校正する
9. 校正作業が完了した ら 、 キーを押しま
す。
10.4項に従い、校正値 を保存し、定電流源 モードを解除します。
手順 S-SFCの画面
キーを押します。
ジコシンダン ケッカ OK以外の メッセージが出たとき は、右記以降を参照して 対処してください。
• 故障のメッセージが 表示されたときは、
次ページ以降のメッ セージを参照して対
処してください。 その他のメッセージとし て複数の故障があるとき は 、 そ れ ぞ れ の 故 障 の メッセージを5秒間づつ表 示します。
5.4 トラブルシューティング 5.4.1 動作の確認と異常発生時の対応
はじめにS-SFCを使用すると、本器の動作が確認でき、異常があ る場合はS-SFCが表示する自己診断メッセージにより適 切に対処することができます。
また、測定中に本器、プロセス、S-SFCまたは通信系に なんらかの異常が発生した場合にもこの自己診断メッ セージに従って適切な対処をすることができます。
この対処方法は次のような場合に分けることができま す。
• 本器、プロセス、S-SFC、通信系が異常と思われる場 合
• 本器が異常と思われる場合
• 本器、プロセスが異常と思われる場合 • S-SFC、通信系が異常と思われる場合 動作の確認
本器の動作を確認する場合は、S-SFCを本器に接続し、
通信状態になっていることを確認後次の手順で行いま す。
(その他のメッセージ)
シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .
シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .
シュツリョク FIT-1234 コウセイカンリョウ 20mA
↓ シュツリョク FIT-1234 シュツリョク 20mAコウセイ
シュツリョク FIT-1234 シュツリョク 20mAコウセイ
↓ シュツリョク FIT-1234 コウセイカンリョウ 20mA
DSTJ FIT-1234 ツギノ ドウサヲ ドウゾ
SCT FIT-1234 ジコシンダンケッカOK SCT FIT-1234 ツウシンチュウ . . .
SCT FIT-1234 ツギノ ドウサヲ ドウゾ
5.4.2 通信中に異常が発生した場合
メッセージと対処通信中に異常発生のメッセージが表示された場合、次の ように対処してください。
メッセージ 対処
• キーを押しま す。
表示されたメッセー ジに従って、対処し てください。
• この際でも 、
、 キーの操 作は有効となりまり ます。
• 対処後、 キーを
押して、 「ジコシンダン ケッ カ OK」が表示され ることを確認してく ださい。
バッテリが不足してい ます。4.1.7項の説明に 従って充電してくださ い。
• キーを押し、
表 示されたメッセー ジに従って、対処し てください。
• トラブルが解消され ると#が消えます。
• #が消えたら キーを押して、「ジ コシンダンケッカ OK」が表 示されることを確認 してください。
メッセージ 意味 対処
メモリの故 問い合わせ先にご連絡
障 ください。
RAMの故 問い合わせ先にご連絡
障 ください。
ROMの故 問い合わせ先にご連絡
障 ください。
5.4.3 自己診断のメッセージ
メッセージと対処トラブルが発生した場合に キーを押すと表示され るメッセージ、その意味および対処方法は次のとおりで す。
本器、プロセス、S-SFC、通信系が異常と思われる場合 本器が異常と思われる場合
メッセージ 意味 対処
• 発信器 •再び通信開始無応 答 の手順を行って ください。
• キーを押し てメッセージを見 てください。
•ループ、S-SFCの 接続ループ負荷抵 抗 、 電 源 電 圧 を チェックしてくだ さい。
↓(3秒後) SCT FIT-1234 ハッシンキジュウコショウ
[シンダン] ヲドウゾ
:
※※※※※ #
NVM イジョウ
RAM イジョウ
ROM イジョウ ハッシンキカラノオウトウナシ
本器、プロセスが異常と思われる場合
メッセージ 意味 対処
• 温度が上がらないよ
うな状態に設置しな おしてください。
•プロセス側をチェッ
クします。
定電流源モードにし
て キーを押しま
す。メッセージが出 なければ裏面の紹介 先 に ご 連 絡 く だ さ い。
• PV値確認し、必要に
応じてレンジの大き い発信器と交換して ください。
• 受圧部にダメージが
あることも予測でき ますので、問い合わせ 先にご連絡ください。
• 温度エレメントおよ
び配線を確認してく ださい。
セ ン タ ー ボ デ ィ 内 部 の 温度が高す ぎる
• 入力デー
タの異常
• プロセス
側の不良
• 発信器の
故障
• 差 圧 発 信 器不良
• 入力値が
設定可能 レンジの 上 限 の 2 倍を越え ている • 発 信 器 不
良
• 温 度 セ ン サの異常
S-SFC、通信系が異常と思われる場合
メッセージ 意味 対処
S-SFC不良 • 再び通信開始の手順
を行ってください。
• まだこのメッセージ
がでるときは、問 い 合わせ先にご連絡く ださい。
通信不可 • S-SFC の接続をチェ
ックしてください。
• キーを押して
COMM ERROR表示 となるときは、S-SFC 交換し、それ以外の メッセージのときは、
この表 の 該 当 メ ッ セージを参照して対 処してください。
通信不良 S-SFCと発信器の接続、
配線、電源をチェックし てください。
プリンタ動 問い合わせ先にご連絡
作不可 ください。
ループ抵抗 抵抗値を調整してく
値過少 ださい。
ループ抵抗 • ループ抵抗チェック
過大 し、調整してくださ
い。
印加電圧過 • 印加電圧を増やして
少 ください。
ニュウリョクデータイジョウ センサーオンドガタカイ #
DPメータボディ カフカ
PPメータボディ カフカ
メータボディイジョウ
PTニュウリョクイジョウ #
SFCイジョウ
イジョウノナイヨウハ
ツウシンイジョウ 1
プリンタイジョウ!
