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Cache Residency を使用するために必要なキャッシュ容量

10. キャッシュサイズの見積もり

10.2 Cache Residency を使用するために必要なキャッシュ容量

10.1 Cache Residency Manager の操作対象

項目

操作対象

オープンシステム メインフレーム

エミュレーションタイプ OPEN-3、OPEN-8、OPEN-9、OPEN-E、

OPEN-K、OPEN-L、OPEN-V

3390-1,2,3,9,A,L,M 3390-3A,3B,3C 3390-9A,9B,9C 3390-LA,LB,LC 3390-MA,MB,MC 6588-1,3,9,L 6588-3A,3B,3C 6588-9A,9B,9C 6588-LA,LB,LC

サポートボリューム Virtual LUN(VLL)ボリューム Virtual LVI(VLL)ボリューム キャッシュ領域の割り当て

単位

• OPEN-V のとき

最小 512 LBA(Logical Block Address):264 kB に相当

• OPEN-V 以外のとき 最小 96 LBA:66 kB に相当

最小 1 キャッシュスロット(またはト ラック): 66 kB に相当 最大 1LDEV

キャッシュ領域数 ストレージシステム内:16,384 個 LDEV 内:4,096 個

任意の LDEV に対して、Cache Residency キャッシュを割り当てる場合、論理シリンダとヘッド単位 に割り当てます。したがって、オープンシステムの Cache Residency Manager は、OPEN-V のときは 論理ブロックアドレス(LBA)を 512 ブロック単位で、OPEN-V 以外のときは論理ブロックアドレス を 96 ブロック単位で認識します。

Cache Residency 設定時に Cache Residency モード(プライオリティモード、バインドモード)と、

プレステージング機能を有効にするかどうかを指定します。

メモ Cache Residency 設定時の指定は、設定後に変更できないため、変更するときは一度 Cache Residency 設 定を解除してから、再度 Cache Residency を割り当てるときに指定してください。

10.2 Cache Residency を使用するために必要な キャッシュ容量

プライオリティモードまたはバインドモードを設定した場合、キャッシュ容量は 1 スロットを次の 数値として計算します。

• オープンシステムの場合

OPEN-V のときは、1 個のスロットは 264 キロバイト(512 LBA)です。

OPEN-V 以外のときは、1 個のスロットは 66 キロバイト(128 LBA)です。

• メインフレームの場合

1 個のスロットは、66 キロバイト(128 LBA)です。

操作モード別のキャッシュ容量の算出手順を、以下の節に示します。

10.2.1 オープンシステムの場合

オープンシステムを使用している場合の算出手順は、次のとおりです。

1. 開始アドレスと終了アドレスの換算値を算出します。

【指定されたLDEV全体について開始アドレスと終了アドレスの換算値を算出する方法】

a. エミュレーションタイプが OPEN-V の場合 LBA数 = LDEVの容量(KB) × 2

上記の計算式で、LDEV の容量を LBA 数に換算します。

スロット数 = ceil(LBA数÷512)

上記の計算式で、ceil()に囲まれた式の答えの小数点以下を切り上げます。

開始アドレス換算値 = 0

終了アドレス換算値 = (スロット数 × 512)-1 b. エミュレーションタイプが OPEN-V 以外の場合

LBA数 = LDEVの容量(KB) × 2

上記の計算式で、LDEV の容量を LBA 数に換算します。

スロット数 = ceil(LBA数 ÷ 96)

上記の計算式で、ceil()に囲まれた式の答えの小数点以下を切り上げます。

開始アドレス換算値 = 0

終了アドレス換算値 = (スロット数 × 96) - 1

【ボリュームを指定している場合に開始アドレスと終了アドレスの換算値を算出する方法】

a. エミュレーションタイプが OPEN-V の場合

開始値 = floor(開始アドレスの設定値(LBA) ÷ 512)

上記の計算式では、 floor()に囲まれた式の答えを切り捨てます。なお、「開始アドレスの 設定値(LBA)」は、[Cache Residency]画面の操作ボックスに入力した値です。

終了値 = floor(終了アドレスの設定値(LBA ÷ 512

上記の計算式では、 floor()に囲まれた式の答えの小数点以下を切り捨てます。なお、「終 了アドレスの設定値(LBA)」は、[Cache Residency]画面の操作ボックスに入力した値で す。

