2. サービス・インスタンスのセットアップ
2.8 利用者データの移出入
2.8.2 DataPump の使用方法
2.8.2.1 DataPump Import の使用方法
/u03 の拡張方法は「3.6.3.2 ストレージの拡張と追加」を参照ください。
/u03 の初期サイズについては「付録 1 サービス・インスタンス作成直後の構成」を参照ください。なお、バックアップの保存先に
「クラウド・ストレージとローカル・ストレージの両方」を選択している場合、/u03 はバックアップデータの保存先としても使用されます。
サービス・インスタンス
バックアップ データ /u04
/u03
データベース・インスタンス
REDOログ
FTP
Z ダンプ
ファイルなど
サービス・インスタンス作成直後の構成 データ登録
アーカイブ・ログ
/u03 が枯渇すると データベースは動作不能
サービス・インスタンス
バックアップ データ /u04
データベース・インスタンス
REDOログ
FTP
Z
ダンプ ファイルなど データ登録
/u11
Z ・・・
アーカイブ・ログ /u03
Z
①移出入するデータは 追加ストレージに配置
②ログの出力抑止 または /u03の拡張
データ移出入時における /u03 枯渇の対策
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2.8.1 FTP サービスの使用方法
FTP サービスを使用するには事前にアクセスルールの設定が必要です。設定が必要なアクセスルールおよび FTP サービスへの接 続情報、ディレクトリ構成は以下の通りです。なお、FTP サービスとの通信は SSL/TLS で暗号化されます。
[設定が必要なアクセスルール]
設定方法は「2.4 アクセスルールの設定」を参照ください。
・FTPS_CTRL
・FTPS_PASV
[FTP サービスへの接続情報]
項目 説明
接続先 IP アドレス サービス・インスタンスに割り当てられているパブリック IP アドレス
接続先ポート 21
ユーザー名 ftpuser
パスワード サービス・インスタンス作成時に指定した「管理パスワード」
TLS バージョン 1.1 または 1.2
[ディレクトリ構成]
用途ごとに以下のディレクトリを使用してください。
注意:ディレクトリの変名および削除を行うとサービスの提供機能が正常に動作しません。変名および削除をしないでください。
分類 ディレクトリ名 説明
初期構成で 使用可能
/ FTP サービスのルートディレクトリです。/u03/K5RDS/ftp にマップされています。
├DATA_PUMP_01
│ :
├DATA_PUMP_10
DataPump 用のディレクトリです。DATA_PUMP_01~DATA_PUMP_10 ま での合計 10 個のディレクトリがあります。
├SQL_LOADER SQL*Loader で使用するロードデータ、各種ファイルの格納ディレクトリです。
├USER_DATA 利用者が任意に使用できるディレクトリです。
├SUPPORT_LOG 簡単サポート機能で採取する調査資料の格納ディレクトリです。
ストレージを 追 加 し た 場 合に使用可 能(※8)
└u11
├DATA_PUMP_01
│ :
├DATA_PUMP_10
├SQL_LOADER
└USER_DATA
ストレージを追加した場合に使用できるディレクトリです。トップのディレクトリ名は 追加ストレージのマウント・ポイント名になります。配下の各ディレクトリの利用用 途は/u03 の同名ディレクトリと同じです。
※8:追加ストレージのマウント・ポイントが/u11 の場合を例として記載しています。
FTP サービスとの接続方法を、WinSCP(バージョン 5.9.5)を例に説明します。
(1)サービス・インスタンスのパブリック IP の確認
サービス・コンソールの「インスタンス」画面でデータ授受機能を使用するサービス・インスタンス名をクリックします。
インスタンス情報から「パブリック IP」を確認します。
(2)セッション情報の設定
WinSCP を起動し、次ページの表を参考にセッション情報を入力します。
① ②
③ ④
⑤ ⑥
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項番 項目 説明
① 転送プロトコル 「FTP」を選択します。
② 暗号化 「明示的な TLS/SSL 暗号化」を選択します。
③ ホスト名 (1)で確認したサービス・インスタンスのパブリック IP を指定します。
④ ポート番号 「21」を指定します。
⑤ ユーザー名 「ftpuser」を指定します。
⑥ パスワード サービス・インスタンス作成時に指定した「管理パスワード」を指定します。
(3)MLSD コマンドの設定
K5 DB(Oracle)では MLSD コマンドをサポートしていないため、FTP の設定の「ディレクトリ一覧に MLSD コマンドを使用 する」を「オフ」にします。
(4)タイムゾーンの補正
FTP サービスのファイル更新日時のタイムゾーンは GMT(※9)です。タイムゾーンを補正する場合は、環境をクリック後「自 動認識」のチェックを外し、「タイムゾーン補正」に時差を設定します。GMT を JST に補正する場合は 9 時間を設定します。
※9:サービス・アップデート(S0081)未適用のサービス・インスタンスでは、サービス・インスタンスのタイムゾーンです。
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Copyright 2017-2019 FUJITSU LIMITED (5)接続モードの確認
接続をクリックし、パッシブモードになっていることを確認します。パッシブモードにチェックがついていない場合は、チェックをつけ てください。
(6)プロキシ情報の設定
プロキシの設定が必要な環境の場合、下表を参考にプロキシの設定を入力します。
項番 項目 説明
① プロキシ形式 ご使用の環境に合わせて選択します。
② プロキシホスト名 プロキシで使用するホスト名を指定します。
③ ポート番号 プロキシで使用するポート番号を指定します。
④ ユーザー名 プロキシで使用するユーザー名を指定します。
⑤ パスワード プロキシで使用するユーザーのパスワードを指定します。
①
② ③
④ ⑤
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Copyright 2017-2019 FUJITSU LIMITED (7)TLS の最大バージョンの確認
TLS をクリックし、最大バージョンに TLS1.2 を指定します。
