第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)
4.1.5 S-SFCのキーの機能 はじめに
S-SFC のキーは、主要な機能別に色分けしてあります。
S-SFC の機能には、他の機器にも共通して適用している 機能と、本器のみ適用できる機能(専用機能)とがあり ます。
共通の機能は キー、 キー、アルファベッ トキー、数字キーなどで使用します。( キーを 押してから使用する機能も含みます。)
専用機能は階層構造になっており、まず キーを 押してから使用します。
キーの機能の色分け
キーボード上の32 個のキーは機能別に5種類に色分けし てあり、必要なキーを見つけやすくしてあります。
キーの機能の色分けは次のようになっています。
注意:
本器による測定では使用しないキーもあります。
キーの色分け 主な機能
緑色のキー • 本器との通信を開始する
• 本器専用の機能を使用できるよ うにする
• 測定条件を設定、変更する
• 本器に設定されているデータを 表示する
• メニューを選択する 橙色のキー • 測定データを表示する
• 画面を選択する
• データを保存する 黄色のキー • 数値を入力する
• データを印字させる
• メモを取れるようにする 深緑色のキー • 診断をする
• 設定レンジのスパンを確認する 白色のキー • データ表示窓でカーソルを移動
する
• 他の色のキーの機能を変える。
• 現在設定している内容を取り消す。
全ての色のキー • アルファベットを入力する。
( キーを押してから使用す る)
緑色のキーの機能
緑色のキーについて、単独で押した場合と キーに 続けて押した場合の機能を説明します。
主な機能は次のとおりです。
• 本器との通信を開始する
• 本器専用の機能を表示・変更できるようにする • 測定条件を表示、変更する
• 本器に設定されているデータを表示する • パラメータ(アイテム)を選択する
本器では 使用しま せん。
機能なし
機能なし
機能なし
機能なし
機能なし
コンフィ ギュレー ションを 表示しま す。
説明
キー上 キーに
の キー単独で押したとき 続けて押
表示 したとき
ID: 本器との通信を開始します。
本器のT A G N o . が表示されま す。TAG No.はこの画面で変更 できます。
専用機能: 本器専用の機能を使用 する場合のキーです。
この専用機能は階層構造になっ ています。4-1-6を参照してくだ さい。
ダンピング: 現在のダンピング時 定数が表示されます。この画面 でダンピング時定数を変更する ことができます。
単位: 現在の工業単位が表示され ます。この画面で工業単位を変 更することができます。
LRV0%: 現在の設定レンジの下 限値(Lower Range Value)が表示 されます。この画面で下限値を 変更することができます。
URV100%: 現在の設定レンジ上 限値(Upper Range Value)が表示 されます。この画面で上限値を 変更することができます。
メニュー: キー単独では機能しま せんが、一連のグループ分けさ れた機能の中で一個のデータを 選択するために使います。
ex)[専用機能]キーに続けて 押されると、出力形式(リニア
/開平)の切替えに使用できま す。
橙色のキーの機能
橙色のキーについて、単独で押した場合と キー に続けて押した場合の機能を説明します。
主な機能は次のとおりです。
• 測定データを表示する • 画面を選択する
• データを強制書き込みする
アルファベットについては、 キーを押してから 希望のアルファベットのキーを押せば表示されます。
黄色のキーの機能
黄色のキーについて、単独で押した場合と キーに 続けて押した場合の機能を説明します。
主な機能は次のとおりです。
• データを印字させる。
• 数値を入力する。
• メモを取れるようにする。
カーソルが画面に表示された時、有効となります。
説明
キー上 キーに
の キー単独で押したとき 続けて押
表示 したとき
設定: 他の機能と組合せて自動設 定します。
▲:
• 同一階層の次の機能を表示しま す。
• キー、 キーの次に押す とダンピング時定数、工業単位を 次に送ります。
▼:
• 同一階層の前の機能を表示しま す。
• キー、 キーの次に押す とダンピング時定数、工業単位を 前に戻します。
出力: 本器の出力(%)を表示しま す。
数値キーと組合せて定電流源にで きます。(保守用機能)
校正: 設定レンジの校正に使用し ます。
(Yes): 本器にデータを送るときに 使用します。
画面の質問にYesと答える場合に 使用します。
機能なし
機能なし
機能なし
入力値: 本 器への入力 差圧を表示 します。
校正値消去:
本器の設定 データを納 入時の状態 に 戻 し ま す。
強 制 書 込 : 設定データ を本器の不 揮発性メモ リに書き込 み、本器の 電源が切れ ても保持さ れます。
〜 キー上の
説明
表示
キー単独で キーに続けて
押したとき 押したとき 9: 数字の9を入力
します。
8: 数字の8を入力 します。
7〜4: 数字の7〜4 を入力します。
3: 数字の3を入力 します。
2,1: 数字の2,1を入 力します。
+/-: を入力しま す。
/: キーを一回 押した後は/を入力 します。
・: 少数点を入力 します。
→: キーを一 回 押 し た 後 は ス ペースを入力しま す。
0: 数字の0を入力 します。
データ印字: 本器の内部デー タの一覧を印字します。こ れをメンテナンス・プリン トと呼びます。(プリンタ 付のS-SFCの場合のみ有効)
紙送り: 一回押すたびに印字 用 紙 を 一 行 送 り プ リ ン タ フ ィ ー ド モ ー ド に な り ま
す。 キーを1回押す度に
一行送ります。この機能を
取り消すときは キーを
押します。
機能なし
バージョン: S-SFCが本器に 接続してあると両方のソフ トウエアバージョンを表示 します。
接続していないときはS-SFC のソフトウエアバージョン のみを表示します。
機能なし
時刻: 現在の年月日と時刻を 表示します。(プリンタ付 S-SFCの場合のみ有効)
メモ: メモを書き込むときに 使用します。
連続印字: キーを操作する 度、本器からの応答を印字 し ま す 。 こ れ を ア ク シ ョ ン・プリントと呼びます。
この機能を終了するときは キーを押します。(プ リンタ付S-SFCの場合のみ有 効)
深緑色のキーの機能
深緑色のキーについて、単独で押した場合と キー に続けて押した場合の機能を説明します。
主な機能は次のとおりです。
• S-SFCと本器の自己診断をする。
• 設定レンジのスパンを表示する
アルファベットについては、 キーを押してから希 望のアルファベットのキーを押せば表示されます。
白色のキーの機能
白色のキーの機能を説明します。
主な機能は次のとおりです。
• カーソルを移動する。
• 他のキーの機能を変える。
• 現在設定している内容を取り消す。
カーソルが画面に表示されているとき有効となります。
キー上の
説明
表示
キー単独で キーに続けて
押したとき 押したとき
診断: S-SFCと本器 の自己診断結果を 表示します。
スパン: 現在の設定 レンジのスパンを 表示します。
異常時処理: 異常時の 出力信号の処理方向を 表示します。
URL: 本器で測定可能 な差圧の最大値を表示 します。
キー上の
説明
表示
キー単独で キーに続けて
押したとき 押したとき
→: カーソルを一桁 送ります。
←: カーソルを一桁 戻します。
一 回 押 す た び に カーソルを切り替 えます。
_ ←→ ■
シフト: カーソルが
■以外の時に、(_
またはカーソルが表 示されないとき)各 キーの上部にある機 能を入力したいとき に押します。
クリア(No): データ 表示窓の表示を解 除し、S - S F C を入 力待ちの状態にし ます。
画面の質問にNoと 答えるときに押し ます。
機能なし
本 器 で は 使 用 し ま せ ん。
機能なし
機能なし
専用機能を終了すると きに押します。