第6章 部門サーバのインストール
6.11 運用前の確認(JSVR部品運用)
それに伴ってWARファイルを再作成し、再配備する必要があります。本マニュアルの手順に従ってインストールし、運用前の準備・確 認を行う場合は、ここでWARファイルを作成する前に、環境ファイルを編集してJSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめし ます。方法については、「6.11 運用前の確認(JSVR部品運用)」のチェック手順の2を参照してください。
手順
1. コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先/j_svr"ディレクトリに移動します。
2. jarコマンドを使用して、j_svrディレクトリ内のファイルすべてをアーカイブしたWARファイルを作成します。
例
コマンドライン操作の例
# cd /opt/FJSVjsvr/j_svr
# jar -cf j_svr.war *
2. ワークユニットの作成
次の手順で、Charset-Web入力を動作させるためのワークユニットを作成します。
手順
1. Interstage管理コンソールを起動し、管理者権限でログインします。
2. Interstage管理コンソール画面の左側のツリーで、[Interstage管理コンソール]を展開した下層にある[ワークユニット]を選択しま
す。
3. Interstage管理コンソール画面の右側の画面で、[新規作成]タブを選択します。[ワークユニット名]の欄にワークユニット名を入力
し、[作成]ボタンをクリックします。
例
[ワークユニット名]に「J_SVR」と入力します。
4. Interstage管理コンソール画面の左側のツリーで、[Interstage管理コンソール]を展開した下層にある[ワークユニット]の下に、作成
したワークユニットの名前が表示されたことを確認します。
3. ワークユニットへWARファイルを配備
次の手順で、Charset-Web入力を動作させるためのワークユニットに、WARファイルを配備します。
手順
1. Interstage管理コンソールを起動し、管理者権限でログインします。
2. Interstage管理コンソール画面の左側のツリーで、[Interstage管理コンソール]を展開した下層にある[ワークユニット]を選択し、
Charset-Web入力を動作させるためのワークユニットを選択します。
例
[Interstage管理コンソール]を展開した下層にある[ワークユニット]-[J_SVR]を選択します。
3. Interstage管理コンソール画面の右側の画面で、[配備]タブを選択します。[配備ファイル]の欄にWARファイルをフルパスで指定
します。
4. JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、手順の3と同じ画面で、[詳細設定]の[表示]をクリックし、さらに[Webアプリケー ション設定]の[表示]をクリックします。表示された項目のうち、[コンテキストの共有]で[する]を選択します。
注意
JSPカスタムタグインタフェースを使用しない場合は、この手順は不要です。
参考
JSPカスタムタグインタフェースについて詳しくは、「コマンドリファレンス」の第1章の、JSPカスタムタグインタフェースに関する箇 所を参照してください。
5. [配備]ボタンをクリックします。
6. Interstage管理コンソール画面の右側の画面で、[環境設定]タブを選択し、さらに[ワークユニット設定]の[表示]をクリックします。
7. 次の項目を設定します。
[クラスパス]
JDBCドライバのフルパス("Charset-Web入力のインストール先/connector/mysql-connector-java-3.1.12-bin.jar")を設定します。
[環境変数]
DISPLAYを設定します。JDK5.0のheadlessオプションを使用する場合は不要です。
[JavaVMオプション]
JDK5.0のheadlessオプションを利用する場合は、そのオプションを設定します。Xサーバを使用する場合は不要です。
例
[クラスパス]の設定例
/opt/FJSVjsvr/connector/mysql-connector-java-3.1.12-bin.jar [環境変数]の設定例
DISPLAY=localhost:0.0 [JavaVMオプション]の設定例 -Djava.awt.headless=true
参考
[環境変数]および[JavaVMオプション]の設定内容と、java.awtパッケージを動作させるための方法との関係は次の表のとおりで す。
ウィンドウシステムを起動 [環境変数]に「DISPLAY」の設定を記述。
[JavaVMオプション]の設定は不要。
-headlessオプションを使用 [環境変数]の設定は不要。
[JavaVMオプション]に「-Djava.awt.headless=true」の設定を記述。
8. [適用]ボタンをクリックします。
ここまでの設定が終了したら、「6.8 辞書反映ツールの設定」へ進んでください。
6.5.3.2 Apache と Tomcat の環境の場合
次の順に設定します。
1. JDBCドライバの配置
2. Tomcatへの設定
3. 連携に関する設定
4. ApacheおよびTomcatの再起動
なお、次の表のように設定する場合を例として説明します。
項目 設定値
Apacheの設定ファイル /usr/local/apache/conf/httpd.conf
