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ログ・ファイルの指定

6-6 Oracle HTTP Server管理者ガイド

アクセス・ログ アクセス・ログ アクセス・ログ アクセス・ログ

サーバーによって処理されたすべてのリクエストを記録します。アクセス・ログの場所と内容

は、CustomLogディレクティブで制御します。LogFormatディレクティブを使用すると、ロ

グの内容を簡単に選択できます。

LogFormat の指定 の指定 の指定 の指定

LogFormatを使用して、ログ・ファイルに含める情報と書込み方法を指定します。デフォルト

の書式はCommon Log Format(CLF)です。CLF書式は、host ident authuser date

request status bytesのようになります。

host: クライアントのドメイン名またはIPアドレス

ident: IdentityCheckが有効で、クライアント・マシンによりidentdが実行されてい る場合のクライアント識別情報

authuser: 許可されたユーザーのユーザーID

date: <day/month/year:hour:minute:second>書式のリクエスト日時

request: 二重引用符で囲まれたクライアントからのリクエスト行

status: クライアントに戻される3桁のステータス・コード

bytes: ヘッダーを除き、クライアントに返されるバイト数

ログ・ファイルの指定

サーバー・ログの構成と使用 6-7

パイプされたログ パイプされたログ パイプされたログ パイプされたログ

Oracle HTTP Serverには、エラー・ログとアクセス・ログをファイルに直接書き込むのではな

く、別のプロセスへのパイプを介してファイルに書き込む機能が用意されています。これによ りロギングの柔軟性が高まるため、メイン・サーバーにコードを追加する必要はありません。

ログをパイプに書き込むには、ファイル名を縦線「|」で置き換え、続けて標準入力でログ入力 を受け入れる実行可能ファイルの名前を指定します。Oracle HTTP Serverはサーバーの起動時 にパイプされたログ・プロセスを開始し、サーバーの実行中にクラッシュすると再開します。

パイプされたログ・プロセスは親Oracle HTTP Server httpdプロセスにより作成され、そのプ ロセスのユーザーIDを継承します。つまり、通常、パイプされたログ・プログラムはrootで 実行されるため、プログラムを単純かつ安全な状態に保つ必要があります。

リライト・ログ リライト・ログ リライト・ログ リライト・ログ

mod_rewrite使用されている場合のデバッグに必要です。このログ・ファイルでは、リライ

ト・エンジンによるリクエストの変換方法の詳細分析が生成されます。詳細レベルは、

RewriteLogLevelディレクティブを使用して制御します。

スクリプト・ログ スクリプト・ログ スクリプト・ログ スクリプト・ログ

CGIスクリプトからの入出力を記録できます。このファイルはテストにのみ使用し、稼働中の サーバーには使用しないでください。

SSL ログ ログ ログ ログ

Oracle HTTP ServerをSSLモードで起動すると、ssl_engine_logおよびssl_request_

logが次の場所に作成されます。

UNIXの場合: ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs

Windowsの場合: ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥logs

ssl_engine_logではSSLとプロトコルの問題が追跡され、ssl_request_logではユー ザー・アクティビティが記録されます。出力の制御にはSSLLogFileディレクティブを使用し ます。

送信ログ 送信ログ 送信ログ 送信ログ

サイトへのアクセス・ログが格納されているファイルを指定します。送信ログをconfファイ ルに明示的に含めないと、ログは生成されません。通常、サーバーでは、各リクエストが送信 ファイルに記録されます。このファイルは、デフォルトで次の場所にあります。

UNIXの場合: ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/access_log

Windowsの場合: ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥logs¥access_log

ファイル名は、CustomLogディレクティブを使用して設定できます。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「Piped Log」

