第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)
4.5 本器の設定の表示と変更 4.5.1 設定の表示、変更の概要
手順 S-SFCの画面
1. キーを押しま す。
2. キーを5回押し ます。
3. キーを押しま す。
4. キーを1回押し ます。
5. キーを押しま す。
現在の単位コードが表 示されます。
6.分岐:
単位コードを直接入力 する場合、数字キー、
エ ン タ ー を 入 力 し ま す。(例は186を入力)
(コードと単位の対応 表を参照ください)
キーを押すと順番 に単位が切り替わりま す。
4.5 本器の設定の表示と変更
手順 S-SFCの画面
1. キーを押しま す。
2. キーを5回押 します。
3. キーを押しま す。
4. キーを1回押 します。
5. キーを押しま す。
現在の単位コードが表 示されます。
6. キーを押しま す。
単位が表示されます。
7. キーを押しま す。
実目盛の下限値0.00 l/m で設定されています。
8.分岐:
下 限 値 を 変 更 す る 場 合 、 数 字 を 入 力 し 、 キーを押します。
変更しない場合は手順9 に進みます。
4.5.5 工業量(実目盛)の上・下限値を表 示、変更する
はじめに
この機能は、指示計の表示形式が「実目盛表示」の場合 のみ有効となります。
指示計に工業量(実目盛)で表示する場合、その上限値
(100%出力の値)と下限値(0%出力の値)を設定しま す。
(次ページへ)
手順 S-SFCの画面
7. キーを押し SFCに登録します。
8. キーを3回押 します。
9. キーを押しま す。
10. キーを押し ます。
11. キーを押し ます。
12. キーを押し ます。
13. 、 の順
でキーを押します。
不揮発性メモリに書き 込みが完了しました。
シュツリョクタンイセッテイ SFC ニトウロクシマシタ
シュツリョクタンイセッテイ データヲテンソウシマスカ?
シュツリョクタンイセッテイ テンソウカンリョウ!
タンイセッテイ シュツリョクタンイセッテイ?
↓ タンイセッテイ タンイセッテイシュウリョウ?
SCT CONFIG タンイセッテイ?
SCT XXXXXXXX ツギノ ソウサヲ ドウゾ
SCT XXXXXXXX ツウシンチュウ. . .
SCT XXXXXXXX キョウセイスキコミ カンリョウ
表4-1 主なEUコードと単位表
コード 単位 コード 単位
31 l/s 94 Nm^3/h 43 l/min 95 Nm^3/d 82 l/h 128 t/s 83 l/d 129 t/min 84 kl/s 130 t/h 85 kl/min 131 t/d 86 ki/h 181 g/s 87 kl/d 182 g/min 88 m^3/s 183 g/h 89 m^/min 184 kg/s 90 m^3/h 185 kg/min 91 m^3/d 186 kg/h 92 Nm^3/h 187 kg/d 93 Nm^3/min
SCT CONFIG ダイ 2 ヘンスウ?
SCT CONFIG タンイセッテイ?
タンイセッテイ タンイデータテンソウ?
タンイセッテイ シュツリョクタンイセッテイ?
シュツリョクタンイセッテイ 043
シュツリョクタンイセッテイ EU= l/m
EULO 0.00 l/m
EULO
SFC ニトウロクシマシタ
リニア 開平(カットオフ値:デフォルト値)
開平(カットオフ値:任意の設定値)
ドロップアウトリニア ドロップアウトゼロ 出
力
入力 出 力
入力
出 力
入力 出 力
入力 7.1%
カッ トオ フ値
カッ トオ フ値
0.5%
4.5.6 ローフローカットオフ値を表示、変 更する
はじめに
この機能は流量測定で出力形式が「開平」の場合に有効 となります。流量が一定値(ローフローカットオフ値 0〜20%で設定可)以下になった場合は流量ゼロとして 扱うように設定することができます。
さらに、ドロップ・アウト形式(リニア/ゼロ)、流量 モード(正方向/両方向)などの選択もできます。
注) 流量モード
正方向 : 通常ほとんどの場合においてこのモード で使用します。
両方向 : レンジを拡大して設定(例えばレンジを ノーマル流量付近に設定)した場合や、可 逆オリフィスとの組み合せの様に逆流量 の出力を得たい場合に使用します。
図4 - 2 ローフローカット値の設定による 入力と出力(%)の関係
手順
次の方法でローフローカットオフ値の設定、、ドロッ プ ・ ア ウ ト 形 式 ( リ ニ ア / ゼ ロ ) 、 流 量 モ ー ド
(DEFAULT/EXPAND)の選択を行います。
手順 S-SFCの画面
9. キーを押しま す。
10.分岐:
上 限 値 を 変 更 す る 場 合、数字を入力し キーを押します。変更 しない場合は手順11に 進みます。
11. キーを押し ます。
12. キーを押しま す。
13. キーを押し ます。
14. キーを押しま す。
15. キーを押し ます。
16. 、 の順
でキーを押します。
不揮発性メモリに書き 込みが完了しました。
↓ EUHI 100.0 l/m
EUHI
SFC ニトウロクシマシタ
シュツリョクタンイセッテイ データヲテンソウシマスカ?
