Windows ServerホストのFC HBAでは、Emulex HBAの取り付けと構成—FC(31ページ)およびQLogic HBAの取り付けと構成—FC(32ページ)で設定したパラメーター以外に、SANブート用のパラメーターを 設定する必要はありません。
起動ボリュームとしての LUN の割り当て
Windows Serverホストでは、LUNをFC SANブート用の起動ボリュームとして使用する必要がありま
す。
手順
以下の手順に従って、LUNを起動ボリュームとして割り当てます。
1. HPE 3PAR StoreServストレージ上で、適切なサイズのVVを作成します。
2. Windows Serverホストにエクスポートします。詳細は、ホストへのVLUNのエクスポート(72ペー
ジ)を参照してください。起動LUNは、そのホストにエクスポートする最小のLUN番号でなければな りません。
3. ホストをHPE 3PAR StoreServストレージへの単一パス接続に制限します。HPE 3PAR StoreServス トレージで単一パスのみを利用可能とし、起動ボリュームとなるVLUNへの単一パスのみをホストで 利用可能とします。
FC 起動ボリュームへの、ホスト OS のインストール
HPE 3PAR StoreServストレージでは、Windows Serverホストの起動をサポートしています。Windows
Server OSがHPE 3PAR StoreServストレージから起動するようにインストールできます。推奨設定お
よびガイドに従ってください。
Windows Server OSをHPE 3PAR StoreServストレージのボリューム上にインストールするには、以下 の手順に従います。
78 HPE 3PAR StoreServストレージの起動のホスト定義の作成—FC
手順
1. HPE 3PAR StoreServストレージとWindows Serverホストシステムとの間の接続を、単一パス接続に することをお勧めします。
2. Microsoftのドキュメントに記載されている標準的な手順に従って、起動可能デバイス上にOSをイン
ストールします。
3. Windows Serverシステムを再起動します。HPE 3PAR StoreServストレージのボリュームは、
Windows Server OSを使用して構成されます。
FC SAN ブート用の複数パスの接続
Windows Serverホストが完全に起動しオンラインになった後に、以下の作業を実行して、ファブリック
接続の追加のパスを接続するか、またはHPE 3PAR StoreServストレージシステムに直接接続します。
手順
1. HPE 3PAR StoreServストレージ上で、createhost -add <hostname> <WWN>を実行して、HPE
3PAR StoreServストレージの定義済みのホスト定義に新たなパスを追加します。
2. Windows Serverホスト上でデバイスの再スキャンを実行します。Windows Serverホスト上の新し
いデバイスのスキャン(73ページ)を参照してください。
3. Windows Serverシステムを再起動します。
FC SANブート用の複数パスの接続 79
Microsoft MPIO 構成のフェイルオーバークラ スタリングの使用
HPE 3PAR StoreServストレージは、フェイルオーバークラスタリングをサポートしています。
手順
1. Microsoftの推奨事項に従ってクラスターをセットアップします。
80 Microsoft MPIO構成のフェイルオーバークラスタリングの使用
仮想化環境でのフェイルオーバークラスタリン グの使用
HPE 3PAR StoreServストレージでは、一部のVMware ESX/ESXi仮想化環境でゲストOSのクラスタリ ングとして、フェイルオーバークラスタリングがサポートされています。セットアップおよび構成上の目 的においては、そのような環境はVMware ESX構成とみなされます。
ESX/ESXiホストのセットアップについては、Hewlett Packard Enterprise Information LibraryのWebサイ トにあるHPE 3PAR VMware ESX/ESXi実装ガイドを参照してください。
VMware ESX上の1組の仮想マシン内でのWindows Server 2016/2012/2008のフェイルオーバークラス ターの構成に関するその他の情報については、VMware KB-000269-02(ESX/ESXi 4.0用)またはVMware KB-000271-00(ESX/ESXi 4.1用)を参照してください。
詳しくは
http://www.hpe.com/info/storage/docs
仮想化環境でのフェイルオーバークラスタリングの使用 81
HPE 3PAR オールフラッシュアレイ
HPE 3PAR OS 3.2.1以降、HPE 3PARでは、パフォーマンス、密度、耐障害性、およびデータモビリテ
ィを大幅に改善するオールフラッシュアレイを導入しました。
OLTP、VDI、ビジネス分析、およびその他のデータサービスなどのアプリケーションは、HPE 3PARオ
ールフラッシュアレイによる改善を利用しています。これらの改善を利用するために、アレイの特別な設 定は不要です。
HPE 3PARオールフラッシュアレイの詳細は、ホワイトペーパーHPE 3PAR StoreServ: Optimized for Flash(Hewlett Packard Enterprise Storage Information LibraryのWebサイトで入手可)を参照してくだ さい。
注記:
• Windows 2012および2016ホストは、各種のボリュームプロビジョニングタイプおよびファイ
ルシステムタイプを、「ドライブの最適化」メニューの異なる「メディアの種類」として識別し、
最適化後の動作が異なります。次の表に、「ドライブの最適化」メニューの「メディアの種類」
と、最適化後に予期されるステータスを示します。
ファイルシステ ムタイプ
プロビジョニン グタイプ
Windows 2012R2および 2016が示す「ド ライブの最適化」
の「メディアの種 類」
Windows 2012R2の最適化 後のステータス
Windows 2016 の最適化後のス テータス
NTFS シンプロビジョ ニング
