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[ドキュメント]タブでは、[ドキュメントのアップロード]メニューの[ドキュメントのア ップロード]をクリックします。

2. [ドキュメントのアップロード]ページが表示されたら、[参照]ボタンをクリックします。

ア ッ プ ロ ー ド す る フ ァ イ ル の 選 択] ダ イ ア ロ グ で は 、 サ ン プ ル ス ク リ プ ト 内 の

「ReportTest1.rdl」ファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。

3. 「ReportTest1.rdl」ファイルの[編集]ページが表示されたら、名前などを適宜変更して、

[保存]ボタンをクリックします。

これで、レポートのアップロードが完了です。

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4. 次に、アップロードしたレポートをクリックします。

5. 商品ごとの在庫一覧レポートが表示されることを確認します。

なお、このレポートは、localhost の SQL Server 上の NorthwindJ データベースへ接続 するように作成しているので、SQL Server を名前付きインスタンスとしてインストールして いる場合は、レポート(ReportTest1.rdl)をレポート ビルダーで開いて、データソースを 変更してから、アップロードを行ってください。なお、NorthwindJ データベースの作成方 法や、レポートの作成方法については付録で説明しています。

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商品ごとに在庫や発注点 が表示されることを確認

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データ警告の事前設定

次に、データ警告を設定するための事前準備を行います。SQL Server エージェント サービスの 起動や、メール サーバーの設定、レポートのデータソースの設定などを行います。

1. まずは、「SQL Server 構成マネージャー」ツールを利用して、次のように SQL Server エ ージェント サービスが開始されていることを確認します。

サービスが開始されていない場合は、SQL Server エージェント サービスを右クリックして、

[開始]をクリックし、サービスを開始します。

データ警告は、SQL Server エージェント サービスの機能を利用しているので(内部的には ジョブとして作成されるので)、このサービスが開始されている必要があります。

2. 次に、[スタート]メニューから「SharePoint 2010 サーバーの全体管理」をクリックしま す。

3. [サーバーの全体管理]ページが表示されたら、次のように「サービス アプリケーションの 管理」をクリックします。

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1. サービス アプリケーションの一覧が表示されたら、次のように「SQL Server Reporting Services サービス アプリケーション」をクリックします。

2. これにより、次のように Reporting Services サービス アプリケーションの設定が行えるペ ージが表示されるので、「電子メールの設定」をクリックします。

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3. [電子メールの設定]ページでは、[SMTP サーバーの使用]をチェックして、[送信 SMTP サーバー]へ任意のメール サーバー名、[差出人アドレス]へ任意のメールアドレス(警告の 差出人になるメールアドレス)を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

以上でメールの設定が完了です。

4. 次に、レポートのデータソースを設定します。

アップロードしたレポートの[▼]メニューをクリックして、[データソースの管理]をクリ ックします。

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5. [データソースの管理]ページが表示されたら、次のように「DataSource1」をクリックし ます(レポート内のデータソースを DataSource1 という名前に設定しているため)。

6. [データソースの設定]ページが表示されたら、次のように[保存された資格情報]をチェッ クして、[ユーザー名]へ任意のユーザー名(SQL Server 上の NorthwindJ データベース へアクセス可能なユーザー名)を入力(画面は Test ドメインの Administrator ユーザー)、

[パスワード]へそのユーザーのパスワードを入力し、[接続テスト]ボタンをクリックしま す。

「接続テスト」によって、「接続が正常に作成されました」と表示されることを確認して、[OK]

ボタンをクリックします。

このように、データ警告機能を利用するには、データソースの設定で、保存された資格情報を 利用する必要があります。

7. [データソースの管理]ページへ戻ったら、[閉じる]ボタンをクリックします。

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以上で、データ警告機能を利用するための事前準備が完了です。

データ警告の設定

次に、データ警告を設定してみましょう。データ警告では、レポートに表示しているデータを利用 して、任意のルールを設定することができます。ここでは、「在庫<=発注点」というルールを設定 して、在庫が発注点を下回ったら、メールを送信するように設定してみましょう。

1. データ警告を設定するには、まずレポートを開いて、レポートの[アクション]メニューから

[新しいデータの警告]をクリックします。

これで、データ警告を作成するための[新しいデータの警告]ページが表示されます。

2. [新しいデータの警告]ページでは、次のように[警告名]へ任意の警告名(既定値はレポー ト名と同じ名前なので ReportTest1)を入力して、[ルールの追加]をクリックします。

