式]

aaa authentication auth-mac no aaa authentication auth-mac [初期設定]

no aaa authentication auth-mac [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

システム全体でMAC認証を有効にする。

no形式で実行した場合は、システム全体でMAC認証を無効にする。

認証は、radius-server hostコマンドで設定したRADIUSサーバーを使用する。

[ノート]

実際にMAC認証を使用するためには、対象インターフェースでもMAC認証を有効にする必要がある。 (auth-mac enableコマンド)

[設定例]

システム全体でMAC認証を有効化する。

SWX2310P(config)#aaa authentication auth-mac

5.3.3 システム全体でのWeb認証機能の設定

[書式]

aaa authentication auth-web no aaa authentication auth-web [初期設定]

no aaa authentication auth-web [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

システム全体でWeb認証を有効にする。

no形式で実行した場合は、システム全体でWeb認証を無効にする。

認証は、radius-server hostコマンドで設定したRADIUSサーバーを使用する。

[ノート]

実際にWeb認証を使用するためには、対象インターフェースでもWeb認証を有効にする必要がある。 (auth-web enableコマンド)

[設定例]

システム全体でWeb認証を有効化する。

SWX2310P(config)#aaa authentication auth-web 5.3.4 IEEE 802.1X認証機能の動作モード設定

[書式]

dot1x port-control mode no dot1x port-control [パラメーター]

mode : IEEE 802.1X認証の動作モード

動作モード 説明

auto IEEE 802.1X認証のAuthenticatorとして動作

する

force-authorized IEEE 802.1X認証の認証済みポートに固定設

定する

force-unauthorized IEEE 802.1X認証の未認証ポートに固定設定

する

[初期設定]

no dot1x port-control [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに対して、IEEE 802.1X認証機能の動作モードを設定する。

no形式でコマンドを実行した場合は、対象インターフェースのIEEE 802.1X認証機能は無効となる。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

[設定例]

LANポート #1で、IEEE 802.1X認証機能の動作モードをautoに設定する。

SWX2310P(config)#interface port1.1

SWX2310P(config-if)#dot1x port-control auto

5.3.5 IEEE 802.1X認証の未認証ポートでの転送制御の設定

[書式]

dot1x control-direction direction no dot1x control-direction [パラメーター]

direction : 未認証ポートでのパケット転送動作を設定

転送動作 説明

both 送受信とも破棄する。

in 受信のみ破棄する。

[初期設定]

dot1x control-direction both [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに対して、IEEE 802.1X認証の未認証時のパケット転送動作を変更する。

no形式で実行した場合は、初期設定に戻る。

bothを指定している場合、サプリカントから受信したパケットを破棄し、他のポートから サプリカントの接続され ているインターフェースへのブロードキャスト/マルチキャストパケットも破棄する。

inを指定している場合、サプリカントから受信したパケットのみを破棄し、他のポートから サプリカントの接続さ れているインターフェースへのブロードキャスト/マルチキャストパケットは転送する。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

対象インターフェースでゲストVLANの設定をしている場合は、本コマンドの設定自体が無効となる。

本コマンドの設定を変更すると、認証状態は初期状態に戻る。

本コマンドを使用するためには、対象インターフェースでポート認証機能を有効にする必要がある。 (dot1x port-controlコマンド)

[設定例]

LANポート #1の未認証ポートでのパケット転送動作を受信のみ破棄にする。

SWX2310P(config)#interface port1.1

SWX2310P(config-if)#dot1x control-direction in

5.3.6 EAPOLパケットの送信回数の設定

[書式]

dot1x max-auth-req count no dot1x max-auth-req [パラメーター]

count : <1-10>

EAPOLパケットの最大送信回数

[初期設定]

dot1x max-auth-req 2 [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに対して、EAPOLパケットの送信回数の最大値を設定する。

no形式でコマンドを実行した場合は、初期設定に戻る。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

本コマンドを使用するためには、対象インターフェースでポート認証機能を有効にする必要がある。 (dot1x port-controlコマンド)

[設定例]

LANポート #1で、EAPOLパケットの送信回数を3に設定する。

SWX2310P(config)#interface port1.1

SWX2310P(config-if)#dot1x max-auth-req 3 5.3.7 MAC認証機能の設定

[書式]

auth-mac enable auth-mac disable

no auth-mac enable [初期設定]

auth-mac disable [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに対して、MAC認証を有効にする。

no形式で実行した場合、または、disableを指定した場合は、MAC認証を無効にする。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

実際にMAC認証を使用するためには、システム全体でもMAC認証を有効にする必要がある。 (aaa authentication auth-macコマンド)

[設定例]

LANポート #1のMAC認証機能を有効にする。

SWX2310P(config)#interface port1.1 SWX2310P(config-if)#auth-mac enable

5.3.8 MAC認証時のMACアドレス形式の設定

[書式]

auth-mac auth-user type case no auth-mac auth-user [パラメーター]

type : 形式を指定

設定値 形式

hyphen xx-xx-xx-xx-xx-xx

colon xx:xx:xx:xx:xx:xx

unformatted xxxxxxxxxxxx

case : 大文字・小文字を指定

設定値 説明

lower-case 小文字(a~f)

upper-case 大文字(A~F)

[初期設定]

auth-mac auth-user hyphen lower-case [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

MAC認証において、認証時に使用するユーザー名・パスワードの形式を変更する。

MAC認証では、サプリカントのMACアドレスをユーザー名・パスワードとして使用しRADIUSサーバーへ認証を 要求する。

no形式で実行した場合は、初期設定に戻る。

[ノート]

本コマンドを使用するためには、対象インターフェースでポート認証機能を有効にする必要がある。 (auth-mac enableコマンド)

[設定例]

