Express Protectは、HPE 3PAR StoreServからHPE StoreOnceへのバックアップを使用して、第二のデータ
保護を提供します。HPE StoreOnceへのバックアップは、ボリュームのブロックレベルのコピーで、スペー スを節約するために重複排除されています。また、元のベースボリュームが失われても、元どおりに回復する か、または別のHPE 3PAR StoreServまたはHPE StoreVirtualに回復するために使用することができます。
Express Protect の作成
Express Protectバックアップを作成するには、以下の手順に従います。
手順
1. HPE Recovery Manager Central > Express Protectを選択します。
2. + Express Protectを選択するか、またはActionsメニューのAddを選択して、以下の詳細を指定しま す。
図20: Express Protect
複製されたボリュームの使用 67
タイトル 名前 説明
General Name Express Protectの名前を指定します。
Description 分かりやすい説明を指定します。
Backup Policy バックアップポリシーを選択します。
Backup Type 次のいずれかを選択します。
• Auto:ストレージシステムでは、増分バックアップが最
初に試みられます。操作が失敗した場合、最適化バック アップ(データがあるブロックのみがコピーされます)
が試みられます。最適化バックアップ操作も失敗した場 合は、フルバックアップが実行されます。最適化バック アップは、フルバックアップよりも高速です。
• Full Backup:フルバックアップを実行します。自動バッ クアップが失敗した場合に実行されます。
注記:
Hewlett Packard Enterpriseでは、Backup Typeとして Autoを選択することをお勧めします。
Snapshot Set Type 次のいずれかを選択します。
• Existing:既存のスナップショットを選択します。
• New:スナップショットセットを作成します。詳しくは、
スナップショットセットの作成(54ページ)を参照してく ださい。
Snapshot Set Snapshot Set スナップショットセットを選択します。
3. Addをクリックします。
注記:
• 増分バックアップを実行するには、選択されたリカバリセットについて、親スナップショットセ ットと、それに対応するExpress Protectが利用可能な状態でなければなりません。
たとえば、以下のようになります。
この場合、Snapshot1とBackup1が利用可能な状態の場合にだけ、Snapshot2の増分バックア ップが実行されます。
• 増分バックアップのパフォーマンスは、現在のスナップショットと親スナップショット間のデータ変更 量に依存します。
Hewlett Packard Enterpriseでは、増分バックアップについて、以下の事項をお勧めします。
68 RMCリソースの構成
• バックアップを頻繁に実行してください。
• 最新のスナップショットとそのバックアップを保持します。
たとえば、以下のようになります。
この場合、Snapshot 2またはBackup 2を使用できない場合は、Snapshot 3とSnapshot 1の間でデータ 変更が計算されます。そのためバックアップのパフォーマンスは、最新のスナップショットとバックアッ プを比較のために利用できる場合よりも低速になります。
並列バックアップの管理
RMCアプライアンスでサブミットが許されているのは、VMがサポートしている数のジョブだけです。RMC アプライアンスのvCPUとvRAMを再構成して、バックアップジョブが短時間で完了するように構成できま す。増分バックアップでは、フルバックアップと比べて2倍のデータセッション数が必要です。
注記:
RMCでは、リカバリセットに対する複数のバックアップを実行できません。
同時に実行可能なスナップショット数およびCatalystセッション数についての詳細は、QuickSpecsドキュメ ントを参照してください。
バックアップのパフォーマンスを最適化するには、以下の点を考慮します。
• どの時点においてもデータストリームの数が以下の表に示すとおりになるように、バックアップジョブを 計画およびスケジュール設定します。それぞれのRMCアプライアンス構成について、データストリーム 数は、バックアップされるボリューム数と、ボリュームあたりの選択済みストリーム数から計算できます。
vCPU/vRAM 2/8GB(デフォル
ト)
4/16GB 8/32GB 16/64GB
許可される最大データ ストリーム数
NA 64 128 256
• また、HPE StoreOnce BackupシステムのMaximum Concurrent Data and Inbound Copy Jobsを検討 してください。この値は、HPE StoreOnce CatalystのStatusおよびSettingsタブに表示されます。
Express Protectページ(HPE Recovery Manager Central > Express Protect)に、Express Protectの詳細 が表示されます。
Express Protect の編集
Express Protectバックアップを編集するには、以下の手順に従います。
手順
1. HPE Recovery Manager Central > Express Protectの順に選択します。
2. マスターペインからExpress Protectを選択して、ActionsメニューのEditをクリックします。
3. 名前および説明を編集して、OKをクリックします。
並列バックアップの管理 69
Express Protect の削除
削除する前に、すべてのホストからExpress Protectをデタッチしてください。Express Protectバックアップ を削除するには、以下の手順に従います。
手順
1. HPE Recovery Manager Central > Express Protectの順に選択します。
2. マスターペインからExpress Protectを選択して、ActionsメニューのDeleteをクリックします。
3. Yes, Deleteをクリックします。
Express Protect の復元
Express Protectを復元するには、以下の手順に従います。
手順
1. HPE Recovery Manager Central > Express Protectの順に選択します。
2. マスターペインからExpress Protectを選択して、ActionsメニューのRestoreをクリックします。
3. Destinationを選択します。
a. Parent Volume - 親ボリュームに復元します。
b. Other Recovery Set—ドロップダウンリストで選択したリカバリセット内のボリュームにデータを復 元します。
c. New Snapshot Set—HPE 3PAR StoreServでは、元のリカバリセット上に読み書き両用のスナップシ ョットセットが作成され、そこにデータが書き込まれます。
注記: Express Protectが復元されるリカバリセットは、すべてのホストからデタッチしてください。
4. Restoreをクリックします。
注記: HPE StoreVirtual上のシンプロビジョニングされたボリュームにデータを復元する場合、使用およ び割り当てられるスペースが、バックアップボリュームに実際に割り当てられているスペースを超える ことがあります。スペースを手動で回収して、余分に使用されるスペースを減らす必要があります。た
とえば、Windows Server 2012を使用している場合、次のコマンドを使用してスペースを回収してくだ
さい。Optimize-Volume -DriverLetter <Drive_Letter> -ReTrim
Express Protect の再試行
失敗したExpress Protectバックアップを再試行します。
たとえば、失敗した個別のバックアップ操作が存在する場合は、Express Protect操作を再試行することがで きます。再試行操作では、セット内の失敗したバックアップのみが実行されます。
Express Protectの再試行を行うには、以下の手順に従います。
手順
1. HPE Recovery Manager Central > Express Protectの順に選択します。
2. マスターペインからExpress Protectを選択して、ActionsメニューのRetryをクリックします。
3. Submitをクリックします。
Express Protect のキャンセル
アクティブなExpress Protect操作だけを中断します。アクティブな操作を中断するには、以下の手順に従い ます。
70 Express Protectの削除
手順
1. HPE Recovery Manager Central > Express Protectの順に選択します。
2. 実行中のExpress Protectをマスターペインから選択して、ActionsメニューのCancelを選択します。
3. Cancelウィンドウで、Yes, cancelをクリックします。