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ファームウェア更新

ドキュメント内 SWX2310P コマンドリファレンス (ページ 108-111)

第 4 章 : 保守・運用機能

4.22 ファームウェア更新

4.22.1 ファームウェア更新サイトの設定 [書式]

firmware-update url url no firmware-update url [パラメーター]

url : 半角英数字および半角記号(255文字以内) ファームウェアが置かれているURL [初期設定]

firmware-update url http://www.rtpro.yamaha.co.jp/firmware/revision-up/swx2310p.bin [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

WEBサーバーに置かれているファームウェアファイルを使ってファームウェア更新するときのダウンロード先の URLを設定する。

入力形式は“http://サーバーの IPアドレスあるいはホスト名/パス名” という形式となる。

サーバーのポート番号が 80 以外の場合は、“http://サーバーのIPアドレスあるいは ホスト名:ポート番号/パス名”と いう形式で、URLの中に指定する必要がある。

[設定例]

ファームウェアのダウンロード先URLをhttp://192.168.100.1/swx2310p.binに設定する。

SWX2310P(config)#firmware-update url http://192.168.100.1/swx2310p.bin SWX2310P(config)#

4.22.2 ファームウェア更新の実行 [書式]

firmware-update execute [no-confirm]

[キーワード]

no-confirm : ファームウェア更新の確認をしない

[入力モード]

特権EXECモード [説明]

WEBサーバーに置かれているファームウェアファイルと現在実行中のファームウェアのリビジョンをチェックし、

書き換え可能であればファームウェアのリビジョンアップを実行する。

書き換え可能なリビジョンのファームウェアが存在すると、確認を求められるので、更新する場合は "Y" を、更新 しない場合は "N" を入力する必要がある。

no-confirmを指定すると、確認をせずにリビジョンアップを実行する。

[ノート]

firmware-update urlコマンドでダウンロード先URLを変更できる。

firmware-update revision-down enableコマンドを設定すると古いリビジョンへのリビジョンダウンが行えるように

なる。

[設定例]

WEBサーバーに置かれているファームウェアファイルでファームウェア更新する。

SWX2310P#firmware-update execute Found the new revision firmware Current Revision: Rev.2.02.01 New Revision: Rev.2.02.03 Downloading...

Update to this firmware? (Y/N)y Updating...

Finish SWX2310P#

4.22.3 ファームウェアダウンロードタイムアウト時間の設定 [書式]

firmware-update timeout time no firmware-update timeout [パラメーター]

time : <100-86400>

タイムアウト時間(秒) [初期設定]

firmware-update timeout 300 [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

WEBサーバーからファームウェアをダウンロードするときのタイムアウト時間を設定する。

no形式で実行した場合は初期設定に戻る。

[設定例]

ファームウェアダウンロードのタイムアウト時間を120秒に設定する。

SWX2310P(config)#firmware-update timeout 120 SWX2310P(config)#

4.22.4 リビジョンダウンの許可

[書式]

firmware-update revision-down enable no firmware-update revision-down [初期設定]

no firmware-update revision-down [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

WEBサーバーに置かれているファームウェアファイルを使ってファームウェア更新するとき、 現在のリビジョンよ りも古いリビジョンへのファームウェアのリビジョンダウンを許可する。

no形式で実行した場合はリビジョンダウンを許可しない。

[設定例]

リビジョンダウンを許可する。

SWX2310P(config)#firmware-update revision-down enable SWX2310P(config)#

4.22.5 ファームウェア更新機能設定の表示 [書式]

show firmware-update [入力モード]

特権EXECモード [説明]

ファームウェア更新機能に関する現在の設定状況を表示する。

以下の項目が表示される。

• ダウンロード先のURL

• ダウンロードのタイムアウト時間

• リビジョンダウンの許可 [設定例]

ファームウェア更新機能の設定状況を表示する。

SWX2310P#show firmware-update

url:http://www.rtpro.yamaha.co.jp/firmware/revision-up/swx2310p.bin timeout:300 (seconds)

revision-down:disable SWX2310P#

4.22.6 SDカードからのファームウェア更新の実行

[書式]

firmware-update sd execute [no-confirm] [sd-unmount]

[キーワード]

no-confirm : ファームウェア更新とSDカードのマウント継続の確認をしない

sd-unmount : ファームウェア更新前に確認をせずSDカードをアンマウントする

[入力モード]

特権EXECモード [説明]

SDカード内に格納されているファームウェアファイルでファームウェア更新を実行する。

パラメーターを指定しない場合は、SDカード内に書き換え可能なファームウェアが存在すると更新とSDカードの マウント状態を継続するかの確認を求められる。

ファームウェアを更新する場合は "Y" を、更新しない場合は "N" を入力する必要がある。

SDカードのマウント状態を継続する場合は "Y" を、アンマウントする場合は "N" を入力する必要がある。

no-confirmを指定すると、確認をせずにSDカードのマウント状態を継続しファームウェア更新を実行する。

sd-unmountを指定すると、確認をせずにSDカードのアンマウントを行う。

[ノート]

ファームウェアファイルは、SDカードの"\swx2310p\firmware\swx2310p.bin"ファイルを参照する。

SDカード内のファームウェアファイルと現在実行中のファームウェアのリビジョンチェックは行わない。

SDカードを取り外さない場合は、再起動時にboot prioritize sdコマンドの指定に従いSDカード内のファームウェ アで起動される。

アンマウントしてSDカードを取り外してもファームウェア更新は継続する。

[設定例]

SDカード内のファームウェアファイルでファームウェア更新する。

SWX2310P#firmware-update sd execute Update the firmware.

Current Revision: Rev.2.02.01 New Revision: Rev.2.02.03 Update to this firmware? (Y/N)y

Continue without unmounting the SD card? (Y/N)n Unmounted the SD card. Pull out the SD card.

Updating...

Finish SWX2310P#

4.22.7 ファームウェア更新の再起動時刻の設定 [書式]

firmware-update reload-time hour [min]

no firmware-update reload-time [パラメーター]

hour : <0-23>

ファームウェア更新の再起動時刻(時)

min : <0-59>

ファームウェア更新の再起動時刻(分) [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

ファームウェア更新後の再起動による新ファームウェア適用時刻を設定する。

no形式で実行した場合はファームウェア更新直後に再起動して新ファームウェアを適用する。

[設定例]

ファームウェア更新の再起動時刻をAM 1:30に設定する。

SWX2310P(config)#firmware-update reload-time 1 30 SWX2310P(config)#

4.22.8 スタック構成時のファームウェア更新の再起動方法の設定 [書式]

firmware-update reload-method method no firmware-update reload-method [パラメーター]

method : ファームウェア更新の再起動方法

設定値 説明

normal スタックマスター・スレーブ同時再起動

sequential スタックマスター・スレーブ順次再起動

[初期設定]

firmware-update reload-method normal [入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード [説明]

スタック構成時のファームウェア更新の再起動方法を設定する。

normalの場合、マスター・スレーブを同時に再起動する。sequentialの場合、マスターを再起動完了後、スレーブを

再起動することで運用中のネットワークサービスに影響がないように新ファームウェアを適用する。

no形式で実行した場合は初期値に戻る。

[ノート]

本コマンドはスタック機能が有効時のみ指定可能。

[設定例]

ファームウェア更新の再起動方法を順次再起動に設定する。

SWX2310P(config)#firmware-update reload-method sequential SWX2310P(config)#

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