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OO/D 200/o 409 e 600/e 800t o 100e/o   図13 品詞構成比(5月一異なり)

用語類似度による標本(番組)分類 49

5A 5B 5C 5D 5E

全体

4乞7 痴〃桑 96

2ノ.5 霧2託8翻 396

32し2 徽ノ96鵜 247

瀦1£2諺

24.2  ♂ 3Z3

27:9 照2α2鷹 31.2 瀦203鋤

2610、 334

oy, 20e/D 409 600re 80% I OOY o

i論

図14 品詞構成比(5月一延べ)

6A 6B 6C 6D

全体

講 諾

OYo 20% 40 /e 6096 80Y e I OOero   図15 品詞構成比(6月一異なり)

6A 6B 6C 6D

全体

49. 1 S1

45.0 J   多151輩  154

35.7 t.ftitlt.?1,Z//ti.A lg.1

20.5

%2爾膨

3Br3

26.5  髭忽25籏  3託6

3,7

OOIe 200,/o 40Yo 60ero  80 /o 100e/e    図16 品詞構成比(6月一延べ)

各月について,晶詞の分布を見てみよう。

 4月:4Aで,「他」(感動詞・一部の副詞)が,異なりでは20.8%なのに対して,延べで 37.2%と倍近くの割合になっている。これは,感動詞などの繰り返し使周が非常に多いことを示 している。また,4Aは,「相」 (形容詞・形容動詞)が全体の19.2%にくらべて多い。4Bは

「体」と「re jとで全体の80%近くを占めている。その分「他」が異なりで6.1%,延べでも

1G.1%と少ない。これは,相対的に会話が少なく,ものごとの動きを述べるような内容が多いこ とをうかがわせる。4C,4Dは,全体の分布に近く,これといった特徴はないようだ。

 5月:5Aの特徴は異なりと延べとで割合がほとんど変化していないことである。だいたいに おいて,「体」「用」は,異なりに比べて延べでは割合が減少,「他」は増加になる傾向がある が,5Aではそれがほとんど岡じ割合になっている。これはどの品詞においても,延べと異なり の比がほぼ一定であることを意味している。このことは,5Aの標本数の少なさのためではない だろう。なぜなら,同じように標本数が少ない5D,6A,6Bにおいては,品詞構成比は異な

りと延べとでは大きく違っているからである。5Bは,異なりと比べると,延べにおける「体」

の割合がやや低く,「他」の割合が高くなっている。この傾向は5Dにも同様に見られる。会謡 の多さと「体」(名詞〉の繰り返し使用の多さがその原因であろう。また,5Cは,異なりでは,

全体の分布とほぼ同じであるが,延べにおいて,全体の分布よりも「他」が少なくなっている。

5Eは,異なり,延べともに全体の分布とほぼ同じである。

 6月:6Aで特徴的なことは,「他」「相」の割合が低いことと,「体」の割合が,異なり

(35.7%)よりも延べ(49.1%)のほうが多いことである。「体!が延べで高くなっているのは,こ こには気象情報に関する標本が含まれており,「爾」などの特定の単語が多用されたためであろ うか。6Bも「他」「相」の割合が全体の分布より若干低く,「体」「re ]で異なりの8割近く を占める(延べでは7割)。6Cは,延べにおいて「体」の割含が全体の分布に比べて高く,

「他」の割含が低くなっている。6Dは,延べで「他」が38.3%と多い。また,異なりで「相」

が3G.3%であり,これは4月〜6月を通していちばん多い。

 さて,次の図17に示したように,延べの品詞構成比において,「体」の割合と「他」の割合は 逆の相関関係にあることがわかる。

「他」の割合(%)

50 40 30 20 10 o

5B 6D

O  o o

SA

D︒5E

 略

SD

 4C②  ⑲e

  。6G

Q£_

o

6B 5A 。6A

P

10 20 30 40 50 60

      ヂ体」の割合(%)

図17延べ藷数における「体」の割合と「他」の皆野との相関

用語類似度による糠本(番組)分類 51

これを利用して,各グルー・一一プを大まかに分類してみよう。

分類1.「体」の害拾が低く,「他jの割含の高いもの  6D, 5貫目 4A, 5D, 4D, 5E

分類2.「体」の割合が高く,「他」の割合の低いもの  4B, 5A, 6B, 6A

分類3.その中間に位置するもの  5C, 4 C, 6 C

 分類1は,主に,自由な会話を主体とする標本の集まっている分類である。この中で,4Dと 5Eとはやや分類3に近いところに位置しているが,この2グループは,6.1,6.2で見たように 上位語に感動詞・あいつちのことばがさほど多くなく,会話が少ないためにいくぶん離れた位置 にあるのであろう。

 分類2は,雰会話型の標本,たとえば,一人で原稿を読み上げたりするような発話をその典型 とするような標:本が多く含まれている分類である。6.1〜6.3で見たように,上位語に感動詞i あ いつちのことばが少ない。