Tomcatのインストール先 /usr/local/tomcat
Tomcatのコンテキスト設定ファイル名 j_svr.xml
Charset-Web入力のインストール先 /opt/FJSVjsvr
1. JDBCドライバの配置
JDBCドライバを、"Charset-Web入力のインストール先/connector"ディレクトリから"Charset-Web入力のインストール先/j_svr/WEB-INF/
lib"ディレクトリへコピーします。
例
コマンドライン操作の例
# cp /opt/FJSVjsvr/connector/mysql-connector-java-3.1.12-bin.jar /opt/FJSVjsvr/j_svr/WEB-INF/lib
2. Tomcatへの設定
次の手順で、TomcatにCharset-Web入力のWebアプリケーションのコンテキストを設定します。
手順
1. 次の内容を記述した、Tomcatのコンテキスト設定ファイル"j_svr.xml"を作成します。
コンテキストルート(docBase)
"Charset-Web入力のインストール先/j_svr"のフルパス(例: /opt/FJSVjsvr/j_svr)
例
コンテキスト設定ファイルj_svr.xmlの例
<Context docBase="/opt/FJSVjsvr/j_svr" />
注意
JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、上記に加えて、クロスコンテキスト(crossContext)をtrueに設定します。
コンテキスト設定ファイルj_svr.xmlの例
<Context docBase="/opt/FJSVjsvr/j_svr" crossContext="true" />
2. 作成したコンテキスト設定ファイルj_svr.xmlを"Tomcatのインストール先/conf/[enginename]/[hostname]"ディレクトリに配置しま す。
例
jsvr_xmlの配置先の例
/usr/local/tomcat/conf/Catalina/localhost/j_svr.xml
Tomcatのインストール直後の状態では、[enginename]は"Catalina"、[hostname]は"localhost"と設定されています。
参考
JSPカスタムタグインタフェースについて詳しくは、「コマンドリファレンス」の第1章の、JSPカスタムタグインタフェースに関する箇所を参 照してください。
3. 連携に関する設定
次の手順で、Apacheの設定ファイルにCharset-Web入力のWebアプリケーションのコンテキストを設定します。
手順
1. Apacheの設定ファイル"httpd.conf"をテキストエディタで開きます。
2. Charset-Web入力のWebアプリケーションのコンテキストを次の太字部分のように設定します。
…
JKMount /j_svr/* worker1
…
(ApacheとTomcatの連携に"worker1"というTomcatワーカを使用している場合) 3. 変更した"httpd.conf"を上書きで保存します。
4. ApacheおよびTomcatの再起動
ここまでのセットアップ内容を反映させるために、ApacheおよびTomcatを再起動します。
注意
・ 再起動は、Tomcat→Apacheの順に行わなければなりません。
・ Tomcatは、起動が完了するまで時間がかかる場合があります。Tomcatの起動完了を確認してから、Apacheを起動してください。
ここまでの設定が終了したら、「6.8 辞書反映ツールの設定」へ進んでください。
6.6.1 手書き文字認識サービスの設定(JSVR-Webサービス運用)
手書き文字認識サービスを起動します。また、OSの起動時に手書き文字認識サービスが自動的に起動するように設定します。
起動方法として、Solaris 10のSMFサービスを利用する方法と、rcスクリプトを利用する方法があります。それぞれの場合について説明 します。
注意
・ Solaris 9の場合は、rcスクリプトを利用してください。
・ Solaris 10の場合、Solaris 10のSMFサービスおよびrcスクリプトのいずれかを利用します。Charset-Web入力では、Solaris 10のSMF
サービスを利用することを推奨します。
なお、次の場合を例として説明します。
項目 設定値
Charset-Web入力のインストール先 /opt/FJSVjsvr
◆Solaris 10のSMFサービスを利用する場合 手順
1. 次のコマンドを実行して、所定のディレクトリに関連ファイルをコピーし、ファイルの所有者権限を設定します。
# cp /opt/FJSVjsvr/service/HWRecog/smf/fjsvwhwr.xml /var/svc/manifest/application
# chown root:bin /var/svc/manifest/application/fjsvwhwr.xml
# cp /opt/FJSVjsvr/service/HWRecog/smf/fjsvwhwr /lib/svc/method
# chown root:bin /lib/svc/method/fjsvwhwr
2. 次のコマンドを実行して、手書き文字認識サービスをSMFサービスに登録し起動します。
