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KeepAlive

Onに設定すると、HTTP 1.1キープ・アライブのサポートが有効になり、1つのクライアント からの複数のHTTPリクエストに対して同じTCP接続の再使用が許可されます。デフォルトは

Onです。

KeepAliveTimeout

サーバーがKeepAlive接続をクローズする前に、後続のリクエストを待つ秒数を設定します。

リクエストが受信されると、TimeOutディレクティブで指定したタイムアウト値が適用されま す。デフォルトは15秒です。

MaxKeepAliveRequests

KeepAliveがOnになっているときの、接続ごとの許容リクエスト数を制限します。0に設定す

ると、許容リクエスト数は無制限となります。デフォルトは100です。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「SendBufferSize directive」

関連項目関連項目

関連項目関連項目: Apache Serverマニュアルの「TimeOut directive」

関連項目関連項目 関連項目関連項目:

『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』

E-2ページの「httpd.confのファイル構造」

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「KeepAlive directive」

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「KeepAliveTimeout

directive」

関連項目関連項目

関連項目関連項目: Apache Serverマニュアルの「MaxKeepAliveRequests

directive」

リバース・プロキシとロード・バランサの構成

ネットワーク接続の管理 5-5

クライアント クライアント クライアント

クライアント IP アドレスの取得 アドレスの取得 アドレスの取得 アドレスの取得

UseWebCacheIpは、Oracle HTTP ServerでクライアントのIPアドレスの取得を可能にするグ ローバル・ディレクティブです。OnまたはOffに設定でき、デフォルトはOffです。デフォルト でOnに設定されないのは、場合によってセキュリティ・ホールが開く可能性があるためです。

OracleAS Web CacheがOracle HTTP Serverの前でリバース・プロキシとして機能する場合、

クライアントからのTCP接続はOracleAS Web Cacheで終了します。Oracle HTTP Serverで認 識されるTCP接続は、実際にはOracleAS Web Cacheで発生します。Oracle HTTP Serverでは クライアントのIPアドレスを取得し、それを次のような様々な目的に使用します。

Oracle HTTP Serverの中および後ろで、クライアントの本来の場所を識別するためにアプ

リケーションによって使用されるREMOTE_ADDR CGI変数の移入

管理者がIPアドレスに基づいてアクセスを制限できるようにするmod_access許可/拒否 ルールの評価

UseWebCacheIpディレクティブを指定しないと、OracleAS Web CacheがOracle HTTP

Serverの前で使用された場合に、この機能は働きません。これは、Oracle HTTP Serverでは同

じ場所、つまりOracleAS Web Cacheが稼働しているIPアドレスからのすべての接続が認識さ れるからです。

OracleAS Web Cacheでは、Oracle HTTP Serverに転送するリクエストごとに、受信したクラ

イアント接続のIPアドレスを含むヘッダーを一緒に送信します。UseWebCacheIpがOnに設 定されている場合、Oracle HTTP Serverは、クライアントのIPアドレスとして、TCP接続か らの値のかわりに、このヘッダーのIP値を使用するように指示されます。これにより、

REMOTE_ADDR CGI変数には正しい値が指定され、mod_accessが正しく機能するようになり ます。

このディレクティブは、クライアントがOracleAS Web Cacheを介さなければOracle HTTP

Serverに接続できないことが確かな場合にのみ設定してください。クライアントが直接Oracle

HTTP Serverに接続できる場合、クライアンではクライアントIPを転送するために使用される

ヘッダーを見つけ、それが任意のIPアドレスから来たものであるように設定する必要がありま す。ファイアウォールとOracleAS Web Cacheのある通常の設定では、ファイアウォールを介 して開いているポートのみがOracleAS Web Cacheポートです。したがって、クライアントか

らOracle HTTP Serverへのパスは、OracleAS Web Cacheを経由するパスのみです。この場合、

UseWebCacheIpをOnに設定すれば安全です。

リバース・プロキシとロード・バランサの構成 リバース・プロキシとロード・バランサの構成 リバース・プロキシとロード・バランサの構成 リバース・プロキシとロード・バランサの構成

Oracle Application Serverは、デフォルトでは、Oracle HTTP ServerのServerNameディレク

ティブで設定されているローカル・ホスト名を使用してインストールします。ほとんどのWeb サイトが、Webサーバーまたはアプリケーション・サーバー用に特定のホスト名またはドメイ ン名を使用する傾向があります。ただし、ServerNameディレクティブを使用すると、Oracle