ループテイコウチガヒクイ
ループテイコウノデンアツ
メッセージ 意味 対処 キーを押して 確認後もう一度設定 してください。
設定レンジの下限値 と上限値を校正。
正しいキーを押しま す。
入力値が校正値と 合っているか確認 し、設定レンジの上 限値を校正してくだ さい。
キーを押して から入力をやり直し てください。
入 力 値 が 校 正 値 と 合 っ て い る か 確 認 し、設定レンジの下 限値を校正してくだ さい。
• 再度通信を行って
ください。
• データベースを確
認し、発信器を再 度校正してデータ を入れてください。
キーを押し、数 値確認後、もう一度設 定してください。
S-SFCの操作手順を確 認してください。
操作ミスと思われる場合
入力キー間 違い キー入力手 順間違い 再校正要す
押したキー は使用しな い スパン校正 量過大
定電流源 モードでの 要求出力値>
出力範囲
(−1.25%
〜105%)
ゼロ校正量 過大
S-SFCの電 源投入時、
発信器の データ・
ベースが正 しくない 設定値>発信 器のレンジ上 限値の1.5倍
実行できな い要求あり
5.4.4 トラブルシューティング
本発信器が動作しない、もしくは動作が異常な場合は、
以下の項目を確認してください。
現象 対策
表示部に何も • 電源電圧が正しく印加されているか確認
表示されない してください。
• 電 源 の 結 線 が さ れ て い る か 確 認 し てください。
出力が 0 のま • 設定内容は合っているか確認してくださ
ま変化しない い。
• ローフローカット範囲の流量でないか確
認してください。
• 配管につまりが無いか確認してください。
出力がずれて • 配管から流体が漏れていないか確認して
いる ください。
• 流体が逆流していないか確認してくださ
い。
• HP 側、LP 側の接続の向きが合っている
か確認してください。
• 発信器が傾いていないか確認してくださ
い。
また、下記についても確認してください。
• 自己診断結果を SFC にて確認する • HP 側、LP 側の接続の向きは合っているか • 配管接続部に漏洩はないか
• 製品側のボルト締付部にゆるみはないか • 配線にゆるみや断線がないか
• 配線接続に誤りはないか
• 電源電圧や負荷抵抗は仕様どおりか • 圧力・温度は仕様どおりか
• 強い磁気やノイズ発生源が近くにないか
上記の確認でも異常な場合は、使用を中断し、電源を外 した上で弊社支店、営業所、販売代理店へ連絡してくだ さい。
キーソウサ アヤマリ
DP コウセイチガショキチ # PP コウセイチガショキチ # PT コウセイチガショキチ #
コノキノウハ アリマセン
DPスパンコウセイイジョウ # PPスパンコウセイイジョウ # PTスパンコウセイイジョウ #
セッテイチ > ハンイ
DPゼロコウセイ イジョウ #
PPゼロコウセイ イジョウ # PTゼロコウセイ イジョウ #
ナイブ データ ミスマッチ
ヨウキュウジッコウ フカノウ ニュウリョク > センサレンジ
No.SS1-DST100-0700
(第 11 版)
■概 要
DSTJ3000スマート・トランスミッタ温度・圧力補正形差圧 発信器は、気体の質量流量測定のための差圧発信器です。差 圧・圧力・温度を同時測定し、静圧変動、温度変動による密 度変化の補正を行い、質量流量(標準状態における容積流 量)に比例した4〜20mA DCのアナログ信号またはデジタル 信号を出力します。
■特 長
(1)発信器1台で気体の質量流量測定を実現
差圧発信器・圧力発信器・温度変換器・演算器の機能1 台に集約。
・機器購入コスト/配線コストの削減が可能。
・予備品/保守コストの削減が可能。
・使用機器の削減によりループ精度が向上。
(2)従来の設備をそのまま利用して、発信器を交換すれば、
温度・圧力補正(体積流量⇒質量流量での管理)が可能 に。
・既設の配管/導圧管、オリフィスはそのまま利用可能
・差圧レンジもそのままで簡単に温圧補正に更新
(3)高精度/ハイレンジアビリティ
差圧設定可能スパン0.75〜100kPaでレンジアビリティ 135:1を実現。新開発のDualセンサ採用により、差圧の 測定スパン5kPaから精度±0.1%F.Sを保証、小流量から 大流量まで安定した測定が可能です。
(4)温度・圧力の表示が可能
デジタル指示計(オプション)で流量表示の他、温度・
圧力の同時表示が可能で、監視用途に使用できます。温 度計・圧力計の設置が不要となります。
デジタル指示計表示例
√
.
/
メイン表示
サブ表示
% D S P
− 0 0 0 M P a G 1 0 0 ℃ k g H
−
(5)飽和蒸気補正
飽和蒸気専用の密度補正を実施します。(付加仕様:F2 を選択)
飽和蒸気の静圧から蒸気密度を算出するため、温度入力 は不要です。
正確な質量流量を測定することで、ユーティリティ蒸気 の厳密な使用量の管理が可能になります。