(8)FTP サービスへの接続
セッション情報の画面に戻り、「ログイン」をクリックします。
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Copyright 2017-2019 FUJITSU LIMITED 初回アクセス時のみ警告が出ます。「はい」をクリックします。
以下のような画面が表示されれば、サービス・インスタンスのディレクトリへの接続は完了です。
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2.8.1.3 FTP コマンド・スクリプト
ファイルの送信、受信、削除、一覧表示をコマンド形式で扱えるようにしたサンプル・スクリプトを以下の URL から提供して います。使用許諾条件および readme ファイルの内容を確認の上、必要に応じてご利用ください。
https://k5-doc.jp-east-1.paas.cloud.global.fujitsu.com/doc/member/dbora/ftpscripts/ftp-scripts -license.html
2.8.2 DataPump の使用方法
DataPump Export/Import は、Oracle クライアントまたは API から使用します。Oracle クライアントから使用する場合は、
事前に DB_LISTENER のアクセスルールを有効にしておく必要があります。設定方法は「2.4 アクセスルールの設定」を参照くだ さい。
DataPump で使用できるディレクトリ・オブジェクトと対応する FTP サービスのディレクトリは下表の通りです。これらはサービス・
インスタンス作成時およびストレージ追加時に自動的に作成されます。
[ディレクトリ・オブジェクト]
分類 ディレクトリ・オブジェクト FTP サービスのディレクトリ サービス・インスタンス上のディレクトリ・パス 初 期 構 成 で
使用可能
DATA_PUMP_01 /DATA_PUMP_01 /u03/K5RDS/ftp/DATA_PUMP_01
: : :
DATA_PUMP_10 /DATA_PUMP_10 /u03/K5RDS/ftp/DATA_PUMP_10 ス ト レ ー ジ を
追 加 し た 場 合 に 使 用 可 能(※11)
U11_DATA_PUMP_01 /u11/DATA_PUMP_01 /u03/K5RDS/ftp/u11/DATA_PUMP_01
: : :
U11_DATA_PUMP_10 /u11/DATA_PUMP_10 /u03/K5RDS/ftp/u11/DATA_PUMP_10
※11:追加ストレージのマウント・ポイントが/u11 の場合を例として記載しています。
注意 1:Oracle データベースのバージョンが 12c で 2018 年 3 月 5 日以前に作成されたサービス・インスタンスでは、PDB において初期構成で使用可能なディレクトリ・オブジェクトは作成されません。利用者にて、SYS ユーザーで PDB に接続し、以下の SQL を初期構成で使用可能なディレクトリ・オブジェクトに対して実行してください。
[ディレクトリ・オブジェクトの作成方法]
SQL> CREATE DIRECTORY data_pump_01 AS '/u03/K5RDS/ftp/DATA_PUMP_01';
[アクセス権限の付与方法]
SQL> GRANT READ, WRITE ON DIRECTORY data_pump_01 TO PUBLIC;
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Copyright 2017-2019 FUJITSU LIMITED 注意 2:ストレージの追加および削除操作後に、操作前のポイントにリカバリを行うと、ストレージを追加した場合に使用
可能なディレクトリ・オブジェクトが消失および残存します。
ストレージ追加前のポイントにリカバリした場合は、利用者にて注意1の SQL を、ストレージを追加した場合に 使用可能なディレクトリ・オブジェクトに対して実行してください。11g の場合はデータベースに SYS ユーザーで接続 し、12c 以降の場合は CDB$ROOT と PDB の両方に SYS ユーザーで接続し実行してください。
ストレージ削除前のポイントにリカバリした場合は、利用者にて削除したストレージに対応するディレクトリ・オブジ ェクトを削除してください。削除したストレージが/u11 の場合は、U11_DATA_PUMP_01 から
U11_DATA_PUMP_10 が削除対象です。11g の場合は SYS ユーザーで接続し、12c 以降の場合は CDB$ROOT と PDB の両方に SYS ユーザーで接続し実行してください。
[ディレクトリ・オブジェクトの削除方法]
SQL> DROP DIRECTORY u11_data_pump_01;
2.8.2.1 DataPump Import の使用方法
DataPump Import は、Oracle クライアントまたは API から実行します。Oracle データベースのエディションが EE 以上 のサービス・インスタンスに対してクライアントから PARALLEL パラメータを指定し実行した場合、パラレルでの Import がで きます。API から実行する場合は、エディションを問わずパラレルでの Import ができます。ただし、API からパラレルでの Import を実行する場合は以下の要件があります。
[API でパラレル Import する場合の要件]
・使用するダンプファイルは、スキーマ(Import 実行ユーザー)単位で Export したものを使用する必要があります。
・Import 先のデータベースには、Import 実行ユーザーが存在している必要があります。
・Import 対象の表および索引は複数ある必要があります。
・Import 対象の表名に使用できる記号は、_と#です。
・パーティション表、および名前に ORA-XXXXX (XXXXX は数字 5 桁)を含む表はパラレル Import の対象外です。
・Import 実行時、制約およびトリガーは一旦無効化され、データのロード後に有効化されます。
ここでは DataPump Import を行う方法を、アーカイブ・ログ・ファイルの出力を抑止する方法とともに説明します。アーカ イブ・ログ・ファイルの出力抑止は、インポートするデータ量や/u03 の空きサイズに応じて行ってください。
アーカイブ・ログ・ファイルの出力を抑止する方法は2つあります。それぞれの使用方法を説明します。