と考えてよい。これを語種からみた結果(図4)と比較すると,ある程度は対応しているが,ス トーリー系がやや書きことば的な位置に移動しているように思われる。ストーリー系はシナリオ のことばであり,同じように話しことば的であるといっても,轟然談話の多い一般実用系,バラ エディー系,音楽系とは違って,つなぎのことば(品詞としては「その他の類」)などの少ない,
整った表現であることが影響しているものと思われる。なお,スポーツ系は,体の類の比率が比 較的大きいにもかかわらず,用,相,その催3類の比率がほとんど岡じである点で,一般実用系,
バラエティー系,音楽系と同様であり,話しことば的な特徴をも備えていると考えられる。
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番組ジャンルの特徴語とジャンル間の蘭係 85
6.特徴語の抽出
この報告では,特定のジャンルに偏ってよく使われている単語を,そのジャンルの「特徴語」
と考える。偏りの度含いは「雨隠係数」によって測る(特化係数については,『報告王王』p.8参
照)。
対象は,『報皆II』 「本編〔音声〕度数順語彙表」に収められた度数10以上の単語のうち,xe つ以上の異なる標本に現れた1153語である。度数10以上とするのは,偏りの有無をある程度確実 にいうためであり,出現標本数2以上とするのは,個別性・偶然性の影響を減らすためである。
これら1153語について,各ジャンルでの特化係数を計算し,その値が十分に大きいと考えられ るものを,そのジャンルの特徴語とする。いま,仮に,特記係数2以上の単語(そのジャンルに,
期待される比率の2倍以上の使用率で現れた単語)をとりだすと,各ジャンルの語数は表7のよ うになる。
蓑7 特化係数2以上の.単語(語数)
報道 教育・教養 一般実用 音楽 バラエティー ストーリー スポーツ
玉72 145 70 2王3 114 217 167
このように,易化係数だけを基準とすると,語彙籔(異なり語数)の小さいジャンルからは数 多くの,大きいジャンルからはわずかの特徴語を,とりだすことになってしまう。
では,各ジャンルの異なり語数に比例して特徴語をとりだしてはどうか。仮に,異なり語数の 最も多い一般実用系(6016語)を基準として,特化係数1.5以上の単語をとりだすと,王90語が得 られる。そこで,地のジャンルの特徴語は,これをもとに案分した語数を超えない範囲の,特化 係数上位語とすればよい。このようにして求めた特徴語の数と,その際の特化係数の最小値とを 示すと,蓑8のようになる(斜体字は特化係数)。
表8 一般実用系を基準として案分した特化係数上位の単語
(語数,特化係数の最小値)
報道 教育・教養 〜般実用 音楽 バラエティー ストーリー スポーヅ 17G
Q.06
112 窒R0
190 m,50
36
T(%
138 I.65
io9
窒X4
83
G59
このように,各ジャンルの異なり語数を案分して特徴語を求めると,音楽系のように,わずか な単語しか得られないジャンルが生じてしまう。これを標本実態の反映と考えてもよいだろうが,
探索的な段階で少数の単語に絞り込んでしまうことは,必ずしも得策ではない。
そこで,ここでは,まず,異なり語数の最も多い一般実用系で求めた,特化係tWl.5以上の190』
語をその特徴語とし,次いで,他のジャンルでその語数を超えない範囲の特化係数上位語を,各 ジャンルの特徴語とする,という方法をとる。一般実用系の特徴語を求める際,特化係数を1.5 以上としたのは,各ジャン2Yの特徴語を200語程度でそろえたいと考えたからであり,客観的な 根拠があるわけではない。このようにして求めた各ジャンルの特徴認の数と,その際の特化係数 の最小値は,表9のようになる(斜体字は二化係数)。
表9 各ジャンルの(190語を超えない範囲での)特徴語
(語数,特化係数の最小値)
報道 教育・教養 一般実用 音楽 バラエティー ストーり一 スポーツ 190
I.9!
玉87 P,z2
190
I.5汐
188 窒P8
190 I.63
186 オ!4
玉89 I.84
以上,標本全体での使用度数が10以上,出現標本数が2以上の1153語から,各ジャンル190語 を超えない範囲での特化係数上位語を,それぞれの特徴語としてとりだした。87ページ以下に,
それらを,『分類語彙表』の意味分野ごとに示す。ただし,ここでの意味分野は,分類番号3桁 でまとめられる「申項目」とする。各項目の見出しは,宮島達夫「意味分野と語種」(国立蟹語 砥究所報告65『研究報告集一2一』,秀英出版,1980)に従う。
一一つの特微語が(『分類語彙表』において)複数の分類番号をもつ場食には,各ジャンルごと にその用例を検討し,最も多くの用例にあてはまる分類番号を採用することによって,各特徴語 が,同一ジャンル内では,いずれか一つの意味分野(中項§)に分類されるようにした。そのよ うな単語には,先頭に * 印を付けた。ただし,音楽系の「ちょっと」,スポーツ系の「すぎ る」のみ,それぞれ,二つの意味分野に重出させた。したがって,各ジャンルの特微語の数は,
最終的には,表10のようになる。
衰10 各ジャンルの特徴語(語数)
報道 教育・教養 一般実用 音楽 バラエティー ストーリー スポーツ
190 ま87 190 189 igO 186 190
なお,特徴語は,原則として,分類番号(5桁,以下の表には示していない)の順に提示し,
見出し形は,『報告II』の「本編〔音声〕度数順語彙表」と同じとした(ただし,わかりやすい ように見出し形を変えた語が若干ある)。
番組ジャンルの特徴語とジャンル間の関係 87
〔体の類〕
1.10こそあど
報 道 系 教育・教饗系 一般実用系 音 楽 系 バラエティー系 ストーリー系 スポーツ系
リクルート事件 タ際 魔ルか
実際 累どちら
膜庶 故本
ィ
れ〈指〉 こちらど
黶 密 寧
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ずれ(も)*ど ソら*ど チち本物