仮想プロビジョ ニング対応ドラ イブ
OK OK
ReFS シンプロビジョ ニング
仮想プロビジョ ニング対応ドラ イブ
最適化は使用で きません
OK
NTFS フルプロビジョ ニング
ソリッドステー トドライブ
最適化は使用で きません
最適化は使用で きません ReFS フルプロビジョ
ニング
ソリッド ステー ト ドライブ
最適化は使用で きません
最適化は使用で きません
• オールフラッシュアレイ上のボリュームには、フラグメントの除去またはデータ配置の最適化を 行うユーティリティまたはコマンドは実行しないでください。このようなアクションは、ソリッ ドステートドライブ(SSD)デバイスに不必要な損傷を与えます。スピンするメディアとは異な り、SSDデバイスには本質的に回転遅延がないため、フラグメント除去または最適化を行って も、メリットはありません。データ管理コマンドがSSDデバイスを認識するかどうかについて は、ホストOSのドキュメントを参照するかまたはベンダーに相談して、その動作を適切に調整 してください。
• SSDデバイスには最適化によるメリットはなく、SSDドライブに損傷を与えます。このため、
HPE 3PARでは、ドライブの最適化を実行しないことをお勧めします。
82 HPE 3PARオールフラッシュアレイ
HPE 3PAR File Persona
HPE 3PAR OS 3.2.1 MU2から、HPE 3PAR File Personaソフトウェアが利用可能になりました。HPE
3PAR File Personaソフトウェアは、ファイルサービスおよび、以下のようなネットワークプロトコルに
よるファイルストレージへのアクセスを提供します。
• サーバーメッセージブロック(SMB)
• ネットワークファイルシステム(NFS)
• Web分散オーサリングとバージョン管理(WebDAV)
サポートされているHPE 3PAR StoreServストレージモデルとクライアントの構成に関する情報は、
SPOCKのWebサイト(SPOCK Home > Explore Storage Interoperability With SPOCK > Explore 3PAR StoreServ Storage interoperability > Explore 3PAR File Persona interoperability)を参照して ください。
必要なセットアップおよびガイドラインを含む、HPE 3PAR File Personaソフトウェアのすべての情報 は、Hewlett Packard Enterprise Information LibraryのWebサイトにあるHPE 3PAR File Personaユーザ ーガイドを参照してください。
詳しくは
http://www.hpe.com/storage/spock http://www.hpe.com/info/storage/docs
HPE 3PAR File Persona 83
CLI コマンドによるファイルサービス内の NFS ファイル共有のマウント
手順
1. ホスト上のIPインターフェイスを構成するために、展開されているWindowsのバージョンの、
Windows Serverのドキュメントを参照します。
注記:
3PAR StoreServストレージが提供するファイルサービスを使用するための、Windows Serverク
ライアントの構成要件は、他のネットワークファイルシステムの使用と変わりません。ホストの 構成についての詳細は、Windowsのドキュメントを参照してください。
2. showvfsコマンドを実行して、ファイルサービス内に作成されている仮想ファイルサーバーのIPアド レスを検索します。
cli% showvfs
VFS FPG IPAddr State Commentvfs11 fpg11 10.10.1.114 normal vfs02 fpg02 10.10.1.113 normal vfs12 fpg12 10.10.1.115 normal - 4 total
3. showfshare nfs -dコマンドを使用して、マウントしているNFS共有の共有パスを検索します。
4. この例では、File Provisioning group = fpg1、Virtual File server = vfs1、File Store = fstore1、NFS share
= share 1、Share Directory = share_dirが、ファイルサービス内に作成されています。 この例の完 全ディレクトリパスは、共有をマウントするパスを示しています。この例のオプションは、共有の現 在のオプションを示しています。共有のデフォルトのオプションは、sync、auth_nlm、wdelay、 sec=sys、no_all_squash、crossmnt、secure_subtree_check、hide、root_squash、ro です。
cli% showfshare nfs -d
Share Name : fshare11 File Provisioning Group : fpg11 Virtual File Server : vfs11 File Store : fstore11 Share Directory : sharedir11
Full Directory Path : /fpg11/vfs11/fstore11/sharedir11 State : normal
Clients : *
Options : no_all_squash, no_root_squash, crossmnt, rw, hide, sync, auth_nlm, secure, sec=sys, wdelay, subtree_check
Comment :
5. Windows Serverホストで、mountコマンドを使用して共有をマウントします。デフォルトでは、
Solaris 10および11の両方のバージョンが、NFSバージョン4でマウントを行います。NFSバージョ
ン3でマウントを行うには、vers=4の代わりにvers=3を使用します。
84 CLIコマンドによるファイルサービス内のNFSファイル共有のマウント
# mount -F nfs -o vers=4 10.8.0.80:/fpg1/vfs1/fstore1/share_dir /mnt/
test_tc1
CLIコマンドによるファイルサービス内のNFSファイル共有のマウント 85