シュツリョクタンイセッテイ テンソウカンリョウ!
タンイセッテイ シュツリョクタンイセッテイ?
タンイセッテイ タンイセッテイシュウリョウ?
SCT CONFIG タンイセッテイ?
SCT XXXXXXXX ツギノ ソウサヲ ドウゾ
SCT XXXXXXXX ツウシンチュウ. . .
SCT XXXXXXXX キョウセイスキコミ カンリョウ
手順 S-SFCの画面
6. キーを押しま す。
• ローフローカットオ フ値(15%)が設定 されました。
手順 S-SFCの画面
7. キーを押しま す。
• 現在のドロップアウ ト形式が確認できま す。
8.
• 変更したい場合は、
キーを押し、
設定したい画面を表 示します。
• 変更しない場合は、
手順10へ進みます。
9. キーを押しま す。
• ドロップ・アウト形 式(リニア)が設定 されました。
手順 S-SFCの画面
1. キーを押しま す。
2. キーを押しま す。
• 現在の出力形式が開 平であることを確認 します。
• 出力形式がリニアの 場合は、4.5.3項に従 い、開平に変更して ください。
3. キーを押しま す。
• 現在のカットオフ値
(デフォルト値 7.1%
または任意設定値)
が確認できます。
4.分岐:
変更しない場合:
キーを2回押しま す。
変更する場合:
キーを押し、設 定したい画面を表示し て、次の 手順に進みま す。
• カットオフ値がデ フォルトの時は、手 順13に進み、任意設 定値の場合は、次の 手順5と6でローフ ローカットオフ値
(15%)を設定しま す。
5. 、 の順で
数値キーを押します。
ドロップ・アウト形式(リニアまたはゼロ)を設定する 操作
ここでは「リニア」を設定する場合について説明しま す。
DSTJ CONFIG
シュツリョク?
シュツリョク カイヘイ
(開平)
カットオフ
15 %カットオフ %
カットオフ デフォルト
↓
カットオフ
15 % カットオフSFC ニ トウロク シマシタ
カットオフ
ドロップアウト = ゼロ
カットオフ
ドロップアウト= リニア カットオフ
ドロップアウト= リニア または
↓ カットオフ
ドロップアウト= リニア カットオフ
SFC ニ トウロク シマシタ ローフローカットオフ値を設定する操作
設定レンジを変更する操作
手順 S-SFCの画面
3.下限値を変更すると きは キーを押し ます。
4. 、 の順
で 数 値 キ ー を 押 し ま す。
5. キーを押しま す。
• 下限値が20.00kPaに 設定されました。
6.上限値を変更すると きは キーを押し ます。
7. 、 の順
で 数 値 キ ー を 押 し ま す。
8. キーを押しま す。
• 上限値が60.00kPaに 設定されました。
9. 、 の順
でキーを押します。
• データは本器の不揮 発性メモリに強制書 き込みされました。
↓
↓
DSTJ FIT-1234
キョウセイカキコミ カンリョウ
DSTJ FIT-1234ツウシン チュウ...
シフト
DP-LRV FIT-1234 0.0000 kPa dLRV FIT-1234 20 kPa d
LRV FIT-1234 20.00 kPa d
URV FIT-1234 60 kPa d
URV FIT-1234 60.00 kPa d URV FIT-1234 ツウシン チュウ...
LRV FIT-1234
ツウシン チュウ...
手順 S-SFCの画面
1.
・下限値を表示させた いときは キー を押します。
・上限値を表示させた いときは キー を押します。
・スパンを表示させた いときは キー を押します。
2.