 分類3は,脚本にもとづいた会話を多く含む標本を主とする分類である。会話ではあるが,自 由な会話と違って,使用される単語に感動詞やあいつちが比較的少なく,また,人称代名詞や特 徴的な感動詞の使用がある。

 このように,延べ語数における「体」「他」の割合を参考にすれば,大まかな標本の特徴がつ かめるようである。

6.5クラスター分析による番組分類

 以上,6.玉〜6.4で見てきたように,ここでのクラスター分析による番組分類に関与する言語的 特徴は,主として,感動詞・あいつちことばの使用の多寡によるものである。これは裏返せば,

名詞の使用の多寡とほぼ反比例すると言えよう。というのは,それ以外の「用」(動詞)「相」

 (形容詞・形容動詞)は,標本による変動があまり大きくないからである。感動詞やあいつち ことばの多寡は,談話のスタイルをよく反映する。つまり,その会話が自由な会話であるか,あ るいは,台本にもとつくものであるか,また,童謡であるか対話であるかの違いも反瞭される。

このことから,ここで行ったクラスター分析の結果からは,以下のような番組分類が可能である。

分類の名称は,「書きことば幽 「疑似謡しことば型」「話しことば型」とした。なお,放送目 的は語彙的な特徴からは出て来ないものであるが,番組分類という性質上,付け加えたものであ

る。

分類 感動詞・あいつち 導電のタイプ 台本の有無 放送目的 書きことば型   少ない

疑似話しことば型 多い 話しことば型   非常に多い

独話 一対多    有 対話 一対一一    窟 対話 一対一,多対多 無

惜報提供 娯楽

娯楽・情報提供

 この分類に具体的に対応する番組のタイプとしては,書きことば型は,報道番組や気象情報,

ドキュメンタリーなど,疑似話しことば型はドラマ・アニメなど,話しことば型は,対談やイン タビューを含む番組,バラエディー,スポーヅの実況などである。

 なお,台本の有無は,テレビ放送という場面を離れるとしたら,「発話内容の自由度」磁2}

といったほうがより一般性があるだろう。この場合の「自由」というのは,諸し手の意志によっ て発話内容が自由になるかどうかという意味である。一般に,報道系・ストーリー系の番組は,

発話内容の自由度が低いと思われる。その中でも,ドラマやドキュメンタリーのナレーションな どは,原則として台本どおりでなければいけないし,撮り直しもきくので,発話内容の自由度は かなり低いだろうが,ニュースなどでは,遊びことばが挿入されたり,とくにニュース・キャス ターにおいては,短いコメントをさしはさんだりするため,やや発謡内容の自由度は高くなって いると思われる。この観点で見ると,上記の分類は,発話内容の自由度という匿でながめること もできよう。

  (注12)発話内容の密由度は,話し手による発謡の内容についての密由さを見るということだが,これとは別に「発話の自    由度」というものも考えられよう。これは,発話を行う際の陣窪の無さ,発話の内容ではなく発話すること自体の自由    さの度凹いであるが,こちらと6.5で示した番組分類と鋭どういう関係にあるかは不明である。

7.まとめ

 類似度によってジャンルの違いが見られたように思えた現象は,実は感動詞やあいつちことば などの談譜によく現れる単語によるものであって,語彙的な内容の類似をとらえたものではなか った。にもかかわらず,主として談話のスタイルにもとつく分類が可能であったのは,一見,雑 多でとらえどころのないテレビ放送の語奨の中にも,いくつかの類型が存在することをうかがわ せるものである。

 また,数量化による分類では,はっきりした分類は行えず,むしろクラスター分析のほうが分 類に適していることがわかった。

 語彙的な内容の類似を直接計るためには,次のような方法が考えられるが,これは今後の課題 としたい。

 1.感動詞,形式名詞など,話題に関与しにくい単語を排除して類似度を計算する  2.短い単位で類似度を計算する

 3.単語の一一致ではなく,『分類語彙表』の意味番号の一致など,語類の一致を用いて類似度   を計算する

用譲類似度による標本(番組)分類 53

〈付表〉

C……他の標本との類似度Cの平均値

Dalb……他の標本への類似度Dの平均値 Dbla……他の標本からの類似度Dの平均値 D ……DalbとDblaの算術平均の平均値

会話……標本中の本編における会話の有無

  ○…会話あり ×…会話無し △…一部に会話あり,あるいは,一方的な会話

上位語……上位5位までを表示。ただし,度数1は省略。また,第1位の単語の度数が2以下   の標本は,上位1位のみを表示。()内に度数を示す。↓は,下の欄に続くことを示す。

なお,調査対象から除外した標本があるため,標本番号は必ずしも連続していない。

ドキュメント内 テレビ放送の語彙調査 3 計量的分析 (ページ 49-55)