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Q51 タイから帰国後の接種計画
タイで出生し帰国された日本人の男子。H24年8月24日(生) (現在11ケ月)
過去の予防接種歴は、別添のとおりです。今後、日本での予防接種は何をどのように 接種していくとよいでしょうか?御助言をお願いいたします。
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A51
添付された予防接種記録に若干の不備があるようですが、今までに完了している予 防接種は以下の通りです。
① BCG:120827(生後3日)
② DPT-IPV-Hib:121025(2ヶ月)、130107(4か月)、130304(6か月)
Infarix=DPTで、おそらく5種混合(Glaxo社製)を使用しています。
③ HBV:120825(生後1日)、120925(1か月)、130304(6か月)
今後実施すべき予防接種は以下の通りです。
<定期接種>
① DPT-IPV-Hib:1歳を超えたら1回接種すべきですが、わが国ですからDPT-IPVと Hibをそれぞれ1回ずつ(同時接種も可能実施願います。なお、DT 2期が現行制 度のまま継続していればその時期にDT)場合によってはDPT少量あるいはTdap になっているかもしれません。
② PCV-7:今すぐに(1歳になる前に)1回目を接種し、27日以上の間隔を空けて2回 目を接種、3回目は2回目と60日以上の間隔を空けて接種をお願いいたします。
なお、初回接種時期が1歳を超えてしまうようであれば、初回接種から60日以上の 間隔を空けて2回目の接種をお願いいたします。
③ MR:1歳を超えたら接種、小学校入学前の年の4~6月に2回目を予定してくださ い。
④ 日本脳炎:3歳を過ぎたら通常通り1期3回と9歳時に追加接種をお願いいたしま す。
⑤ もちろんBCGは不要です。
<任意接種>
① おたふくかぜ:1歳を過ぎたら1回目接種、3歳を超えたら2回目接種
② 水ぼうそう:1歳を過ぎたら1回目接種、その3か月以上後に2回目接種
③ インフルエンザ:毎年11月頃に接種
④ A型肝炎:1歳を過ぎたら1回接種、2~4週後に2回目、1回目の半年後に3回 目接種。タイに今後行かれなくても接種することをお勧めします。
⑤ もちろん HBV は完了していて不要ですし、ロタウイルスはすでに適応がありませ ん。
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Q52 DPT-IPV 不規則接種
平成18年7月29日生まれの7歳0カ月のお子さんです。
接種歴
(BCG) H18.11.30 (三種混合) ①H19.1.12、②H19.2.20
(生ポリオ) ①H19.6.13 (MR) 1期H19.8.8、 2期H25.3.25
(日本脳炎) ①H23.9.14、②H23.9.21
三種混合 3 回目、追加、ポリオ 2 回目、3 回目、追加、日本脳炎追加が未接種で す。
日本脳炎については、特例対象者であるので接種期間に余裕がありますが、3種混 合・ポリオについては、7歳6か月までに期間がありません。どのような接種の仕方をし ていくとよいか教えてください。
当町では不活化ポリオ接種は集団接種でのみ行っています。不活化ポリオを 1 回
(ポリオ2 回目として)接種し、3種混合と回数を合わせ、3 回目から4 種混合対応し、
定期期間内で接種することは可能ですか。
A52
(DPT) あと 1 回は定期として最低必要ですが、医学的には定期外で 12~18 ヶ月 後にもう1回接種しても良いと思います。
(PV) あと3回必要ですね。1回目と2回目は20日以上でできるだけ短く接種し ても、2回目と3 回目の間隔は6 ヶ月以上保てませんね。⇒IPV2 回を20
~56 日間隔で接種いただき、3 回目を2回目の 6ヶ月以上後(12~18 ヶ 月後)に定期外で接種することをお勧めします。
★接種の実際について、IPV は全て単独+DPT でも構いませんし、ご提案のように 2
回目は DPT-IPV で接種いただいても良いです。この場合上記の定期外になる DPT4
回目とIPV3回目もDPT-IPVで構わないと思います。
(日本脳炎) できるだけ早く3回目を完了してください。もちろん第2期も必ず接種す るようお勧めください。この場合2期は最後の方の12歳時のタイミングを お勧めします。3回目との間隔が5年以上空くようにされるとより長期に免 疫が保てると思われるからです。
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Q53 B 型肝炎不規則接種
20歳の女性です。2月にB型肝炎1回目をうち、8月に2回目の受診をしました。
接種は行ったのですが、半年の期間が開いた場合、どのようにすればいいのでしょ うか。また1回目から打ち直しと考えるのでしょうか。それとも、2回目と数えていいので しょうか、その場合は、3回目はどのように間隔になるのでしょうか。
接種は三角筋、筋肉注射で行っています。
A53
「VPDを知って子供を守ろうの会」のメーリングリストのQ&Aで出ていたコメントを記 載します。★ACIPのrecommendationでは以下のように書かれています。
Interrupted Vaccine Schedules
• When the hepatitis B vaccine schedule is interrupted, the vaccine series does not need to be restarted.
