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9. Server Priority Manager の操作

9.3 ホストバスアダプタとポートが多対多で接続されている場合の操作

9.3.6 しきい値を設定する

上限値を無効にするためにセルに 0 を設定すると、セルにはハイフン(-)が表示されて、設定した 優先 WWN ではしきい値が無効になります。すべての優先 WWN でしきい値が無効な場合、しきい値制 御は実行されなくなり、上限値制御だけが実行されます。

表 9-1 : 優先WWNのしきい値と非優先WWNの上限値の関係 しきい値の設定の

有無 非優先WWNの上限値に0以外を設定 非優先WWNの上限値に0を設定 優先 WWN にしきい

値の設定あり

優先 WWN にしきい値を設定した場合、I/O レート または転送レートの値によって次の制御が実行さ れます

• すべての優先 WWN で I/O レートまたは転送 レートの合計値がしきい値を上回ると、すべ ての非優先 WWN の上限値が有効になる

• すべての優先 WWN で I/O レートまたは転送 レートの合計値がしきい値を下回ると、すべ ての非優先 WWN の上限値が無効になる

優先 WWN に対するしきい値制御は実 行されません

優先 WWN にしきい 値の設定無し

常に上限値の設定が有効になります

9.2 ホストバスアダプタとポートが 11 で接続さ れている場合の操作

ホストバスアダプタとストレージシステムのポートが 1 対 1 で接続されている場合は、[優先ポート 制御]画面の[ポート]タブを利用して、次の操作をします。

• ポートに優先度を設定する

• 非優先ポートのトラフィックに上限値を設定する

• 必要であれば、ストレージシステムまたはそれぞれの優先ポートにしきい値を設定する ホストバスアダプタとポートが 1 対 1 で接続されている場合は、ストレージシステムのポートに対 して、入出力操作を優先するかどうかを設定します。優先しないポートには上限値を設定し、優先 するポートには必要に応じてしきい値を設定します。さらに、ストレージシステム全体に対してし きい値を設定することもできます。

ホストバスアダプタとポートが 1 対 1 で接続されているシステム構成例については、「9.1.1 ホスト バスアダプタとポートが 1 対 1 で接続されている場合」を参照してください。ここでは、ポートや ストレージシステム全体に対する各操作の詳細を説明します。

9.2.1 トラフィックの測定結果を分析する

ポートのトラフィック(I/O レートおよび転送レート)を測定すると、それぞれのポートへのアク セス回数や、ポート経由で転送されたデータの量が判明します。システム管理者はトラフィックの 測定結果を分析して、非優先ポートの I/O レートまたは転送レートに設定する上限値を決めなくて はなりません。

ここでは、トラフィックを Server Priority Manager の[優先ポート制御]画面上で分析するため の手順を説明します。なお、トラフィックの分析は Performance Monitor で実施することもできま す。Performance Monitor を利用すると、トラフィックの推移をグラフで確認できます。

前提条件

• 必要なロール:ストレージ管理者(システムリソース管理)ロール

• Storage Navigator のサブ画面を使用できること(詳細は『

Hitachi Device Manager - Storage Navigator ユーザガイド

』を参照)。

操作手順

1. [レポート]‐[性能モニタ]‐[Server Priority Manager]を選択します。

2.

をクリックして、Modify モードに変更します。

3. [Server Priority Manager]画面で[Server Priority Manager]をクリックします。

[優先ポート制御]画面が表示されます。

4. [ポート]タブが表示されていることを確認します。

5. 画面右上のドロップダウンリストで[All]を選択します。

6. 次のどちらかの操作をします。

◦ I/O レート(1 秒当たりのアクセス回数)を分析したい場合は、リスト左上のドロップダウ ンリストから[IOPS]を選択します。

◦ 転送レート(1 秒当たりの転送データ量)を分析したい場合は、リスト左上のドロップダウ ンリストから[MB/s]を選択します。

ポートのトラフィックの測定結果(I/O レートまたは転送レートの平均値および瞬時値)が、

リストに表示されます。

7. リストの情報を分析した上で、非優先ポートに適用する上限値を決めます。もし必要なら、優先 ポートに適用するしきい値も決めます。上限値としきい値については、「9.1.1 ホストバスアダ プタとポートが 1 対 1 で接続されている場合」を参照してください。

関連項目

• B.2 [優先ポート制御]画面の[ポート]タブ

• 9.1.1 ホストバスアダプタとポートが 1 対 1 で接続されている場合

9.2.2 ポートに優先度を設定する

ホストバスアダプタとポートが 1 対 1 で接続されている場合は、優先度の高いホストバスアダプタ と優先ポートの間のトラフィック、および優先度の低いホストバスアダプタと非優先ポートの間の トラフィックを測定する必要があります。

