NetBackup MS SQL Client がアクセスする SQL Server ホストおよびインスタンスを設 定する手順は、次のとおりです。
(レガシー SQL サーバーポリシー)ユーザー ID とパスワードは、ホストが標準または混 合のセキュリティを使う場合にのみ必要となります。該当する場合、最初に NetBackup MS SQL クライアントを開くときにのみ、これらのクレデンシャルを指定する必要がありま す。
SQL Server ホストおよびインスタンスを選択する方法 1 NetBackup MS SQL Client を起動します。
2 [ファイル (File)]、[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)]の順に選択します。
3 [ホスト (Host)]ドロップダウンリストから、SQL Server ホストを選択します。
ホスト名がドロップダウンメニューに表示されない場合は、入力することができます。
リモートホストを選択して[適用 (Apply)]をクリックすると、[ホストの種類 (Host type)]
が[リモート (remote)]に指定されます。
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 67 NetBackup MS SQL Client の初回の起動
4 [インスタンス (Instance)]ドロップダウンメニューから、SQL Server インスタンスを選 択します。
インスタンス名がドロップダウンメニューに表示されない場合は、入力することができ ます。[インスタンス (Instance)]フィールドを[デフォルト (default)]または空 (空白 ではない) に設定すると、デフォルトのインスタンスを指定できます。
5 [適用 (Apply)]、[閉じる (Close)]の順にクリックします。
SQL Server バックアップイメージの表示
この手順では、リストアするバックアップイメージを参照する方法について説明します。
複数の NIC、UNIX サーバーからのバックアップ、修飾ドメイン名または IP アドレスを持 つ NetBackup クライアント名を使用している場合は、次を参照してください。
p.69 の 「NetBackup での SQL Server ホストおよびインスタンス名の解決方法」 を参照 してください。
バックアップイメージを表示する方法
1 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します。
p.67 の 「SQL Server のホストとインスタンスの選択 」 を参照してください。
2 [ファイル (File)]、[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)]の順に選択します。
3 表示するバックアップイメージが存在する[SQL ホスト (SQL Host)]を選択するか、
その名前を入力します。
4 必要に応じて、[ソースクライアント (Source Client)]を指定します。
■ NetBackup クライアント名とホスト名が異なるときは、[ソースクライアント (Source Client)]の名前を提供する必要もあります。たとえば、NetBackup クライアント名 がネットワークインターフェース名の場合があります。
■ インテリジェントポリシーの場合、NetBackup クライアント名と異なるホスト名を用 いるインスタンスを追加するか登録するには、[ソースクライアント (Source Client)]
を示す必要もあります。
5 (オプション) [データベース名フィルタ (Database name filter)]ボックスで、その名 前のデータベースに一致するようにキーワードまたは問い合わせを指定します。デー タベース名でフィルタ処理すると、NetBackup がバックアップイメージのリストを返す ために必要な時間を大幅に削減できます。
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 68 SQL Server バックアップイメージの表示
6 検索する日付範囲を選択し、[OK] をクリックします。
7 オブジェクトのリストア方法についての指示に従います。
p.73 の 「SQL Server データベースのバックアップのリストア」 を参照してください。
p.73 の 「SQL Server データベースの完全復旧の実行」 を参照してください。
p.74 の 「SQL Server ファイルグループのバックアップのリストア」 を参照してくださ い。
p.75 の 「読み書き可能なファイルグループバックアップからの SQL Server データ ベースのリカバリ」 を参照してください。
p.75 の 「SQL Server 読み取り専用ファイルグループのリストア」 を参照してくださ い。
p.76 の 「SQL Server データベースファイルのリストア」 を参照してください。
p.76 の 「完全復旧を実行しない SQL Server トランザクションログイメージのリスト ア」 を参照してください。
p.77 の 「SQL Server データベースの移動」 を参照してください。
p.79 の 「SQL Server のページレベルのリストアの実行について」 を参照してくだ さい。
NetBackup での SQL Server ホストおよびインスタンス名の解 決方法
NetBackup で必要なバックアップイメージを表示するには、次の特殊な場合を考慮して ください。
■ 異なるネットワークでバックアップが実行され、バックアップイメージが NetBIOS 名で はなく、ネットワークインターフェース名で格納されている。
p.186 の 「複数の NIC を備えている場合に SQL Server のリストアを実行する」 を参 照してください。
■ UNIX サーバーからのバックアップ。UNIX 名では大文字と小文字が区別されるため、
[ソースクライアント (Source Client)]ボックスフィールドには正確なクライアント名を入 力する必要があります。
SQL ホスト: TIGER ソースクライアント: Tiger
■ NetBackup クライアント名が修飾されたドメイン名である。SQL Server のホスト名ま
たは登録済みのホスト名 (インテリジェントポリシー) は NetBIOS 名です。バックアッ プイメージを取得するには、[SQL ホスト (SQL Host)]に NetBIOS 名を指定し、[ソー スクライアント (Source Client)]に完全修飾ドメイン名を指定します。
