(15.9%up) 六甲山での森林保全活動
当社グループの活動地を「和(なごみ)
の森」と命名し、六甲山の土砂崩れを 防ぐ雑木林の管理・育成などの保全活 動に取り組んでいます。
職場体験学習
中学生に住宅が建築されるまでの一連 の流れや、働くことの厳しさや楽しさ、
やりがいを学んでいただきました。
Daiwa House Group Annual Report 2011 180
吉野山の桜を保護する活動
世界遺産でもあり国立公園にも指定されている奈良県・
吉野山には約
3
万本の桜が群生していますが、昨今の環境の 急激な変化の影響を受け保全する必要性が高まっています。2008
年4
月に地元の財団法人吉野山保勝会から協力要請 があり、創業者石橋信夫の出身地でもある地元吉野のみな さまとのつながりも重要視し、桜を保護する活動に協力を 開始しました。また、2010
年5
月には、「国際生物多様性の 日」に合わせて、財団法人吉野山保勝会や奈良県立吉野高校 と協働し、ヤマザクラの植樹を実施したほか、名古屋で開催 された国際会議URBIO
でもメインスポンサーとして協力し、吉野山の桜保全活動をポスター展示で紹介しました。今後 も、桜の苗木育成や植樹を中心に社員参加型の活動を地元 のみなさまと協力して展開していきます。
桜プロジェクト
当社は、子どもたちの未来へ桜を残し、また子どもたち の自然環境を大切する気持ちを育む取り組みとして、
2010
年
9
月から桜プロジェクトを開始しました。このプロジェク トは、当社戸建住宅商品である環境配慮型住宅xevo
(ジー ヴォ)の販売棟数に応じて、地域の幼稚園や小学校に桜の植 樹を行う活動です。2010
年度は当社3
支店で実施し、社員が 子どもたちと共に植樹を行いました。今後も対象地域と期 間を限定し、段階的に全国で展開していく予定です。カンボジアへの支援活動
当社グループでは、国内・現地
NGO
と協働で、カンボ ジアの子どもたちの支援に取り組んでいます。2007
年 から開始した絵本を届ける運動に継続して取り組んで いるほか、2008
年には小学校と井戸を寄贈しました。小学校の建設にあたっては、当社の子育て層向け住宅プ ラン見学会場にご来場のお客さまにもご協力をいただ きました。これは、お客さまに対し、活動へのご賛同の 署名を募り、頂戴した署名
1
組につき当社が100
円の募 金を行うもので、寄付金の総額は社員からの募金も合わ せ約453
万円となり、290
名の子どもたちが学ぶ小学校 の建設に役立てていただきました。今後も継続的に支援活動に取り組むと同時に、建設後 のメンテナンス等の支援についても検討していきます。
植樹体験(桜プロジェクト)
植樹は生徒一人ひとりが桜の成長を 願って土をかけました。こうした経験 を通じて、自然を大切にする心を養っ て欲しいと願っています。
下草刈り(吉野山)
周辺の雑草を刈り取ることは夏場の 重要な作業の1つです。グループ会社 にも対象を拡げ、苗木周辺の下草刈り を実施しました。
吉野山の桜
吉野山の桜を保全する活動ハイライト
2010 2011
5
月 ・国際会議URBIOに公式スポン サーとして協力、吉野山での 活動を展示・「国際生物多様性の日」に桜を 植樹
3
月 ・苗木周辺への肥料散布・勉強会
(
1
年間の振り返り)7
月 ・育苗のための種子拾い・勉強会
8
月 ・下草刈り11
月 ・枯損木の除去Daiwa House Group Annual Report 2011 181 Corporate Citizenship
地域社会と共に
当社グループは、未来を見据えた環境思考に努め、より環境 に配慮した技術・商品・サービスの開発・提供を通じて、環 境と共生し人が心豊かに生きる暮らしと社会の実現を目指 しています。多くのステークホルダーのみなさまと共にある 複合事業体として、より高い目標を持った積極的な環境活動 が持続的な発展につながると考えています。
Overview 2011
・
CO
2ダブルスコアを継続達成・
ZEH
(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を商品化・「
SMA
×Eco HOUSE
(スマ・エコハウス)」の実証実験開始・「生物多様性宣言」を策定
環境マネジメント
当社グループは「環境中長期ビジョン
2020
」に基づき、3
ヵ年ごとに環境行動計画「Endless Green Program
」を策 定しています。また、全事業・全部門において目標を設定し、環境活動を推進しています。さらに、グループを挙げて環境 活動を進めていくため、グループ環境経営評価を実施して います。環境教育としては、全従業員を対象にした一般教 育、特定の環境リスクに焦点を当てた専門研修を実施し、環 境意識向上を図っています。このほか、当社全
10
工場にお いては、ISO14001
の要求事項に沿った環境影響評価基準を 作成し継続的に管理・改善活動を行うとともに、環境監査と して内部監査を年2