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レポートを開く

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データ警告の設定 ページが表示される

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[ルールの追加]をクリックすると、レポート内の任意の列名が選択できるようになるので、

「在庫」を選択します。

3. 次に、[次の値に適合する]をクリックして、[次の値以下]を選択します。

4. 次に、[フィールドの選択モード]を選択します。

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5. [フィールドの選択モード]を選択すると、次のようにレポート内の任意の列名が選択できる ようになるので、「発注点」を選択します。これで「在庫<=発注点」というルールを設定で きます。

[スケジュール設定]セクションでは、[分]を選択して、[間隔]を「2」分へ変更して、2 分ごとに警告を動作させる(ルールのチェックを行う)ように設定します。また、[詳細設定]

を展開して、[警告の開始日時]などを設定します(開始日時は、既定では、1 時間後の 0 分 へ設定されます)。

[電子メールの設定]セクションでは、[受信者]へ警告を送信したいメールアドレス、[件名]

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在庫 <= 発注点 というルールが完成

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へ任意の件名(送信されるメールの件名になります)を入力して、[保存]ボタンをクリック します。以上でデータ警告の作成が完了です。

データ警告の管理

次に、作成したデータ警告が正しく動作しているかどうかを確認してみましょう。

1. これを行うには、レポートの[▼]メニューの[データ警告の管理]をクリックします。

2. これにより、作成されたデータ警告の一覧が表示されて、[前回の実行](最後に実行された時 刻)や[状態](警告が成功したのか失敗したのか)などを確認することができます。

3. 約 2 分待つと、警告が実行されるので、それまで待ってから、ページを更新します(Web ブ ラウザーの更新ボタンでページをリフレッシュします)。

今度は、「警告が送信されました」と表示されて、警告が正常に動作してメールが送信された 1

「警告が作成されました」

と表示される まだ 1回も実行されて

いないので「前回の実 行」は空になっている 警告名

実行されると、

その時刻が表示される メール送信が成功した場合は、

「警告が送信されました」

と表示される

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4. 次に、メール クライアントを起動して、送信されたメールを確認します。

メールの本文には、警告で設定したルール(在庫<=発注点)に該当するデータのみが表示さ れたレポートが送信されていることを確認できます。

このようにデータ警告機能を利用すれば、定期的に値をチェックしたいものに対して、簡単に ルールを設定してメールを送信することができるので、大変便利です。

5. 次に、もう一度 2 分くらい待って、次の警告が実行されるのを待ちます。約 2 分後に、[デ ータ警告の管理]ページを更新すると、次のように表示されることを確認できます。

「データが変更されなかったため、警告が送信されませんでした」と表示されて、メールは送 信されなかったことを確認できます。警告機能では、前回の警告実行時からデータに変更があ ったかどうかをチェックして、変更があった場合にのみメールを送信するようにしています。

6. 次に、データを更新して、このことを確認してみましょう。次のように UPDATE ステート メントを実行して、商品コード 1 の在庫を 0 へ更新します。

USE NorthwindJ

-- 商品コード 1 は、発注点が 0 なので、在庫を 0 へ更新 UPDATE 商品 SET 在庫= 0 WHERE 商品コード= 1

在庫 <= 発注点 という条件に合致す るデータのみが送信 されてきている

前回の実行時から、データ が更新されていない場合は、

メールは送信されない

68 -- 更新されたデータの確認

SELECT * FROM 商品

商品コード 1(果汁 100%オレンジ)は、発注点が 0 なので、在庫を 0 へ更新して、警告 のルール(在庫<=発注点)に合致するようにします。

7. 2 分程度待って、次の警告が実行されるのを待ちます。約 2 分後に、[データ警告の管理]ペ ージを更新すると、次のように表示されることを確認できます。

「警告が送信されました」と表示されて、メールが送信されたことを確認できます。

8. メール クライアントを起動して、送信されたメールを確認します。

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UPDATEステー トメントを記述

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商品コード 1 在庫0 に更新

される

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メールが送信 される

商品コード 1 が 追加されている

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今度は、商品コード 1(果汁 100%オレンジ)が追加されていることを確認できます。

以上でデータ警告の動作確認が完了です。

なお、作成した警告の編集や削除、今すぐ実行などを行いたい場合は、次のように[データ警 告の管理]ページで操作します。

警告の編集 警告を今すぐ

実行