・表示データを変更し な い 場 合 は キーを押します。
・ キーを押して、
設定する項目(差圧 (DP)/静圧(PP)/温 度(PT))の切り換え を行います。
4.5.7 設定レンジの上・下限値、スパンを 表示、変更する
手順
次の手順で設定レンジの上・下限値とスパンに対応する 差圧、静圧、温度を表示、または変更します。ここで は、設定レンジを次のように場合について説明します。
• 変更前差圧レンジ:0.0000〜50.00kPa(スパン:50.00kPa) • 変更後差圧レンジ:20.00〜60.00kPa(スパン:40.00kPa) 注意:
• 静圧、温度レンジを変更する場合、それぞれ静圧(
PP)、温度(PT)モードに入った状態で下記手順を実 施します。各モードへの入り方は5章を参照ください。
レンジ変更後は、PP、PTモードを解除してください。
• スパンは下限値と上限値で自動的に決まります。
(表示のみ)
• 変更する場合は、スパンが変わらないように下限値 から行ってください。
• 上・下限値の変更とスパンの関係を示します。
下限値(LRV)の変更:ゼロ点の移動、スパンはそ のまま (上限値も一緒に移動します。)
上限値(URV)の変更:スパンの変更、ゼロ点はそ のまま (下限値は動きません)
下限値、上限値、スパンを表示する操作
DP-LRV FIT-1234 0.0000 kPa d
DP-SPAN FIT-1234 50.00 kPa d DP-URV FIT-1234 50.00 kPa d
PP-LRV FIT-1234 0.000 kPa g PT-LRV FIT-1234 0.0 ℃
↓
URV FIT-1234 50.00 kPa d
手順 S-SFCの画面
1. キーを押しま す。
2.単位を変更する場合 は、希望の単位が表示 されるまで キー か、 キーを押し て行きます。
キーを押すと、
1つ前の単位にもどり ます。
静圧の単位
• 静圧の単位の添付、
a 絶対圧と g ゲ ー ジ 圧 の 変 更 は
キーで行いま す。
4.5.8 工業単位を表示、変更する
選択できる工業単位選択できる工業単位には次のものがあります。キー操作 によりこの順序(または逆の順)で表示されますので、
手順に従って設定してください。
• kPa → MPa → hPa → Pa → mbar → bar → inH2O
→ inHg → PSI → mmH2O → mH2O → kg/cm2 → g/cm2 → mmHg → kPa → ...
• ℃ → °F → K → °R → ℃ → ...
注意:
単位を変更すると表示差圧、出力レンジの値もその単位 に対応した値に自動的に変わります。
※ キーを押す直前のデータ表示が行われていた プロセス(差圧/静圧/温度)の単位について表示 されます。
例えば静圧の表示単位を変更する場合は、 、 キーでデータを表示させ、 キーにて静圧 に関するデータを選択したのち、 キーを 押してください。
手順
次の手順で、工業単位を表示し変更します。
ここでは、現在kPaが設定されている場合について説明 します。
キーまたは キーを押した場合
キーを押した場合 PP-タンイ FIT-1234 kPa g
PP-タンイ FIT-1234 MPa g
PP-タンイ FIT-1234 kPa g
4.5.9 ダンピング時定数を表示、変更する
はじめにプロセス流体の流れの状態により差圧が脈動し、そのた めに本器の出力が不安定となって読み取りにくい場合 は、ダンピング時定数を増やすと出力を安定させること ができます。
選択できるダンピング時定数
選択できるダンピング時定数には次のものがあります。
キー操作によりこの順序(または逆の順)で表示されます ので、手順に従って設定してください。実際の応答時間 はこの値より約0.4秒遅くなります。単位は「秒」で す。
• 0.0 → 0.16 → 0.32 → 0.48 → 1.0 → 2.0 → 4.0 → 8.0 → 16.0 → 32.0
手順
次の手順でダンピング時定数を表示し変更します。
ここでは現在1.0秒が設定されている場合について説明 します。
注意: :
ダンピング時定数を変更する場合は現在の値より一段上 を選択し、出力の変動具合をみてください。
注 意
・ダンピング時定数を大きくすると、出力の応答が遅く なるので注意してください。
手順 S-SFCの画面
1. キーを押しま す。
2.ダンピング時定数を 変更する場合は、希望 の値が表示されるまで
キーか キーを押して行きま す。
↓
キーを押した場合
キーを押した場合 DAMP FIT-1234 ツウシン チュウ...
DAMP FIT-1234 1.0 s
DAMP FIT-1234 2.0 s
タンイ FIT-1234 0.48 s
手順 S-SFCの画面
3.単位変更後、
キーを押して初期画面 に戻ります。
SCT FIT-1234 ツギノ ソウサヲ ドウゾ