・新入社員教育「
OJT
エルダー制度」を開始・有給休暇を
1
時間単位で取得できる、「時間単位有給休暇制度」を新設
・介護休暇の期間延長や取得回数の上限を撤廃
Daiwa House Group Annual Report 2011 174
ワークライフバランスの向上
当社は、社員一人ひとりのライフスタイルに即して、「働 く意欲」や「プライベートの充実」を支援する制度を積極的 に導入しています。子どもの参観日や家族とのふれあいな どを目的として、有給休暇を計画的に取得する「ホームホリ デー制度」では、
2010
年度の利用者が12,559
名となり、多 くの社員が制度を活用しました。このほか、育児や介護など で転勤が困難な場合に、転勤のある「全国社員」から転居を 伴う転勤のない「地域社員」への転換を自ら選択できる「勤務 地選択制度」の2010
年度の利用者は27
名となりました。制度の改善面においては、
2010
年5
月に時間単位有休制 度を導入し、育児や介護などの事情に応じて1
時間単位での 有休取得を可能としました。また、2010
年6
月には、「介護 支援制度」を改定し、介護休暇の期間延長や取得回数の上限 を撤廃するなど労働環境の整備を図っています。ダイバーシティ雇用の推進
少子高齢化に伴う人口減少といった社会環境において、
今後の人財確保は大きな課題のひとつです。当社では多様 な人財を活かす取り組みとして、女性の役職登用の拡大や、
高齢者再雇用、障がい者雇用の推進を図っています。高齢者 再雇用においては、
2011
年4
月に115
名(定年者の55.8%
) を再雇用しました。また、障がい者雇用率は1.83%
(2011
年4
月1
日現在)であり、法定雇用率(1.8%
)を上回っています。人権啓発活動としては、全従業員に対する年
2
回の研修な ど計画的・継続的な社内研修を通じて「差別をしない、させ ない、許さない」意識と行動の醸成に努めています。また、人権問題の相談窓口を設置し、人権に関わる全般の相談を 受け付けています。
2010
年度の同窓口への相談件数は39
件 でした。寄せられる相談内容を基に、より良好な職場環境の 構築を図っていきます。各種人事制度の利用状況
制度 2009年度実績 2010年度実績
育児休業制度 95名 103名
短時間勤務制度 156名 197名
介護休業制度 0名 3名
次世代育成一時金制度※2
(出生児数) 631名 686名
有給休暇積立制度
(利用者数/日数) 98名/2,890日 131名/4,092日 勤務地選択制度 34名 34名※3
※2 子の出生時に1子につき100万円を支給する制度。
※3 「全国社員」から「地域社員」への転換が27名、「地域社員」から「全国社員」への 転換が7名
人権啓発研修の実施状況(
2010
年度実績)研修名 対象者 回数 のべ受講人数
事業所別研修 全社員 412回 26,658名 階層別・目的別 管理職・主任・係長・
新入社員 17回 772名 推進リーダー育成 推進員 6回 325名
グループ会社(支援) グループ会社社員 9回 280名 1.23
1.97 2.15 1.69
1.42
07 08 09 10 11
271 289
240 201 164
■■(人) ■(%)
女性の主任・係長職の 人数および割合※1
※1 各年4月時点の数値。
割合は全正社員に対 するもの。
社員数内訳(2011年4月1日現在)
■ 正社員
■ 有期契約社員
■ 男性正社員
■ 女性正社員 89%
84%
62% 38%
16%
11%
■ 男性有期契約社員
■ 女性有期契約社員
Daiwa House Group Annual Report 2011 175 Corporate Citizenship
社員と共に
お客さまと共に
当社グループは「お客さま志向」から一歩踏み出し、個々のお 客さまのこだわりや価値観を大切にする「個客思考」を行動 の規範としています。お客さま一人ひとりの声を大切に、当 社の商品や技術力、サービスの向上に反映しながら、お客さ まアンケートをはじめとするアフターリレーションでお客 さまとの信頼関係を継続しています。
Overview 2011
・戸建住宅商品・サービスが
5
部門で「第4
回キッズデザイン 賞※」を受賞・共働き家族のための家やネット・ゼロ・エネルギー・ハウス などのコンセプト住宅を発売
お客さまの声を事業活動に反映
お客さまの声を伺う窓口として、オーナーさまアンケー トを実施するほか、
24
時間対応のコールセンターを設けて います。寄せられたお客さまの声を商品やサービスの改善 に活かせるよう、本社・全事業所に設置したCS
委員会で継 続して改善活動に取り組んでいます。また、重大な苦情のお 申し出については、リスク管理委員会に報告し、最優先課題 として全社を挙げて改善に取り組む体制を構築しています。商品開発においては、お客さまのライフスタイルが多様 化する中、住まいに
“
自分らしさ”