優先ポートとは処理の優先度の高いポート、非優先ポートとは処理の優先度の低いポートです。優 先度の高いホストバスアダプタに接続しているポートは優先ポートに、優先度の低いホストバスア ダプタに接続しているポートは非優先ポートに設定します。

前提条件

• 必要なロール:ストレージ管理者(システムリソース管理)ロール

• Storage Navigator のサブ画面を使用できること(詳細は『

Hitachi Device Manager - Storage Navigator ユーザガイド

』を参照)。

操作手順

1. [レポート]‐[性能モニタ]‐[Server Priority Manager]を選択します。

2.

をクリックして、Modify モードに変更します。

3. [Server Priority Manager]画面で[Server Priority Manager]をクリックします。

[優先ポート制御]画面が表示されます。

4. [ポート]タブが表示されていることを確認します。

5. 画面右上のドロップダウンリストから[All]を選択します。

6. リストで、優先度の高いポートを選択して右クリックし、ポップアップメニューから [Non-Prio. ->> [Non-Prio.]を選択します。優先度の高いポートが複数ある場合は、この操作を繰り返し ます。 ポートの[属性]欄に[Prio.]という表示が現れます。

7. リストで、優先度の低いポートを選択して右クリックし、ポップアップメニューから[Prio.

->> Non-Prio.]を選択します。優先度の低いポートが複数ある場合は、この操作を繰り返しま す。

ポートの[属性]欄に[Non-Prio.]という表示が現れます。

[Non-Prio.]に設定したポートに対しては、上限値を設定する必要があります。上限値の設定に ついては、「9.2.3 非優先ポートのトラフィックに上限値を設定する」を参照してください。

8. [適用]をクリックします。

今までの設定内容がストレージシステムに適用されます。

関連項目

• B.2 [優先ポート制御]画面の[ポート]タブ

• 9.2.3 非優先ポートのトラフィックに上限値を設定する

9.2.3 非優先ポートのトラフィックに上限値を設定する

トラフィックを測定して分析したら、非優先ポートのトラフィック(I/O レートまたは転送レート)

に上限を設定します。上限を設定すると、優先度の低いサーバでは、ストレージシステムへのアク セス回数または転送データ量が抑制されます。一方、優先度の高いサーバでは、ストレージシステ ムへのアクセス回数または転送データ量が高いレベルで安定するようになります。

注意 非優先ポートの上限値を 0 などの非常に小さい値に設定すると、I/O 性能が大幅に低下することがありま す。I/O 性能が低下すると、ホストがストレージシステムにアクセスできなくなるおそれがあります。

前提条件

• 必要なロール:ストレージ管理者(システムリソース管理)ロール

• Storage Navigator のサブ画面を使用できること(詳細は『

Hitachi Device Manager - Storage Navigator ユーザガイド

』を参照)。

操作手順

1. [レポート]‐[性能モニタ]‐[Server Priority Manager]を選択します。

2.

をクリックして、Modify モードに変更します。

3. [Server Priority Manager]画面で[Server Priority Manager]をクリックします。

[優先ポート制御]画面が表示されます。

4. [ポート]タブが表示されていることを確認します。

5. 次のどちらかの操作をします。

◦ I/O レートの上限値を設定したい場合は、リストの左上にあるドロップダウンリストから

[IOPS]を選択します。

◦ 転送レートの上限値を設定したい場合は、リストの左上にあるドロップダウンリストから

[MB/s]を選択します。

6. リストで、非優先ポート([属性]の欄に[Non-Prio.]と表示されているポート)を探します。

非優先ポートが見つからない場合は、画面右上のドロップダウンリストに[Prioritize]と表示 されている可能性があります。その場合はドロップダウンリストから[All]または[Non-Prioritize]を選択してください。

7. 次のどちらかの操作をします。

◦ I/O レートの上限値を設定したい場合は、[上限値]の[IOPS]のセルをダブルクリックし て、セルに上限値を入力します。

◦ 転送レートの上限値を設定したい場合は、[上限値]の[MB/s]のセルをダブルクリックし て、セルに上限値を入力します。

リスト上では、[IOPS]と[MB/s]のうち、手順 5 で設定したレートのセルだけが活性化し ています。1 つのポートに対して、I/O レートと転送レートのどちらかで上限値を設定でき ます。ポートごとに、I/O レートと転送レートのどちらで設定するかを変更できます。

入力した上限値は青色の文字で表示されます。

8. [適用]をクリックします。

今までの設定内容がストレージシステムに適用されます。上限値の色は黒色の文字に変わりま す。

関連項目