MAC認証に使用するMACアドレス形式をハイフンなし、大文字に変更する。

SWX2310P(config)#auth-mac auth-user unformatted upper-case 5.3.9 Web認証機能の設定

[書式]

auth-web enable auth-web disable no auth-web enable [初期設定]

auth-web disable [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに対して、Web認証を有効にする。

no形式で実行した場合、または、disableを指定した場合は、Web認証を無効にする。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

実際にWeb認証を使用するためには、システム全体でもWeb認証を有効にする必要がある。 (aaa authentication auth-webコマンド)

マルチサプリカントモード以外ではWeb認証機能を有効にすることはできません。

ダイナミックVLAN、およびゲストVLANとの併用はできません。

[設定例]

LANポート #1のWeb認証機能を有効にする。

SWX2310P(config)#interface port1.1 SWX2310P(config-if)#auth-web enable 5.3.10 ホストモードの設定

[書式]

auth host-mode mode no auth host-mode [パラメーター]

mode : ポート認証の動作モード

動作モード 説明

single-host

1ポートあたり1サプリカントのみ通信を許 可するモードで、 最初に認証をパスしたサプ リカントのみを許可する

multi-host

1ポートあたり複数サプリカントの通信を許 可するモードで、最初のサプリカントが認証 をパスすると、同じポート配下の サプリカン トは認証を行わなくても通信が可能となる multi-supplicant

1ポートあたり複数サプリカントの通信を許 可するモードでサプリカント毎に通信の許 可・拒否を決定する

[初期設定]

auth host-mode single-host [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに対して、ポート認証の動作モードを変更する。

no形式で実行した場合は、初期設定に戻る。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

本コマンドの設定を変更すると、認証状態は初期状態に戻る。

マルチホストモード/マルチサプリカントモードでダイナミックVLANを利用する場合、2番目以降のサプリカント は最初のサプリカントが適用したVLAN IDが適用される。

マルチサプリカントモードではゲストVLANを設定することはできません。

本コマンドを使用するためには、対象インターフェースでポート認証機能を有効にする必要がある。 (dot1x port-controlコマンド、auth-mac enableコマンド)

[設定例]

LANポート #1をマルチホストモードに変更する。

SWX2310P(config)#interface port1.1

SWX2310P(config-if)#auth host-mode multi-host 5.3.11 再認証の設定

[書式]

auth reauthentication no auth reauthentication [初期設定]

no auth reauthentication [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに対して、サプリカントの再認証を有効にする。

no形式で実行した場合は、再認証を無効にする。

本設定を有効にした場合は、認証に成功したサプリカントを定期的に再認証する。

再認証の間隔は、auth timeout reauth-periodコマンドで変更できる。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

IEEE 802.1X認証時は、再認証のタイミングになると、サプリカントにEAPOLパケットを送信して ユーザー情報を

再取得し、RADIUSサーバーに認証要求を行う。

MAC認証時は、再認証のタイミングになると、サプリカントのMACアドレスをユーザー名、および、 パスワード と見なしてRADIUSサーバーに認証要求を行う。

Web認証時は、再認証のタイミングになると、サプリカントの認証状態を未認証に遷移させる。

本コマンドを使用するためには、対象インターフェースでポート認証機能を有効にする必要がある。 (dot1x port-controlコマンド、auth-mac enableコマンド)

[設定例]

LANポート #1の再認証を有効にする。

SWX2310P(config)#interface port1.1

SWX2310P(config-if)#auth reauthentication 5.3.12 ダイナミックVLANの設定

[書式]

auth dynamic-vlan-creation no auth dynamic-vlan-creation [初期設定]

no auth dynamic-vlan-creation [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに対して、ダイナミックVLANを有効にする。

no形式で実行した場合は、ダイナミックVLANを無効にする。

ダイナミックVLANが有効なインターフェースでは、RADIUSサーバーから指定された属性値

(Tunnel-Private-Group-ID)をもとに、所属VLANを動的に変更する。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

本コマンドの設定を変更すると、認証状態は初期状態に戻る。

本コマンドを使用するためには、対象インターフェースでポート認証機能を有効にする必要がある。 (dot1x port-controlコマンド、auth-mac enableコマンド)

本コマンドは、Web認証が有効なとき設定できません。

[設定例]

LANポート #1でダイナミックVLANを有効にする。

SWX2310P(config)#interface port1.1

SWX2310P(config-if)#auth dynamic-vlan-creation 5.3.13 ゲストVLANの設定

[書式]

auth guest-vlan vlan-id no auth guest-vlan [パラメーター]

vlan-id : <1-4094>

ゲストVLAN用のVLAN ID

[初期設定] no auth guest-vlan [入力モード]

インターフェースモード [説明]

対象インターフェースに接続されているサプリカントが未認証、あるいは、認証失敗のときに所属するゲストVLAN を指定する。

no形式で実行した場合は、ゲストVLANの設定を削除する。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

本コマンドの設定を変更すると、認証状態は初期状態に戻る。

本コマンドを使用するためには、対象インターフェースでポート認証機能を有効にする必要がある。 (dot1x port-controlコマンド、auth-mac enableコマンド)

本コマンドは、マルチサプリカントモードでは設定できません。

本コマンドは、Web認証が有効なとき設定できません。

[設定例]

LANポート #1でゲストVLAN #10を指定する。

SWX2310P(config)#interface port1.1 SWX2310P(config-if)#auth guest-vlan 10 5.3.14 認証失敗後の抑止期間の設定

[書式]

auth timeout quiet-period time no auth timeout quiet-period [パラメーター]

time : <1-65535>

認証失敗後、サプリカントとの通信を拒否する期間(秒)

ドキュメント内 SWX2310P コマンドリファレンス (ページ 140-158)