3. コマンドの詳細
3.3 L2 Features
3.3.15 MLD Snooping Settings
MLD 制御メッセージ
MLDスヌーピングバージョン1では、デバイス間で3種類のメッセージが送信されます。これらの3 つ のメッセージはすべて、3つのICMPv6 パケットヘッダー(130、131、132のラベルが付いています)で定 義します。
(1) マルチキャストリスナークエリー、バージョン1 – IPv4のIGMPv2ホストメンバーシップクエリー と似ています。ICMPv6 パケットヘッダー内で130のラベルが付いています。ルーターはこのメッ セージを送信して、マルチキャストデータを要求しているリンクの有無を照会します。ルーターは、
2種類のMLDクエリーメッセージを生成します。一般クエリーを使用して、マルチキャストデータ をすべての待ち受けポートに送信する準備が完了したマルチキャストアドレスをすべてアドバタ イズします。マルチキャスト特有クエリーは、準備が完了した指定のマルチキャストアドレスをア ドバタイズします。これら2種類のメッセージは、IPv6ヘッダーにあるマルチキャスト送信先アド レスとマルチキャストリスナークエリーメッセージ内のマルチキャストアドレスで識別します。
(2) マルチキャストリスナーレポート、バージョン1 – IGMPv2のホストメンバーシップレポートと似 ています。ICMP パケットヘッダー内で131のラベルが付いています。待ち受けポートは、マルチ キャストリスナークエリーメッセージへの応答で、マルチキャストアドレスからマルチキャストデ ータを受信することを希望する旨をスイッチに対して送信します。
(3) マルチキャストリナー脱退 – IGMPv2のグループ脱退メッセージと似ています。ICMPv6パケットヘ ッダー内で132のラベルが付いています。このメッセージを送信するのは、指定のマルチキャスト グループアドレスからのマルチキャストデータの受信を希望せず、このアドレスからのマルチキャ ストデータに関し、脱退の旨を伝えるマルチキャスト待ち受けポートです。このメッセージを受信 すると、指定のマルチキャストグループアドレスからのマルチキャストトラフィックをこの待ち受 けポートへ転送することを中止します。
MLD スヌーピングバージョン2では、デバイス間で2種類のメッセージが送信されます。これらの2
つのメッセージは、2つのICMPv6 パケットヘッダー(130 および143のラベルが付いています)で定義 します。
(1) マルチキャストリスナークエリー、バージョン2 – IPv4のIGMPv3メンバーシップクエリーと似て
います。ICMPv6 パケットヘッダー内で、130のラベルが付いています。ルーターはこのメッセージ
を送信して、マルチキャストデータを要求しているリンクの有無を照会します。MLDスヌーピング バージョン2では、ルーターは次の3種類のMLDクエリーメッセージを生成します。
1) ルーターは、一般クエリーメッセージを送信して、接続したリンク上にリスナーがあるマル チキャストアドレスを学習します。一般クエリーでは、マルチキャストアドレスフィールド と送信元の数フィールドは0に設定されています。
2) ルーターは、マルチキャストアドレス特有クエリーメッセージを送信して、接続したリンク 上に指定のマルチキャストアドレスのリスナーがあるかどうかを学習します。マルチキャス
3) ルーターは、マルチキャストアドレスおよび送信元特有クエリーを送信して、接続したリン ク上に、特定のマルチキャストアドレスの指定した一覧にある送信元のリスナーがあるかど うかを学習します。 マルチキャストアドレスおよび送信元特有クエリーでは、マルチキャス トアドレスフィールドに、ルーターが関心のあるマルチキャストアドレスが含まれます。送 信元アドレスフィールドには、ルーターが関心のある送信元アドレスが含まれます。
(2) マルチキャストリスナーレポート、バージョン2 - IGMPv3 のホストメンバーシップレポートと似 ています。ICMPパケットヘッダー内で143のラベルが付いています。待ち受けポートは、マルチキ ャストリスナークエリーメッセージへの応答で、スイッチに対し、マルチキャストアドレスからマ ルチキャストデータを受信することを希望するメッセージを送信します。
このウィンドウを使用して、スイッチ上でMLDスヌーピングを有効にして、MLDスヌーピングの設定を 設定します。MLDスヌーピング状態を有効にするには、MLDスヌーピンググローバル設定にある [Enabled]を選択し、次に、[Apply]をクリックします。
このウィンドウを表示するには、L2 Features > MLD Snooping Settingsをクリックします:
下記にパラメーターの説明を記載します。
パラメーター 説明 MLD Snooping
State
MLD Snooping Global Settingsでグローバル設定を有効または無効に設定しま す。
[Apply]をクリックして変更を適用します。
[Edit]をクリックして入力済みのエントリーを修正します。
既存のエントリーを設定するには、相応する[Edit]をクリックします。次のウィンドウが表示されま す。
下記にパラメーターの説明を記載します。
パラメーター 説明
VID MLDスヌーピング設定を変更するVLAN IDを識別します。
VLAN Name MLDスヌーピング設定を変更するVLAN名を識別します。
Query Interval (1-65535)
クエリー間隔フィールドを使用して、MLDクエリーを送信する時間間隔を秒単位 で設定します(1~65535秒)。デフォルトは、125秒です。
Max Response Time (1-25)
メンバーからのレポートを待つ最大時間を秒単位で決めます(1~25秒)。デフォ ルトは10秒です。
Robustness Value (1-255)
VLAN上のパケットロスが高いと推定される場合は、ロバストネス変数を高くし て、パケットロスの増加に対応できるようにします。デフォルトは2です。
Last Listener Query Interval (1-25)
グループ特有クエリーメッセージの最大時間間隔を指定します。応答としての 送信でグループメッセージを残したものを含みます。デフォルトは1です。
Fast Done スイッチがMLD脱退レポートパケットを受信すると、マルチキャストグループ
のメンバーがグループを直ちに脱退できるようにします(最終リスナークエリ ー間隔は必要ありません)。デフォルトは無効です。
State MLDスヌーピングを有効または無効にします。デフォルトは無効です。
Version MLDバージョンが表示されます。
Querier Role このフィールドは、クエリーパケット送信用のスイッチの動作を説明します。
クエリーは、スイッチがMLDクエリーパケットを送信することを意味します。
Non-Querierは、MLDクエリーパケットを送信しないことを意味します。
[Apply]をクリックして変更を適用し、[<<Back]をクリックして初期[MLD Snooping Settings]ウィン ドウに戻ります。
[MLD Snooping Router Ports Settings]を変更するには、[Modify Router Port]ハイパーリンクをク リックします。
希望するルーターポートを選択し、[Apply]をクリックして変更を適用します。