• If the series is interrupted after the first dose, the second dose should be given as soon as possible, and the second and third doses should be separated by an interval of at least 8 weeks.
• If only the third dose is delayed, it should be administered as soon as possible, after age 24 weeks (164 days).
• It is not necessary to restart the vaccine series for infants switched from one vaccine brand to another, including combination vaccines.
http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/rr/rr5416.pdf (28ページ)★
⇒これらは小児に対するコメントではありますが、成人にもそのまま適用できるもので す。
⇒今回2回目を接種されましたが、これをきちんと2回目とカウントしていただき、3回 目は8週以上空けて接種すればよろしいと思います(通常通り5ヶ月でも構わないと いう意見もあります)。3回目接種後1ヶ月以上経過してからHBs抗体で確認するこ とは言うまでもありません。
なお、今回のケースで振り出しに戻ることは不要とは思いますが、本来は1 回目と2 回目のスケジュールはほぼ正確に 28 日間隔であることが最も効果的であるというのは コ 1 いようなスケジュール管理をしてあげることも重要なことともいます。きめ細かい配 慮はなかなか現実的ではないとは思いますが、出来る範囲で工夫してみてください。
皮下注より筋注の方が、効果があがることもコンセンサスだと思います。
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Q54 DPT-IPV 不規則接種
平成25年5月6日生まれのお子さんについての相談です。
今回、医療機関にて平成25年7月1日(生後1カ月時点)に4種混合ワクチンの1 回目を接種してしまいました。
本日保健センターが把握した段階で児の身体に変調はないようですが、今後何か 身体に影響はあるのでしょうか。また、今後の接種ですが、今回の接種を生かし2回目 以降を接種していくのか、生後 3 か月を過ぎてから 1 回目を再度接種するのでしょう か。
A54
医学的に効果および副反応に何ら心配はないと考えられますので、まずは保護者 の方を安心させてあげてください。米国で下図のように2ヶ月に初回DPT-IPVとHIB、
PCV-13を同時接種になっています。今回のケースはほぼ生後2ヶ月と考えてよいタイ
ミングですし、また今回の接種をノーカウントにして接種をやり直す必要もありません。
このまま各ワクチンの2回目以降の規定の接種間隔通りスケジュールを立ててあげてく ださい。
ただし、医学的に問題ではないものの、わが国の定期予防接種制度上インシデント であることは間違いありません。今後同様のミスが生じないように、貴課および接種担 当医療機関の職員のみなさんと話し合ったうえで、善後策を反映したマニュアルを確 認いただければ幸いです。
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Q55 成人の MR か風疹単独か
現在、先天性風しん症候群の予防として、妊娠を希望している女性及び免疫のな い妊婦の夫に対して風しん予防接種の助成を行っております。開始は7月でしたが、
その時点では風しん単独のワクチンは在庫が少ないため麻しん風しん混合ワクチンで も接種が可能としておりほとんどが麻しん風しん混合ワクチンで接種をおこなっていま した。10 月に入り、国・県よりまだ風しん単独ワクチンの在庫について充分に確保され たなどの通知はないものの薬品の卸会社の話では在庫が確保されてきているようで す。
医療機関は風しん単独ワクチンがまた在庫がないと考えているようで、麻しん風しん 混合ワクチンでの接種が中心となっています。助成の目的を考えれば風しん単独ワク チンでよいと考えられますが、麻しん風しん混合ワクチンであれば一度の接種で麻し んの免疫も獲得できるためどちらで接種した方がよいか医療機関より相談がありまし た。
予防接種の副反応としては混合ワクチンより単独ワクチンの方が発生頻度は低くな ると考えています。効果・副反応等を考慮してどちらのワクチンをお勧めするべきなの か返答に困っています。
A55
麻疹、風疹とも抗体価検査を行って、接種の必要性を判断すればクリアカットなの ですが、今まで接種を一度も受けていない人と罹患したことのない人(自己申告で不 確かな場合もある。)が対象ですから、実際には全員が接種必要ではないことを考える と今回のご質問の回答はなかなか簡単ではないと思います。
副反応のデータでは、平成21年度の厚労省集計で、接種者数に約1,000倍近くの 差がありますが MR:0.001%(50/4,013,871)、風しん:0%(0/4,281)ですので、MR の 方が副反応は多いのは確かです。ただし頻度はこのように極めて低いといってよいで しょう。
制度的には風しんワクチン接種助成ですので、風しんワクチンの流通に問題がなく なれば風しん単独でよいと思います。ただし、麻疹も罹患すれば予後が悪かったり、
後遺症が残ったりする場合がありますので、医学的には MR で接種することには意味 があると思います。
提案として、制度上どちらの接種も助成できるのであれば、風疹予防、また CRS(先 天性風疹症候群)予防のためには、風しんワクチン単独でも、MR でも同様の効果が あるが、麻しんワクチンを今まで一度も受けていない人と麻疹に罹患したことがないと