第6章 部門サーバのインストール
6.3 Charset-Web 入力のインストール
6.3.3 FJSVjsvrパッケージのインストール
トコンテナが使用するJDKのインストール先(ホームディレクトリ)を指定してください。
6.1.2 Webサーバとサーブレットコンテナ環境の準備
Webサーバとサーブレットコンテナ環境として、次のいずれかの環境が必要です。Charset-Web入力のインストール前に、いずれかが 動作する環境を構築してください。
Webサーバ サーブレットコンテナ
Interstage Application Server Interstage Application Server
Apache Tomcat
注意
Webサーバやサーブレットコンテナとして、Apache / Tomcatを利用する場合、これら自身の動作や設定方法については、本製品のサ ポート範囲外となります。
環境を構築する際の注意事項を次に示します。
◆Interstage Application Serverの環境構築
Webサーバおよびサーブレットコンテナとして、Interstage Application Serverを使用する環境を構築する場合の留意点を示します。
・ Interstage Application ServerのServletサービスとして、「Tomcat 5.5ベースのServletサービス」を使用してください。
・ Interstage Application Serverが提供するJDK/JREのうち、JDK 5.0を使用してください。
インストール手順については、「Interstage Application Server インストールガイド」を参照してください。
◆ApacheとTomcatの環境構築
WebサーバとしてApacheを使い、サーブレットコンテナとしてTomcatを使用する環境を構築する場合の留意点を示します。
Apacheのバージョンについて
Charset-Web入力では、Apache 2.0を利用することができます。
Tomcatのバージョンについて
Charset-Web入力では、Tomcat 5.5を利用することができます。
本マニュアルの説明で例示する環境について
ApacheとTomcatの連携方法について、本マニュアルでは、"mod_jk"を使用した環境について説明します。なお、連携に関する設
定はあらかじめ作成されているものとします。
Apacheの設定について
Apacheの設定ファイル"httpd.conf"に"AddDefaultCharset"の設定があり、かつ値として"Shift_JIS"以外の値が設定されていると、
Charset-Web入力のツールバーから起動するオンラインヘルプが文字化けします。このときは、オンラインヘルプが存在する、ドキュ
メントルートからのパス(/j_svr/page/ime/help)に対して、キャラクタセットの設定を行ってください。詳しくは、Apacheのマニュアルを参 照してください。
例
http.confでの設定例
<Location /j_svr/page/ime/help >
AddDefaultCharset Shift_JIS
</Location>
6.2 MySQLのインストール
ここでは、Charset-Web入力に同梱されているMySQLのインストールについて説明します。
注意
ここでは、Charset-Web入力のCD-ROMのうち、ラベルに「クライアント用」と書かれていない媒体を使用します。本マニュアルでは、こ の媒体を「「Charset-Web入力」のCD-ROM」と表記します。
6.2.1 MySQLのユーザ名とパスワードについて
Charset-Web入力でMySQLを使用するために、次のアカウントおよびユーザをMySQLに設定します。
名称 説明
mysqldの実行用のアカウント MySQLのデーモンmysqldを実行するためのアカウント
Web用のユーザ Charset-Web入力の本体部分がMySQLにアクセスするためのユーザ 辞書反映用のユーザ 辞書反映ツールがMySQLにアクセスするためのユーザ
上記のうち、mysqldの実行用のアカウントは、Solarisのアカウントとして作成します。また、Web用のユーザおよび辞書反映用のユーザ にはパスワードの設定が必要です。本マニュアルでの、アカウントの作成箇所、ユーザ名/パスワードの設定箇所、および設定例は次 の表のとおりです。実際のインストール手順では、運用環境などに応じてそれぞれ独自の値を決定して使用してください。
名称 設定箇所 設定値の例
mysqldの実行用のアカウント 「6.2.2 インストール手順」の手順3 ユーザアカウント
→"mysqlusr"
名称 設定箇所 設定値の例 上記アカウントのグループ
→"mysql"
上記アカウントのパスワード
→設定しない Web用のユーザ 「6.3.3 FJSVjsvrパッケージのインストール」の手順4の
(*23)~(*26)で設定する、ユーザ名とパスワード
ユーザ名
→"mysqlid"
パスワード
→"mysqlpass"
辞書反映用のユーザ 「6.3.3 FJSVjsvrパッケージのインストール」の手順4の (*27)~(*30)で設定する、ユーザ名とパスワード
ユーザ名
→"mysqladminid"
パスワード
→"mysqladminpass"
注意
mysqldの実行用のアカウントを「ログインできないアカウント」にするために、このアカウントにはパスワードを設定しないでください。
6.2.2 インストール手順
MySQLのインストール手順について説明します。
注意
・ この項では、CD-ROMのマウント先を"[マウントポイント]"と表記します。
・ MySQLのインストール先を"/usr/local/mysql"として説明します。なお、インストール先をこのディレクトリから変更しないでください。
手順
1. 「Charset-Web入力」のCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入し、マウントします。
2. カレントディレクトリを、"/usr/local"ディレクトリに変更します。このディレクトリが無い場合は、あらかじめ作成します。
3. CD-ROM内の"/MySQL"ディレクトリにあるMySQLの関連ファイルをSolarisのバージョンに従って選択し、カレントディレクトリに
コピーします。
Solaris 9の場合
"mysql-standard-4.1.19-sun-solaris2.9-sparc.tar.gz"を、カレントディレクトリにコピーします。
Solaris 10の場合
"mysql-standard-4.1.19-sun-solaris2.10-sparc.tar.gz"を、カレントディレクトリにコピーします。
4. mysqld(MySQLのデーモン)を動作させるためのグループとユーザアカウントを作成します。
注意
作成するアカウントについて
上記で作成したユーザアカウントを「ログインできないアカウント」にするために、このアカウントにはパスワードを設定しないでく ださい。
例
手順2~4のコマンドライン操作の例("/usr/local"ディレクトリを作成する場合)