関連項目関連項目

関連項目関連項目: Apache Serverマニュアルの「Rewrite Log」

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「Script Log」

関連項目関連項目

関連項目関連項目: 第11章「Oracle HTTP ServerでのSSLの有効化」

ログ・ファイルの指定

6-8 Oracle HTTP Server管理者ガイド

Application Server Controlコンソールの管理 7-1

7

Application Server Control コンソールの管理 コンソールの管理 コンソールの管理 コンソールの管理

この章では、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソール

(Application Server Controlコンソール)を使用してOracle HTTP Serverを管理する方法を説

明します。

内容は、次のとおりです。

概要

Application Server Controlコンソールのアクセス

Oracle HTTP Serverホーム・ページへのアクセス

Oracle HTTP Serverの管理

概要

7-2 Oracle HTTP Server管理者ガイド

概要 概要 概要 概要

Oracle HTTP Serverは、Oracle Enterprise Manager 10gを使用するか、opmnctlやdcmctlなど

のコマンドライン・ユーティリティを使用する2つの方法で管理できます。この後の項では、

Oracle Enterprise Manager 10gを使用したOracle HTTP Serverの管理について説明します。

Oracle Enterprise Manager 10gでは、Application Server Controlコンソールを使用してWebブ

ラウザからOracle HTTP Serverを管理できます。Application Server Controlコンソールは

Oracle Application Serverの各インスタンスとともにインストールされ、Oracle Application

Serverの単一インスタンスを管理および監視できます。後続の項で説明するように、Oracle

HTTP ServerはApplication Server Controlコンソールからアクセスして管理できます。

Application Server Control コンソールのアクセス コンソールのアクセス コンソールのアクセス コンソールのアクセス

インストール後、Application Server Controlコンソールには、setupinfo.txtファイルで指 定されているURLからアクセスできます。このファイルは、UNIXの場合はORACLE_

HOME/install、Windowsの場合はORACLE_HOME¥installにあります。

setupinfo.txtには、Oracle Application Serverの「ようこそ」ページのURLも含まれてい

ます。Application Server Controlコンソールにアクセスするには、Oracle Application Server

の「ようこそ」ページの「Oracle Enterprise Manager 10gにログイン」リンクをクリックしま す。ユーザー名(ias_admin)と、インストール・プロセス中に指定したパスワードを入力

し、Application Server Controlコンソールにアクセスします。

Oracle HTTP Server ホーム・ページへのアクセス ホーム・ページへのアクセス ホーム・ページへのアクセス ホーム・ページへのアクセス

Oracle HTTP Serverホーム・ページを使用して、サーバーのステータスとパフォーマンスの監

視、サーバーの起動と停止、仮想ホストの作成、構成ファイルの変更、ログ・プロパティの変 更、クライアント・リクエストの管理およびリスナー用ポートの指定などのタスクを実行でき ます。

Oracle HTTP Serverホーム・ページにアクセスするには、Application Server Controlコンソー

ル上の表「システム・コンポーネント」の「名前」列にある「HTTP Server」リンクをクリッ クします。

図7-1は、Oracle HTTP Serverホーム・ページを示しています。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 『Oracle Enterprise Manager概要』

注意 注意 注意

注意: インストール中、Oracle Universal Installerの「インストールの終 了」画面にも、Application Server ControlコンソールおよびOracle

Application Serverの「ようこそ」ページの場所が表示されます。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 『Oracle Application Server管理者ガイド』

