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ログ・ファイルの指定

サーバー・ログの構成と使用 6-7 ややビジーなサーバー上では、既存のログを移動または削除して、ログ・ファイルを定期的 に切り替えることが重要です。この場合、新規ログ・ファイルがオープンされるように、ロ グ・ファイルを移動または削除した後にサーバーを再起動する必要があります。

アクセス・ログ アクセス・ログ アクセス・ログ アクセス・ログ

サーバーのアクセス・ログには、サーバーによって処理されたすべてのリクエストが記録さ れます。アクセス・ログの位置と内容は、CustomLogディレクティブで制御します。

LogFormatディレクティブを使用すると、ログの内容を簡単に選択できます。

ログ・ファイルの指定

PID ファイル ファイル ファイル ファイル

サーバーを起動すると、親httpdプロセスのプロセスIDがPIDファイルに記録されます。

このファイルは、デフォルトでは次の場所にあります。

UNIXの場合: ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/httpd.pid

Windowsの場合: ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥logs¥httpd.pid

このファイル名は、PidFileディレクティブを使用して変更できます。管理者は、プロセ スIDをデーモンの再起動と終了に使用します。プロセスが異常終了(または中断)した場

合は、子httpdプロセスを中断する必要があります。

パイプされたログ パイプされたログ パイプされたログ パイプされたログ

Oracle HTTP Serverには、エラー・ログとアクセス・ログをファイルに直接書き込むのでは

なく、別のプロセスへのパイプを介してファイルに書き込む機能が用意されています。これ によりロギングの柔軟性が高まるため、メイン・サーバーにコードを追加する必要はありま せん。ログをパイプに書き込むには、ファイル名を縦線「|」で置き換え、続けて標準入力 でログ入力を受け入れる実行可能ファイルの名前を指定します。Oracle HTTP Serverはサー バーの起動時にパイプされたログ・プロセスを開始し、サーバーの実行中にクラッシュする と再開します。

パイプされたログ・プロセスは親Oracle HTTP Server httpdプロセスにより作成され、その プロセスのユーザーIDを継承します。つまり、通常、パイプされたログ・プログラムは rootで実行されるため、プログラムを単純かつ安全な状態に保つ必要があります。

リライト・ログ リライト・ログ リライト・ログ リライト・ログ

リライト・ログは、mod_rewriteを使用する場合のデバッグに必要です。このログ・ファ イルでは、リライト・エンジンによるリクエストの変換方法の詳細分析が生成されます。詳 細レベルは、RewriteLogLevelディレクティブを使用して制御します。

スクリプト・ログ スクリプト・ログ スクリプト・ログ スクリプト・ログ

関連項目関連項目関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「Pid File」

関連項目関連項目関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「Piped Log」

関連項目 関連項目関連項目

関連項目: Apache Serverマニュアルの「Rewrite Log」

ログ・ファイルの指定

サーバー・ログの構成と使用 6-9

SSL ログ ログ ログ ログ

Oracle HTTP ServerをSSLモードで起動すると、ssl_engine_logおよびssl_

request_logが次の場所に作成されます。

UNIXの場合: ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs

Windowsの場合: ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥logs

ssl_engine_logではSSLとプロトコルの問題が追跡され、ssl_request_logではユー ザー・アクティビティが記録されます。出力の制御にはSSLLogFileディレクティブを使 用します。

送信ログ 送信ログ 送信ログ 送信ログ

送信ログでは、サイトへのアクセス・ログが格納されているファイルが指定されます。送信 ログをconfファイルに明示的に含めないと、ログは生成されません。通常、サーバーで は、各リクエストが送信ファイルに記録されます。このファイルは、デフォルトで次の場所 にあります。

UNIXの場合: ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/access_log

Windowsの場合: ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥logs¥access_log

