4 章 設定コマンド
4.5 DNS オブジェクトの設定コマンド
4.5 DNS オブジェクトの設定コマンド
本装置が持つDNSクライアント機能の動作条件を管理するオブジェクトです。
本装置には最大2 つのDNSサーバを登録することができます。
set dns 【管理者】
機 能 名前解決のために参照するDNSサーバを登録します。
フォーマット set dns {1 |2 }ipaddr パ ラ メ ー タ { 1| 2}
登録するDNSサーバの識別番号1または2を指定します。
ipaddr
DNSサーバのIPアドレスを指定します。
IPアドレスはドットノーテーション形式(xxx.xxx.xxx.xxxの形式)で指定し ます。
注 意 • 本設定を行うと、シリアルポート上のアプリケーション(portd)のセッション は切断されます。
• DNSクライアントの設定を行うと、DNSサーバの状態によってはパフォーマン スが低下することがあります。各種サーバの名前をIPアドレスを指定して設定 されることを推奨いたします。
使 用 例 DNSサーバ192.168.1.100をDNSサーバ番号1で設定する場合 set dns 1 192.168.1.100
解 説 • 装置全体で設定可能なDNSサーバの数は2個です。
• サーバの識別番号1のDNSがprimaryとなります。サーバの識別番号2のDNS がsecondaryとなります。
4.5. DNSオブジェクトの設定コマンド 4章 設定コマンド
set dns localdomain 【管理者】
機 能 本装置の所属するローカルドメインを設定します。
フォーマット set dns localdomain domain name パ ラ メ ー タ domain name
本装置の所属するローカルドメイン名を指定します。
ローカルドメイン名に指定できる文字は半角の英数字と” ”(アンダーバー)、”-”
(ハイフン)、および”.”(ドット)が使用できます。ただし、文字列の最初の文 字と最後の文字は英数字でなければいけません。また、ドットの前後にはハイ フン、ドット、アンダーバーは使用できません。
ドメイン名に指定できる最大文字数は64文字です。
注 意 本設定を行うと、シリアルポート上のアプリケーション(portd)のセッションは切断 されます。
使 用 例 本装置のローカルドメイン名をexample.co.jpとする場合 set dns localdomain example.co.jp
4.5. DNSオブジェクトの設定コマンド 4章 設定コマンド
unset dns 【管理者】
機 能 登録されているDNSサーバの情報を削除します。
フォーマット unset dns { 1|2 } パ ラ メ ー タ { 1| 2}
情報を削除するDNSサーバの識別番号1または2を指定します。
注 意 本設定を行うと、シリアルポート上のアプリケーションは再起動します。シリアル ポート上のアプリケーション(portd)のセッションは切断されます。
使 用 例 識別番号1のDNSサーバを削除する場合 unset dns 1
4.5. DNSオブジェクトの設定コマンド 4章 設定コマンド
unset dns localdomain 【管理者】
機 能 本装置が所属しているローカルドメインの設定を削除します。
フォーマット unset dns localdomain パ ラ メ ー タ なし
注 意 本設定を行うと、シリアルポート上のアプリケーションは再起動します。シリアル ポート上のアプリケーション(portd)のセッションは切断されます。
使 用 例 unset dns localdomain