4 章 設定コマンド
4.1 システムオブジェクトの設定コマンド
4.1 システムオブジェクトの設定コマンド
本装置自身を示すオブジェクトで、ホスト名、IPアドレス、ネットマスクなどを設定します。
set hostname 【管理者】
機 能 本装置にホスト名を設定します。
フォーマット set hostname name パ ラ メ ー タ name
本装置に設定するホスト名を指定します。
ホスト名に指定できる文字は半角の英数字と” ”(アンダーバー)、”-”(ハイフ ン)、および”.”(ドット)が使用できます。ただし、文字列の最初の文字と最後 の文字は英数字でなければいけません。また、ドットの前後にはハイフン、ドッ ト、アンダーバーは使用できません。
ホスト名に設定できる最大文字数は64文字です。
このパラメータのスタートアップファイルに設定されている出荷時の設定は NS-2250です。
使 用 例 本装置のホスト名を”SmartCS”に設定する場合 set hostname SmartCS
4.1. システムオブジェクトの設定コマンド 4章 設定コマンド
set ipaddr 【管理者】
機 能 本装置にIPアドレスを設定します。
フォーマット set ipaddr [{eth1 |eth2 |bond1}]ipaddr/mask パ ラ メ ー タ [{ eth1|eth2 |bond1 }]
IPアドレスを設定するインターフェースを指定します。
このパラメータのデフォルトは eth1です。
ipaddr/mask
本装置のネットワークアドレスを「IPアドレス/マスク長」で指定します。
IPアドレスはドットノーテーション形式(xxx.xxx.xxx.xxxの形式)で指定し ます。
マスク長を省略した場合、クラスに対応したマスク長が設定されます。
注 意 • 本装置の工場出荷時の設定では、IPアドレスはeth1インターフェースに192.168.0.1
( eth1 192.168.0.1/24)が設定されています。
• 本装置のIPアドレスを変更すると、対応するスタティックルートは削除され ます。
• 本装置のIPアドレスを変更する場合は、コンソール端末もしくは本装置と同じ セグメントの端末から操作してください。
• ボンディング機能が有効の場合は、eth1、eth2インターフェース指定はエラー となります。ボンディング機能が無効の場合は、bond1インターフェース指定 はエラーとなります。
• SNMPv1トラップのagent-addressフィールドやRADIUSのNAS-IP-address アトリビュートに用いられる本装置のIPアドレスには、ボンディング機能が有 効の場合はbond1 インターフェースに設定されているアドレスが、ボンディン グ機能が無効の場合はeth1インターフェースに設定されているアドレスが、そ れぞれ優先的に設定されます。
使 用 例 本装置のeth1のIPアドレスを192.168.1.1、マスク長を24に設定する場合 set ipaddr eth1 192.168.1.1/24
4.1. システムオブジェクトの設定コマンド 4章 設定コマンド
unset ipaddr 【管理者】
機 能 本装置のIPアドレスを削除します。
フォーマット unset ipaddr { eth1|eth2 |bond1 } パ ラ メ ー タ { eth1| eth2| bond1 }
IPアドレスを削除するインターフェースを指定します。
注 意 • 本装置のIPアドレスを削除すると、対応するスタティックルートは削除され ます。
• 本装置のIPアドレスを削除する場合は、コンソール端末から操作してください。
• ボンディング機能が有効の場合は、eth1、eth2インターフェース指定はエラー となります。ボンディング機能が無効の場合は、bond1インターフェース指定 はエラーとなります。
• SNMPv1トラップのagent-addressフィールドやRADIUSのNAS-IP-address アトリビュートに用いられる本装置のIPアドレスには、ボンディング機能が有 効の場合はbond1 インターフェースに設定されているアドレスが、ボンディン グ機能が無効の場合はeth1インターフェースに設定されているアドレスが、そ れぞれ優先的に設定されます。
使 用 例 本装置のeth1のIPアドレスを削除する場合 unset ipaddr eth1
4.1. システムオブジェクトの設定コマンド 4章 設定コマンド
set tcpkeepalive 【管理者】
機 能 本装置のTCPのKeepAlive時間を設定します。
フォーマット set tcpkeepalive time パ ラ メ ー タ time
本装置のTCPのKeepAlive時間(TCP接続がアイドル状態になってから、監 視セグメントを送信するまでの時間)を秒単位で60〜7200の範囲で指定します。
このパラメータのデフォルトは、180秒です。
注 意 監視セグメントに対して応答がない場合、以降5秒間隔で監視セグメントを送信しま す。6回連続して応答がない場合、コネクションをリセットし解放します。
使 用 例 本装置のTCPのKeepAlive時間を10分に設定する場合 set tcpkeepalive 600
解 説 この値の変更は次のセッションから有効となります。