開始アドレス換算値 = 開始値 × 512

終了アドレス換算値 = ((終了値 + 1) × 512) - 1 b. エミュレーションタイプが OPEN-V 以外の場合

開始値 = floor(開始アドレスの設定値(LBA ÷ 96

上記の計算式では、 floor()に囲まれた式の答えの小数点以下を切り捨てます。なお、「開 始アドレスの設定値(LBA)」は、[Cache Residency]画面の操作ボックスに入力した値で す。

終了値 = floor(終了アドレスの設定値(LBA) ÷ 96)

上記の計算式では、floor()に囲まれた式の答えの小数点以下を切り捨てます。なお、「終 了アドレスの設定値(LBA)」は、[Cache Residency]画面の操作ボックスに入力した値で す。

開始アドレス換算値 = 開始値 × 96

終了アドレス換算値 = ((終了値 + 1 × 96 - 1

2. 手順 1.で算出した開始アドレスから終了アドレスまでのアドレス数を算出します。

上記の計算式で、ユーザデータが使用している LBA 数を計算します。

b. エミュレーションタイプが OPEN-V 以外の場合

LBA = 終了アドレス換算値 - 開始アドレス換算値 + 1

上記の計算式で、ユーザデータが使用している LBA 数を計算します。

スロット数 = LBA ÷ 96

上記の計算式で、スロット数に換算します。

アドレス数 = スロット数 × 128

上記の計算式で、アドレス数を 128 LBA で補正します。

3. 操作モード別に、Cache Residency を使用するために必要なキャッシュ容量を算出します。

a. バインドモードを設定した場合

必要なキャッシュ容量 = アドレス数 × 512 + 16 × 3 ÷ 1,024 上記の計算式で算出した値の単位は KB です。

b. プライオリティモードを設定した場合

必要なキャッシュ容量 = アドレス数 × (512 + 16) ÷ 1,024 上記の計算式で算出した値の単位は KB です。

ボリュームに対する領域が、キャッシュの増設なしにプライオリティモードからバインドモードに 変更された場合、ユーザデータはプライオリティモード時の容量のうち、33%だけがキャッシュに 常駐され、あとの 67 %はユーザの読み取り/書き込みデータを保持するために使用されます。

注意 キャッシュの増設なしにモードを変更した場合には、Cache Residency の再設定が必要です。

10.2.2 メインフレームの場合

メインフレームを使用している場合の算出手順は、次のとおりです。

1. スロット数に換算した値を算出します。

【指定した開始アドレスと終了アドレスをスロット数に換算した値を算出する方法】

開始アドレス換算値 = 開始アドレスの設定値(CC × 15 + 開始アドレスの設定値(HH) 上記の計算式の「開始アドレスの設定値(CC)」および「開始アドレスの設定値(HH)」は、[Cache Residency]画面の操作ボックスに入力した値です。

終了アドレス換算値 = 終了アドレスの設定値(CC) × 15 + 終了アドレスの設定値(HH)

上記の計算式の「終了アドレスの設定値(CC)」および「終了アドレスの設定値(HH)」は、[Cache Residency]画面の操作ボックスに入力した値です。

スロット数 = 終了アドレス換算値 - 開始アドレス換算値 + 1

上記の計算式を使って、開始アドレス換算値と終了アドレス換算値からスロット数を計算しま す。

2. 操作モード別に、Cache Residency を使用するために必要なキャッシュ容量を算出します。

a. バインドモードを設定した場合

必要なキャッシュ容量 = (スロット数 × (128 × (512 + 16) × 3) ÷ 1,024 上記の計算式の値の単位は KB です。

b. プライオリティモードを設定した場合

必要なキャッシュ容量 = (スロット数 × (128 × (512 + 16)) ÷ 1,024 上記の計算式の値の単位は KB です。

ボリュームに対する領域が、キャッシュの増設なしにプライオリティモードからバインドモードに 変更された場合、ユーザデータはプライオリティモード時の容量のうち、33 %だけがキャッシュに 常駐され、あとの 67 %はユーザの読み取り/書き込みデータを保持するために使用されます。

注意 キャッシュの増設なしにモードを変更した場合には、Cache Residency の再設定が必要です。