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入力 コア ペリフェラル

出力 ペリフェラル 双方向

ペリフェラル

Ex. ADC Ex. PWM Ex. CAN

H/W 回路 H/W 回路

半導体レベル ECU(マイコン)レベル システムレベル Low固着

High固着 ドリフト 発振 等

・電源、クロック断

・ROM/RAM 誤データ書込/読出

・I/Oポートからの誤出力

・割り込みタイミングずれ 等

・パリティエラー

・フレームエラー

・オーバーフロー

・タイミングエラー 等

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2012/12/21

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8.3 フォールト注入仕様検討時の留意点

利用目的に応じたフォールト注入の方針を明確にすることが重要である

■フォールト注入方針の策定

・安全設計の検証対象レベルは?

・必要なフォールトの分類は?

・要求精度と検証時間は?

・フォールト注入する箇所は?

・フォールト注入をどう実装する?

■対象レベル

システムモデル

LAN

ECU ECU ECU ECU

プラント モデル

SPILS用ツール PC/

サーバ マイコンモデル

H/W

モデル

オブジェクト コード

モデル

H/W

仮想ECU

vHILS

■モデル抽象度

機能ブロック

モデル 端子レベル

(高精度)

トランザクションレベル

(高抽象度)

■注入手法

Ex. トランザクション, 端子レベル等

Ex. マイコンモデル外 / 内部実装 , 機能ブロック外 / 内実装等

機能ブロック

フォールトモデル フォールト シナリオ マイコンモデル

入力 コア 機能

出力 機能 双方向

機能

I/F 機能 機能

ブロック

Ex. ECU, マイコン, プラントモデル等

マイコン外部実装

(

マイコン影響なし

)

マイコン内部実装

(機能影響なし)

マイコン

モデル

H/W

モデル モデル

H/W

仮想ECU

機能ブロックモデル

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第1章 仮想ECUシミュレータの導入・活用の狙い 第2章 開発プロセス上の位置付け

第3章 現状事例(ユースケース)

第4章 時間精度について

第5章 複数シミュレータの同期化

第6章 モデル間インタフェースについて 第7章 ユーザインタフェース(UI)について 第8章 フォールト注入について

第9章 性能評価(CPU負荷率)

9.1 車載制御ソフトウェアにおけるCPU負荷率とは?

9.2 CPU最大負荷率測定の目的 9.3 用法

9.4 仮想ECUの要件 9.5 今後の動向

第10章 周辺モデル設計における留意点

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9.1 車載制御ソフトウェアにおけるCPU負荷率とは?

実行周期

実行時間

CPU負荷率(%) = 実行時間÷実行周期*100 で求める。

CPU最大負荷率は実行時間が最大となる場合、つまり、

CPU最大負荷率(%) = 最大実行時間÷実行周期*100 となる。

関数

1

関数

2

割込

1

関数

3

<CPU負荷率とCPU最大負荷率>

アイドル動作 アイドル動作

割込

2

※ここで、実行時間とは実行周期内に実行/動作する状態の時間 つまりアイドル動作(実行周期経過待ち)している状態を除く。

最大となる場合を最大実行時間とする

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9.2 CPU最大負荷率測定の目的

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CPU負荷率が100%を超えると

・処理が飛ばされる

・処理タイミングにズレが発生する

・意図していない処理順序になる

等が発生し、結果意図しない動作になることが懸念される。

CPU最大負荷率を測定し、100%迄のマージンを把握することを目的とする。