Solaris 9の場合
# cd /
# mkdir usr
# cd /usr
# mkdir local
# cd local
# cp [マウントポイント]/MySQL/mysql-standard-4.1.19-sun-solaris2.9-sparc.tar.gz .
# groupadd mysql
# useradd -g mysql mysqlusr Solaris 10の場合
# cd /
# mkdir usr
# cd /usr
# mkdir local
# cd local
# cp [マウントポイント]/MySQL/mysql-standard-4.1.19-sun-solaris2.10-sparc.tar.gz .
# groupadd mysql
# useradd -g mysql mysqlusr
mysqldの実行用のグループとユーザアカウント(上記の太字斜体部分"mysql"および"mysqlusr")については、実際に使用する
値を適用してください。
5. 次のコマンドを実行し、MySQLをインストールします。
Solaris 9の場合
# gunzip < mysqlstandard4.1.19sunsolaris2.9sparc.tar.gz | tar xvf
-# ln -s mysql-standard-4.1.19-sun-solaris2.9-sparc mysql
# cd /usr/local/mysql
# chgrp -Rh mysql .
# rm /usr/local/mysql-standard-4.1.19-sun-solaris2.9-sparc.tar.gz Solaris 10の場合
# gunzip < mysqlstandard4.1.19sunsolaris2.10sparc.tar.gz | tar xvf
-# ln -s mysql-standard-4.1.19-sun-solaris2.10-sparc mysql
# cd /usr/local/mysql
# chgrp -Rh mysql .
# rm /usr/local/mysql-standard-4.1.19-sun-solaris2.10-sparc.tar.gz
mysqldの実行用のグループ(上記の太字斜体部分"mysql")については、実際に使用する値を適用してください。
6.3 Charset-Web入力のインストール
ここでは、Charset-Web入力のインストールについて説明します。
注意
・ ここでは、Charset-Web入力のCD-ROMのうち、ラベルに「クライアント用」と書かれていない媒体を使用します。本マニュアルでは、
この媒体を「「Charset-Web入力」のCD-ROM」と表記します。
・ この節では、CD-ROMのマウント先を"[マウントポイント]"と表記します。
・ この節で記載するパッケージ登録時の質問応答内容には、日本語のメッセージが含まれていますが、OSの環境によっては、英語 で表示される場合があります。
・ ここで説明するインストール手順によって、次の3つのパッケージが登録されます。
パッケージ名 説明
FSUNiconv iconv(標準コード変換)
FSUNadj Charset Manager-A
FJSVjsvr Charset-Web入力
6.3.1 FSUNiconvパッケージのインストール
参考
インストール手順については、Charset-Web入力の「インストールガイド」の付録Aも参照してください。
手順
1. 「Charset-Web入力」のCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入し、マウントします。
2. pkgadd(1M)コマンドを実行し、CD-ROMドライブからインストールを行います。入力要求がされたら、[Enter]キーを入力します。
# pkgadd -d [マウントポイント]/CharsetMGR/FSUNiconv 次のパッケージを利用できます:
1 FSUNiconv iconv standard code converter (sparc) 1.2.6
パッケージ (複数可) を選択してください (すべてのパッケージを 処理するには 'all' を入力してください)。 (default: all) [?,??,q]:
3. 環境変数PATHおよびLD_LIBRARY_PATHを設定します。
Bシェルの場合
# PATH=/etc/opt/FSUNiconv/bin:$PATH
# LD_LIBRARY_PATH=/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH
# export PATH
# export LD_LIBRARY_PATH
必要に応じて、シェルの初期設定ファイル(/.profile等)に設定を記述してください。
注意
環境変数PATHへパスを追加する際は、"/usr/bin"よりも前に追加してください。
6.3.2 FSUNadjパッケージのインストール
参考
・ 本項では、Charset Managerの資源配付機能を使用することを前提として手順を説明します。
・ インストール手順については、Charset-Web入力の「インストールガイド」の付録Aも参照してください。
手順
1. 「Charset-Web入力」のCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入し、マウントします。
2. pkgadd(1M)コマンドを実行し、CD-ROMドライブからインストールを行います。入力要求がされたら、[Enter]キーを入力します。
# pkgadd -d [マウントポイント]/CharsetMGR/FSUNadj 次のパッケージを利用できます:
1 FSUNadj Interstage Charset Manager Standard Edition Agent (sparc) V9.1.1
パッケージ (複数可) を選択してください (すべてのパッケージを 処理するには 'all' を入力してください)。 (default: all) [?,??,q]:
