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【HAVE  A  BREAK 3】

ドキュメント内 流通科学大学卒業論文 (ページ 59-62)

〜なぜホットペッパーの CM はあんなにおもしろいのか!?〜 

リクルートのホットペッパーのCMは、映画のワンシーンのような映像にまったく関係 のない商品メッセージをのせることで、ギャップの面白さを狙っている。音声は製作者の

「山崎隆明さん」の声。一人二役で吹き替えしている。プロのナレーターよりも素人が喋 る事で、異物感を狙っているのだ。

広告において、この異物感は大事で、類型的な意外性のない表現では、全くメッセージ が伝わらない。約3000本流れている CM の中で覚えられているのは、平均3.5本。

視聴者はとてもシビアである。CM は観てもらえるものという前提で企画を考えると、大 失敗してしまう。      ↑

  <電通関西支社クリエイティブ局CMプランナー:山崎隆明さん>

製作者は、劣悪な状況下で CM を観てもらうための工夫をしなければいけないという。

ホットペッパーに関して言えば、あの素人の音声が、生命線だ。コピー自体はなんのレト リックもパワーのある言葉でもない。普通の喋り言葉だ。ただ、あの映画風映像に合わせ て、あの素人の声で喋るだけで、CM のアタマから、ほかとは違う独特の世界観と面白み が生まれてくる。

山崎さんの場合、企画するときは理屈で考えるのではなく、思いつきで作るように心が けているそうだ。ただの思いつきで作った企画の方が、脳を使って考えた企画よりも伝達 力が高いような気がするらしい。理屈で作った企画は、どうしても爆発しないというか、

意外性に乏しい。思い付きには、それだけで飛躍が生まれ、うまく商品に落とせば意外性 のある広告になるわけだ。

 

        リクルート・ホットペッパー:「食べました」篇

このCMも偶然夜中に映画を見ていて思いついたらしく、後日早速その映画に自分の声 を吹き込んで、簡単なビデオコンテを作り、お得意様に持って行った。実作業では、映画 の映像が借りられなかったので、50年代のアメリカ映画風映像を新たに撮影している。

CMの評判はよく、売上も爆発的に伸びた模様。

特に一番評判のよかった「食べました」篇に関しては、最初から一切コピーを考えずに、

絵を編集してダビング時に一気にアドリブに近い形で完成させたもので、製作者としては 本当に刺激的な作品になったそうだ。

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また、このCMは2002年に最も優れたクリエイティブ活動を行ったクリエイターに 贈られる、2002年「クリエイター・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。「クリエイター・

オブ・ザ・イヤー」は、平成元年に社団法人日本広告業協会が制定したもので、今年で1

5回目を迎えている。これは、(社)日本広告業協会の会員社の中から、その年に最も優れ たクリエイティブ活動を行ったクリエイター1名に与えられるものである。

山崎さんの手掛けるCMは他に、マンダム「ギャッビーブリーチカラー/人生いろいろ」。 大日本除虫菊「タンスにゴンゴン」、サントリー「BOSS/工事現場」などがある。

       

   

マンダム・ナチュラルブリーチカラー      金鳥タンスにゴンゴン

      「モヒカン」篇      「そうそう」篇/沢口靖子

           

ドキュメント内 流通科学大学卒業論文 (ページ 59-62)

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