HTTP Serverがローカル・ホストによってインスタンス化されるため、そのままでは使用不可

能です。

例 例 例

5-1 Oracle HTTP Serverとリバース・プロキシおよびロード・バランサの使用とリバース・プロキシおよびロード・バランサの使用とリバース・プロキシおよびロード・バランサの使用とリバース・プロキシおよびロード・バランサの使用 ドメイン名

ドメイン名 ドメイン名

ドメイン名: www.oracle.com:80 123.456.7.8(リバース・プロキシ、ロード・バランサ またはファイアウォール上に置かれる)

Oracle Application Serverのホスト名のホスト名のホスト名のホスト名: server.oracle.com 123.456.7.9

Oracle Application Serverホストのサーバー名およびポートホストのサーバー名およびポートホストのサーバー名およびポートホストのサーバー名およびポート: server.oracle.com:7777 httpd.confファイルに次の変更を加えます。

Port 80 Listen 7777 Listen 80

# Virtual Hosts

# This section is mandatory for URLs that are generated by

# the PL/SQL packages of the Oracle Portal and various other components

# These entries dictate that the server should listen on port

リバース・プロキシとロード・バランサの構成

5-6 Oracle HTTP Server管理者ガイド

# 7777, but will assert that it is using port 80, so that

# self-referential URLs generated specify www.oracle.com:80

# This will create URLs that are valid for the browser since

# the browser does not directly see the host server.oracle.com.

NameVirtualHost 123.456.7.9:7777

<VirtualHost server.oracle.com:7777>

ServerName www.oracle.com Port 80

</VirtualHost>

# Since the previous virtual host entry will cause all links

# generated by the Oracle Portal to use port 80, the server.company.com

# server needs to listen on 80 as well since the Parallel Page

# Engine will make connection requests to Port 80 to request the

# portlets.

NameVirtualHost 123.456.7.9:80

<VirtualHost server.oracle.com:80>

ServerName www.oracle.com Port 80

<VirtualHost>

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 『Oracle Application Server高可用性ガイド』

サーバー・ログの構成と使用 6-1

6

サーバー・ログの構成と使用 サーバー・ログの構成と使用 サーバー・ログの構成と使用 サーバー・ログの構成と使用

この章では、Oracle Diagnostic Logging、ログの書式、各種ログ・ファイルおよびその場所に ついて説明します。

内容は、次のとおりです。

Oracle Diagnostic Loggingの使用

ログ・レベルの指定

ログ・ファイルの指定

該当する場合は、Apache Software Foundationのマニュアルを参照しています。

Oracle Diagnostic Loggingの使用

6-2 Oracle HTTP Server管理者ガイド

Oracle Diagnostic Logging の使用 の使用 の使用 の使用

Oracleでは、診断メッセージの報告のために新しい方法を提供しています。この新しい方法は

Oracle Diagnostic Logging(ODL)と呼ばれ、診断メッセージとログ・ファイルのための共通

書式と、Oracle Application Server全体の様々なコンポーネントからの全診断メッセージを相

互に関係付ける仕組みを提供しています。ODLを使用して、各コンポーネントはそのコンポー ネント専用のプライベート・ローカル・リポジトリにそれぞれのメッセージを記録します。

LogLoaderというツールが、各リポジトリからメッセージを収集して共通リポジトリにロード

します。メッセージは、この共通リポジトリで1つのログ・ストリームとして表示するか、

様々な方法で分析することができます。

Oracle Application Serverの診断ログ・ファイルは、Application Server Controlコンソールま

たはテキスト・エディタのいずれかを使用して表示できます。

ODLについては、次の項で詳しく説明します。

概要

Oracle HTTP Serverの構成

概要 概要 概要 概要

Oracle HTTP Serverでは、ログ・メッセージを生成する書式を選択できます。従来型の

Apacheメッセージ書式でログ・メッセージの生成を継続することも、ODLを使用してログ・

メッセージを生成することもできます。ODLは、ログ・メッセージ生成用の新しいOracle標 準に準拠しています。

Oracle HTTP Server の構成 の構成 の構成 の構成

Oracle HTTP ServerでODLを使用可能にするには、httpd.confファイルに次のディレク

ティブを入力します。