3. Charset Managerの資源配付機能を使用するために、環境設定用のシェルスクリプトを使用して設定を行います。
次のようにスクリプトを実行します。
# /etc/opt/FSUNadj/usr/bin/install_setenv.sh
注意
- Charset Managerの資源配付機能を使用する場合は、資源管理サーバのサーバ名を確認しておいてください。
- Charset Managerの資源配付機能を使用しない場合は、ここで説明する設定は不要です。例えば、次のような場合が該当し
ます。
- 外字申請モデルを利用する場合
- 辞書反映ツールを「配付先フォルダの直接指定による運用」で運用する場合
4. Charset Managerの資源配付機能デーモン(配付デーモン)の設定を質問応答形式で行います。次の(*1)~(*8)の問い合わせに
それぞれ入力し、[Enter]キーを押してインストールを進めてください。
# Please choose a Charset Manager environment setting.
# 1: Yes 2: No (default: No) > 1 (*1)
#
# Please choose a use shell.
# 1: bsh 2: csh (default: bsh) > 1 (*2)
#
# Please input java install directory.
# java install directory: > /opt/FJSVawjbk/jdk5 (*3)
#
# Please input Charset Manager-M server name or IP address.
# Server name or IP address: > manager (*4)
#
# Please choose a use SMF service.
# 1: Yes 2: No (default: No) > 1 (*5)
#
# Please choose a Charset Manager delivery daemon auto start.
# 1: Yes 2: No (default: No) > 1 (*6)
#
# Please choose a Charset Manager environment confirmation.
# use shell : bsh
# java home : /opt/FJSVawjbk/jdk5
# server name : manager
# use SMF service : Yes
# auto daemon start : Yes
# 1: OK 2: Re-input 3: CANCEL > 1 (*7)
#
# Please choose a charset environment file add $HOME/.profile.
# 1: Yes 2:No (default: No) > 1 (*8)
#
# <<<<<<<<<< FSUNadj Package environment setting end >>>>>>>>>>
# Please reboot a system.
番号 入力 (*1) "1"と入力してください。
(*2) 使用しているシェルに該当する数値を入力します。BシェルまたはCシェル以外のシェルを使用している場合は、使 用しているシェルに近いシェルを選択してください。例えば、bashを使用している場合は"1"(Bシェル)を選択してく ださい。
(*3)~
(*6)
配付デーモンの設定を行います。詳しくは「配付デーモンの設定」を参照してください。
(*7) 入力した内容が表示されます。問題ない場合は"1"と入力してください。入力をやり直す場合は"2"と入力すると、(*1) の箇所まで戻ります。"3"と入力すると、入力内容を破棄して手順4を終了します。
(*8) ログインシェルにCharset Managerの環境設定のためのシェルを追加するか設定します。詳しくは「ログインシェルの 設定」を参照してください。
配付デーモンの設定
設定手順中の(*3)~(*6)については、次の説明を参考にしてください。
- (*3)では、Charset Managerの資源配付機能が使用するJavaのインストール先を設定します。
- (*4)では、資源管理サーバのサーバ名またはIPアドレスを設定します。
- (*5)は、Solaris 10の場合のみ表示されます。
配付デーモンの設定と実行にSMFサービスを利用する場合は"1"と入力します。SMFサービスを利用しない場合に は、"2"と入力します。"1"と入力すると、以下のシンボリックリンクが作成されます。
ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/fjsvadjsv.xml /var/svc/manifest/application/fjsvadjsv.xml
ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/fjsvadjsv /lib/svc/method/fjsvadjsv ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/
SMF/FSUNadj /etc/init.d/FSUNadj
- (*6)では、OS起動/停止時に、配付デーモンを自動的に起動/停止するかどうか設定します。"1"と入力すると、以下のよ
うに設定されます。
Solaris 10でSMFサービスを利用する場合 以下のコマンドが実行される
svccfg -v import /var/svc/manifest/application/fjsvadjsv.xml svcadm enable svc:/application/fjsvadjsv:default
Solaris 10でSMFサービスを利用しない場合、またはSolaris 9の場合 以下のシンボリックリンクが作成される
ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/S99FSUNadjsv /etc/rc2.d/S99FSUNadjsv ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/S99FSUNadjsv /etc/rc0.d/K99FSUNadjsv
また、"2"と入力すると、以下のように設定されます。なお、Solaris 10でSMFサービスを利用しない場合、またはSolaris 9 の場合は、何も設定されません。
Solaris 10でSMFサービスを利用する場合
以下のコマンドが実行される
svcadm disable -s svc:/application/fjsvadjsv:default ログインシェルの設定
設定手順中の(*8)については、次の説明を参考にしてください。
- "1"と入力すると、手順の(*2)で選択したシェルのログインシェルにCharset Manager用の環境設定ファイルを追加しま
す。"2"と入力した場合は、ログインシェルには追加されません。