回行っています。Endless Green Program 2013
2008
〜2010
年度は、「環境保全から環境経営へ」をテーマ に、対象範囲を主要グループ会社13
社へと拡大し、地球温 暖化対策の強化などを基本方針として取り組みを進めまし た。2011
年度以降は、「環境と経営の融合」をテーマに、対象 範囲を主要グループ会社28
社にまで拡げ、環境配慮商品の 売上拡大を図るとともに、さらなる地球温暖化対策への挑 戦、生物多様性保全への取り組み推進などを基本方針とし、活動を進めていきます。また、取り組み領域に「
ECO
テクノ ロジー」と「ECO
コミュニケーション」を新たに加え、ZEH
※1・ZEB
※2の実現に向けた技術開発、ステークホルダーへの効果 的な情報発信にも注力していきます。※1 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス:消費するエネルギーが差し引きゼロの住宅
※2 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル:消費するエネルギーが差し引きゼロの建物
「
Endless Green Program 2013
」環境経営方針省
CO
2提案の強化による環境配慮商品の売上拡大省
CO
2先導事例の創出による環境先進ブランドの確立〜環境を事業拡大の原動力に〜
〜
ZEH
・ZEB
の早期実現〜2011 2013 2020
環境目標のレベル高 より高い目標へ挑戦バックキャスティング
はじめに将来の目指すべき姿を描き、
その姿から逆算して目標設定していく手法
バックキャスティング
現状の延長線上 中長期目標から
定めた目標
環境中長期ビジョン 2020の目標
Endless Green Program
2013
Daiwa House Group Annual Report 2011 182
環境と共に
商品における地球温暖化防止への取り組み
日本におけるエネルギー消費量は、産業・運輸部門に比 べ、家庭や店舗、事務所を含む民生部門で著しく増加してお り、
ZEH
・ZEB
の開発・普及は急務です。こうした状況の中、当社グループでは、大容量の太陽光発電システムの設置を 可能とすることで、いち早く
ZEH
を実現した「xevo YU
(ジー ヴォ・ユウ)」を、2010
年7
月に発売し、普及を図っています。また、
2020
年までに実現を目指す「エネルギー自給住宅」に ついては、2010
年7
月から国内初となる家庭用リチウムイ オン蓄電池付き住宅展示場「SMA
×Eco HOUSE
(スマ・エコ ハウス)」の実証実験を開始。さらに、ZEB
については、2030
年までの実現を目指し、環境配慮建築の開発プロジェクト を立ち上げています。
「
Endless Green Program 2013
」基本方針基本方針 重点戦略
さらなる地球温暖化 対策への挑戦
全社エネルギー管理体制に基づく省エネ活動の展開 全事業における環境配慮商品の取り組みを拡大 生物多様性保全の
取り組み推進
人と自然が共創する街づくりの提案 生態系に配慮した資源の利用 ZEH、ZEBの
実現に向けた技術開発
省エネ・創エネ・蓄エネ技術の統合 建築分野における環境配慮新商品の開発 ステークホルダーへの
効果的な情報発信
ステークホルダーを巻き込んだコミュニケーション の展開
全役職員の環境意識の底上げと環境行動の実践
大和ハウスグループ 生物多様性宣言 当社グループは、
2010
年10
月に「生物多様性宣言〜人と自然が『共創共生』する社会へ〜」を策定し、基本 理念、行動指針を定めました。また、行動指針を具現 化するためガイドラインを設け、適切に運用されて いるかを確認して事業活動のレベルアップを図って いきます。
基本理念
私たちは、グローバル社会の一員として、生物多様 性が生み出す自然の恵みを認識し、生態系に配慮し た事業活動に努め、人と自然が『共創共生』する社会 の持続可能な発展に貢献します。
行動指針
1 .
人と自然が共生する事業活動の推進2 .
人と自然が共創する街づくりの提案3 .
生態系に配慮した資源の利用4 .
研究開発による貢献5 .
ステークホルダーとの連携と対話生物多様性ガイドライン 開発・街づくり編
①自然環境のポテンシャルの把握 ②緑の保全・創出
③野性小動物の生息・生育環境への配慮 ④生態系ネットワーク形成のための配慮 ⑤工事中の影響の低減
⑥維持管理面における配慮 木材調達編
調達する木材 ①認証木材
(独立した第三者機関により認証された木材)
②再生木材
(建設廃材のリサイクル木材)
③当社推奨木材
(①・②以外で合法性と持続可能性が一定レベル以上 と判断されたもの)
詳細は▶ P104 エネルギー自給住宅の普及へ
Daiwa House Group Annual Report 2011 183 Corporate Citizenship
環境と共に