という付加価値をご提供す る「個客思考」のマーケティング・商品開発に取り組んでい ます。共働き家族の女性が自分らしさと美しさを育む空間 を搭載した住宅や、家族構成の変化に対応しながら何世代 にもわたって住み継げる住宅、子どもの安全・安心な暮らし を意識した住宅などは、個客思考から生まれた商品です。アフターリレーションで信頼関係を継続
建物のお引き渡し後もお客さまとの信頼関係を継続する べく、グループ会社と連携しながらアフターリレーションを 積極的に行っています。建物の資産価値を維持する、戸建住 宅のお客さま向け「
AQ ASSET
(エーキュー・アセット)」や、資産価値維持とアパート経営をサポートする、賃貸住宅オー ナーさま向け「悠々サポート・
DAPS
」により、最長で戸建住 宅は50
年、賃貸住宅は40
年にわたる長期サポートを提供し ています。さらに、インターネットでの情報発信や会員向け コミュニケーションサイトの運用、定期刊行物の配付など、さまざまなリレーション活動を展開しています。このほか、
商業施設・業務施設など事業用建物についても、定期訪問に よるライフサイクルコストの低減やロングライフ化をご提 案する「
GR
(グッドリレーション)システム」を設けるほか、テナントさま向けの出展相談会を各地で開催しています。
機能性クロス フィンガーセーフドア
お客さまの声に基づく改善活動
有害な化学物質を使用せず、環境にも人にも優しい天然素材を利用した「機能 性クロス」や、ドアの開閉時の子どもの指挟み事故防止に配慮した「フィンガー セーフドア」など、戸建住宅における、子育て支援や子どもの安全・安心を守る ための商品やサービスが3年連続でキッズデザイン賞※を受賞しました。
※ NPO法人キッズデザイン協議会主催、経済産業省後援 お客さまの声
新しい
サービス・提案 分析
業務改善
Daiwa House Group Annual Report 2011 176
お取引先と共に
当社グループは、「人権の尊重」「法令の遵守」「環境保全」を基 本三原則とするお取引先向けの行動規範を策定し、施工協 力先、資材調達先、設備機器調達先のそれぞれと独自の協働 体制を構築して、技術や商品の継続的な改善を図るととも に、環境問題など社会的責任に対しても積極的に取り組むこ とでバリューチェーンの充実に努めています。
Overview 2011
・「パートナーズ・ホットライン」の対象を当社グループ会社 のお取引先にまで拡大
・労働安全衛生管理活動の向上により
2010
年度の死亡災害 件数は0
件お取引先との取り組み
戸建住宅・賃貸住宅・商業施設など当社グループの主要事 業の生産・施工を担う、約
4,750
社のお取引先と組織する協 力会連合会では、2010
年度の活動基本方針として「エコロ ジー・改善・挑戦」をキーワードに、「安全」「品質」「環境」「販 売促進」「教育」の5
つのテーマを掲げ、特に環境面では、雨 水貯留タンク設置による節水対策や、省燃費運転の推進な どに取り組みました。また、夏場の記録的な猛暑に対し、熱 中症対策を講じるなど、労働災害の防止に取り組んだ結果、2010
年度の死亡災害は0
件となりました。このほか、施工に おける品質確保に向け、施工会社の自主検査精度向上のた めの講習会などを継続して開催しています。鉄鋼や金属などの資材調達先とで組織する「トリリオン 会」では、会員各社が協働で、共同輸送の推進や廃棄物削減 による温室効果ガス排出削減に努めました。
対等・公正な関係構築に向けて
当社の事業活動は、お取引先なくしては成り立ちません。
永続的なパートナーシップ形成のため、お取引先に対して は、共存共栄の精神をもって、常に対等・公正な立場で接す るように努めています。当社社員のお取引先との関わりに おける問題点を顕在化するための取引先通報窓口「パート ナーズ・ホットライン」は、
2010
年1
月から対象をグループ 会社のお取引先にまで拡げました。また、協力会連合会の会 員会社を対象に年1
回実施するお取引先アンケート調査は、2010
年度から調査対象を主要グループ会社8
社のお取引先 へと拡大し、お取引先との透明かつ公正な関係構築に努め ています。このほか、協力会連合会では、BCM
における取り 組みとして、災害発生時の安否確認体制を468
社にまで拡 げ、年3
回の災害訓練を実施するなど、災害復興の支援体制 を早急に整えるための協働体制を構築しています。施工店検査員認定制度
施工会社の自主検査に必要な技術と 知識を培う講習会を実施し、受講者を 検査員として認定。認定資格は3年ご とに更新しています。
休憩所の熱中症対策
労働災害の対策として、夏期の作業環 境を改善。休憩所へのミストファンの 設置や日除け用よしずの設置、水分・
塩分の補給を徹底しました。
会員数:
188
社・資材調達先
・物流協力会社
会員数:
4 , 747
社・施工協力会社
・生産協力会社
会員数:
120
社・設備機器メーカー
・通信会社など トリリオン会
(設立:1969年)
協力会連合会
(設立:1987年)
設和会
(設立:1999年)
(2011年3月31日現在)
Daiwa House Group Annual Report 2011 177 Corporate Citizenship
お客さまと共に お取引先と共に