第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)
4.4 印字(プリンタ付の場合)
4.4.1 印字機能の概要
はじめにプリンタ付のS-SFCを使用すると、本器内部の設定デー タや、本器からの応答結果を印字させ保存できます。
印字機能の種類
印字機能には次の2種類があり、キー操作により使い分 けることができます。
• メンテナンス・プリント
本器の内部データ(タグNo.、ダンピング時定数、出力 レンジ、入力値、出力値など)を印字する機能です。
• アクション・プリント
S-SFCのキー操作に対する本器の応答をキー操作の度 に印字させる機能です。
プリンタの概要
行当たり24文字のサーマルプリンタです。
S-SFCの電源を入れるとプリントヘッドが一往復してと まり、印字可能な状態になります。
このとき記録紙が約5mm送り出されます。
記録紙の送り方
記録紙を送るときは次の手順で行います。
メンテナンス・プリントの例
データ印字の例と各行の意味を説明します。
注意:
飽和蒸気補正仕様(付加仕様 F2 選択時)の場合、温 度入力に関する項目は表示されません。
4.4.2 内部データを印字する(メンテナン ス・プリント)
印字されるデータ
タグ番号、ダンピング時定数、出力レンジ、差圧、出力 値、自己診断の結果などのデータを印字します。本器の 設定状態、故障状態の記録などに使用できます。
手順
メンテナンス・プリントは次の手順で行います。
この操作は測定中でも行うことができます。
手順 S-SFCの画面
1.右の画面が表示さ れるまで、 キー を押します。
2. キーを押し ます。
3. キーを押し ます。
• 印字が始まります。
4.途中で印字を終了 したいときは、
キーを押します。
SCT FIT-1234
ツギノ ソウサヲ ドウゾ
インジチュウ SCT FIT-1234 ツギノ ソウサヲ ドウゾ↓
シフト
SCT FIT-1234 ツウシン チュウ...
印字例 意味
'03-11-25 01:23 年月日/時刻 TAG No. TEST タグ番号 タイプ : DIFF.PRESSURE 発信器タイプ ANA/DE : アナログ XMTR 出力信号形式
シュツリョク : カイヘイ 出力形式
ローカット : ゼロ<20.0% ローフローカット値 : リュウリョウ=セイホウコウ 流量モード : シツリョウ リュウリョウ 補正形式 PROM # : 2012977107 シリアル番号
SW VER : 7.111 S/Wバージョン
DAMP : 0.0 SECONDS ダンピング定数
スパン : 50.0 kPa d スパン(差圧)
LRV : 0.000 kPa d LRV(差圧)
URV : 50.0 kPa d URV(差圧)
PP-REF : 1600 kPa g 設計圧力 *1
PP-ELV : 0.3 kPa 静圧エレベーション
PT-REF : 100.0 ℃ 設計温度 *2
PT-ELV : 0.003 ℃ 温度エレベーション
EULO : 0.000 m3/h EULO工業下限値 EUHI : 100.0 m3/h EUHI工業上限値
F/Sショリ : B/O アップ バーンアウト方向
シュツリョク : 37.16% 出力
ケイスウ : 0.6905 補正係数
センサ : T=31 ℃ (88 °F) 発信器のセンサ部温度
サアツ センサ 差圧センサ
URL : 100 kPa d 設定可能最大値
ニュウリョク : 10.0 kPa d INPUT
セイアツ センサ 静圧センサ
URL : 3.346 kPa g URL(設定可能最大レンジ)
スパン : 2000 kPa g 校正時のスパン
LRV : 0.000 kPa g 校正時のLRV
URV : 2000 kPa g 校正時のURV
ニュウリョク : 1000 kPa g INPUT
オンド センサ 温度センサ
SUB # : 2002977107 シリアル番号
URL : 650.0 ℃ URL(設定可能最大レンジ)
LRL : −200.0 ℃ LRL(設定可能最小レンジ)
スパン : 130.0 ℃ 校正時のスパン
LRV : 0.000 ℃ 校正時のLRV
URV : 130.0 ℃ 校正時のURV
ニュウリョク : 80.0 ℃ INPUT
エレキ : T=31 ℃ (88 °F) エレクトロニクス・ボード部温度
ジコシンダン ステータス
ジコシンダン ケッカ OK *3
図4 - 2 メンテナンス・プリント 印字例
*1) 0 kPa abs の場合 : アツリョクホセイ ナシ をプリント アウトします。
*2) 0 K の場合 : オンド ホセイ ナシ をプリントア ウトします。
*3) 通信時間 アナログ出力のとき約40秒 デジタル出力のとき約20秒 プリント時間 約55秒
手順 S-SFCの画面
1.右の画面が表示さ れるまで、 キーを 押します。
2. 、 の順で
キーを押します。
3. キーを押します。
次の内容が印字されま す。
* アクション プリント * スタート TAG. NO. FIT-1234
(タグNo.)
'98.12.10 13:10(日時)
4.これ以降、キー操作 の度に、本器からの応答 結果が印字されます。
5.この印字機能を終了 させるときは 、
の順でキーを押し ます。
6. キーを押します。
* アクション プリント * エンド が印字され、印字が 終了します。
4.4.3 応答結果を連続印字する(アクショ ン・プリント)
印字されるデータ
S-SFCのキー入力に対する応答を、キー操作する度に印 字させます。
手順
データ印字する場合は次の手順で行います。
この操作は測定中でも行うことができます。
アクションプリントの例
キー操作に対応する印字例を示します。
操作キー 印字例
キー、 キー、 キー
* アクション プリント * スタート T A G. N o. F I T-1234 '98.12.19 16:11
キー D A M P FIT-1234
キー 0.0 s
キー S P A N FIT-1234
、 、 キー 70.00 kPa L R V FIT-1234 10.00 kPa
* アクション プリント * エンド
図4 - 3 アクション・プリント 印字例
SCT FIT-1234
ツギノ ソウサヲ ドウゾ
SCT FIT-1234
アクションプリント シマスカ?
インジチュウ...
SCT FIT-1234 ツギノ ソウサヲ ドウゾ
SCT FIT-1234
アクションプリント シマスカ?
インジチュウ...
SCT FIT-1234
ツギノ ソウサヲ ドウゾ
シフトシフト
手順 S-SFCの画面
1. キーを押しま す。
2. キーを5回押し ます。
3. キーを押しま す。
4. キーを1回押し ます。
5. キーを押しま す。
現在の単位コードが表 示されます。
6.分岐:
単位コードを直接入力 する場合、数字キー、
エ ン タ ー を 入 力 し ま す。(例は186を入力)
(コードと単位の対応 表を参照ください)
キーを押すと順番 に単位が切り替わりま す。