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アイドル状態の子サーバー・プロセスの最小数を設定します。アイドル・プロセスは、稼働中 であってもリクエストを処理していないプロセスです。アイドル状態のプロセス数が減少する と、親プロセスにより最大で1秒当たり1プロセスの割合で新規の子プロセスが作成されます。

デフォルトでは5に設定されます。このディレクティブはUNIXにのみ適用されます。

例: MinSpareServers 5

root としての としての としての としての Oracle HTTP Server の実行 の実行 の実行 の実行

UNIXでは、1024未満のポート上で実行するには、rootとして実行する必要があります。

Oracle HTTP Serverをrootとして実行する手順は、次のとおりです。

1. Application Server Controlコンソールまたは次のコマンドを使用して、Oracle HTTP

Serverを停止します。

ORACLE_HOME/opmn/bin> opmnctl [verbose] stopproc ias-component=HTTP_Server

2. rootユーザーに変更します。

3. ORACLE_HOME/Apache/Apache/binにナビゲートし、次のコマンドを実行します。

chown root .apachectl chmod 6750 .apachectl 4. rootを終了します。

5. Application Server Controlコンソールまたは次のコマンドを使用して、Oracle HTTP

Serverを再起動します。

ORACLE_HOME/opmn/bin> opmnctl [verbose] restartproc ias-component=HTTP_Server 関連項目

関連項目 関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「MaxRequestsPerChild

directive」

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「MaxSpareServers directive」

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「MinSpareServers directive」

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 7-4ページの「Oracle HTTP Serverの起動、再起動および停止」

プロセス情報の取得

サーバー・プロセスの管理 4-5

セキュリティに関する考慮事項 セキュリティに関する考慮事項 セキュリティに関する考慮事項 セキュリティに関する考慮事項

UNIXでのセキュリティ強化のために、ユーザーをnobodyに変更できます。子プロセスが

ユーザーnobodyとしてタスクを実行できることを確認してください。すべてのファイルは

ユーザーnobodyにより読取り可能になるように(ただし、理想的には書込み可能にならない

ように)、静的コンテンツ(ORACLE_HOME/Apache/Apache/htdocsディレクトリなど)を すべて変更します。また、すべてのCGIおよびFastCGIプログラムをユーザーnobodyが実行 できることも確認してください。

PL/SQLアプリケーションがmod_plsqlのファイル・システム・キャッシュ機能を使用して

いる場合は、パラメータPlsqlCacheDirectoryを使用して、httpdプロセスにキャッシュ・ディ レクトリへの読取りおよび書込み権限を指定する必要があります。このパラメータは、UNIX の場合はORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/cache.conf、Windowsの場合は ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf¥cache.confにあります。デフォルトで、このパ ラメータはUNIXの場合はORACLE_HOME/Apache/modplsql/cache、Windowsの場合は ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥cacheを指します。

Oracle Application Server Portalの場合、mod_plsqlによりキャッシュされたコンテンツは、

OC4J Portalの下で動作するパラレル・ページ・エンジンにより使用または更新されます。つま

り、キャッシュ・ディレクトリはOC4J Portalによっても読取りおよび書込みが可能というこ

とです。Oracle HTTP Serverがnobodyとして動作するように構成されている場合は、OC4J_

Portalもnobodyとして動作する必要があります。

最後に、キャッシュ済コンテンツには機密データが含まれている可能性があるので、ファイ ル・システム・キャッシュの最終コンテンツはセキュリティで保護する必要があります。した

がって、Oracle HTTP Serverがnobodyとして動作する場合でも、このユーザーとしてのシス

テムへのアクセスは十分に保護する必要があります。

プロセス情報の取得 プロセス情報の取得 プロセス情報の取得 プロセス情報の取得

Oracle HTTP Serverプロセスを監視するには複数の方法があります。

1. Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールを使用してOracle

HTTP Serverプロセスを監視します。

アプリケーション・サーバーとデータベース間で、ルーターやファイアウォールなどのデ バイスにネットワーク・エラーが発生すると、JDBC接続がレスポンスを停止する場合が あります。この場合はOracle HTTP Serverを手動で停止する必要があり、プロセスの停止 に遅延が生じることがあります。

2. WindowsではPerformance Monitor、UNIXではpsユーティリティを使用します。

3. mod_statusを使用してサーバーのステータスを監視します。デフォルトでは、ローカル・

ホストからのみ使用可能です。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 7-4ページの「Oracle HTTP Serverの起動、再起動および停止」

関連項目関連項目

関連項目関連項目: 8-23ページの「mod_plsql」

関連項目関連項目

関連項目関連項目: 第7章「Application Server Controlコンソールの管理」

関連項目関連項目

関連項目関連項目: 詳細は、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』

およびオペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。

プロセス情報の取得

4-6 Oracle HTTP Server管理者ガイド

ネットワーク接続の管理 5-1

5

ネットワーク接続の管理 ネットワーク接続の管理 ネットワーク接続の管理 ネットワーク接続の管理

この章では、IPアドレスとポートを指定する方法、およびサーバーの相互作用とネットワーク 接続の永続性を管理する方法について説明します。

内容は、次のとおりです。

リスナー・ポートおよびアドレスの指定

サーバーとネットワーク間の相互作用の管理

接続の永続性の管理

クライアントIPアドレスの取得

リバース・プロキシとロード・バランサの構成

該当する場合は、Apache Software Foundationのマニュアルを参照しています。

リスナー・ポートおよびアドレスの指定

5-2 Oracle HTTP Server管理者ガイド

リスナー・ポートおよびアドレスの指定 リスナー・ポートおよびアドレスの指定 リスナー・ポートおよびアドレスの指定 リスナー・ポートおよびアドレスの指定

Oracle HTTP Serverが起動時にリスニングするポートは、インストール・タイプによって異な

ります。

表5-1には、Oracle HTTP Serverのポートに関する情報が記載されています。

たとえば、ポート7777または80が占有されている場合、Oracle HTTP Serverは7777~7877 の範囲内にある、次に使用可能なポート番号でリスニングします。したがって、ポート7778な どをリスニングします。

setupinfo.txtファイルは、UNIXではORACLE_HOME/install、WindowsではORACLE_

HOME¥installに自動的に生成されます。このファイルには、Oracle HTTP Serverのポート情 報が含まれます。このファイルはインストール時に生成され、その後は更新されません。

Oracle HTTP Serverの再起動後は、このファイル内の情報は利用できません。

Oracle HTTP Serverのリスナー・ポート(SSLおよび非SSL)は、インストール後に変更でき

ます。ポートを変更した場合は、新規ポート番号を使用するように他のコンポーネントも更新 する必要があります。

サーバーを、複数のポート、選択したアドレスまたはその組合せをリスニングするように指定 できます。次のディレクティブを使用して、リスナーのポートとアドレスを指定します。各 ディレクティブは、httpd.confファイルのGlobal Environmentセクションにあります。