# svccfg -v import /var/svc/manifest/application/fjsvwhwr.xml
# svcadm enable svc:/application/fjsvwhwr:default
参考
手書き文字認識サービスが正常に起動しているか確認する場合は、次のようにsvcsコマンドを実行します。
# svcs -p svc:/application/fjsvwhwr
正常に起動している場合は、次のように、"STATE"が"online"と表示されます。
STATE STIME FMRI
online hh:mm:ss svc:/application/fjsvwhwr:default
その他、手書き文字認識サービスをSMFサービスで利用する場合について詳しくは、「コマンドリファレンス」の7.2.1項を参照してくだ さい。
◆rcスクリプトを利用する場合 手順
1. カレントディレクトリを、"Charset-Web入力のインストール先/service/HWRecog"ディレクトリに変更します。
2. S99FJSVwhwrコマンドを"start"オプション付きで実行します。
例
手順1、2のコマンドライン操作の例
# cd /opt/FJSVjsvr/service/HWRecog
# ./S99FJSVwhwr start
3. OSの起動時に手書き文字認識サービスが自動的に起動するように設定します。
/etc/rc2.dに、S99FJSVwhwrコマンドへのシンボリックリンクを作成します。
例
コマンドライン操作の例
# cd /etc/rc2.d
# ln -s /opt/FJSVjsvr/service/HWRecog/S99FJSVwhwr S99FJSVwhwr
参考
・ 手書き文字認識サービスが正常に起動しているか確認する場合は、次のようにpsコマンドを実行します。
# ps -ef | grep crserv2
上記コマンドの実行結果として、プロセス"crserv2"について表示されることを確認します。
・ 手書き文字認識サービスを停止する場合は、次のコマンドを実行します。
# cd /opt/FJSVjsvr/service/HWRecog
# ./S99FJSVwhwr stop
その他、手書き文字認識サービスをrcスクリプトで利用する場合について詳しくは、「コマンドリファレンス」の7.2.2項を参照してくださ い。
6.6.2 MySQLの動作環境設定(JSVR-Webサービス運用)
次の手順で、MySQLの動作環境を設定します。また、MySQLに対して、「Web用のユーザ」と「辞書反映用のユーザ」を登録し、権限 を設定します。
手順
1. カレントディレクトリを、MySQLのインストール先に変更します。
2. サンプルとして準備されている設定ファイルを/etcディレクトリにコピーします。
3. アクセス管理データベースを作成するためのスクリプトファイルを実行します。
例
手順1~3のコマンドライン操作の例
# cd /usr/local/mysql
# cp ./support-files/my-medium.cnf /etc/my.cnf
# ./scripts/mysql_install_db
4. 手順の2でコピーした設定ファイル"/etc/my.cnf"を、テキストエディタで次のように編集します。
設定内容の追加
- [mysql]セクション
default-character-set=cp932
- [mysqld]セクション
default-character-set=cp932 skip-character-set-client-handshake
注意
- default-character-setの値には、Charset-Web入力の運用文字コードに関係なく、必ず"cp932"と記述する必要があります。
- [mysql]セクションが、"/etc/my.cnf"に存在しない場合は、セクションを作成してください。
設定内容の無効化
- [mysqld]セクション
#log-bin
注意
"log-bin"と記述されている行の先頭に"#"を追加して、行全体をコメントアウトすることにより、設定を無効化します。
5. データベース、MySQLの設定ファイル、および辞書反映ツールが使用するバックアップフォルダの所有者の設定を行います。
例
コマンドライン操作の例
# chown root /etc/my.cnf
# cd /usr/local/mysql
# chown -Rh root .
# chown -Rh mysqlusr:mysql data
# chown -Rh mysqlusr:mysql /opt/FJSVjsvr/dic
# chown -Rh mysqlusr:mysql /opt/FJSVjsvr/pio/backup
太字斜体部分("mysqlusr"および"mysql")については、実際に使用する値を適用してください。
6. 「6.4 マルチ文字コードオプションのインストール」でマルチ文字コードオプションを導入した場合は、そのデータベースの所有者 設定を行います。マルチ文字コードオプションを導入しない場合は、この手順を省略してください。
例
コマンドライン操作の例
# chown -Rh mysqlusr:mysql /opt/FJSVjsvrm/dic
太字斜体部分("mysqlusr"および"mysql")については、実際に使用する値を適用してください。
7. 次の手順で、MySQLのコマンドを使って、データベースの権限を設定します。
1. カレントディレクトリをMySQLのインストール先に変更し、MySQLデーモンを起動した後、MySQLの対話モードを開始しま す。