ファイル名は、CustomLogディレクティブを使用して設定できます。

関連項目 関連項目関連項目

関連項目: 10-10ページ「SSLの有効化」

ログ・ファイルの指定

Application Server Controlコンソール の管理 7-1

7

Application Server Control コンソール コンソール コンソール コンソール の の の の 管理 管理 管理 管理

この章では、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールを使用し

てOracle HTTP Serverを管理する方法を説明します。

内容は、次のとおりです。

概要

Application Server Controlコンソールのアクセス

Oracle HTTP Serverホームページへのアクセス

Oracle HTTP Serverの管理

該当する場合は、Apache Software Foundationのマニュアルを参照しています。

概要

概要 概要 概要 概要

Oracle HTTP Serverは2通りの方法で管理できます。Oracle Enterprise Manager 10gを使用

する方法、またはopmnctlやdcmctlなどのコマンドライン・ユーティリティを使用する 方法です。次の項では、Oracle Enterprise Manager 10gを使用したOracle HTTP Serverの管 理について説明します。

Oracle Enterprise Manager 10gでは、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server

Controlコンソールを使用してWebブラウザからOracle HTTP Serverを管理できます。

Application Server ControlコンソールはOracle Application Serverの各インスタンスととも

にインストールされ、Oracle Application Serverの単一インスタンスを管理およびモニター できます。次の項で説明するように、Oracle HTTP ServerはApplication Server Controlコ ンソールからアクセスして管理できます。

Application Server Control コンソールのアクセス コンソールのアクセス コンソールのアクセス コンソールのアクセス

インストール後、Application Server Controlコンソールには、setupinfo.txtファイルで 指定されているURLからアクセスできます。このファイルは、UNIXの場合は

ORACLE_HOME/Apache/Apache、Windowsの場合はORACLE_HOME¥Apache¥Apacheに あります。

setupinfo.txtには、Oracle Application Serverの「ようこそ」ページのURLも含まれて

います。Application Server Controlコンソールにアクセスするには、Oracle Application

Serverの「ようこそ」ページの「Oracle Enterprise Manager 10gにログイン」リンクをク

リックします。ユーザー名(ias_admin)と、インストール・プロセス中に指定したパス ワードを入力し、Application Server Controlコンソールにアクセスします。

関連項目 関連項目関連項目 関連項目:

opmnctlおよびdcmctlを使用した管理の詳細は、1-8ページの

「Oracle Application Serverコマンドライン・ツール」を参照してくだ さい。

Oracle Enterprise Manager 10gおよびApplication Server Controlコン ソールの詳細は、『Oracle Enterprise Manager概要』を参照してくだ さい。

注意 注意注意

注意: インストール中、Oracle Universal Installerの「インストールの終 了」画面にも、Application Server ControlコンソールおよびOracle

Oracle HTTP Serverホームページへのアクセス

Application Server Controlコンソール の管理 7-3

Oracle HTTP Server ホームページへのアクセス ホームページへのアクセス ホームページへのアクセス ホームページへのアクセス

Oracle HTTP Serverホームページを使用して、サーバーのステータスとパフォーマンスのモ

ニター、サーバーの起動と停止、仮想ホストの作成、構成ファイルの変更、ログ・プロパ ティの変更、クライアント・リクエストの管理およびリスナー用ポートの指定などのタスク を実行できます。