SQL ホスト: Tiger
ソースクライアント: tiger.apexworks.com
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 69 SQL Server バックアップイメージの表示
■ NetBackup クライアント名が IP アドレスである。SQL Server のホスト名または登録 済みのホスト名 (インテリジェントポリシー) は NetBIOS 名です。[SQL ホスト (SQL Host)]に NetBIOS 名を指定し、[ソースクライアント (Source Client)]に IP アドレス を指定します。
SQL ホスト: Tiger
ソースクライアント (Source Client): 10.80.136.68
NetBackup for SQL Server のオプション
表 6-1 では、リストアを実行する場合に使用可能なオプションについて説明します。
表 6-1 リストア操作のオプション 説明
オプション
データベースイメージからリストアする場合に使用できます。
■ 選択したオブジェクトをリストア (Restore selected object)
データベースのリストアを実行するスクリプトを生成します。このスクリプトは、デフォルトのオプ ションです。
■ 移動テンプレートの作成 (Create a move template)
選択したデータベースを移動するためのスクリプトテンプレートを作成します。
■ 読み取り専用ファイルグループをリストア (Restore read-only filegroups) 読み取り専用ファイルグループすべての最新のバックアップをリストアします。
■ ページリストアテンプレートを作成 (Create a page restore template)
選択したバックアップイメージに格納されているページからデータベース、ファイルグループま たはファイルをリストアするためのテンプレートを作成します。Microsoft SQL Server サービス には、フォルダ install_path¥Netbackup¥dbext¥mssql¥temp へのフルアクセス権 が必要です。
■ リストアは実行せずに、バックアップイメージを検証 (Verify backup image, but do not restore) このオプションを使用できるのは、ページ検証オプションを使用してイメージをバックアップした 場合だけです。NetBackup は、エラーがないかどうかイメージを検証しますが、リストアは実行 しません。
スクリプト (Scripting)
SQL Server の REPLACE オプションを使用してリストアします。
REPLACE オプションを 使用する (Use replace option)
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 70 NetBackup for SQL Server のオプション
説明 オプション
SQL Server リカバリオプションを 1 つ指定します。
■ リカバリされていない (Not Recovered)
現在のリストアの後に追加のバックアップイメージをデータベースに適用する必要がある場合 は、リストアの実行中にこのオプションを選択します。このオプションを使用すると、データベース はロード状態のままです。
■ リカバリ済み (Recovered)
リストアシーケンス内の最後のイメージをリストアします。リカバリ操作後、データベースは利用可 能な状態になります。このオプションを選択しなければ、データベースは中間状態になり、使用 可能できません。中間バックアップの適用時に[リカバリ済み (Recovered)]を選択した場合、
バックアップのリストアを続行できません。この場合、リストア操作を最初からやりなおす必要があ ります。
■ スタンバイ (Standby)
トランザクションログおよびデータベースのリストア時に、スタンバイデータベースを作成して保持 します。このオプションには、スタンバイ UNDO ログ (デフォルトの位置は
install_path¥NetBackup¥logs¥SQLStandBy¥) が必要です。Microsoft SQL Server サービスを実行するアカウントには SQLStandBy フォルダへのフルアクセス権がある必要があ ります。このデータベースは、リストア後、スタンバイ状態になります。
リカバリ (Recovery)
リストア後に実行する一貫性チェックを選択します。一貫性チェックからの出力は、SQL Server クラ イアントの進捗ログに書き込まれます。データベースがリカバリ済みの状態にリストアされていない場 合は、一貫性チェックを選択できません。リカバリで一貫性チェックを選択した場合、最後のリストア の後にチェックが実行されます。
■ なし (None)
一貫性チェックを実行しません。
■ インデックスを含まない完全チェック (Full check, excluding indexes)
一貫性チェックからインデックスをエクスクルードします。インデックスをチェックしない場合、一 貫性チェックの実行速度は大幅に向上しますが、完全にはチェックされません。一貫性チェック では、各ユーザー表のデータページおよびクラスタ化インデックスページだけが対象となります。
クラスタ化されていないインデックスページの一貫性はチェックされません。
■ 物理チェックのみ (Physical check only)
少ないオーバーヘッドで SQL Server データベースの物理的一貫性をチェックします。このオ プションでは、ページヘッダーおよびレコードヘッダーの物理構造の整合性のみをチェックしま す。また、ページのオブジェクト ID やインデックス ID と割り当て構造の間の一貫性もチェックし ます。
■ インデックスを含む完全チェック (Full check, including indexes) 一貫性チェックにインデックスを含めます。エラーはログに記録されます。
■ カタログのチェック (Check catalog)
指定したデータベースのシステムテーブル内およびシステムテーブル間の一貫性をチェックし ます。
一貫性チェック (Consistency check)
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 71 NetBackup for SQL Server のオプション