Oracle HTTP Serverの管理

Application Server Controlコンソールの管理 7-3 図図

図図7-1 Oracle HTTP Serverホーム・ページホーム・ページホーム・ページホーム・ページ

Oracle HTTP Server の管理 の管理 の管理 の管理

Oracle HTTP Serverホーム・ページは、「ホーム」、「仮想ホスト」および「管理」の3つのセク

ションに分かれており、次のタスクを実行できます。

基本的な管理の実行

仮想ホストの管理

Oracle HTTP Serverの管理

基本的な管理の実行 基本的な管理の実行 基本的な管理の実行 基本的な管理の実行

Oracle HTTP Serverホーム・ページの「ホーム」タブでは、次に示す基本的な管理タスクを実

行できます。

Oracle HTTP Serverの起動、再起動および停止

デフォルト・サーバー構成の管理

ステータスの監視

レスポンスとロードの監視

パフォーマンスの監視 関連項目関連項目

関連項目関連項目: Enterprise Managerオンライン・ヘルプの「Enterprise Manager

Application Server Controlについて」

Oracle HTTP Serverの管理

7-4 Oracle HTTP Server管理者ガイド

Oracle HTTP Server の起動、再起動および停止 の起動、再起動および停止 の起動、再起動および停止 の起動、再起動および停止

Oracle HTTP Serverホーム・ページの「ホーム」タブでサーバーを起動、再起動または停止で

きます。そのためには、「一般」セクションの該当するボタンをクリックします。このセクショ ンにはサーバーのステータスおよび起動時刻も表示されます。

デフォルト・サーバー構成の管理 デフォルト・サーバー構成の管理 デフォルト・サーバー構成の管理 デフォルト・サーバー構成の管理

Oracle HTTP Serverホーム・ページの「ホーム」タブの「デフォルト・サーバー構成」セク

ションで、サーバーの名前、ドキュメント・ルートのパスおよび最後に変更された時刻を確認 できます。

ステータスの監視 ステータスの監視 ステータスの監視 ステータスの監視

Oracle HTTP Serverホーム・ページの「ホーム」タブの「ステータス」セクションでは、ヒー

プ使用量、CPU使用率、メモリー使用量、エラー率、アクティブな接続数および接続がオープ ンしている時間を監視できます。

レスポンスとロードの監視 レスポンスとロードの監視 レスポンスとロードの監視 レスポンスとロードの監視

Oracle HTTP Serverホーム・ページの「ホーム」タブの「レスポンスおよびロード」セクショ

ンでは、アクティブなリクエストの数、リクエスト・スループットの時間、リクエストの処理 時間、データ・スループットおよび処理されたデータを監視できます。

パフォーマンスの監視 パフォーマンスの監視 パフォーマンスの監視 パフォーマンスの監視

一般的なサーバー・ステータスとレスポンスおよびロード情報は、Oracle HTTP Serverホー ム・ページの「ホーム」タブに表示されます。

ステータス・メトリック ステータス・メトリック ステータス・メトリック

ステータス・メトリック: 「ステータス」セクションには、ヒープ使用量、CPU使用率、メモ リー使用量、エラー率、アクティブな接続数、接続がオープンしている時間などの情報が表示 されます。

「パフォーマンス」セクションの「ステータス・メトリック」をクリックすると、詳細なステー タスが表示されます。

レスポンスおよびロード・メトリック レスポンスおよびロード・メトリック レスポンスおよびロード・メトリック

レスポンスおよびロード・メトリック: 「レスポンスおよびロード」セクションには、アクティ ブなリクエストの数、送信されたリクエスト数、サーバーでユーザー・リクエストのレスポン スにかかった時間などの情報が表示されます。また、リクエストで処理されたバイト数も表示 されます。

「パフォーマンス」セクションの「レスポンスおよびロード・メトリック」をクリックすると、

レスポンスとロードの詳細情報が表示されます。

モジュール・メトリック モジュール・メトリック モジュール・メトリック

モジュール・メトリック: 「パフォーマンス」セクションの「モジュール・メトリック」をク リックすると、「モジュール・メトリック」セクションに使用中のモジュールのステータスが表 示されます。アクティブなリクエストの数、起動以降に処理されたリクエストの数、現在処理 中のリクエスト・スループットの数、現在のリクエストの処理時間などが表示されます。

エラー・ログ エラー・ログ エラー・ログ

エラー・ログ: 「パフォーマンス」セクションの「エラー・ログ」をクリックすると、httpdエ ラー・ログの最新の2000行が表示されます。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 7-10ページの「ドキュメント・ルート、管理者の電子メール およびグループの設定の変更」