Oracle HTTP Serverホームページにアクセスするには、Application Server Controlコンソー

ル上の表「システム・コンポーネント」の「名前」列にある「HTTP Server」リンクをク リックします。

図7-1に、Oracle HTTP Serverホームページを示します。

図 図図

図 7-1 Oracle HTTP Serverホームページホームページホームページホームページ

Oracle HTTP Serverの管理

Oracle HTTP Server の管理 の管理 の管理 の管理

Oracle HTTP Serverホームページは、「ホーム」、「仮想ホスト」および「管理」の3つのセ

クションに分かれており、次のタスクを実行できます。

基本的な管理の実行

仮想ホストの管理

Oracle HTTP Serverの管理

基本的な管理の実行 基本的な管理の実行 基本的な管理の実行 基本的な管理の実行

Oracle HTTP Serverホームページの「ホーム」タブでは、次に示す基本的な管理タスクを実

行できます。

Oracle HTTP Serverの起動、再起動および停止

デフォルト・サーバー構成の管理

ステータスのモニター

レスポンスとロードのモニター

パフォーマンスのモニター

Oracle HTTP Server の起動、再起動および停止 の起動、再起動および停止 の起動、再起動および停止 の起動、再起動および停止

Oracle HTTP Serverホームページの「ホーム」タブでサーバーを起動、再起動または停止で

きます。そのためには、「一般」セクションの該当するボタンをクリックします。このセク ションにはサーバーのステータスおよび起動時刻も表示されます。

デフォルト・サーバー構成の管理 デフォルト・サーバー構成の管理 デフォルト・サーバー構成の管理 デフォルト・サーバー構成の管理

Oracle HTTP Serverホームページの「ホーム」タブの「デフォルト・サーバー構成」セク

ションで、サーバーの名前、ドキュメント・ルートのパスおよび最後に変更された時刻を確 認できます。

注意注意注意

注意: ブラウザ・ページに示されている機能に関する詳細を表示するに は、そのページの「ヘルプヘルプヘルプヘルプ」をクリックしてください。

Oracle HTTP Serverの管理

Application Server Controlコンソール の管理 7-5

ステータスのモニター ステータスのモニター ステータスのモニター ステータスのモニター

Oracle HTTP Serverホームページの「ホーム」タブの「ステータス」セクションでは、ヒー

プ使用量、CPU使用率、メモリー使用量、エラー率、アクティブな接続数および接続が オープンしている時間をモニターできます。

レスポンスとロードのモニター レスポンスとロードのモニター レスポンスとロードのモニター レスポンスとロードのモニター

Oracle HTTP Serverホームページの「ホーム」タブの「レスポンスおよびロード」セクショ

ンでは、アクティブなリクエストの数、リクエスト・スループットの時間、リクエストの処 理時間、データ・スループットおよび処理されたデータをモニターできます。

パフォーマンスのモニター パフォーマンスのモニター パフォーマンスのモニター パフォーマンスのモニター

一般的なサーバー・ステータスとレスポンスおよびロード情報は、Oracle HTTP Serverホー ムページの「ホーム」タブに表示されます。

「ステータス・メトリック」

「ステータス・メトリック」「ステータス・メトリック」

「ステータス・メトリック」 「ステータス」セクションには、ヒープ使用量、CPU使用率、メ モリー使用量、エラー率、アクティブな接続数、接続がオープンしている時間などの情報が 表示されます。

「パフォーマンス」セクションの「ステータス・メトリック」をクリックすると、詳細なス テータスが表示されます。

「レスポンスおよびロード・メトリック」

「レスポンスおよびロード・メトリック」「レスポンスおよびロード・メトリック」

「レスポンスおよびロード・メトリック」 「レスポンスおよびロード」セクションには、アク ティブなリクエストの数、送信されたリクエスト数、サーバーでユーザー・リクエストのレ スポンスにかかった時間などの情報が表示されます。また、リクエストで処理されたバイト 数も表示されます。

「パフォーマンス」セクションの「レスポンスおよびロード・メトリック」をクリックする と、レスポンスとロードの詳細情報が表示されます。

「モジュール・メトリック」

「モジュール・メトリック」「モジュール・メトリック」

「モジュール・メトリック」 「パフォーマンス」セクションの「モジュール・メトリック」を クリックすると、「モジュール・メトリック」セクションに使用中のモジュールのステータ スが表示されます。アクティブなリクエストの数、起動以降に処理されたリクエストの数、

現在処理中のリクエスト・スループットの数、現在のリクエストの処理時間などが表示され ます。

エラー・ログ エラー・ログエラー・ログ

エラー・ログ 「パフォーマンス」セクションの「エラー・ログ」をクリックすると、httpd エラー・ログの最新の2000行が表示されます。

ドキュメント内 Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10g(9.0.4) (ページ 67-94)