HPE 3PAR OS 3.2.2から、HPE 3PAR StoreServ 20000および8000ストレージシステムは、Enterprise
iSCSI、つまりデータセンターブリッジング(DCB)のiSCSI(ロスレスイーサネット)をサポートして
います。DCBは、イーサネットLANを、クラスター化およびストレージのネットワーク使用のために拡 張しています。
DCBを使用すると、異なるイーサネットトラフィックを、異なる優先度でセットアップおよび構成でき、
それらが異なるパイプであるかのように取り扱うことができます。リンクに対して帯域幅を割り当てる ことで、キューのオーバーフローによるパケットの紛失を防止することができます。
Enterprise iSCSIのサポートには、HPE 3PARのiSCSIターゲットポート上での特別な設定は不要です。
各SAN環境は異なっており、その要件も異なるため、1つのスイッチネットワーク構成がすべてのSAN 環境に適用されることはありません。DCBをサポートするイーサネットスイッチ上でiSCSIを構成する には、スイッチのベンダーの構成ガイドを参照してください。
HPE 5900ネットワークスイッチシリーズを構成するには、Hewlett Packard Enterprise Information LibraryにあるHPE FlexFabric 59xx/57xx Switch Seriesを参照してください。
サポートされているDCBイーサネットスイッチについては、SPOCKのWebサイトを参照してくださ い。
詳しくは
http://www.hpe.com/networking/library http://www.hpe.com/storage/spock
38 Enterprise iSCSI
イニシエーターポートとターゲットポートの設定 —iSCSI
重要:
HPE 3PAR F200/F400またはT400/T800 1Gb iSCSIターゲットに接続されているWindows Server
2012/2008サーバーでは、MPIOのフェイルオーバー時間を短くするには、MPIOのパス検証を有効
にする必要があります。
Microsoft MPIOのパス検証を有効にしてください。
1. コマンドラインまたはPowerShellウィンドウで、regeditコマンドを実行します。
2. レジストリエディターウィンドウで、次のレジストリキーを表示させます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\mpio\Parameters
3. UseCustomPathRecoveryIntervalに1、PathVerifyEnabledに1を設定します。
4. 設定を有効にするためにホストを再起動します。
iSCSIイニシエーターポートとHPE 3PAR StoreServストレージのiSCSIターゲットポート間のiSCSI トラフィックをルーティングできなければなりません。
手順
1. ホストのiSCSIイニシエーターポートとHPE 3PAR StoreServストレージのiSCSIターゲットポート をスイッチに接続します。
2. iSCSIイニシエーターホスト上でpingコマンドを使用して、HPE 3PAR StoreServストレージの
iSCSIターゲットポートにアクセスできることを確認できます。
HPE 3PAR StoreServ ストレージの構成—iSCSI
HPE 3PAR OS 3.2.2から、HPE 3PAR StoreServ 20000および8000ストレージシステムは、iSCSIに対 してIPv4アドレスの指定だけではなく、IPv6アドレスの指定もサポートしています。これらのアレイ上
のiSCSIターゲットポートは、各iSCSIポートに対して複数のIPアドレスをサポートしています。IPア
ドレスは、すべてIPv6、すべてIPv4、または両方のIPアドレス指定のタイプの組み合わせとすることが できます。
HPE 3PAR StoreServ 20000および8000ストレージシステムは、IPv4およびIPv6アドレス指定の両方 で、iSCSIに対してVLANタギングもサポートしています。HPE 3PAR StoreServ 20000または8000ス トレージシステムをIPv6で構成するには、HPE 3PAR iSCSIのIPv6アドレス指定およびVLANタギン グ—iSCSI(41ページ)を参照してください。
手順
iSCSI用のIPv4アドレス指定:
1. HPE 3PAR StoreServストレージのiSCSIポートがiSCSI用に構成されていない場合には、次のコマ ンドを実行します。
# controlport config iscsi -f N:S:P
2. showport -iscsiコマンドを使用して、iSCSIポートの現在の設定を確認します。
以下の例では、ポートがオフラインかつ未構成です。
イニシエーターポートとターゲットポートの設定—iSCSI 39
# showport -iscsi
N:S:P State IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway TPGT MTU Rate iSNS_Addr iSNS_Port STGT VLAN
0:3:1 offline 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 1 1500 n/a 0.0.0.0 3205 1 Y
0:3:2 offline 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 2 1500 n/a 0.0.0.0 3205 2 Y
1:3:1 offline 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 101 1500 n/a 0.0.0.0 3205 101 Y
1:3:2 offline 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 102 1500 n/a 0.0.0.0 3205 102 Y
3. controliscsiport addrコマンドを使用して、iSCSIターゲットポートのIPアドレスおよびネッ トマスクアドレスを設定します。
# controliscsiport addr 10.101.1.31 255.255.0.0 -f 0:3:1
# controliscsiport addr 10.101.1.131 255.255.0.0 -f 1:3:1 4. 構成を確認します。
以下の例では、2つのポートが準備完了になっています。
# showport -iscsi
N:S:P State IPAddr Netmask/PrefixLen Gateway TPGT MTU Rate iSNS_Addr iSNS_Port STGT VLAN
0:3:1 ready 10.101.1.31 255.255.0.0 0.0.0.0 1 1500 10Gbps 0.0.0.0 3205 1 Y
0:3:2 offline 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 2 1500 n/
a 0.0.0.0 3205 2 Y
1:3:1 ready 10.101.1.131 255.255.0.0 0.0.0.0 101 1500 10Gbps 0.0.0.0 3205 101 Y
1:3:2 offline 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 102 1500 n/
a 0.0.0.0 3205 102 Y
5. createhost -iscsi [options] <hostname> [<iscsi_name>...]コマンドを使用します。
以下に、Windows 2008 R2でのcreatehostコマンドの例を示します。
# createhost -iscsi -persona 15 sqa-dl380g5-08 iqn.
1991-05.com.microsoft:sqa-dl380g5-08
40 Windows Server 2016/2012/2008でのHPE 3PAR StoreServストレージの構成のセットアップ—iSCSI
注記:
Host Personaの詳細と、HPE 3PAR OSのアップグレード後にPersonaを変更する方法について は、ホスト定義の作成—FC(17ページ)を参照してください。
HPE 3PAR OS 3.1.3以降では、Hewlett Packard Enterpriseは、以下のホストに対してhost WindowsServer Persona 15を必要とします。
• Windows Server 2016(HPE 3PAR OS 3.2.2 MU3および3.2.1 MU5以降)
• Windows Server 2012 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2008
HPE 3PAR OS 3.1.2では、Hewlett Packard Enterpriseは、以下のホストに対してhost Generic-ALUA Persona 2を必要とします。
• Windows Server 2012 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2008
HPE 3PAR OS 3.1.1では、Hewlett Packard Enterpriseは以下のHost Personaを必要とします。
• Windows Server 2012 R2の場合、host Generic-ALUA Persona 2
• Windows Server 2012の場合、host Generic-ALUA Persona 2
• Windows Server 2008 R2の場合、host Generic Persona 1
• Windows Server 2008の場合、host Generic-ALUA Persona 2